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ガンタ・パイレーツ編

138話 ガンタ・パンレーツEP4

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「今朝、校舎の入り口にある宝石が盗まれましたのアナタではなくて?」
「えーと」
「ちげぇよ!!ユメカはずっとパレットの看病してたんだから!!」
「あらそうなのかしら?てっきり貧乏だから手癖が悪いと思ってましたわ~」


EP4 終
乙女ゲームでシナリオ4行で終わったらクレーム入れていいと思う
だけど今以上の出来事が起こるきがしない


「災難だったなユメカ」
「いえ……」
「パレットってほんとにいい奴だよな……俺が国でしでかした事見てたのにまだ友達でいてくれるどころかかばってくれてさ?」
「そうですね」
「家庭の事情でユメカの事を嫁に出来ないって一体どういう事だろうな?」
「許嫁がいるのでは?」
「あっ!?そうだよな!!……もしかしてクルリーナって許嫁だったりする?」
「そういえば詳しくは聞いて無かったかも」



普通に授業が終わって帰り道も特に大きな事も無く
本来であればログであるしこのようなシーンはスキップである
会話が無い訳でもなく


「お互い家族では苦労してきたけど……お前の方が苦労してそうだな」
「ガンタ様も相当ご家族の方で苦労してきたように見えますが?」
「兄貴が王様ぜったいやってやる!みたいにしてくる方が楽だったろうな……」


学園に戻って昼食をとっている時の話である


「パレット!」
「もう動いていいとリンから言われてな」
「元気になって良かった」
「具合が悪くなるようでしたらすぐに言って下さいね」

一緒に昼ご飯を食べていると

「そういえばパレットに許嫁っているのか?」
「え」
「……いや、家庭の事情でくっつけないってそういう事だろ?」
「候補はいるが少なくとも自分で選ぶことは出来ない」
「そっかフタギロの王室って親には絶対さからえないんだっけ?」
「……ああ」
「親戚とかに可愛い子がいるとか?」
「しいていうならクルリーナはイトコにあたる」
「そうなの!?」
「本来は彼女……の予定だったのだが(小声」
「あー」

クルリーナはリンと一緒にいる
我が儘なクルリーナにやれやれと付き合ってあげているリン
どうみてもカップル

「見れば分かるだろう?」
「分かる、あれには勝てねぇよ」
「かつ気もないがな」
「でもいくら何でも聖女だったら親も文句なくね?」
「他に候補になっている貴族の聖女がいるのにか?」
「なんかごめん」

そういえば他の聖女について詳しくないな

「……正直他の聖女よりはクルリーナの方がまだいいとずっと思っていた(小声」
「何で!?」
「他の聖女は父が媚を売るようにとさんざん言って来てな」
「好きでもない奴に近づかないといかないとはキツイよなぁ」


好きでもないけど近づかなきゃならないヒロインは遠くを見ながらポテトサラダの5杯目を食べていた。
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