不吉と罵られた私が聖女だと学園で分かりましたが元の世界に帰りたい

ガンタ・パイレーツ編

137話 ガンタ・パンレーツEP3B

先生が現場に向かって数分後
馬の足音が聞こえて来た


「これってまさか！？」
「ユメカは下がっていた方がいい」
「はい！」


やがて馬が6匹と降りて来た【12人】の男たちに囲まれてしまった


「……多い」
「うっそだろおい！？」
「ふー」


――――――――――――――――――――――――――――――

「え？」
「……倒せたな（汗」
「そうだね（汗」
「何も見えなかったぞ！？」

時を止める能力は最強である
だが乙女ゲームにはかならずあるのだ
うっかりPOSE画面にしてしまった

状況確認をパレットとしようとしてパレットがその中で俊足で動いた結果である


「パレット様の件さばきが早すぎて私にも見えなかったですよ（嘘」
「あの時も思ったが……パレットは強いな」
「い、いやまぁ」

シナリオ大丈夫だろうか

「まだ煙あがってんな……先生のほうは」
「！？」
「どうし……うわっ！？」

パレットがガンタを突き飛ばした
どこからか飛んできた矢がパレットの肩に突き刺さる
地面に倒れる二人

「きゃああああッ――――！！！」
「パレット！？」
「……う」

パレットが傷が深く無いにも関わらず血を吐いた
このままでは危ない

「毒矢！？」
「……は、ぐ」
「ええと」

先生が走ってきた

「パレットさん、我慢して下さいね」

毒矢を引き抜き

「うぐ！？」
「今です！！」
「サーカイフ！！」

傷を治した

「お、俺はどうしたら……学園に運ぶの手伝って下さい」

――――――――――――――――――――――――――――――――

学園に付いた
医務室ではなく部屋へ運ぶ途中でリンにであった
誰かが傷ついているかもしれない事は最初から分かっていた構え方で

救急箱を持って【偶然】入り口にいた

「パレット！？」
「リン、お前たしかナカンの王子だよな……毒で血ぃ吐いた奴ってどうしたらいい！？」
「毒を飲まされたって事！？」
「そうじゃなくて矢がささったあと血を吐いて！！」
「僕の部屋に運んで」
「へ？」
「いいから運ぶ！！」
「わ、分かった！！」


リンの部屋に運ばれて治療が始まった

「……」
「お医者様を呼んだ方が」
「それより君の部屋から布！！あとお湯沸かして来て！！」

苦しそうにうめくだけのパレット
意識があるのが分かるだけに辛い
POSEする事も考えたがそれでは長く苦しめるだけになりそうで

「……これって世界に必要な事？」
「多分本当はガンタ様が受ける矢だったと思います」
「ふぅん？」
「そしてパレット様が助からないと世界が崩壊」

ビリッ

「口からは入れられないな、よいしょっと」
「！？」

ヒロインの目の前で座薬いれられたメイン攻略キャラはたぶんパレットぐらいだろう