49 / 284
リン・ゴールド編
48話 リン・ゴールド『COMMONEP』体育祭A
しおりを挟む
「「「また飛んだ」飛びましたの?」飛んだのか!」
ユメカを見れば、スウィッチは持っていない様子
『それでは、体育祭を開始します』
運動会らしく生徒も教師も皆で校庭に集まっておりカラフルな旗が垂れ下がっている
ブルーシートならぬ『布シート』にクラスメイトが皆で座っている
私は何故ジャージのような服ではなく普段着なのだろうか?
「王族クラスが出来る事はめずらしいですからね、皆さん本気で来ますよ?」
ドウガン先生が鉢巻きをまいている
小学校の運動会にしか見えないのだが、彼が担任である
見た目は子供でも彼が『強者』なのはよく知っている
教師まで参加するかは謎だが
『第一種目は魔法の的あて!』
体育祭とは?
「頑張ってね」
「……」
「ちょっと?人が応援してやってるんだから、無様な結果ださないでよ?」
「お前が素直にクラスメイトを応援とか珍しいな?」
「僕様が誰を応援しようがいいだろ、別に」
「何があったか知らないけど頑張れよパレット」
私がこの競技出るのか!?
『ルールは簡単、たくさん在ります〇が書かれた板を制限時間内に何枚うちぬけるかです!』
アナウンスしてくれている生徒ありがとう!!
大きく地面に板があって『STERT』と書かれている
どうやら私がトップバッターらしい
「ここに立てばいいのか?」
『はい、では……制限時間は3分間!』
手を抜く意味も無いな
パレットは負けず嫌いな所を考えれば本気でやればいいだけだ
『なろう系』の主人公みたいだな僕
「ふー、よし……いつでも大丈夫だ」
『位置について、用意ドン!』
パンッ!!
「カエン」
――――――――――――――――――――――――――
タイムリミットが来た
『なんと……パレット様はすべて撃ちぬいたぁ!!これは抜けない!!』
嫌な予感がする、パレットは負けるのは確かに嫌いだが計画の為に目立つのは避けている
つまり本来のシナリオでここ私は実は負ける展開だったのでは?
喜ぶべき状態で変な表情していても駄目か?
「……と、当然だな」
「思ったより活躍したじゃないか」
「次は俺だな」
ガンタ・パイレーツが競技へと足を運ぶ
運動が出来る方なのだろうか、という疑問はすぐに分かった
種目はリレーだったし3位なのだが、他の選手がかなり足が早く
「俺は遅い方じゃねぇのに!!」
「どんまい?」
「えーと、ガンタ様かっこよかったですよ」
「ありがとうな?でもリンが凄い顔でこっち見てるから止めてくれ」
嫉妬で変顔している
「その……ガンタの足は本当に早いように思った」
「お前本当にいい奴だよなぁ!」
「別に、思った事を言っただけだ」
ユメカを見れば、スウィッチは持っていない様子
『それでは、体育祭を開始します』
運動会らしく生徒も教師も皆で校庭に集まっておりカラフルな旗が垂れ下がっている
ブルーシートならぬ『布シート』にクラスメイトが皆で座っている
私は何故ジャージのような服ではなく普段着なのだろうか?
「王族クラスが出来る事はめずらしいですからね、皆さん本気で来ますよ?」
ドウガン先生が鉢巻きをまいている
小学校の運動会にしか見えないのだが、彼が担任である
見た目は子供でも彼が『強者』なのはよく知っている
教師まで参加するかは謎だが
『第一種目は魔法の的あて!』
体育祭とは?
「頑張ってね」
「……」
「ちょっと?人が応援してやってるんだから、無様な結果ださないでよ?」
「お前が素直にクラスメイトを応援とか珍しいな?」
「僕様が誰を応援しようがいいだろ、別に」
「何があったか知らないけど頑張れよパレット」
私がこの競技出るのか!?
『ルールは簡単、たくさん在ります〇が書かれた板を制限時間内に何枚うちぬけるかです!』
アナウンスしてくれている生徒ありがとう!!
大きく地面に板があって『STERT』と書かれている
どうやら私がトップバッターらしい
「ここに立てばいいのか?」
『はい、では……制限時間は3分間!』
手を抜く意味も無いな
パレットは負けず嫌いな所を考えれば本気でやればいいだけだ
『なろう系』の主人公みたいだな僕
「ふー、よし……いつでも大丈夫だ」
『位置について、用意ドン!』
パンッ!!
「カエン」
――――――――――――――――――――――――――
タイムリミットが来た
『なんと……パレット様はすべて撃ちぬいたぁ!!これは抜けない!!』
嫌な予感がする、パレットは負けるのは確かに嫌いだが計画の為に目立つのは避けている
つまり本来のシナリオでここ私は実は負ける展開だったのでは?
喜ぶべき状態で変な表情していても駄目か?
「……と、当然だな」
「思ったより活躍したじゃないか」
「次は俺だな」
ガンタ・パイレーツが競技へと足を運ぶ
運動が出来る方なのだろうか、という疑問はすぐに分かった
種目はリレーだったし3位なのだが、他の選手がかなり足が早く
「俺は遅い方じゃねぇのに!!」
「どんまい?」
「えーと、ガンタ様かっこよかったですよ」
「ありがとうな?でもリンが凄い顔でこっち見てるから止めてくれ」
嫉妬で変顔している
「その……ガンタの足は本当に早いように思った」
「お前本当にいい奴だよなぁ!」
「別に、思った事を言っただけだ」
0
お気に入りに追加
101
あなたにおすすめの小説
【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~
イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」
どごおおおぉっ!!
5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略)
ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。
…だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。
それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。
泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ…
旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは?
更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!?
ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか?
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語!
※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください…
※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください…
※小説家になろう様でも掲載しております
※イラストは湶リク様に描いていただきました
聖女のわたしを隣国に売っておいて、いまさら「母国が滅んでもよいのか」と言われましても。
ふまさ
恋愛
「──わかった、これまでのことは謝罪しよう。とりあえず、国に帰ってきてくれ。次の聖女は急ぎ見つけることを約束する。それまでは我慢してくれないか。でないと国が滅びる。お前もそれは嫌だろ?」
出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。
だがアーリンは考える間もなく、
「──お断りします」
と、きっぱりと告げたのだった。
【完結】子供が出来たから出て行けと言われましたが出ていくのは貴方の方です。
珊瑚
恋愛
夫であるクリス・バートリー伯爵から突如、浮気相手に子供が出来たから離婚すると言われたシェイラ。一週間の猶予の後に追い出されることになったのだが……
逆行令嬢は聖女を辞退します
仲室日月奈
恋愛
――ああ、神様。もしも生まれ変わるなら、人並みの幸せを。
死ぬ間際に転生後の望みを心の中でつぶやき、倒れた後。目を開けると、三年前の自室にいました。しかも、今日は神殿から一行がやってきて「聖女としてお出迎え」する日ですって?
聖女なんてお断りです!
悪役令嬢に転生したら手遅れだったけど悪くない
おこめ
恋愛
アイリーン・バルケスは断罪の場で記憶を取り戻した。
どうせならもっと早く思い出せたら良かったのに!
あれ、でも意外と悪くないかも!
断罪され婚約破棄された令嬢のその後の日常。
※うりぼう名義の「悪役令嬢婚約破棄諸々」に掲載していたものと同じものです。
小説主人公の悪役令嬢の姉に転生しました
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
第一王子と妹が並んでいる姿を見て前世を思い出したリリーナ。
ここは小説の世界だ。
乙女ゲームの悪役令嬢が主役で、悪役にならず幸せを掴む、そんな内容の話で私はその主人公の姉。しかもゲーム内で妹が悪役令嬢になってしまう原因の1つが姉である私だったはず。
とはいえ私は所謂モブ。
この世界のルールから逸脱しないように無難に生きていこうと決意するも、なぜか第一王子に執着されている。
そういえば、元々姉の婚約者を奪っていたとか設定されていたような…?
転生したらただの女子生徒Aでしたが、何故か攻略対象の王子様から溺愛されています
平山和人
恋愛
平凡なOLの私はある日、事故にあって死んでしまいました。目が覚めるとそこは知らない天井、どうやら私は転生したみたいです。
生前そういう小説を読みまくっていたので、悪役令嬢に転生したと思いましたが、実際はストーリーに関わらないただの女子生徒Aでした。
絶望した私は地味に生きることを決意しましたが、なぜか攻略対象の王子様や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛される羽目に。
しかも、私が聖女であることも判明し、国を揺るがす一大事に。果たして、私はモブらしく地味に生きていけるのでしょうか!?
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる