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リン・ゴールド編

48話 リン・ゴールド『COMMONEP』体育祭A

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「「「また飛んだ」飛びましたの?」飛んだのか!」

ユメカを見れば、スウィッチは持っていない様子


『それでは、体育祭を開始します』

運動会らしく生徒も教師も皆で校庭に集まっておりカラフルな旗が垂れ下がっている
ブルーシートならぬ『布シート』にクラスメイトが皆で座っている
私は何故ジャージのような服ではなく普段着なのだろうか?

「王族クラスが出来る事はめずらしいですからね、皆さん本気で来ますよ?」

ドウガン先生が鉢巻きをまいている
小学校の運動会にしか見えないのだが、彼が担任である
見た目は子供でも彼が『強者』なのはよく知っている

教師まで参加するかは謎だが

『第一種目は魔法の的あて!』

体育祭とは?

「頑張ってね」
「……」
「ちょっと?人が応援してやってるんだから、無様な結果ださないでよ?」
「お前が素直にクラスメイトを応援とか珍しいな?」
「僕様が誰を応援しようがいいだろ、別に」
「何があったか知らないけど頑張れよパレット」


私がこの競技出るのか!?



『ルールは簡単、たくさん在ります〇が書かれた板を制限時間内に何枚うちぬけるかです!』

アナウンスしてくれている生徒ありがとう!!
大きく地面に板があって『STERT』と書かれている
どうやら私がトップバッターらしい

「ここに立てばいいのか?」
『はい、では……制限時間は3分間!』

手を抜く意味も無いな
パレットは負けず嫌いな所を考えれば本気でやればいいだけだ
『なろう系』の主人公みたいだな僕

「ふー、よし……いつでも大丈夫だ」
『位置について、用意ドン!』

パンッ!!

「カエン」



――――――――――――――――――――――――――

タイムリミットが来た

『なんと……パレット様はすべて撃ちぬいたぁ!!これは抜けない!!』

嫌な予感がする、パレットは負けるのは確かに嫌いだが計画の為に目立つのは避けている
つまり本来のシナリオでここ私は実は負ける展開だったのでは?
喜ぶべき状態で変な表情していても駄目か?



「……と、当然だな」
「思ったより活躍したじゃないか」
「次は俺だな」

ガンタ・パイレーツが競技へと足を運ぶ
運動が出来る方なのだろうか、という疑問はすぐに分かった
種目はリレーだったし3位なのだが、他の選手がかなり足が早く

「俺は遅い方じゃねぇのに!!」
「どんまい?」
「えーと、ガンタ様かっこよかったですよ」
「ありがとうな?でもリンが凄い顔でこっち見てるから止めてくれ」

嫉妬で変顔している

「その……ガンタの足は本当に早いように思った」
「お前本当にいい奴だよなぁ!」
「別に、思った事を言っただけだ」







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