ヒーローの選択【読み手の選択によって結末が変わります】

宝者来価

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パートナー選択

【パートナー選択】ブルー×ホワイト

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大人に成った彼らは別々の進路に進みました。


「人気デザイナーとコラボ……気が重い」


プライドが高い女性は苦手なブルー
彼はゲーム会社でプログラマーをしていました。
人間関係が苦手でも技術があれば仕事は出来るからです。


「おはようございます……え!?」
「ブルーちゃん!?」

会社で抱きつかれると思わなかったかれは大慌て

「ひ、久しぶり……何でここに?」
「ホワイトちゃんデザイナーのお仕事で来たの」
「マジか」
「ブルーちゃんと出来るの子供の頃みたいですごく楽しそう!」
「……うん、俺もすごい楽しみになってきた!」

こうしてゲームプロジェクトは開始されました。


「まずキャラクターのターゲット層はどこだ?」
「小学生・あとは女の人とか」
「なら難易度を低めにするのがいいだろうな」
「そうなの?」
「難しすぎて景品であるキャラクターが手に入れられないのは本末転倒だ」
「……ブルーちゃんがいうならそうなんだと思う」
「素直に聞いてくれるのすごい助かる」
「いいもの一緒に作りたいから」


こうして出来上がったゲームは大ヒットした。
顔だしが苦手な彼だがあまりに売れTVに出演
結婚するのでしばらく忙しく続編は待ってくれとの事


「ホワイトって呼び方で本当にいいのか?」
「ブルーちゃんだからそれがいいな」
「お、おう」

もうバラバラになった彼らに結婚式の招待しようと
まずはレッドの家に行きました
でも彼はお医者さんになった後
何人もの患者を殺して捕まってしまったそうです。


「そんな!!」
「レッドがそんな事する訳が……」
「刑務所に、会いにいってみよう」


こうして出会ったレッドはやせ細ってミイラのようでした。


「あぁ、みんな失敗したと思っていたのに」
「レッド?お前……一体何が?」
「ブルーそっくりだ、やっと出来たんだ、完成したんだ」
「完成?」
「姿が似てるだけだ、また、また失敗なんだ……うぉ、あ、あぁ」

二人はもう充分な言葉が話せないレッドに別れをつげ
他のメンバーの事が心配になりました
ピンクの家を訪ねると彼は入院しているといいます

ストレスで薬を沢山飲みすぎて植物状態でした。

「イエローちゃん……そうだ最後に貰った年賀状に引っ越し先が書いてあった気がする!!」
「行くだけいってみようか」

こうしてイエローの家を訪ねると
そこにはやつれた姿の彼女がいました。
最初は気づかない程に変化していたのです。

「どなた……?」
「イエローちゃん」
「ほ、ホワイト!?」
「よぉ久しぶり」
「ブルーあんたまでどうして」
「俺達で結婚するから結婚式の招待状を渡そうかと」
「……そ、うなんだ」
「訪ねたの不味かったか?」
「ううんすごく嬉しい!結婚式は何時?」
「1週間後」
「シフトあける!アタシのぶんまで幸せになってね!」
「え?」
「……高校の時に付き合ってた人と離婚して、色々あったの」



結婚式が行われた1週間後に届いたのはイエローが車にひかれたとの知らせ
身体が弱っていて耐えられず死んでしまいました
ブルーはホワイトの手を強く握ります


「俺だけはホワイトのヒーローでいるから」
「ヒーローじゃなくてもいいよ」
「え」
「ホワイトちゃんの傍にずっといてね」


二人はとても仲の良い夫婦として末永くくらしました。


【END:二人だけの幸せ】
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