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地球を快楽で侵略した宇宙人 カイタ編
16話 子供(NH)
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僕はブルーマン、エクス星人です
『ついにこの日が……!!』
男のエクス星人が3人産まれた、もう随分前だが
ようやく1mほどに大きくなって会えるほど成長した
『こ、こんにちは』
『お喋りできて偉いでちゅねー!!♡♡♡』
「赤ん坊なの?」
『まだ3か月ですからね人で言うと3歳になったくらいでしょうか?』
「……俺はカイタ、よろしく」
握手しようとしたので止めた
『駄目ですっ!!』
「え?」
『まだ力の調整が上手く無いので手を折ってしまうかも……』
「そういやお前らパワーけた違いか、ごめんね坊や」
『坊やー?』
「……坊やお名前は?」
カイタ先輩のこういうデレデレな顔はじめて見た
ものすごく可愛いがっているのが分かる
子供が好きなようだ
『ネイビー・マンだよ』
「ネイビー・マン?ブルーマンに似てるな」
『青男と紺色の男ですからね』
『……ネイこれからテストなの』
「テスト!?」
『成績悪かったら廃棄だからきんちょするー』
先輩のこういう顔はじめて見たパート2
人間はエラーを潰すのを嫌がる
自分も今ではデリートを選ぶのは結論が早いかと思っている
「……成績が悪かったら俺の家に来い」
『来い?』
「妻が認めてくれるかはわかんねぇけど養子にすっから」
何か心にモヤモヤしたものがあった
……羨ましい、自分がそうだったらと
子供に嫉妬なんてエクス星人の自分がするとは思ってもみなかった
――――――――――――――――――――――――――――――――
数日後
『テストに合格しました』
「おめでとう!!」
『おめでとうございます!!』
「合格するとどうなるの?」
『簡単に言えば人を犯せる、というか触れるが正しいですかね?』
「いいんだ!?」
『それからさっきの……廃棄の話なんですが、上に掛け合って人間の住む地域では最低でもラインをかなり引き上げるように申請しておきました』
「さすがブルーマン仕事が早い」
『ニホンジンほどではありませんよ?ニホンジンは仕事が早すぎるので』
「日本で処置が受けられないほど心がイってる奴なんて社畜あがりばっかりだからな……」
『シャチク?』
「それは覚えなくていいぞ~、とにかく合格おめでとう!!欲しいものおじさん買っちゃう」
『エクス星人に欲しいもの聞くのカイタ先輩ぐらいです』
『わたあめー!!』
えっ
「え、わたあめ?砂糖の塊だし食べれはするんだろうけど……何故わたあめ?」
『パパが美味しいって言ってた』
さては父親(苗床)ニホンジンだな
「パパとはよく会うのか?」
『会うー』
というかアレだろうなぁ
「どこだネイ!!返事しろ!!」
大声で探している、人って非効率だ
『おーいそこの地球人さーん、ネイビーマン君はここですよー!!』
「良かった見つかった!!」
『パパ?』
「ほんとーに焦ったんだからな……エクス星人って家族の事なんだと思ってるんだ!?処分とか聞いて本当に焦ったぞ」
父親の顔も知らないな僕は
「……いい父ちゃんいるじゃないか、出る幕ないな」
『帰りましょうか』
「え」
『何かありました?』
「俺、端末でエクス星人の幸福度が分かるようにしてもらったんだけどさ?」
『へぇ』
「何か嫌な事でもあったの?」
彼の端末には低い数値が
『……愛されてみたいと思っただけですよ』
彼は悲し気な顔をした
「俺はお前の事、好きだぜ?」
『え!?浮気ですか!?』
「いや……子供的な意味でさ家族にしたいなぁって」
顔が熱くぶんぶんと触手を振った
『ななな、何を!?』
「エクス星人って家族に関する事にマジで弱いのな」
『ついにこの日が……!!』
男のエクス星人が3人産まれた、もう随分前だが
ようやく1mほどに大きくなって会えるほど成長した
『こ、こんにちは』
『お喋りできて偉いでちゅねー!!♡♡♡』
「赤ん坊なの?」
『まだ3か月ですからね人で言うと3歳になったくらいでしょうか?』
「……俺はカイタ、よろしく」
握手しようとしたので止めた
『駄目ですっ!!』
「え?」
『まだ力の調整が上手く無いので手を折ってしまうかも……』
「そういやお前らパワーけた違いか、ごめんね坊や」
『坊やー?』
「……坊やお名前は?」
カイタ先輩のこういうデレデレな顔はじめて見た
ものすごく可愛いがっているのが分かる
子供が好きなようだ
『ネイビー・マンだよ』
「ネイビー・マン?ブルーマンに似てるな」
『青男と紺色の男ですからね』
『……ネイこれからテストなの』
「テスト!?」
『成績悪かったら廃棄だからきんちょするー』
先輩のこういう顔はじめて見たパート2
人間はエラーを潰すのを嫌がる
自分も今ではデリートを選ぶのは結論が早いかと思っている
「……成績が悪かったら俺の家に来い」
『来い?』
「妻が認めてくれるかはわかんねぇけど養子にすっから」
何か心にモヤモヤしたものがあった
……羨ましい、自分がそうだったらと
子供に嫉妬なんてエクス星人の自分がするとは思ってもみなかった
――――――――――――――――――――――――――――――――
数日後
『テストに合格しました』
「おめでとう!!」
『おめでとうございます!!』
「合格するとどうなるの?」
『簡単に言えば人を犯せる、というか触れるが正しいですかね?』
「いいんだ!?」
『それからさっきの……廃棄の話なんですが、上に掛け合って人間の住む地域では最低でもラインをかなり引き上げるように申請しておきました』
「さすがブルーマン仕事が早い」
『ニホンジンほどではありませんよ?ニホンジンは仕事が早すぎるので』
「日本で処置が受けられないほど心がイってる奴なんて社畜あがりばっかりだからな……」
『シャチク?』
「それは覚えなくていいぞ~、とにかく合格おめでとう!!欲しいものおじさん買っちゃう」
『エクス星人に欲しいもの聞くのカイタ先輩ぐらいです』
『わたあめー!!』
えっ
「え、わたあめ?砂糖の塊だし食べれはするんだろうけど……何故わたあめ?」
『パパが美味しいって言ってた』
さては父親(苗床)ニホンジンだな
「パパとはよく会うのか?」
『会うー』
というかアレだろうなぁ
「どこだネイ!!返事しろ!!」
大声で探している、人って非効率だ
『おーいそこの地球人さーん、ネイビーマン君はここですよー!!』
「良かった見つかった!!」
『パパ?』
「ほんとーに焦ったんだからな……エクス星人って家族の事なんだと思ってるんだ!?処分とか聞いて本当に焦ったぞ」
父親の顔も知らないな僕は
「……いい父ちゃんいるじゃないか、出る幕ないな」
『帰りましょうか』
「え」
『何かありました?』
「俺、端末でエクス星人の幸福度が分かるようにしてもらったんだけどさ?」
『へぇ』
「何か嫌な事でもあったの?」
彼の端末には低い数値が
『……愛されてみたいと思っただけですよ』
彼は悲し気な顔をした
「俺はお前の事、好きだぜ?」
『え!?浮気ですか!?』
「いや……子供的な意味でさ家族にしたいなぁって」
顔が熱くぶんぶんと触手を振った
『ななな、何を!?』
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