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地球を快楽で侵略した宇宙人 カイタ編
7話 カイタの過去(NH)
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職場の広間で昼飯を食べながら後輩と駄弁る
『先輩っていつからここで働いてるんです?』
「数年前だな、リハビリの最中に今の嫁と出会って……」
『リハビリ?』
「俺ってキャトラレ当時、不感だったんだよ」
『キャト?』
「宇宙船に連れて行かれる事を『キャトられる』っていうんだ」
『先輩になにがあったのか凄く僕聞きたいんですが』
「ま、勉強させてやるよ」
―――――――――――――――――――――――――
数年前
『お名前はXXですか?』
「えーと」
『モスい訳ありません、まだ翻訳機のちょしが悪い』
外国人はクラゲの姿をしていただろうか?
帰り道に誘拐されて宇宙船に乗せられた気がする
だが、徹夜明けの幻覚だったのかもしれない
質問された事は答えなければ
「名前の事です?俺は……的明改侘(まとあかりかいた)、あなたは?」
『皆は私をU―313と呼ぶ』
「ユウサイさん?」
疲れ切っていたのでよく聞こえ無かった
『そうだな、ユウサイでいい』
「ここどこです?」
『宇宙船の中だ、窓から眺めれば分かる』
窓から眺めたら地球が見えた
「俺、ついに死んだ……?」
『吾は宇宙人』
「まぁ見て分かりますけど」
『今から月の治療室にツレテイク』
「明日俺出勤なんで上司に連絡していいです?」
『私が代わりにしておいタ』
「あ、どうも……ところでUFOって料金いくらですか?」
――――――――――――――――――――
『冷静というか何というか……担当した方もひっくり返ってそう』
「22連勤と徹夜が重なってな」
『先輩じつは今とても幸せだったりします?』
「まーね」
『それで、どうなったんです?』
―――――――――――――――――――
ぐちゅぐちゅと触手が身体を這うなどした、が
『なにも感じない!?』
『ドウする!?』
『リラックスさせなければ!!』
月の住居が急遽与えられて
「出張命令ですね」
『そーですよー』
「明日の出社時刻は?」
『13時に検査です、お休み』
そこからやっと寝れる日々が2週間続いていた頃にやっと気付いた
「俺、宇宙人に誘拐されたのか!?」
――――――――――――――――――――
『あの時はこっちが驚きました』
『どなた?』
『ユウサイと彼には呼ばれています』
「先生お久しぶりです」
『最近の幸福チェックがすこし下がったとお聞きしましたよ?』
「ちょっと治療用マッサージの予約が埋まってたので」
『尻ぐらいなら僕でも出来ます』
「俺もそれぐらいなら後輩に頼むけど……陰核増殖マッサージは流石に厳しいだろ」
首(?)をかしげる後輩
『どういう治療なんです?』
「尻の中に疑似クリトリスを作ってイボイボの触手を出し入れしたり電気とか流したり……でも疑似クリトリスを作る液って造れないエクス星人が多いからさ」
例えるなら物凄く美味しい料理だが材料を作る職人が少ない
『あれ、確かブルーマンさんってこの前『注入液体技師』の資格とりましたよね?』
『取りました』
「まじ!?……作れるんだ?」
『液体を体内で合成するのは出来るんですけど、量とか痛みの中和とかの研修がまだで』
「それ待ってたら5年かかるだろうがよ」
『素人にやらせる気ですか!?』
「脳よりはいいだろ」
『本当に怖い物知らずの無茶をしたがる人ですね』
「良かったらうちに来てやってくれね?」
『自分オスなのに、いいんです!?』
『先輩っていつからここで働いてるんです?』
「数年前だな、リハビリの最中に今の嫁と出会って……」
『リハビリ?』
「俺ってキャトラレ当時、不感だったんだよ」
『キャト?』
「宇宙船に連れて行かれる事を『キャトられる』っていうんだ」
『先輩になにがあったのか凄く僕聞きたいんですが』
「ま、勉強させてやるよ」
―――――――――――――――――――――――――
数年前
『お名前はXXですか?』
「えーと」
『モスい訳ありません、まだ翻訳機のちょしが悪い』
外国人はクラゲの姿をしていただろうか?
帰り道に誘拐されて宇宙船に乗せられた気がする
だが、徹夜明けの幻覚だったのかもしれない
質問された事は答えなければ
「名前の事です?俺は……的明改侘(まとあかりかいた)、あなたは?」
『皆は私をU―313と呼ぶ』
「ユウサイさん?」
疲れ切っていたのでよく聞こえ無かった
『そうだな、ユウサイでいい』
「ここどこです?」
『宇宙船の中だ、窓から眺めれば分かる』
窓から眺めたら地球が見えた
「俺、ついに死んだ……?」
『吾は宇宙人』
「まぁ見て分かりますけど」
『今から月の治療室にツレテイク』
「明日俺出勤なんで上司に連絡していいです?」
『私が代わりにしておいタ』
「あ、どうも……ところでUFOって料金いくらですか?」
――――――――――――――――――――
『冷静というか何というか……担当した方もひっくり返ってそう』
「22連勤と徹夜が重なってな」
『先輩じつは今とても幸せだったりします?』
「まーね」
『それで、どうなったんです?』
―――――――――――――――――――
ぐちゅぐちゅと触手が身体を這うなどした、が
『なにも感じない!?』
『ドウする!?』
『リラックスさせなければ!!』
月の住居が急遽与えられて
「出張命令ですね」
『そーですよー』
「明日の出社時刻は?」
『13時に検査です、お休み』
そこからやっと寝れる日々が2週間続いていた頃にやっと気付いた
「俺、宇宙人に誘拐されたのか!?」
――――――――――――――――――――
『あの時はこっちが驚きました』
『どなた?』
『ユウサイと彼には呼ばれています』
「先生お久しぶりです」
『最近の幸福チェックがすこし下がったとお聞きしましたよ?』
「ちょっと治療用マッサージの予約が埋まってたので」
『尻ぐらいなら僕でも出来ます』
「俺もそれぐらいなら後輩に頼むけど……陰核増殖マッサージは流石に厳しいだろ」
首(?)をかしげる後輩
『どういう治療なんです?』
「尻の中に疑似クリトリスを作ってイボイボの触手を出し入れしたり電気とか流したり……でも疑似クリトリスを作る液って造れないエクス星人が多いからさ」
例えるなら物凄く美味しい料理だが材料を作る職人が少ない
『あれ、確かブルーマンさんってこの前『注入液体技師』の資格とりましたよね?』
『取りました』
「まじ!?……作れるんだ?」
『液体を体内で合成するのは出来るんですけど、量とか痛みの中和とかの研修がまだで』
「それ待ってたら5年かかるだろうがよ」
『素人にやらせる気ですか!?』
「脳よりはいいだろ」
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