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134話 電車にて
しおりを挟む外村視点
今、ファンクラブスタッフである私たちは電車に乗っている。
仕事の都合で都内にあるカフェに行く為だ。
外村「そんなことある?」
ディラン「俺も思ったわ」
霊子「処すか」
ディラン「いや、今じゃない」
ディランは180センチを超える大男でマッチョ。
そんな男が痴漢にあっている。
確かに混雑してはいるが中々珍しいことが重なったのは確かだ。
霊子「今じゃないって?」
ディラン「霊子様なら人のいない場所で……できるだろ?」
霊子「ふむ?」
ディラン「他の一般的な乗客を巻き込むのはな」
霊子「そうだねぇ」
翌日の新聞にあの男が新幹線で死んだことを知る。
~ディランの反応~
ディラン「……なんで一番迷惑かかる方法選ぶかな」
霊子「何もしてないんだけど」
ディラン「え?」
霊子「というかあの男、元から死ぬ予定だったみたい」
ディラン「というと?」
霊子「スマホと家が解約されてたし死ぬ前に好きなことするって日記にあった」
ディラン「死ぬ前にすることが痴漢?」
霊子「世の中、色んな人がいるんだよね」
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