夢のあの人

にくだんご

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ルール

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「え、、、。」
彼と目が合う途端声が漏れていた。
「真寿さん、これは。」
「あー、、、。あはは。その。」
恥ずかしくて真っ赤になってしまった。お風呂に乱入され、自分の敷いた布団でおなにーをする女。なんて卑猥な女だろう。
「ご、ごめんね!気持ち悪いよね、あはは。その、私。」
「戻れなかったんですね。」
「えっ?」
「僕が10歳の時、あなたは僕としてる最中でいなくなってしまった。それが帰る手立てなんですね。」
「うう、何でいつもそんな察してくれるのお。」
「好きなんで、ずっと考えてました。今日も来てくれて嬉しいです。でも帰らなきゃなんですね。」
「現代で、死んでるかもしれない。だから帰れないのかも。」
「まだ分からないです。僕がイかせれば帰れるってルールかも。」
「えええ、、、。」
「嫌ですか?」
「嫌じゃないけど、てか、高校生にしてはしっかりしすぎ。彼女とかいないの?」
「いないですよ。ずっと待ってたので。」
そう言って四つん這いになり、私の手足はロックされてしまった。
「7年間、ずっと待ってました。」
そして優しいキス。体の力が抜ける。頭を撫でられ、耳を撫でられながら、彼との歳の差が、3歳にまで縮んでいることに気づく。愛しさではなくこれは、男とする時の興奮だった。舌が入ってきて、思わず声が漏れる。
「んっ。ふあっ。」
「可愛い。」
そう言うと首筋、鎖骨、お腹と唇を滑らせていった。浴衣をめくる手つきもいやらしい。
「やっ。あっ。」
ピクッと身体が動いてしまった。乳首もあそこも、じんじんしている。はやく、触ってほしい。
「会ったらどうしてやろうかと、ずっと考えてました。僕はあの日はじめてオナニーをしました。」
そう言うと、浴衣を完全に広げられてしまった。そしてまじまじと見られる。
「やっぱり綺麗ですね。10歳の時、あの月明かりで見たあなたの体が忘れられなくて、思い出す度身体が疼いてました。」
膝を持ち上げられ、足首を掴まれた。小指にキスをされる。そのまま足の指を順番に舐められふくらはぎ、太ももとキスをされる。
「はあっ。はっ、あっ。」
あそこに近づくに連れ、期待は高まる。しかし。まだ触れてもらえない。下腹部にキスをすると上目遣いでニヤリと笑い言った
「僕の7年間分、我慢して下さいね。沢山虐め倒してあげますから。」
その言葉に体が反応していた。まだイかせてもらえない。こんなに焦らされて、触られる時はどんなに気持ちいいんだろう。今度はうつ伏せにされる。背中にキスをされ首筋に冷たい感触。
「ひゃっ!」
「ここ弱いの?」
そう言うと首筋を執拗に責められ耳を撫でられた。体がビクビクと反応する。
「耳も弱いんだ。」
耳元で囁かれ、そのままキスをされる。そして彼の舌が耳を這っていく。
「んっ。くっ。ふあっ。」
愛液は溢れ出ていた。布団まで染みてるだろう。乳首も硬くなって布団に擦れるだけで感じてしまう。
「触って欲しい?気持ちいとこ。」
「う、うん。んんっ。」
「いい子。」
そう言って仰向けにさせると溢れ出ている愛液を掬い、そのまま割れ目をなぞる。
「んんっ!んあっ!」
「イッちゃだめだよ。我慢して?」
そして乳首にも吸い付く。舌で転がされ、腰が浮いてしまった。
「あっ、あっ。うんっ。」
すでにイきそうだった。気を抜いたら一気に絶頂を迎えてしまう。
「ここが弱いんだよね。」
そう言ってクリトリスを下から上へと何度も触られる。
「だめえっ。イっちゃうよお。」
「可愛い。真寿、大好きだよ。」
キスで口を塞がれ、酸欠になりそうなくらい激しく舌を入れられた。
「きも、、ちい。だめっ。それ以上したら。」
突然指が止まる。
「ふえっ?」
「まだいっちゃやだよ。」
そう言って彼も浴衣をといた。少し細めだが、程よい肉付きだ。
「俺のもして?」
そう言って体を持ち上げられた。ぺたんと座った状態で、彼のそれを見た。苦しそうに脈打っている。
「うん。」
そして口に咥えた。高校生の時の彼氏を思い出す。彼とすると分かった日に沢山調べた。何とも健気なものだ。しかしそれが裏目に出て、なれていると思われてしまった。
「んっ。気持ちい。真寿にされるの、幸せ。」
「んっ。んっ。」
「無理しないでね。そんなに奥に入れなくていいのに。」
そして頭を撫でられる。
「んっ。真寿、俺初めてなんだよ?」
そして上目遣いで彼を見る。堪らない表情をしている。
「そんなにしたらイっちゃう。」
何とも素直で可愛い。咥えるのをやめると押し倒された。
「俺、コンビニ行ってくる。」
ドキドキが止まらない。
「うん、、、。」
彼は初めてなのだ。推しとしてでなく、1人の男の人として彼は本当に素敵な人だと思った。突然現れた裸の女をこんなにも大事にしてくれるなんて。

5分ほどして帰ってきた。息が切れているが、すぐに服を脱ぎ捨て、ゴムを取り出す。練習したのだろうか、スムーズにつけている。何だかおかしくなって、笑ってしまった。
「あ、今練習したんだこいつって思った。」
「ええ。何でわかるの?」
「真寿の事はわかるよ。」
そしてゆっくりと押し倒され、優しいキスをされた。
「んっ。私、もう我慢できないよ?」
上目遣いでそう言うと、彼は唾を飲み込んでいた。入り口に押し当てられる。2年ぶりの行為に加え、彼の立派なそれは簡単には入らず、中を抉られているような感覚になった。
「うっ。真寿、痛くない?」
「うん、大丈夫、、、。」
「やばい、入れただけでいっちゃいそう。気持ち良すぎ。」
そう言ってまたキスをされる。中の圧迫感が凄く、お腹が苦しい。
「動くね。」
そういってゆっくりと動き始めた。今までになく濡れている為、彼のそれはすんなり動くが、中を押し広げられている感覚が強かった。
「あっ。んあっ。」
気持ち良くなってくる。彼もいくのを我慢しているようで表情が険しかった。
「んっ。真寿、、。気持ちいい?」
「うん。んんっ。気持ちいいよ。」
初めてと言うだけでこんなに愛おしいものなのか、彼のモノが出て行く度あそこが切なくなるようだ。動くのになれてきたのか、私の気持ちいいところを探し当てている。
「んあっ。そこっ、だめっ。」
「ここ?はあっ。真寿、可愛い。」
「んっ。んんっ。」
濡れてしまっているため、いやらしい音が響く、隣に聞こえないよう、声を抑えるのでやっとだ。
「んんっ。んあっ、あっ。はあっ!」
「真寿、イキそう。もう。」
「うんっ。んっ、一緒に、、いこ?」
「はあっ。すきっ。真寿好きっ。」
「私、、もっ。好き。好きだよっ。」
「あっ、出る。んっ。」
「んあっ!んんっ!」
ビクビクッと子宮から体全体に電撃が走る。

そして飛び跳ねて起きると、風呂のヘリにもたれかかっていた。
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