半監禁結婚

妻の前に女としてありたいんです。私を、見て下さい。

「児江さん。」
「華、、、！」
駆け寄ってくる。そのまま抱き寄せられる。
「華、、！華！」
「児江さん、私。」
彼の胸の中で涙を流しながら言う。
「もう、ダメみたいなんです。」

彼は私を抱きしめながら固まっていた。
「華、、、？」
「ごめんなさい。」
上を向き、目を合わせて言う。
「離婚して下さい。」



「児江、、さんっ。やめっ、、、てっ。」
「だめ。華、、、。だめだよ。」
離婚の話をしてから1時間。彼は私の言葉を聞くと顔を真っ青にした。そして寝室へと私を連れ込み、身ぐるみを剥ぎ、激しくキスをした。そのまま胸に手を這わせ、彼を思って何度も濡れていた淫部を触り、愛撫する。離婚を決意したばかりだと言うのに濡れてしまう。
「顔、、、見せて、華。」
私の両手を抑え込んでいた手が離れ、頭を撫で、頬を撫でられる。クチュクチュとなる淫部の音に顔が赤くなる。あの女の人にはあって、私に無かったものは結局分からなかった。でも、このまま出来るのかもしれない。彼に、私の初めてを貰ってもらえるのかも知れない。期待が膨らむと、体の反応はさらに顕著になる。彼を思って私が触っていたところ。自分で触るよりもずっと刺激があり、指が往復するたびに声が漏れてしまう。
「んんあっ。や、、だぁ、、。んんっ。んあっ。」
「綺麗。乳首も固くなってる。可愛いね。」
舌で転がされ、腰が浮いてしまった。
「んああっ。」
もう1時間続いている。イきそうになると止められてしまい、切なくなる。お腹の下の方がキュウッと締め付けられる。
「児、、、江さん。私、、もう、、。」
「イっていいよ。」
足を広げられ、濡れているところに彼の顔が近づく。
「ええっ！？やっ、、、だめぇっ。」
彼の舌が膨れてしまったクリトリスを舐め上げる。
「んんうっ。」
腰が跳ねる。
「やっ、、だぁ、、。そこ、汚いですっ、、。」
彼の頭を触ると、その手を取り、指を絡めながら彼が言う。
「華に汚いところなんてないよ。」
また舐められる。押したり、吸ったり、舐め回されると腰が砕けてしまうような快感。
「やっ、、あっ、、。」
体に力が入る。ガクンッと腰が跳ねるのと同時に子宮が痙攣するのを感じた。
「ああっ！」
全身に電気が走ったと思うと、今度は力が入らなくなってしまった。
「イっちゃったの？」
顔を両手で覆い、コクコクと頷く。
後頭部に手を回し、おでこにキスされる。
「離婚なんて言わないで、、、。」
勝手な人だ。裏切ったのは貴方なのに。
「好きだよ。華。」
また、流されてしまう。彼の好きと言う言葉は、私に向けられているのだろうか。それとも。母が私が大事だと言った時の違和感。それに近いものを感じてしまう。また、窮屈な気持ちを持たなきゃいけないのだろうか。
そんなのは、嫌だ。
「華、、？」
彼の胸を押し、俯いたまま言う。
「抱いてくれなきゃ嫌です。」
顔を上げると、彼は困った顔をしている。それでも、言わなければならない。
「私の事が好きなら、して下さい。」
言葉が溢れてくる。
「嫉妬で狂いそうなんです。」
自分にこんな気持ちがあるなんて思わなかった。言ってから気づく。気づくと、涙が出る。
「私にはなくて、あの女の人にあったものは何なんですか？」
涙を流しながら、目は逸らさない。彼の一挙一動を見る。合わせていた目を、彼はゆっくりと閉じた。黙って部屋を出ると、ビニールを持って来た。