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好きな人と一緒にいるから幸せになれるわけではないんですね。
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「え、また見てるんすか。」
「おい、覗くな。」
慌てて画面を隠す。1人で家に置いておくのが心配で、ペット用のカメラを置いてきたのだが、全然気づかないようだ。友達との電話の会話も聞こえるし、最近電話の後おなにーをしているとこも見えてしまう。プライバシーに関わると思い、見ないようにしようと思うが、やはり気になってしまう。
「ん、、、。児江、、、さん、、、。」
それを見て勃ってしまう。キスをしても反応しないのだが、この光景はなんともエロチックなのだ。綺麗な彼女が自分自身の変化に動揺しながら、それを受け入れていく。
変態的だが、最近は自室で彼女と電話後、そのまま彼女を見て抜いてしまう。自分の名前を呼び、好きだと言いながら快感によがる姿は、興奮を掻き立ててくる。
したい。自分のもので、彼女がこんな風に自分の名前を呼びながら果てるところを見たい。しかし肝心の自分のものは彼女を前にすると反応を示さない。お前なんぞで彼女を汚すなと言わんばかりに。
「お疲れ様でーす。」
企画者の中年女性が挨拶をしてきた。シャツが小さいのか、胸のところがパツパツになっている。
「どうも。」
「今回は遥々ありがとうございました。」
「いえいえ、私もお金は頂いてるので。」
「今日はもうおかえりですか?うちで飲みをするんですが、どうでしょうか?」
「いえ、私はホテルに帰ります。」
彼女が電話を15分も前から座り込んで待っていると言うのに遅れるわけにはいかない。
「そうですかあ。残念です。あ、」
ペンを落としたのか、女性は屈んだ。第二ボタンまで開けたシャツから下着が見えている。冷めた目で見てしまう。
「じゃあ、お疲れ様です!」
そう言って去っていった。
帰って映像を確認する。寝室の、鏡の前で下着姿でいた。白い肌に似合う水色の下着、紐パンツというんじゃないのか。思わず息を呑む。綺麗に上を向いた胸が窮屈そうに収まっている。くびれた腰に形のいいお尻まで、彼女のこのような姿を見るのは初めてだった。
「やっぱちょっとちっちゃいよお。」
困った顔がまたそそる。時計を見て、慌てて寝室を出てしまった。
そして電話の時間の15分前からまた待機していた。彼女は普段肌をあまり出さないので、さっきの姿は印象に残った。どこまでも白く、透き通った肌だった。
10時きっかりにかける。いつものように3コール目ででた。
「こんばんは。」
たわいもない会話が嬉しい。自分の体を労う言葉も、彼女の笑い声も今日一日を浄化してくれる。
「後2日で帰るから、待っててね。」
寝る時はいつも寂しそうなのに、なんて事ない声で答える。
「はい。待ってますね。美味しいもの作っておきます。」
じゃあと言って電話が切れた。今日はそのまま彼女は寝てしまった。それに合わせて私も眠りについた。
「おい、覗くな。」
慌てて画面を隠す。1人で家に置いておくのが心配で、ペット用のカメラを置いてきたのだが、全然気づかないようだ。友達との電話の会話も聞こえるし、最近電話の後おなにーをしているとこも見えてしまう。プライバシーに関わると思い、見ないようにしようと思うが、やはり気になってしまう。
「ん、、、。児江、、、さん、、、。」
それを見て勃ってしまう。キスをしても反応しないのだが、この光景はなんともエロチックなのだ。綺麗な彼女が自分自身の変化に動揺しながら、それを受け入れていく。
変態的だが、最近は自室で彼女と電話後、そのまま彼女を見て抜いてしまう。自分の名前を呼び、好きだと言いながら快感によがる姿は、興奮を掻き立ててくる。
したい。自分のもので、彼女がこんな風に自分の名前を呼びながら果てるところを見たい。しかし肝心の自分のものは彼女を前にすると反応を示さない。お前なんぞで彼女を汚すなと言わんばかりに。
「お疲れ様でーす。」
企画者の中年女性が挨拶をしてきた。シャツが小さいのか、胸のところがパツパツになっている。
「どうも。」
「今回は遥々ありがとうございました。」
「いえいえ、私もお金は頂いてるので。」
「今日はもうおかえりですか?うちで飲みをするんですが、どうでしょうか?」
「いえ、私はホテルに帰ります。」
彼女が電話を15分も前から座り込んで待っていると言うのに遅れるわけにはいかない。
「そうですかあ。残念です。あ、」
ペンを落としたのか、女性は屈んだ。第二ボタンまで開けたシャツから下着が見えている。冷めた目で見てしまう。
「じゃあ、お疲れ様です!」
そう言って去っていった。
帰って映像を確認する。寝室の、鏡の前で下着姿でいた。白い肌に似合う水色の下着、紐パンツというんじゃないのか。思わず息を呑む。綺麗に上を向いた胸が窮屈そうに収まっている。くびれた腰に形のいいお尻まで、彼女のこのような姿を見るのは初めてだった。
「やっぱちょっとちっちゃいよお。」
困った顔がまたそそる。時計を見て、慌てて寝室を出てしまった。
そして電話の時間の15分前からまた待機していた。彼女は普段肌をあまり出さないので、さっきの姿は印象に残った。どこまでも白く、透き通った肌だった。
10時きっかりにかける。いつものように3コール目ででた。
「こんばんは。」
たわいもない会話が嬉しい。自分の体を労う言葉も、彼女の笑い声も今日一日を浄化してくれる。
「後2日で帰るから、待っててね。」
寝る時はいつも寂しそうなのに、なんて事ない声で答える。
「はい。待ってますね。美味しいもの作っておきます。」
じゃあと言って電話が切れた。今日はそのまま彼女は寝てしまった。それに合わせて私も眠りについた。
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