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イシュラヴァール拾遺
番外編 王子たち 前編
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――どうしてこうなったのだろう――。
ごとごとと間断なく馬車に揺られて、思考はぐるぐると同じ場所を回っている。
ついこの間まで後宮の頂点にいた者が乗るには、あまりに質素な馬車の中。人目を忍ぶようにぴったりとカーテンを閉めているので、車内は薄暗い。
生気のない顔で薄暗がりの一点を見つめる母を気遣うように、王子バハルはサラ=マナの手にそっと自分の手を重ねた。
「母上」
「……大丈夫よ、バハル」
息子の手を握り返して、サラ=マナは言った。微笑んだつもりだったが、唇の端が僅かに歪んだだけだった。
(笑えやしないわ)
いったいどこで間違ったのだろう。
若くして死んだ正妃に代わり、後宮に君臨してきた。王子も産んだ。
だがその王子――バハルは、正妃の遺した兄姉たちの利発さに比べて、いつもどこか大人しかった。成長しても、特段目を瞠るような才を覗わせることもない。
サラ=マナは息子を見遣った。不安げに見上げてくる黒目がちな瞳が愛おしい。
だが、もう十三である。兄である第一王子マルス=バセルが十二の年齢には、王国内に所領を与えられ、翌年にはシャルナクの大学へ留学していた。それに比べて。
第二王子は愚鈍だ――。
とても王の器ではない――。
臣ばかりか民までも、そう囁く声が、サラ=マナの耳にも入ってくる。
第一王子と王女を産んだ正妃が早死にしたのは幸いに、サラ=マナは後宮での地位を確立してきた。第三王子は早逝し、その母親は精神を病んだ。誰がなんといおうと、王子を産んだ女は自分しか残っていないのだ。そのはずだったのに。
サラ=マナはバハルの肩を抱き寄せた。
「大丈夫。お前まで廃嫡されたわけではないわ。離宮に着いたら、お前は王宮にお戻りなさい。王都に戻っても恥ずかしくないよう、お祖父様に豪華な馬車を用意していただきましょう」
「いやです、母上。ひとりで戻るなど」
怯えたように言う息子の言葉が、母への気遣いから出たものではないことは、サラ=マナにも分かっていた。
バハルは怖いのだ。
母の庇護も指示もなく、王宮で立ち回れる器量などない。だからこそサラ=マナは息子を守り立てることに腐心してきた。なのに。
(どうしてこうなったのだろう……?いったいどこで間違ったのか)
王は変わった。それまで後宮の若い姫になど興味を示さなかったというのに。だからこそ、後宮でのサラ=マナの権力は確たるものだったのに。
あの小娘が現れてから、すべては変わってしまった。
「……汚らわしい……あんな、下賤の女を」
「アトゥイー様のことですか?」
「あの女、シハーブ様にまで取り入って。なんて浅ましい女。あの女のせいで、陛下は変わっておしまいになった」
「母上」
サラ=マナは、覗き込んでくる息子の頭を掻き抱いた。
「おお、かわいいバハル。どうかお前は王宮に戻って、陛下のお心を正しく導いておくれ。宰相のアリーが、力になってくれる」
「母上、いやです、母上も共に戻りましょう」
「バハル……」
ああ、とサラ=マナは嘆息した。この息子はなんと無垢で愛らしく、無知で、暗愚なのだろう。サラ=マナが王都を追放された身であることの意味すら、理解できていないのだ。いまだに母と共に王宮に戻れると思っている。
サラ=マナは暗鬱たる気持ちで、窓のカーテンを少し開けた。
荒れ地にぽつぽつと灌木が生える景色がどこまでも続いている。
その地平線に、砂埃が立った。
なんだろう、と思う間もなく、それはみるみる大きくなる。
がくん、と馬車が揺れ、猛スピードで走り出した。
「賊だ!」
供の騎馬が馬車の横を囲むように駆ける。
バハルは顔いっぱいに恐怖を湛えて、母の膝にしがみついた。
サラ=マナは一瞬、険しい目で息子を見下ろした。その腰の剣は飾りか。自分が男なら舌打ちしたいような気分だった。我が子ながら、あまりに腰抜けだ。
そんな母の思いになど気付くこともなく、バハルはがたがたと震えていた。
ぎゃあっ、と断末魔の声がして、窓のすぐ横を駆けていた騎馬が一騎、崩れるように視界から消えた。馬の足音に混じり、争う声と剣の噛み合う音が聞こえる。
「母上、どうしましょう……どうしましょう……!」
「落ち着きなさい、バハル……」
やがて馬車は大きく曲がると、ぎしぎしと軋みながら停まった。
サラ=マナとバハル、そして二人の従者が、馬車から引きずり出された。
「きゃあっ……!」
サラ=マナは青ざめた顔で男たちを見上げた。無礼者、と叫びたかったが、恐怖のあまり声が出ない。
賊は一様に薄汚い無精髭を生やし、埃っぽいターバンで顔を隠すように無造作に巻きつけている。サラ=マナの腕を掴んで地面に引き倒した手も、にたにたと下卑た笑みを浮かべた顔も、何もかもが汚らしく、サラ=マナの背を悪寒が走った。
「見ろよ!すげえいい身なりをしてやがる」
汚れた手が、サラ=マナの襟元を乱暴に掴んだ。
(服を――引き破られる――!)
思わず目を瞑った瞬間、馬車の向こう側から声がした。
「おい、待て!積み荷に王家の紋章がついてる。こいつら、只者じゃねえぞ」
「王家の女だと!?」
サラ・マナの襟首を掴んだ男の目の色が変わった。その男は蓬髪に破れ果てた布切れを申し訳に巻き、衣類も汚れてすっかり変色した襤褸を幾重にも重ねたようななりで、賊の中でも目立って異様な雰囲気を纏っていた。いつ身体を洗ったのだろう、きつい体臭を放っている。
「そりゃあいい、八つ裂きにして骨までしゃぶってやるぜぇ」
男は歯並びの悪い口でにいっと嗤った。サラ=マナはぞっとして身震いした。
「落ち着けよ。どこぞの奥方か、うまくすりゃあ身代金がたんまり取れる。連れて帰って頭に相談して、それから殺しても遅くねぇ」
積み荷を検分していた男が、襤褸を着た男をたしなめた。こちらはターバンで顔を隠している。
「殺すのは俺にやらせろよ。いっぺん犯しながら殺してみたかったんだよぉ。それも、高貴な女ってのをな」
襤褸の男は抗議がましい声を上げたが、結局サラ=マナの襟から手を放した。
「そう焦るな。服も高く売れそうだ。帰ってからゆっくり剥いてやろうぜ。そっちの小僧もな」
顔を隠した男がバハルを顎で指して言った。バハルは終始、地面に蹲ったまま震えていた。
ごとごとと間断なく馬車に揺られて、思考はぐるぐると同じ場所を回っている。
ついこの間まで後宮の頂点にいた者が乗るには、あまりに質素な馬車の中。人目を忍ぶようにぴったりとカーテンを閉めているので、車内は薄暗い。
生気のない顔で薄暗がりの一点を見つめる母を気遣うように、王子バハルはサラ=マナの手にそっと自分の手を重ねた。
「母上」
「……大丈夫よ、バハル」
息子の手を握り返して、サラ=マナは言った。微笑んだつもりだったが、唇の端が僅かに歪んだだけだった。
(笑えやしないわ)
いったいどこで間違ったのだろう。
若くして死んだ正妃に代わり、後宮に君臨してきた。王子も産んだ。
だがその王子――バハルは、正妃の遺した兄姉たちの利発さに比べて、いつもどこか大人しかった。成長しても、特段目を瞠るような才を覗わせることもない。
サラ=マナは息子を見遣った。不安げに見上げてくる黒目がちな瞳が愛おしい。
だが、もう十三である。兄である第一王子マルス=バセルが十二の年齢には、王国内に所領を与えられ、翌年にはシャルナクの大学へ留学していた。それに比べて。
第二王子は愚鈍だ――。
とても王の器ではない――。
臣ばかりか民までも、そう囁く声が、サラ=マナの耳にも入ってくる。
第一王子と王女を産んだ正妃が早死にしたのは幸いに、サラ=マナは後宮での地位を確立してきた。第三王子は早逝し、その母親は精神を病んだ。誰がなんといおうと、王子を産んだ女は自分しか残っていないのだ。そのはずだったのに。
サラ=マナはバハルの肩を抱き寄せた。
「大丈夫。お前まで廃嫡されたわけではないわ。離宮に着いたら、お前は王宮にお戻りなさい。王都に戻っても恥ずかしくないよう、お祖父様に豪華な馬車を用意していただきましょう」
「いやです、母上。ひとりで戻るなど」
怯えたように言う息子の言葉が、母への気遣いから出たものではないことは、サラ=マナにも分かっていた。
バハルは怖いのだ。
母の庇護も指示もなく、王宮で立ち回れる器量などない。だからこそサラ=マナは息子を守り立てることに腐心してきた。なのに。
(どうしてこうなったのだろう……?いったいどこで間違ったのか)
王は変わった。それまで後宮の若い姫になど興味を示さなかったというのに。だからこそ、後宮でのサラ=マナの権力は確たるものだったのに。
あの小娘が現れてから、すべては変わってしまった。
「……汚らわしい……あんな、下賤の女を」
「アトゥイー様のことですか?」
「あの女、シハーブ様にまで取り入って。なんて浅ましい女。あの女のせいで、陛下は変わっておしまいになった」
「母上」
サラ=マナは、覗き込んでくる息子の頭を掻き抱いた。
「おお、かわいいバハル。どうかお前は王宮に戻って、陛下のお心を正しく導いておくれ。宰相のアリーが、力になってくれる」
「母上、いやです、母上も共に戻りましょう」
「バハル……」
ああ、とサラ=マナは嘆息した。この息子はなんと無垢で愛らしく、無知で、暗愚なのだろう。サラ=マナが王都を追放された身であることの意味すら、理解できていないのだ。いまだに母と共に王宮に戻れると思っている。
サラ=マナは暗鬱たる気持ちで、窓のカーテンを少し開けた。
荒れ地にぽつぽつと灌木が生える景色がどこまでも続いている。
その地平線に、砂埃が立った。
なんだろう、と思う間もなく、それはみるみる大きくなる。
がくん、と馬車が揺れ、猛スピードで走り出した。
「賊だ!」
供の騎馬が馬車の横を囲むように駆ける。
バハルは顔いっぱいに恐怖を湛えて、母の膝にしがみついた。
サラ=マナは一瞬、険しい目で息子を見下ろした。その腰の剣は飾りか。自分が男なら舌打ちしたいような気分だった。我が子ながら、あまりに腰抜けだ。
そんな母の思いになど気付くこともなく、バハルはがたがたと震えていた。
ぎゃあっ、と断末魔の声がして、窓のすぐ横を駆けていた騎馬が一騎、崩れるように視界から消えた。馬の足音に混じり、争う声と剣の噛み合う音が聞こえる。
「母上、どうしましょう……どうしましょう……!」
「落ち着きなさい、バハル……」
やがて馬車は大きく曲がると、ぎしぎしと軋みながら停まった。
サラ=マナとバハル、そして二人の従者が、馬車から引きずり出された。
「きゃあっ……!」
サラ=マナは青ざめた顔で男たちを見上げた。無礼者、と叫びたかったが、恐怖のあまり声が出ない。
賊は一様に薄汚い無精髭を生やし、埃っぽいターバンで顔を隠すように無造作に巻きつけている。サラ=マナの腕を掴んで地面に引き倒した手も、にたにたと下卑た笑みを浮かべた顔も、何もかもが汚らしく、サラ=マナの背を悪寒が走った。
「見ろよ!すげえいい身なりをしてやがる」
汚れた手が、サラ=マナの襟元を乱暴に掴んだ。
(服を――引き破られる――!)
思わず目を瞑った瞬間、馬車の向こう側から声がした。
「おい、待て!積み荷に王家の紋章がついてる。こいつら、只者じゃねえぞ」
「王家の女だと!?」
サラ・マナの襟首を掴んだ男の目の色が変わった。その男は蓬髪に破れ果てた布切れを申し訳に巻き、衣類も汚れてすっかり変色した襤褸を幾重にも重ねたようななりで、賊の中でも目立って異様な雰囲気を纏っていた。いつ身体を洗ったのだろう、きつい体臭を放っている。
「そりゃあいい、八つ裂きにして骨までしゃぶってやるぜぇ」
男は歯並びの悪い口でにいっと嗤った。サラ=マナはぞっとして身震いした。
「落ち着けよ。どこぞの奥方か、うまくすりゃあ身代金がたんまり取れる。連れて帰って頭に相談して、それから殺しても遅くねぇ」
積み荷を検分していた男が、襤褸を着た男をたしなめた。こちらはターバンで顔を隠している。
「殺すのは俺にやらせろよ。いっぺん犯しながら殺してみたかったんだよぉ。それも、高貴な女ってのをな」
襤褸の男は抗議がましい声を上げたが、結局サラ=マナの襟から手を放した。
「そう焦るな。服も高く売れそうだ。帰ってからゆっくり剥いてやろうぜ。そっちの小僧もな」
顔を隠した男がバハルを顎で指して言った。バハルは終始、地面に蹲ったまま震えていた。
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