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イシュラヴァール拾遺
番外編 誓い 前編
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初めて王宮に入った日のことを、今も鮮明に覚えている。
*
「シハーブ!逃げろっ!」
マルスの叫び声が、銃声にかき消される。
シハーブは議場の二階から、正確に敵を撃ち抜いていった。作った退路をマルスが駆け抜ける。
階下の兵たちがシハーブに銃弾を浴びせた。シハーブは二階席を駆けた。
「おのれ、裏切ったな!」
アリー宰相の怒声に、シハーブは眉をひそめて嫌悪感を顕わにした。
「もとより王に忠誠を誓うものだ。貴様こそ、王を裏切る奸物めが」
シハーブがアリー宰相に狙いを定めた瞬間、パァン――と身体が弾かれた。
「――っ!」
シハーブの純白の衣が、朱に染まっていく。膝から力が抜け、がくりと身体が沈んだ。
(ここまでか)
倒れる直前、マルスが無事に逃げられたか確認しようと、シハーブは視線を巡らした。
眩しい陽光に翻る銀の髪が、視界の端できらりと輝いた。
*****
シハーブが六歳の誕生日を迎えて間もなく、シハーブの父は息子を王宮に伴った。
磨き抜かれたモザイクタイルが敷き詰められた広大な中庭を横切って、美しいアーチが並ぶ回廊を抜け、広い議場に通される。高い窓から差し込んだ陽光が織り成す光の帯の向こうに、玉座はあった。
「おお、そちらが例の息子か」
王はくだけた様子で言った。シハーブの父は跪いて礼をした。シハーブも鯱張ってそれに倣う。
「王子に引き合わせたかったのだが……どうも機嫌が治らぬらしい。すまぬな」
「滅相もございません。どうぞシハーブがお見舞いを申し上げていたとお伝えくだされ」
「歳も近い。良き友として導いてやってくれ」
「勿体ないお言葉です……」
王の前を辞した後、シハーブの父は行き合った人物と仕事の話を交わし始めた。当然幼いシハーブに理解できるわけもなく、大人しく父の後ろに控えていたが、退屈しのぎに足元のモザイクのタイルを数えていたのが良くなかった。
ふと顔を上げると、父の姿が消えている。先程の人物と話しながら、どこかへ移動してしまったのだ。
シハーブは慌てた。だが泣いて助けを求めたり、取り乱してそこらを駆け回ったりするような、そんな恥ずかしい真似はすべきでないと教えられていた。シハーブはつとめて平静を装って、父を探して宮殿内を歩いた。しかし、人が大勢集まっている場所はどうも気が引けて近寄れない。大人の仕事の邪魔をするものではないと幼い頃から言い聞かせられて育ったシハーブは、知らずしらず大人がいない場所を選んで歩いているうちに、すっかりひと気のない場所へとたどり着いた。
そこが宮殿のどこかの端であることは、宮殿を囲む外塀が見えていることでわかった。
シハーブが立ち止まったのは、子供の姿をみとめたからだった。アカシアの木陰に座り込んで、すぐ目の前の塔を見上げている。
近付いてみると、子供はシハーブより少し年下のようだった。
「誰だ」
シハーブに気付いた子供が言った。
「アフマド・シハーブです……」
躾けられた通りに自己紹介しかけて、シハーブはうっかりその子供をまじまじと見つめてしまった。それは彼の、幼いくせにやたらと整った顔立ちのせいでもなければ、ひと目で高貴な生まれだと分かる細やかな刺繍の施された衣のせいでもなかった。
彼は、その切れ長の大きな眼に、いっぱいに涙を溜めていたのだ。
シハーブに泣き顔を見られたことに気付いたのか、まるで涙を袖で拭うことすら恥だと思っているかのように、彼は頭をぶるんと振って涙を飛ばした。
「見ない顔だ」
泣きはらして赤らんだ目元に、挑みかかる獅子のような力強い光を宿している。
「今日、初めて王宮に来たんだ」
「迷ったのか」
その幼く高い声が、ごく自然に威厳を纏っている。
シハーブは赤面した。年下の子供に迷子かと言われて、恥ずかしさと悔しさが入り混じった妙な気分になった。
「――いや、父が――」
言いかけて、シハーブは話題をすり替えた。懐からハンカチを取り出して差し出す。
「……それより、悲しいことでもあった?」
彼が見られたくなかっただろう涙を指摘することで、シハーブは小さな反撃をしたつもりだった。
しかし彼は、そのハンカチをあっさりと受け取ると、勢いよく洟をかんだ。
「――悲しいのではない。悔しいのだ」
使い物にならなくなった絹のハンカチをシハーブの胸に押し付けて、彼は言った。
その両眼には、今は正しく怒りの火が燃えていた。シハーブは僅か4~5歳の幼児に、完全に気圧された。彼の怒りの矛先がシハーブではないことだけは感じ取れた。その怒りはもっと巨大で、曖昧で、抽象的な何かに向けられていた。
「何が――」
悔しいのか、とシハーブが言いかけた時、遠くから名を呼ぶ声がした。
「アフマド!」
振り返ると、父の姿があった。
「あれがそなたの父か?」
子供が言った。
「ええ」
シハーブ
「良かったな、会えて」
子供が薄く笑う。シハーブの幼い見栄などすべて見通したような老成した表情に、シハーブは何故か(勝てない)と思った。
「あなたのお父上は、どこにいるんだ?」
「知らない。ここ三月ほど、見ていない」
ということは、母が宮殿に居るのか、とごく自然にシハーブは思った。そこで深く考えずに言葉を続けた。
「では、母上は?」
子供は笑みを消し、蒼穹にそびえる塔を仰いだ。そしてまっすぐに腕を伸ばし、その高い高い窓を指差して、言った。
「母上は死んだ。あそこで」
シハーブは言葉を失った。
父の足音がすぐ後ろまで来ていた。
「これは――殿下」
父がシハーブの横で跪く。
「えっ……」
動揺したシハーブの横で、父はその幼い子供に微笑んだ。
「これは息子のアフマドです。今日は殿下のご気分が優れないと伺っておりました。お会いできて良かった」
「名はさっき聞いた。明日も来るのか?」
「殿下がよろしければ、毎日でも来させますよ」
「わかった」
そのやりとりを横で聞いていたシハーブは、ようやくこの偉そうな子供の正体が分かって、空を仰いで溜め息をついた。
(勝てないわけだ――)
「アフマド、こちらが、マルス=ミカ・ナミル・ジュディード殿下だ」
父がようやくシハーブに向き直って言った。
*
「シハーブ!逃げろっ!」
マルスの叫び声が、銃声にかき消される。
シハーブは議場の二階から、正確に敵を撃ち抜いていった。作った退路をマルスが駆け抜ける。
階下の兵たちがシハーブに銃弾を浴びせた。シハーブは二階席を駆けた。
「おのれ、裏切ったな!」
アリー宰相の怒声に、シハーブは眉をひそめて嫌悪感を顕わにした。
「もとより王に忠誠を誓うものだ。貴様こそ、王を裏切る奸物めが」
シハーブがアリー宰相に狙いを定めた瞬間、パァン――と身体が弾かれた。
「――っ!」
シハーブの純白の衣が、朱に染まっていく。膝から力が抜け、がくりと身体が沈んだ。
(ここまでか)
倒れる直前、マルスが無事に逃げられたか確認しようと、シハーブは視線を巡らした。
眩しい陽光に翻る銀の髪が、視界の端できらりと輝いた。
*****
シハーブが六歳の誕生日を迎えて間もなく、シハーブの父は息子を王宮に伴った。
磨き抜かれたモザイクタイルが敷き詰められた広大な中庭を横切って、美しいアーチが並ぶ回廊を抜け、広い議場に通される。高い窓から差し込んだ陽光が織り成す光の帯の向こうに、玉座はあった。
「おお、そちらが例の息子か」
王はくだけた様子で言った。シハーブの父は跪いて礼をした。シハーブも鯱張ってそれに倣う。
「王子に引き合わせたかったのだが……どうも機嫌が治らぬらしい。すまぬな」
「滅相もございません。どうぞシハーブがお見舞いを申し上げていたとお伝えくだされ」
「歳も近い。良き友として導いてやってくれ」
「勿体ないお言葉です……」
王の前を辞した後、シハーブの父は行き合った人物と仕事の話を交わし始めた。当然幼いシハーブに理解できるわけもなく、大人しく父の後ろに控えていたが、退屈しのぎに足元のモザイクのタイルを数えていたのが良くなかった。
ふと顔を上げると、父の姿が消えている。先程の人物と話しながら、どこかへ移動してしまったのだ。
シハーブは慌てた。だが泣いて助けを求めたり、取り乱してそこらを駆け回ったりするような、そんな恥ずかしい真似はすべきでないと教えられていた。シハーブはつとめて平静を装って、父を探して宮殿内を歩いた。しかし、人が大勢集まっている場所はどうも気が引けて近寄れない。大人の仕事の邪魔をするものではないと幼い頃から言い聞かせられて育ったシハーブは、知らずしらず大人がいない場所を選んで歩いているうちに、すっかりひと気のない場所へとたどり着いた。
そこが宮殿のどこかの端であることは、宮殿を囲む外塀が見えていることでわかった。
シハーブが立ち止まったのは、子供の姿をみとめたからだった。アカシアの木陰に座り込んで、すぐ目の前の塔を見上げている。
近付いてみると、子供はシハーブより少し年下のようだった。
「誰だ」
シハーブに気付いた子供が言った。
「アフマド・シハーブです……」
躾けられた通りに自己紹介しかけて、シハーブはうっかりその子供をまじまじと見つめてしまった。それは彼の、幼いくせにやたらと整った顔立ちのせいでもなければ、ひと目で高貴な生まれだと分かる細やかな刺繍の施された衣のせいでもなかった。
彼は、その切れ長の大きな眼に、いっぱいに涙を溜めていたのだ。
シハーブに泣き顔を見られたことに気付いたのか、まるで涙を袖で拭うことすら恥だと思っているかのように、彼は頭をぶるんと振って涙を飛ばした。
「見ない顔だ」
泣きはらして赤らんだ目元に、挑みかかる獅子のような力強い光を宿している。
「今日、初めて王宮に来たんだ」
「迷ったのか」
その幼く高い声が、ごく自然に威厳を纏っている。
シハーブは赤面した。年下の子供に迷子かと言われて、恥ずかしさと悔しさが入り混じった妙な気分になった。
「――いや、父が――」
言いかけて、シハーブは話題をすり替えた。懐からハンカチを取り出して差し出す。
「……それより、悲しいことでもあった?」
彼が見られたくなかっただろう涙を指摘することで、シハーブは小さな反撃をしたつもりだった。
しかし彼は、そのハンカチをあっさりと受け取ると、勢いよく洟をかんだ。
「――悲しいのではない。悔しいのだ」
使い物にならなくなった絹のハンカチをシハーブの胸に押し付けて、彼は言った。
その両眼には、今は正しく怒りの火が燃えていた。シハーブは僅か4~5歳の幼児に、完全に気圧された。彼の怒りの矛先がシハーブではないことだけは感じ取れた。その怒りはもっと巨大で、曖昧で、抽象的な何かに向けられていた。
「何が――」
悔しいのか、とシハーブが言いかけた時、遠くから名を呼ぶ声がした。
「アフマド!」
振り返ると、父の姿があった。
「あれがそなたの父か?」
子供が言った。
「ええ」
シハーブ
「良かったな、会えて」
子供が薄く笑う。シハーブの幼い見栄などすべて見通したような老成した表情に、シハーブは何故か(勝てない)と思った。
「あなたのお父上は、どこにいるんだ?」
「知らない。ここ三月ほど、見ていない」
ということは、母が宮殿に居るのか、とごく自然にシハーブは思った。そこで深く考えずに言葉を続けた。
「では、母上は?」
子供は笑みを消し、蒼穹にそびえる塔を仰いだ。そしてまっすぐに腕を伸ばし、その高い高い窓を指差して、言った。
「母上は死んだ。あそこで」
シハーブは言葉を失った。
父の足音がすぐ後ろまで来ていた。
「これは――殿下」
父がシハーブの横で跪く。
「えっ……」
動揺したシハーブの横で、父はその幼い子供に微笑んだ。
「これは息子のアフマドです。今日は殿下のご気分が優れないと伺っておりました。お会いできて良かった」
「名はさっき聞いた。明日も来るのか?」
「殿下がよろしければ、毎日でも来させますよ」
「わかった」
そのやりとりを横で聞いていたシハーブは、ようやくこの偉そうな子供の正体が分かって、空を仰いで溜め息をついた。
(勝てないわけだ――)
「アフマド、こちらが、マルス=ミカ・ナミル・ジュディード殿下だ」
父がようやくシハーブに向き直って言った。
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