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第十章 王都編
牢獄★
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ララ=アルサーシャの住民は、都会に住む者の常として一様に自尊心が高く、品性を重視する風潮が強かった。だから負け戦の兵士たちが王都入りしても、野次や罵声を浴びせたりするような光景はなく、どころかわざわざ興味を示すことすら恥ずべき行為であるかのように、ただ通りすがりに冷ややかな目を向け、時折ひそひそと囁きを交わすだけだった。
反乱軍の戦士として王国を脅かした大罪人、ユーリ・アトゥイーが乗せられた護送車は、昼過ぎにアルサーシャへ到着した。腹部に受けた銃弾のためにまだ起き上がれないユーリは、横たわるには狭い檻の中で、膝を立てて寝ていた。
『あれが砂漠で一番と謳われる戦士か』
『よく見えねぇや。生きてるのか?』
『怪我してるんだってさ。なんでも、銃で撃たれたとか』
『思ったより小さいんだねぇ』
『あれなら俺でも勝てそうだぜ』
『あんたは力自慢なだけで、剣どころか包丁も使えないだろ』
そんな囁き声をぼんやりと聞きながら、ユーリは馬車に揺られていた。やがてユーリを乗せた護送車は監獄へと入っていった。
地の底から響いてくるような悲鳴や呻き声が、石の壁に反響して間断なく聞こえてくる。湿った空気と饐えたような臭いに、ユーリは僅かに眉をひそめた。それまで夢と現との狭間で浮遊していた意識が、澱んだ空気の中で徐々に覚醒していく。
「降りろ」
檻が開けられ、命じられるままにユーリは檻から出た。両手と両脚には頑丈な鉄の輪がはめられ、それぞれが極太の鎖で繋がれていた。屈強な大男六人ほどに囲まれて、ユーリは監獄の中を歩かされた。ユーリはその厳重さに苦笑する。
(こんな状態で暴れたりできるわけないのに、随分と仰々しいな)
まだ立ち上がるだけで傷口が痛み、身体に力が入らない。加えて手足の鎖が重すぎて、ユーリは牢に着く前にがっくりと膝を折ってしまった。
結局、床に座り込んでしまったまま動けないユーリを、大男が二人がかりで支えて牢まで連れて行った。見張りのはずの彼らが、救護している滑稽さに、ユーリはまた他人事のように呆れ返った。
だが、呑気に構えていられたのもそこまでだった。
「……ユーリ・アトゥイー?」
暗くじめじめした通路の左右には牢が並んでいる。そのひとつから呼び止められて顔を上げると、そこには見知った仲間の顔があった。
「イスマイル!あんたも捕まったのか」
そこには道路工夫のイスマイルが、ひどく憔悴した様子で鉄柵にしがみついていた。
「俺だけじゃない……そこに、オットーも」
イスマイルが視線で指した先の牢には、床にごろりと転がって動かない丸い塊があった。
「……オットー……!」
突き出た腹が微かに上下していて、辛うじて呼吸しているのが分かる。だがその裸にされた上半身は、皮膚が紫色に変色してぱんぱんに腫れ上がり、無数の傷で覆われていた。元々丸顔だった顔は倍ほどに膨れ上がり、両眼は腫れたまぶたに埋まってしまっていた。唇は裂け、鼻は折れ曲がり、耳があるはずの場所はどす黒い血の塊が張り付いている。
ユーリは言葉を失った。
「昨日、尋問から戻ってから、目覚めないんだ」
そう話すイスマイルもまた、片脚をどうかしたのか、まっすぐ立てない様子だった。顔にも身体にも拷問の痕が痛々しい。
「無駄口を叩くな!」
大男の一人が怒鳴った。
「ここに来て他人の心配をしているとは余裕だな。貴様の受ける拷問はこんなもんじゃないぞ」
もう一人が、何が可笑しいのか、にやりと笑みを浮かべて言った。
この時ようやくユーリの中に、怒りと敵意が生まれた。
ユーリはイスマイルたちと引き離され、牢の奥深くの独房に入れられた。
「特別室だぜ」
大男の看守が愉しそうに言った。そのにやついた顔面をこの太い鎖で殴りつけてやろうか、とユーリは思ったが、今のユーリには到底そんな体力はなく、両腕を離された途端に床に倒れ込んだ。貧血でもう起きていられなかったし、これからどんな拷問が待ち構えているか知らないが、始まってもいない脅威に怯えても仕方がない、と開き直ったユーリは、眠れる間は眠って回復に努めることにした。鉄柵を閉めて閂をかける重い音を、ユーリは遠ざかる意識の中で聞いた。
次にユーリが目覚めたのは、鉄格子越しの隣の房が突然明るい光で照らされたからだった。
そこで初めて周囲の様子を見て、ユーリは看守がここを特別室と言った意味を理解した。
ユーリの独房は拷問室と隣接していた。というより、地下に幾つもある拷問室の一室だった。
通常、尋問を受ける囚人は牢から出されて地下の拷問室へ連れて行かれ、尋問が済んだら牢へ戻される。だがこの牢では何日でも続けて囚人に拷問を受けさせることができるのだ。
明々と照らし出された隣の拷問室には、イスマイルが天井から下がった鎖で両手を吊るされていた。
「よう、起きてるか?色男」
拷問官がユーリの牢の柵を鉄棒で叩いて言った。ユーリは傷の痛みに耐えながら、やっとのことで上体を起こした。
イスマイルの牢には、屈強な体格をした二人の拷問官と、制服を着た看守が一人、そして白い装束を纏った身分の高そうな男がいた。看守は簡素な椅子に掛け、手元の書類を見ながら、イスマイルに王都にある反乱軍の拠点や仲間の名について質問した。イスマイルが少しでも言い澱むと、拷問官が鞭で打った。鞭はよほど痛いらしく、打たれるたびにイスマイルは呻き声を上げた。
「ユーリ・アトゥイー」
ひとしきりイスマイルに質問し終えた看守は、ユーリの方を向いた。
「アルヴィラに今いる兵力は?」
唐突に水を向けられて、ユーリは目を瞬かせた。
「……知らない」
ユーリが正直に答えた瞬間、イスマイルの身体に鞭が走った。
「うううっ!」
イスマイルが呻く。
「本当に、知らない。俺は、そういうことは。頼む、彼を打たないでくれ」
ユーリは重ねて言った。どんなに責められても知らないものは話せない。実際、作戦はほぼジェイクが立てていた。ユーリは自分の役割は知らされていたが、全体の作戦立案には関わっていなかった。
「じゃあ何を知っている?知っていることを喋ればいい。なんでもいいぞ」
看守は感情の読めない顔をユーリに向けて言った。看守の後ろに立っていた白い装束の男が、看守に何事か囁いた。
「……では、ユーリ・アトゥイー。21ポイントの攻撃に使った銃は、どこから手に入れた?」
看守の質問に、ユーリは一瞬、固まった。
入手先は、ブラッディ・ルビーだ。だが、さすがに彼女の名は言えない。仲間でもないのに売るなんてことは。
「知ら……ない」
言い終わるのと同時に、鞭が鳴った。
「うあああ!」
「イスマイル!」
ユーリは叫んだ。それを見ていた白い装束の男が、今度は拷問官に合図して近くに呼び、また何事か命じた。拷問官はにやりと凶悪な笑みを浮かべた。そして壁に掛けられた様々な形状の拷問器具の中から、赤ん坊の頭ほどの大きさの鉄球を手に取った。
イスマイルの両手の鎖が外され、台の上にうつ伏せにされた。そして右手をまっすぐに伸ばされ、その手の甲目がけて――。
「やめろ!やめてくれ……たのむ、やめ……ぎゃあああーーーーっ!!」
ゴトッ、と重い音を立てて、落下した鉄球がイスマイルの掌の骨を粉砕した。
「――――っ!」
ぎり、とユーリは奥歯を噛んだ。
「痛めつけるなら、俺をやればいいだろう!」
ユーリは鉄格子を両手で掴んで叫んだ。鉄球を落とした拷問官が歩み寄ってきて、鉄柵越しにユーリのターバンを引き剥がすと、頭を掴み勢いをつけて柵に叩きつけた。
「……つっ!」
「焦らなくても、お前のこともいずれたっぷりかわいがってやるさ」
拷問官はユーリの黒髪を掴んだまま、息のかかるほど顔を近づけて言った。
「で、銃はどこから?」
看守が冷徹な声で繰り返す。拷問官はユーリの髪を放すと、イスマイルの潰れた手の少し上の部分を狙って、再び鉄球を掲げた。
「うあああ!ああああーーーーっ!!」
恐慌をきたしたイスマイルが絶叫する。
「――アルナハブだ!」
ユーリは叫んだ。
「アルナハブから密輸した!あっち側のルートは知らん!俺は受け取っただけだ!」
「何丁?」
「……二千だ!」
ここで嘘をついても仕方がない。どうせ21ポイント攻略時の戦力は国軍側にも伝わっているだろう。
「じゃあ次――」
まだ続けるのか、と、ユーリは怒りに震えた。イスマイルはまだ二十歳をいくつか過ぎただけの若者だった。だが腕をここまで砕かれたら、釈放されたとしても生きていく術は限られるだろう。ましてここで命を落とすようなことになったらと思うと、ユーリはいたたまれなかった。
だがその時、想像もしなかった人物が地下に下りてきた。
「そのくらいにしておけ。こんな尋問には意味がなかろう」
反乱軍の戦士として王国を脅かした大罪人、ユーリ・アトゥイーが乗せられた護送車は、昼過ぎにアルサーシャへ到着した。腹部に受けた銃弾のためにまだ起き上がれないユーリは、横たわるには狭い檻の中で、膝を立てて寝ていた。
『あれが砂漠で一番と謳われる戦士か』
『よく見えねぇや。生きてるのか?』
『怪我してるんだってさ。なんでも、銃で撃たれたとか』
『思ったより小さいんだねぇ』
『あれなら俺でも勝てそうだぜ』
『あんたは力自慢なだけで、剣どころか包丁も使えないだろ』
そんな囁き声をぼんやりと聞きながら、ユーリは馬車に揺られていた。やがてユーリを乗せた護送車は監獄へと入っていった。
地の底から響いてくるような悲鳴や呻き声が、石の壁に反響して間断なく聞こえてくる。湿った空気と饐えたような臭いに、ユーリは僅かに眉をひそめた。それまで夢と現との狭間で浮遊していた意識が、澱んだ空気の中で徐々に覚醒していく。
「降りろ」
檻が開けられ、命じられるままにユーリは檻から出た。両手と両脚には頑丈な鉄の輪がはめられ、それぞれが極太の鎖で繋がれていた。屈強な大男六人ほどに囲まれて、ユーリは監獄の中を歩かされた。ユーリはその厳重さに苦笑する。
(こんな状態で暴れたりできるわけないのに、随分と仰々しいな)
まだ立ち上がるだけで傷口が痛み、身体に力が入らない。加えて手足の鎖が重すぎて、ユーリは牢に着く前にがっくりと膝を折ってしまった。
結局、床に座り込んでしまったまま動けないユーリを、大男が二人がかりで支えて牢まで連れて行った。見張りのはずの彼らが、救護している滑稽さに、ユーリはまた他人事のように呆れ返った。
だが、呑気に構えていられたのもそこまでだった。
「……ユーリ・アトゥイー?」
暗くじめじめした通路の左右には牢が並んでいる。そのひとつから呼び止められて顔を上げると、そこには見知った仲間の顔があった。
「イスマイル!あんたも捕まったのか」
そこには道路工夫のイスマイルが、ひどく憔悴した様子で鉄柵にしがみついていた。
「俺だけじゃない……そこに、オットーも」
イスマイルが視線で指した先の牢には、床にごろりと転がって動かない丸い塊があった。
「……オットー……!」
突き出た腹が微かに上下していて、辛うじて呼吸しているのが分かる。だがその裸にされた上半身は、皮膚が紫色に変色してぱんぱんに腫れ上がり、無数の傷で覆われていた。元々丸顔だった顔は倍ほどに膨れ上がり、両眼は腫れたまぶたに埋まってしまっていた。唇は裂け、鼻は折れ曲がり、耳があるはずの場所はどす黒い血の塊が張り付いている。
ユーリは言葉を失った。
「昨日、尋問から戻ってから、目覚めないんだ」
そう話すイスマイルもまた、片脚をどうかしたのか、まっすぐ立てない様子だった。顔にも身体にも拷問の痕が痛々しい。
「無駄口を叩くな!」
大男の一人が怒鳴った。
「ここに来て他人の心配をしているとは余裕だな。貴様の受ける拷問はこんなもんじゃないぞ」
もう一人が、何が可笑しいのか、にやりと笑みを浮かべて言った。
この時ようやくユーリの中に、怒りと敵意が生まれた。
ユーリはイスマイルたちと引き離され、牢の奥深くの独房に入れられた。
「特別室だぜ」
大男の看守が愉しそうに言った。そのにやついた顔面をこの太い鎖で殴りつけてやろうか、とユーリは思ったが、今のユーリには到底そんな体力はなく、両腕を離された途端に床に倒れ込んだ。貧血でもう起きていられなかったし、これからどんな拷問が待ち構えているか知らないが、始まってもいない脅威に怯えても仕方がない、と開き直ったユーリは、眠れる間は眠って回復に努めることにした。鉄柵を閉めて閂をかける重い音を、ユーリは遠ざかる意識の中で聞いた。
次にユーリが目覚めたのは、鉄格子越しの隣の房が突然明るい光で照らされたからだった。
そこで初めて周囲の様子を見て、ユーリは看守がここを特別室と言った意味を理解した。
ユーリの独房は拷問室と隣接していた。というより、地下に幾つもある拷問室の一室だった。
通常、尋問を受ける囚人は牢から出されて地下の拷問室へ連れて行かれ、尋問が済んだら牢へ戻される。だがこの牢では何日でも続けて囚人に拷問を受けさせることができるのだ。
明々と照らし出された隣の拷問室には、イスマイルが天井から下がった鎖で両手を吊るされていた。
「よう、起きてるか?色男」
拷問官がユーリの牢の柵を鉄棒で叩いて言った。ユーリは傷の痛みに耐えながら、やっとのことで上体を起こした。
イスマイルの牢には、屈強な体格をした二人の拷問官と、制服を着た看守が一人、そして白い装束を纏った身分の高そうな男がいた。看守は簡素な椅子に掛け、手元の書類を見ながら、イスマイルに王都にある反乱軍の拠点や仲間の名について質問した。イスマイルが少しでも言い澱むと、拷問官が鞭で打った。鞭はよほど痛いらしく、打たれるたびにイスマイルは呻き声を上げた。
「ユーリ・アトゥイー」
ひとしきりイスマイルに質問し終えた看守は、ユーリの方を向いた。
「アルヴィラに今いる兵力は?」
唐突に水を向けられて、ユーリは目を瞬かせた。
「……知らない」
ユーリが正直に答えた瞬間、イスマイルの身体に鞭が走った。
「うううっ!」
イスマイルが呻く。
「本当に、知らない。俺は、そういうことは。頼む、彼を打たないでくれ」
ユーリは重ねて言った。どんなに責められても知らないものは話せない。実際、作戦はほぼジェイクが立てていた。ユーリは自分の役割は知らされていたが、全体の作戦立案には関わっていなかった。
「じゃあ何を知っている?知っていることを喋ればいい。なんでもいいぞ」
看守は感情の読めない顔をユーリに向けて言った。看守の後ろに立っていた白い装束の男が、看守に何事か囁いた。
「……では、ユーリ・アトゥイー。21ポイントの攻撃に使った銃は、どこから手に入れた?」
看守の質問に、ユーリは一瞬、固まった。
入手先は、ブラッディ・ルビーだ。だが、さすがに彼女の名は言えない。仲間でもないのに売るなんてことは。
「知ら……ない」
言い終わるのと同時に、鞭が鳴った。
「うあああ!」
「イスマイル!」
ユーリは叫んだ。それを見ていた白い装束の男が、今度は拷問官に合図して近くに呼び、また何事か命じた。拷問官はにやりと凶悪な笑みを浮かべた。そして壁に掛けられた様々な形状の拷問器具の中から、赤ん坊の頭ほどの大きさの鉄球を手に取った。
イスマイルの両手の鎖が外され、台の上にうつ伏せにされた。そして右手をまっすぐに伸ばされ、その手の甲目がけて――。
「やめろ!やめてくれ……たのむ、やめ……ぎゃあああーーーーっ!!」
ゴトッ、と重い音を立てて、落下した鉄球がイスマイルの掌の骨を粉砕した。
「――――っ!」
ぎり、とユーリは奥歯を噛んだ。
「痛めつけるなら、俺をやればいいだろう!」
ユーリは鉄格子を両手で掴んで叫んだ。鉄球を落とした拷問官が歩み寄ってきて、鉄柵越しにユーリのターバンを引き剥がすと、頭を掴み勢いをつけて柵に叩きつけた。
「……つっ!」
「焦らなくても、お前のこともいずれたっぷりかわいがってやるさ」
拷問官はユーリの黒髪を掴んだまま、息のかかるほど顔を近づけて言った。
「で、銃はどこから?」
看守が冷徹な声で繰り返す。拷問官はユーリの髪を放すと、イスマイルの潰れた手の少し上の部分を狙って、再び鉄球を掲げた。
「うあああ!ああああーーーーっ!!」
恐慌をきたしたイスマイルが絶叫する。
「――アルナハブだ!」
ユーリは叫んだ。
「アルナハブから密輸した!あっち側のルートは知らん!俺は受け取っただけだ!」
「何丁?」
「……二千だ!」
ここで嘘をついても仕方がない。どうせ21ポイント攻略時の戦力は国軍側にも伝わっているだろう。
「じゃあ次――」
まだ続けるのか、と、ユーリは怒りに震えた。イスマイルはまだ二十歳をいくつか過ぎただけの若者だった。だが腕をここまで砕かれたら、釈放されたとしても生きていく術は限られるだろう。ましてここで命を落とすようなことになったらと思うと、ユーリはいたたまれなかった。
だがその時、想像もしなかった人物が地下に下りてきた。
「そのくらいにしておけ。こんな尋問には意味がなかろう」
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