148 / 230
第九章 海賊編
激戦
しおりを挟む
砂漠の中に黒々とそびえる砦を眼下に眺め、傭兵隊長ウラジーミル・ザハロフはぼそりと呟いた。
「クソ……懐かしいじゃねぇか」
砂漠街道21ポイント。
無秩序に継ぎ接ぎされ自己増殖する、鉄でできた不気味な合成怪物。
アルヴィラ解放戦線千人あまりの兵力に対し、国軍は周辺の砦からかき集めた駐屯兵と王都からの派遣兵合わせて二千の兵を投入していた。
鋼鉄の砦を挟んで北側に展開した国軍は、同じく南側に展開したアルヴィラ解放戦線と、早朝に開戦した。
機動力に長けたアルヴィラ解放戦線は、猛スピードで敵陣に突っ込んでいく。と同時に、両翼に大きく広がって国軍を包囲する陣形を作り出した。
「怯むな!人数も装備もこちらが上だ!」
司令官である歴戦の名将ムスタファ将軍は、落ち着き払って自軍を鼓舞した。
将軍の言った通り、数で劣る解放戦線が更に広がったために、陣形には厚みがない。薄膜のような解放戦線はあっという間に国軍に呑み込まれた――かに見えた。
「こりゃあ、俺らの出番はないんじゃねぇか?」
ウラジーミルの横に馬を並べたパブロが言った。その砂丘にはウラジーミル率いる傭兵隊が潜んでいた。
「いや、見ていろ――」
ウラジーミルはじっと戦況を睨んでいる。パブロはその視線を追った。
と、パッと弾けるように、解放戦線が国軍の塊から散り散りに飛び出してきた。そしてすぐに再び膜を形成し、国軍を包み込む。
「解放戦線、速すぎるんだ。すっかり手玉に取られてやがる」
包み込んでは離脱する戦法を数回繰り返す内に、国軍の動きが徐々に鈍くなってきた。じわじわと戦力を削がれているのだろう。何度目かで、解放戦線はすっかり国軍の背後を取った。
ヒュウ、とパブロが口笛を吹いた。
「やるじゃねぇか」
「――よし、行くぞ!」
ウラジーミルの合図で、傭兵隊は一気に砂丘を駆け下りた。小銃の射程距離まで近づくと、解放戦線の兵士に弾丸を浴びせる。
銃撃に気付いた解放戦線軍は、カイヤーン率いる百人ほどの隊をザハロフ隊への迎撃に向かわせた。
敵の一軍が国軍の塊から十分に離れたところで、砂丘に身を潜めていた傭兵隊の兵士・ザイオンが、ロケット弾を発射した。
ドォン……という爆発音と共に、煙が巻き上がる。数騎が巻き込まれ、一瞬陣形が崩れた。
「よし、このまま敵の数を削いでいくぞ!」
「ラジャー!」
ザイオンは立て続けに二発目、三発目と打ち込んだ。
しかし、カイヤーン隊は初弾こそまともに食らったものの、次からは弾道を予測して避けながら向かってきた。
戦場は混戦の様相を呈してきた。
「深く入りすぎるな!剣戟を受けたら勝ち目がない!弾は十分にある、銃で確実に仕留めていけ!」
指示を出しながら、ウラジーミルはふと空を仰いだ。
「太陽が――」
――太陽が、黄色い。
「ザハロフ中佐?」
若い兵士のジェラールが、ウラジーミルを振り返った。ウラジーミルはすぐそばの小高い砂丘を駆け上がり、周囲を見渡した。
地平線が煙っている。戦闘の砂煙とは別だ。ずっと遠く――小さな砂煙が、だんだん大きく――近寄ってくる――砂の壁。遠くから、物凄いスピードで。
ウラジーミルは、それを知っている。
「中佐!」
追ってきたジェラールが砂丘の下から呼んだ。
「――砂嵐だ!」
ウラジーミルが叫んだ。
「――え!?」
「砂嵐だ!すぐにここにも来るぞ!一旦退け!退くんだ!」
ウラジーミルの頭に、ある記憶が蘇った。
――砂嵐からは、逃げられない。
その男は、砂嵐と共にやってきた。
両耳が轟音に塞がれる。叩きつけられる砂粒に、目を開けていられない。必死で両腕で顔を覆い、なんとか呼吸しようとするが、空気の代わりに砂が入ってきて思うように吸い込めない。
「――ャア……――アァ――」
「――ぐぁ……ギャア……ア――」
ほうぼうから味方の叫び声や呻き声がするが、風に掻き消されて、距離も方向もわからない。馬が暴れるので、ウラジーミルは諦めて馬から降りた。
「くそっ……」
なんとか細く目を開けると、砂煙の中を信じられない速さで駆け回りながら、味方を倒していく黒い影があった。
(敵兵か――)
ウラジーミルはその影との間合いを計った。だが砂嵐のせいで、長くは目を開けていられない。
何度目かに目を開けたとき、いきなり目の前に黒い影が立ち塞がっていた。
「――――!」
ウラジーミルは咄嗟に数歩、下がった。それほど影は近くにいた。
黒い馬に跨った男は、黒いターバンで頭も顔も覆っている。砂嵐に少しも動じる様子がない。
(遊牧民――!)
ウラジーミルは背筋を冷たい汗が伝うのを感じた。
(気配を――感じなかった――)
――この俺が、敵を前にして怯むなど。
ウラジーミルは心中で歯噛みした。対峙しただけで分かる相手の力量に、少なからず怖気づいている自分が腹立たしい。加えて、この砂嵐である。
ウラジーミルは黒い影から逃げるように、風に流れる砂を漕いだ。
少し進んでは、風に押されて止まる。ウラジーミルが逃げれば黒い影は砂煙の向こうに消え、馬が止まって少しすると、再び現れるのを繰り返している。
ウラジーミルは銃を構えたが、狙うべき方向がわからない。何より、無闇に撃って万一味方に当たったら。
「くそ……どこだ……」
そう呟いた瞬間、背後から
「こっちだ」
と声がした。
「!」
振り向きざま、目の前を剣閃が疾走った。
「貴様っ!」
ウラジーミルは銃を放し、剣を抜いた。ガキィン!と重い音を立てて、剣と剣がぶつかり合った。
数回剣を交差させただけで、ウラジーミルはすぐに悟った。
(こいつは、強い)
相手の方が常に少しだけ速い。その上、的確に急所を狙って剣を繰り出してくる。他方でウラジーミルは、吹き付けてくる砂に気を取られて、ろくに狙いも定まらない。結果、繰り出されてくる剣をただ受けるので精一杯になっている。
(くそ。地の利は元から遊牧民にあるんだ。ましてこんな砂の中じゃあ)
砂漠慣れしていない自分に、勝ち目はない――。
キィン――
ウラジーミルよりひと回り小さな身体に似合わない力強さで、黒い男はウラジーミルの剣を下から斬り上げた。弾き飛ばされた切っ先に腕を持っていかれて、ウラジーミルの脇下が大きく開いた。そこをめがけて、男は剣を素早く凪いだ。
「あっ……」
肋骨の間をすり抜けた刃が、深々と肺を切り裂いた。
「ぐふっ」
血泡を吐きながら、ウラジーミルは膝を折った。
ウラジーミルが目を開けると、静かな黒い瞳が自分を見下ろしていた。
「……貴様……ユーリ……アトゥイー……」
「ああ」
黒い瞳が頷いた。
「スカイを……あのとき……」
覚えている。黒い風のように砂漠を駆ける男。
苦戦したアルヴィラの戦いで、スカイを斬った男だ。
(くそ……俺に勝てるわけがねぇじゃねぇか……)
スカイはおそらく国軍で一、二を争う使い手だ。ユーリ・アトゥイーはそのスカイを倒したのだ。
「……がふっ」
ウラジーミルは血にむせた。もうすぐ自分の時間が終わることがわかる。
「喋ると苦しむ。とどめを刺してやろう」
ユーリ・アトゥイーが剣を振り上げた。ウラジーミルはどうにか首を振った。
「あんた……アトゥイー……」
どうしてそれを言おうと思ったのかわからない。ウラジーミルは、掠れる声で言った。
「国軍の、アトゥイーは……死んだぜ……」
「えっ……?」
唐突な言葉に、ユーリは一瞬、戦の最中だったことを忘れた。
ひざまづいてウラジーミルの口元に耳を当てたが、ウラジーミルは既に事切れていた。
「死ん……だ……?」
呆然とした一瞬、ふわり、と風が止んだ。
視界が少しだけ晴れた。その僅かな瞬間。
タァン――
乾いた銃声が響いた。
「――――っ」
衝撃を覚えて、ユーリは腹を押さえた。その手がみるみる鮮血に染まっていく。
引き金を引いたのは、それまでずっと砂に伏せたまま銃を構え続けていた、リンだった。
砂嵐が21ポイントを覆っていたのは小一時間ほどのことだった。
「立て直せ!嵐が収まり次第、攻撃再開だ!」
ムスタファ将軍は、すっかり砂をかぶった兵士たちに檄を飛ばした。
「し、司令官……しかし……」
将軍のすぐ横にいた兵士が、おどおどと声を上げた。
「なんだ!?」
「司令官、あれを」
兵士が震える手で指差した先。
彼方へと去っていく砂煙の中から姿を表したのは、銃で武装した、ダレイ王子率いるアルナハブ兵三千の部隊だった。
「クソ……懐かしいじゃねぇか」
砂漠街道21ポイント。
無秩序に継ぎ接ぎされ自己増殖する、鉄でできた不気味な合成怪物。
アルヴィラ解放戦線千人あまりの兵力に対し、国軍は周辺の砦からかき集めた駐屯兵と王都からの派遣兵合わせて二千の兵を投入していた。
鋼鉄の砦を挟んで北側に展開した国軍は、同じく南側に展開したアルヴィラ解放戦線と、早朝に開戦した。
機動力に長けたアルヴィラ解放戦線は、猛スピードで敵陣に突っ込んでいく。と同時に、両翼に大きく広がって国軍を包囲する陣形を作り出した。
「怯むな!人数も装備もこちらが上だ!」
司令官である歴戦の名将ムスタファ将軍は、落ち着き払って自軍を鼓舞した。
将軍の言った通り、数で劣る解放戦線が更に広がったために、陣形には厚みがない。薄膜のような解放戦線はあっという間に国軍に呑み込まれた――かに見えた。
「こりゃあ、俺らの出番はないんじゃねぇか?」
ウラジーミルの横に馬を並べたパブロが言った。その砂丘にはウラジーミル率いる傭兵隊が潜んでいた。
「いや、見ていろ――」
ウラジーミルはじっと戦況を睨んでいる。パブロはその視線を追った。
と、パッと弾けるように、解放戦線が国軍の塊から散り散りに飛び出してきた。そしてすぐに再び膜を形成し、国軍を包み込む。
「解放戦線、速すぎるんだ。すっかり手玉に取られてやがる」
包み込んでは離脱する戦法を数回繰り返す内に、国軍の動きが徐々に鈍くなってきた。じわじわと戦力を削がれているのだろう。何度目かで、解放戦線はすっかり国軍の背後を取った。
ヒュウ、とパブロが口笛を吹いた。
「やるじゃねぇか」
「――よし、行くぞ!」
ウラジーミルの合図で、傭兵隊は一気に砂丘を駆け下りた。小銃の射程距離まで近づくと、解放戦線の兵士に弾丸を浴びせる。
銃撃に気付いた解放戦線軍は、カイヤーン率いる百人ほどの隊をザハロフ隊への迎撃に向かわせた。
敵の一軍が国軍の塊から十分に離れたところで、砂丘に身を潜めていた傭兵隊の兵士・ザイオンが、ロケット弾を発射した。
ドォン……という爆発音と共に、煙が巻き上がる。数騎が巻き込まれ、一瞬陣形が崩れた。
「よし、このまま敵の数を削いでいくぞ!」
「ラジャー!」
ザイオンは立て続けに二発目、三発目と打ち込んだ。
しかし、カイヤーン隊は初弾こそまともに食らったものの、次からは弾道を予測して避けながら向かってきた。
戦場は混戦の様相を呈してきた。
「深く入りすぎるな!剣戟を受けたら勝ち目がない!弾は十分にある、銃で確実に仕留めていけ!」
指示を出しながら、ウラジーミルはふと空を仰いだ。
「太陽が――」
――太陽が、黄色い。
「ザハロフ中佐?」
若い兵士のジェラールが、ウラジーミルを振り返った。ウラジーミルはすぐそばの小高い砂丘を駆け上がり、周囲を見渡した。
地平線が煙っている。戦闘の砂煙とは別だ。ずっと遠く――小さな砂煙が、だんだん大きく――近寄ってくる――砂の壁。遠くから、物凄いスピードで。
ウラジーミルは、それを知っている。
「中佐!」
追ってきたジェラールが砂丘の下から呼んだ。
「――砂嵐だ!」
ウラジーミルが叫んだ。
「――え!?」
「砂嵐だ!すぐにここにも来るぞ!一旦退け!退くんだ!」
ウラジーミルの頭に、ある記憶が蘇った。
――砂嵐からは、逃げられない。
その男は、砂嵐と共にやってきた。
両耳が轟音に塞がれる。叩きつけられる砂粒に、目を開けていられない。必死で両腕で顔を覆い、なんとか呼吸しようとするが、空気の代わりに砂が入ってきて思うように吸い込めない。
「――ャア……――アァ――」
「――ぐぁ……ギャア……ア――」
ほうぼうから味方の叫び声や呻き声がするが、風に掻き消されて、距離も方向もわからない。馬が暴れるので、ウラジーミルは諦めて馬から降りた。
「くそっ……」
なんとか細く目を開けると、砂煙の中を信じられない速さで駆け回りながら、味方を倒していく黒い影があった。
(敵兵か――)
ウラジーミルはその影との間合いを計った。だが砂嵐のせいで、長くは目を開けていられない。
何度目かに目を開けたとき、いきなり目の前に黒い影が立ち塞がっていた。
「――――!」
ウラジーミルは咄嗟に数歩、下がった。それほど影は近くにいた。
黒い馬に跨った男は、黒いターバンで頭も顔も覆っている。砂嵐に少しも動じる様子がない。
(遊牧民――!)
ウラジーミルは背筋を冷たい汗が伝うのを感じた。
(気配を――感じなかった――)
――この俺が、敵を前にして怯むなど。
ウラジーミルは心中で歯噛みした。対峙しただけで分かる相手の力量に、少なからず怖気づいている自分が腹立たしい。加えて、この砂嵐である。
ウラジーミルは黒い影から逃げるように、風に流れる砂を漕いだ。
少し進んでは、風に押されて止まる。ウラジーミルが逃げれば黒い影は砂煙の向こうに消え、馬が止まって少しすると、再び現れるのを繰り返している。
ウラジーミルは銃を構えたが、狙うべき方向がわからない。何より、無闇に撃って万一味方に当たったら。
「くそ……どこだ……」
そう呟いた瞬間、背後から
「こっちだ」
と声がした。
「!」
振り向きざま、目の前を剣閃が疾走った。
「貴様っ!」
ウラジーミルは銃を放し、剣を抜いた。ガキィン!と重い音を立てて、剣と剣がぶつかり合った。
数回剣を交差させただけで、ウラジーミルはすぐに悟った。
(こいつは、強い)
相手の方が常に少しだけ速い。その上、的確に急所を狙って剣を繰り出してくる。他方でウラジーミルは、吹き付けてくる砂に気を取られて、ろくに狙いも定まらない。結果、繰り出されてくる剣をただ受けるので精一杯になっている。
(くそ。地の利は元から遊牧民にあるんだ。ましてこんな砂の中じゃあ)
砂漠慣れしていない自分に、勝ち目はない――。
キィン――
ウラジーミルよりひと回り小さな身体に似合わない力強さで、黒い男はウラジーミルの剣を下から斬り上げた。弾き飛ばされた切っ先に腕を持っていかれて、ウラジーミルの脇下が大きく開いた。そこをめがけて、男は剣を素早く凪いだ。
「あっ……」
肋骨の間をすり抜けた刃が、深々と肺を切り裂いた。
「ぐふっ」
血泡を吐きながら、ウラジーミルは膝を折った。
ウラジーミルが目を開けると、静かな黒い瞳が自分を見下ろしていた。
「……貴様……ユーリ……アトゥイー……」
「ああ」
黒い瞳が頷いた。
「スカイを……あのとき……」
覚えている。黒い風のように砂漠を駆ける男。
苦戦したアルヴィラの戦いで、スカイを斬った男だ。
(くそ……俺に勝てるわけがねぇじゃねぇか……)
スカイはおそらく国軍で一、二を争う使い手だ。ユーリ・アトゥイーはそのスカイを倒したのだ。
「……がふっ」
ウラジーミルは血にむせた。もうすぐ自分の時間が終わることがわかる。
「喋ると苦しむ。とどめを刺してやろう」
ユーリ・アトゥイーが剣を振り上げた。ウラジーミルはどうにか首を振った。
「あんた……アトゥイー……」
どうしてそれを言おうと思ったのかわからない。ウラジーミルは、掠れる声で言った。
「国軍の、アトゥイーは……死んだぜ……」
「えっ……?」
唐突な言葉に、ユーリは一瞬、戦の最中だったことを忘れた。
ひざまづいてウラジーミルの口元に耳を当てたが、ウラジーミルは既に事切れていた。
「死ん……だ……?」
呆然とした一瞬、ふわり、と風が止んだ。
視界が少しだけ晴れた。その僅かな瞬間。
タァン――
乾いた銃声が響いた。
「――――っ」
衝撃を覚えて、ユーリは腹を押さえた。その手がみるみる鮮血に染まっていく。
引き金を引いたのは、それまでずっと砂に伏せたまま銃を構え続けていた、リンだった。
砂嵐が21ポイントを覆っていたのは小一時間ほどのことだった。
「立て直せ!嵐が収まり次第、攻撃再開だ!」
ムスタファ将軍は、すっかり砂をかぶった兵士たちに檄を飛ばした。
「し、司令官……しかし……」
将軍のすぐ横にいた兵士が、おどおどと声を上げた。
「なんだ!?」
「司令官、あれを」
兵士が震える手で指差した先。
彼方へと去っていく砂煙の中から姿を表したのは、銃で武装した、ダレイ王子率いるアルナハブ兵三千の部隊だった。
0
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
如月さんは なびかない。~クラスで一番の美少女に、何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる