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第三章 王宮編
負傷
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その夜、ザハロフ・エディアカラ両隊は17ポイント砦に泊まることになった。
後手後手、と現場でも揶揄されていた作戦の、初の無傷での勝利に、兵士たちは沸き返っていた。砦の警備隊長がもてなして、簡単な料理と酒でその夜は宴会になった。
やがて宴もたけなわになり、出された料理も酒も空になった。
「もう酒はないのか?」
「あ、僕、取ってきますね」
エディが立ち上がると、エディの部下が慌てて止めた。
「隊長、私が行きます!隊長はここで」
「だいじょうぶ、僕もともとあんまり飲めないし」
そのやりとりを聞いていたアトゥイーは、何も言わずに立ち上がり、地下室へ向かった。
「あ、アトゥイー!」
エディが慌てて追う。自分も追おうとした部下の肩を、同輩の兵士が軽く掴んで止めた。意味ありげな目配せを交わした二人は、黙って席に戻った。
地下の貯蔵室には、誰もいなかった。通常、砦に数人しかいない使用人たちは、突然の大宴会に対応するため、皆厨房に出払ってしまったのだろう。
「アトゥイー……?」
エディが貯蔵室に降りると、アトゥイーが酒を捨てているところだった。
「エディ、この酒はだめだ」
「え?」
「毒が入ってる……」
昔。アトゥイーのいたキャラバンでもよく宴会が催された。毒味をさせられたのは奴隷だったので、自然に奴隷たちは毒の見分け方に詳しくなっていった。間違えると死ぬ。鼠や蠍を隠し持って飲ませたり、色の僅かな変化を見極めたりして、生き延びる知恵をつけていったのだ。
「さっき上で出されたものには入っていなかった。たぶん、人がいなくなったのを見計らって忍び込んだんだ――まだ遠くには行っていないかも」
エディも手伝って、毒入りの酒をすべて捨てきると、アトゥイーは地上へと駆け上がった。
「エディ、みんなに知らせてくれ。わたしは外を見てくる」
「わかった!」
エディの知らせを聞いた兵士たちは、一様に青ざめ、そして怒りを顕わにした。
「畜生、愚弄しやがって――!!」
「毒を飲んだところを攻めてくるつもりだったのか……!」
何人かは剣を手に門へと向かう。パブロとその部下数名は城壁に篝火を焚き、リンは狙撃銃を手に見張り台へ駆け上がる。
ふとパブロが見下ろすと、月の光の中、蒼い砂漠を鳥のように駆けていく黒い影があった。パブロはヒュウッと口笛を鳴らす。
「速いなぁ――」
砂丘に潜んでいた敵の斥候が、慌てて姿を表す。アトゥイーは散り散りに逃げる数騎の敵を追った。アトゥイーからだいぶ離れて、ようやく出てきた味方の騎馬たちが追いかける。
黒馬はユーリの馬よりも一回り小さかった。それは小柄なアトゥイーにちょうど良かった。いつかこの馬に乗って、ユーリの隣を走りたい――。そんな小さな夢を描く。
(遊牧民の血……)
一人、先頭を切って敵陣に攻め込む時、切り裂かれた風が耳元を過ぎるたび、あの言葉を思い出す。
(わたしが戦っているのは、本当は同胞なのだろうか――?)
その時。
ヒュゥオッ―――と音がして、胸に衝撃が走った。
「アトゥイー!」
ぐらり、と馬から落ちかける。
「手綱を放すな!」
すぐ近くで大声がして、アトゥイーはぎりぎりで手綱を掴んだ。横にぴったりと馬をつけたエディが、アトゥイーの身体を支え起こす。
ヒュン、ヒュン、と空を切って、矢が飛んでくる。エディは身を屈め、アトゥイーの馬と共に走り続けた。
タァン――と銃声がした。が、矢は止まない。
「ダメだ、暗くて狙いが――」
見張り台のリンが舌打ちする。
「貸せ」
いつの間に隣に来ていたのか、ウラジーミルがリンから銃を奪い取る。先程まで飲んでいた酒で顔が赤いのに、ウラジーミルの放った銃弾は正確に敵の頭蓋を撃ち抜いた。
結局、ウラジーミルが敵の五騎を討ち取り、エディたちは無事砦に戻ることができた。
「アトゥイーは!?」
ウラジーミルが見張り台から駆け下りてくると、ちょうどエディがアトゥイーを抱いて駆け込んできた。
「ここです!」
アトゥイーは胸に矢を受け、気を失いかけている。
「……肋骨で止まっているな。抜くぞ」
そう言って、ウラジーミルがひと息に矢を抜いた。
「あぐっ!」
傷口から吹き出した血を服の上から圧迫し、止血する。
「……とにかく、部屋で寝かせよう。薬を持ってきてくれ」
ウラジーミルはアトゥイーを抱き上げ、寝室へと案内させた。使用人たちが慌ただしく薬や包帯を用意する。
「僕が持っていきます。ありがとう」
エディは用意された薬と包帯を受け取り、アトゥイーの休んでいる部屋へ向かう。
ドアを開けると、ランプの光の中にアトゥイーが眠っていた。傷が痛むのか、脂汗を浮かべ、苦しそうに肩で息をしている。
「……っ!」
エディは咄嗟に顔を逸らした。アトゥイーの上半身は――手当のため、当然だが――裸だった。
「エディアカラ大尉か」
部屋にはウラジーミル一人しかいない。
「君はアトゥイーの友人だったな。俺の部下を助けてくれて感謝する」
「いや……あ……あの……」
エディは動揺で言葉が出てこない。
頭の中が混乱する。ザハロフ中佐は、エディが「夜の兎」に出入りしていたことを知っているのだろうか――あの庭で過ごした夜、ライラを抱いていた先客……何故いま、二人きりで?いや、アトゥイーは女だと皆知らないから――でも、でも。
あの夜、中佐がライラと口づけを交わす姿が、目に焼き付いている――。
「あの……ザハロフ中佐……アトゥイーは」
「エディアカラ大尉、もう戻っていいぞ」
何事か言いかけたエディを、ウラジーミルが遮った。
「でも」
「アトゥイーは俺の部下だ。あとはこっちで面倒を見る」
有無を言わさないウラジーミルの威圧に、エディは引き下がるよりほかなかった。
閉めたドアの向こうから、囁き声が聞こえてくる。
「アトゥイー……痛むか?」
「……ん……」
ウラジーミルが古い包帯を外すと、丸く上を向いた胸が露わになる。
「ちょっと我慢しろ……今薬を塗る」
ぬるりとした軟膏を塗り、化膿止めの薬草を加工した湿布を貼る。アトゥイーの上体を軽く起こして、新しい包帯を巻く。
「……ん……んん……っ……」
アトゥイーは意識のないまま、痛みに小さく呻いた。包帯を巻き終わったウラジーミルが、再びアトゥイーをそっと寝台に横たえる。
「……よーし、いい子だ……もう大丈夫……」
ふぅっと息を吐いて、アトゥイーはまた眠りに落ちていく。
「……アトゥイー、寝たのか?」
ウラジーミルの掌が、短くなったアトゥイーの髪をそっと撫でる。
「……ライラ」
そして、かすかに開いて熱い息を吐く桜色の唇に、ウラジーミルは自身の唇を重ねた。
「……ライラ……」
いたたまれなくなって、エディは駆け出した。
階段を駆け下り、どこか一人になれそうな場所を探す。
「……っ!」
「おっと」
狭い通路でぶつかった相手の顔を見て、エディは驚いた。それは今ここにいるはずのない人物――近衛兵のスカイだった。
「……スカイ様!……失礼しましたっ……!」
慌てて謝って端に寄り、そのまま先へ走りかける。が。
「ちょっと待って、エディアカラ大尉」
エディは危うくバランスを崩して転びそうになった。エディの襟首を、スカイが引っ掴んだのだ。
「どうしたんだい?きみ、今にも泣きそうな顔をして」
スカイの穏やかな笑顔に、エディはとうとう決壊した。両手で顔を覆う。
「僕は……僕はいつも……だめなんだ……どうして、いつもいつも目の前で、あの子が他の男に……れるのを、ただ見てるしかできなくて……っ……」
「あの子って、まさか――アトゥイーかな?」
スカイの顔から、笑みが消えた。
後手後手、と現場でも揶揄されていた作戦の、初の無傷での勝利に、兵士たちは沸き返っていた。砦の警備隊長がもてなして、簡単な料理と酒でその夜は宴会になった。
やがて宴もたけなわになり、出された料理も酒も空になった。
「もう酒はないのか?」
「あ、僕、取ってきますね」
エディが立ち上がると、エディの部下が慌てて止めた。
「隊長、私が行きます!隊長はここで」
「だいじょうぶ、僕もともとあんまり飲めないし」
そのやりとりを聞いていたアトゥイーは、何も言わずに立ち上がり、地下室へ向かった。
「あ、アトゥイー!」
エディが慌てて追う。自分も追おうとした部下の肩を、同輩の兵士が軽く掴んで止めた。意味ありげな目配せを交わした二人は、黙って席に戻った。
地下の貯蔵室には、誰もいなかった。通常、砦に数人しかいない使用人たちは、突然の大宴会に対応するため、皆厨房に出払ってしまったのだろう。
「アトゥイー……?」
エディが貯蔵室に降りると、アトゥイーが酒を捨てているところだった。
「エディ、この酒はだめだ」
「え?」
「毒が入ってる……」
昔。アトゥイーのいたキャラバンでもよく宴会が催された。毒味をさせられたのは奴隷だったので、自然に奴隷たちは毒の見分け方に詳しくなっていった。間違えると死ぬ。鼠や蠍を隠し持って飲ませたり、色の僅かな変化を見極めたりして、生き延びる知恵をつけていったのだ。
「さっき上で出されたものには入っていなかった。たぶん、人がいなくなったのを見計らって忍び込んだんだ――まだ遠くには行っていないかも」
エディも手伝って、毒入りの酒をすべて捨てきると、アトゥイーは地上へと駆け上がった。
「エディ、みんなに知らせてくれ。わたしは外を見てくる」
「わかった!」
エディの知らせを聞いた兵士たちは、一様に青ざめ、そして怒りを顕わにした。
「畜生、愚弄しやがって――!!」
「毒を飲んだところを攻めてくるつもりだったのか……!」
何人かは剣を手に門へと向かう。パブロとその部下数名は城壁に篝火を焚き、リンは狙撃銃を手に見張り台へ駆け上がる。
ふとパブロが見下ろすと、月の光の中、蒼い砂漠を鳥のように駆けていく黒い影があった。パブロはヒュウッと口笛を鳴らす。
「速いなぁ――」
砂丘に潜んでいた敵の斥候が、慌てて姿を表す。アトゥイーは散り散りに逃げる数騎の敵を追った。アトゥイーからだいぶ離れて、ようやく出てきた味方の騎馬たちが追いかける。
黒馬はユーリの馬よりも一回り小さかった。それは小柄なアトゥイーにちょうど良かった。いつかこの馬に乗って、ユーリの隣を走りたい――。そんな小さな夢を描く。
(遊牧民の血……)
一人、先頭を切って敵陣に攻め込む時、切り裂かれた風が耳元を過ぎるたび、あの言葉を思い出す。
(わたしが戦っているのは、本当は同胞なのだろうか――?)
その時。
ヒュゥオッ―――と音がして、胸に衝撃が走った。
「アトゥイー!」
ぐらり、と馬から落ちかける。
「手綱を放すな!」
すぐ近くで大声がして、アトゥイーはぎりぎりで手綱を掴んだ。横にぴったりと馬をつけたエディが、アトゥイーの身体を支え起こす。
ヒュン、ヒュン、と空を切って、矢が飛んでくる。エディは身を屈め、アトゥイーの馬と共に走り続けた。
タァン――と銃声がした。が、矢は止まない。
「ダメだ、暗くて狙いが――」
見張り台のリンが舌打ちする。
「貸せ」
いつの間に隣に来ていたのか、ウラジーミルがリンから銃を奪い取る。先程まで飲んでいた酒で顔が赤いのに、ウラジーミルの放った銃弾は正確に敵の頭蓋を撃ち抜いた。
結局、ウラジーミルが敵の五騎を討ち取り、エディたちは無事砦に戻ることができた。
「アトゥイーは!?」
ウラジーミルが見張り台から駆け下りてくると、ちょうどエディがアトゥイーを抱いて駆け込んできた。
「ここです!」
アトゥイーは胸に矢を受け、気を失いかけている。
「……肋骨で止まっているな。抜くぞ」
そう言って、ウラジーミルがひと息に矢を抜いた。
「あぐっ!」
傷口から吹き出した血を服の上から圧迫し、止血する。
「……とにかく、部屋で寝かせよう。薬を持ってきてくれ」
ウラジーミルはアトゥイーを抱き上げ、寝室へと案内させた。使用人たちが慌ただしく薬や包帯を用意する。
「僕が持っていきます。ありがとう」
エディは用意された薬と包帯を受け取り、アトゥイーの休んでいる部屋へ向かう。
ドアを開けると、ランプの光の中にアトゥイーが眠っていた。傷が痛むのか、脂汗を浮かべ、苦しそうに肩で息をしている。
「……っ!」
エディは咄嗟に顔を逸らした。アトゥイーの上半身は――手当のため、当然だが――裸だった。
「エディアカラ大尉か」
部屋にはウラジーミル一人しかいない。
「君はアトゥイーの友人だったな。俺の部下を助けてくれて感謝する」
「いや……あ……あの……」
エディは動揺で言葉が出てこない。
頭の中が混乱する。ザハロフ中佐は、エディが「夜の兎」に出入りしていたことを知っているのだろうか――あの庭で過ごした夜、ライラを抱いていた先客……何故いま、二人きりで?いや、アトゥイーは女だと皆知らないから――でも、でも。
あの夜、中佐がライラと口づけを交わす姿が、目に焼き付いている――。
「あの……ザハロフ中佐……アトゥイーは」
「エディアカラ大尉、もう戻っていいぞ」
何事か言いかけたエディを、ウラジーミルが遮った。
「でも」
「アトゥイーは俺の部下だ。あとはこっちで面倒を見る」
有無を言わさないウラジーミルの威圧に、エディは引き下がるよりほかなかった。
閉めたドアの向こうから、囁き声が聞こえてくる。
「アトゥイー……痛むか?」
「……ん……」
ウラジーミルが古い包帯を外すと、丸く上を向いた胸が露わになる。
「ちょっと我慢しろ……今薬を塗る」
ぬるりとした軟膏を塗り、化膿止めの薬草を加工した湿布を貼る。アトゥイーの上体を軽く起こして、新しい包帯を巻く。
「……ん……んん……っ……」
アトゥイーは意識のないまま、痛みに小さく呻いた。包帯を巻き終わったウラジーミルが、再びアトゥイーをそっと寝台に横たえる。
「……よーし、いい子だ……もう大丈夫……」
ふぅっと息を吐いて、アトゥイーはまた眠りに落ちていく。
「……アトゥイー、寝たのか?」
ウラジーミルの掌が、短くなったアトゥイーの髪をそっと撫でる。
「……ライラ」
そして、かすかに開いて熱い息を吐く桜色の唇に、ウラジーミルは自身の唇を重ねた。
「……ライラ……」
いたたまれなくなって、エディは駆け出した。
階段を駆け下り、どこか一人になれそうな場所を探す。
「……っ!」
「おっと」
狭い通路でぶつかった相手の顔を見て、エディは驚いた。それは今ここにいるはずのない人物――近衛兵のスカイだった。
「……スカイ様!……失礼しましたっ……!」
慌てて謝って端に寄り、そのまま先へ走りかける。が。
「ちょっと待って、エディアカラ大尉」
エディは危うくバランスを崩して転びそうになった。エディの襟首を、スカイが引っ掴んだのだ。
「どうしたんだい?きみ、今にも泣きそうな顔をして」
スカイの穏やかな笑顔に、エディはとうとう決壊した。両手で顔を覆う。
「僕は……僕はいつも……だめなんだ……どうして、いつもいつも目の前で、あの子が他の男に……れるのを、ただ見てるしかできなくて……っ……」
「あの子って、まさか――アトゥイーかな?」
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