AV嬢★OLユリカシリーズ

道化の桃

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OFF 〜mellifluous

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 だって、あんまりお天気が良かったから。


 いつものコンビニごはんじゃなくてどこか外で食べたいな、なんて思ってぶらぶらと歩いていたら表参道まで来てしまったのだけど、一人でも入りやすそうなお店を探すのに30分ほどかかってしまった上に、ようやく目星をつけたいい感じのカフェの前に出ているメニューボードの前で「果たして自分はなにを食べたいのか?」という最大の難問と対峙たいじしながら更に10分くらい逡巡しゅんじゅんしていたら、自分が完全に怪しい人みたいになってしまっていることに気付いて、しかも散々悩んだ挙げ句に実はそこまで食べたいものがなかったのでやっぱり他を探すか、さすがにここまで店の前で悩みまくっておいて店に入らないのも悪いからとりあえず入っとこうかとまた2分くらい悩んでいるときに、肩をトントンと叩かれた。
「あ、すみません」
 メニューを見たいのにあたしが邪魔だったのかな、と思って咄嗟とっさに謝って横に一歩ずれる。
「食べたいものはお決まりですか?ユリカちゃん」
「……え?」
 振り返ると、そこには長身の男性が立っていた。
 カジュアルな感じのサングラスをかけ、紺色のシャツジャケットにモスグリーンのゆるっとしたシルエットのパンツを合わせて、サコッシュバッグを斜めがけしている。
 一瞬、誰?と思ったけど、あたしのことをユリカって呼ぶ人は限られている。しかもこの長身。
「……ひじりさん!?」
「もしかして、わかんなかった?」
 聖さんはサングラスをちょっとずらして言った。
「すみません。だっていつもスーツだし」
「あはは!そんなこと言ったらユリカちゃんはいつもハダ……」
「しぃっ!」
 あたしは慌てて制止した。こんな真っ昼間に、健全すぎる表参道で話していい単語じゃない。
「……っと、ゴメン」
「もうっ」
 二人でクスリ、と笑い合う。
「僕も今からごはんなんだ。良かったら一緒に食べない?」
 さらりと誘われて、あたしは少し面食らう。
「えーっと……」
「それとも誰かと待ち合わせ?」
「ううん、一人です」
「じゃ、決まり。……うーん、今日の日替わりはポークピカタかぁ……」
 聖さんは勝手に話を進めて、メニューボードを覗き込む。
「ね、ユリカちゃん。今ちょっと時間ある?ここもおいしいんだけど、せっかくだからもう少し先に僕のおすすめのお店があるから、そっちに行きたいんだけど」
「あ、はい。いいですよ」
 すたすた歩く聖さんの後を追いながら、あたしは妙に感心していた。この人は、相手が誘われたくなる言葉をよく知っている。
 聖さんは大きなビルの間のちょっとした広場に入っていく。そこではマルシェをやっていた。
 あまりスーパーでは見かけないようなおしゃれな野菜が、いい値段をつけられて並んでいる。そのほか、蜂蜜やジャム、フェアトレードのコーヒー豆、色々な種類のお酢、手作りっぽい焼き菓子やパンなどもある。
「……ここ?」
「うん。ここね、休日だけマルシェやってるんだけど、あのお弁当屋さんが美味しいんだ」
 聖さんが指差した先にはキッチンワゴンが停まっていて、数人の列ができていた。
 メニューは5種類ほど。どれもおいしそうでなかなか決めきれない。
「うわぁ、迷うー!選べないよこれ!」
「悩むよねー!どれにしようかな……サラダごはんおいしいんだよな~。でもいつも食べてるし……」
 聖さんも真剣な顔で選んでいる。
「あ、じゃ、あたしそのサラダごはんにしようかな」
「えー?じゃあ僕は違うのにしよっと。ねぇ、ユリカちゃんどれが気になる?ひとくちあげるよ」
「じゃ、鶏のエスニック竜田たつたかな」
「僕もそれ気になってたー!」
 お弁当を手に入れると、聖さんは空いたベンチには目もくれずにマルシェを出ていく。
「ユリカちゃん、歩くの平気?」
「平気ですけど、これ、どこで食べるんですか?」
「ねぇユリカちゃん、こんないいお天気でしょ?ここは表参道でしょ?あんなビルの谷間より、いい場所があると思わない?」
 気持ちのいい風が、広い通りに悠々と枝を広げたケヤキ並木を揺らしている。
「……あ、わかった、かも」
 聖さんはにっこり笑って、あたしの手を取った。この通りは原宿駅に近付くにつれて人が多くなるのだ。
 原宿駅前の人混みを、聖さんに手を引かれて、縫うように進む。
 交差点を抜けると、広々とした緑が待っていた。
「代々木公園なんて、何年ぶりだろう……」
「いいでしょ」
 あたしはしげしげと聖さんを見上げた。
「……聖さんって」
「ん?」
「いや、モテるんだろうなぁって」
「なにそれ!モテないよ!?」
「うそ」
「うそだよ」
 あたしたちは笑い合う。
 恋人同士じゃない、友達みたいな。でも何度もセックスしていて、お互いの身体を知ってる。変な関係。
 こうして真昼の公園にいると、精液にまみれた躰を撮影して切り売りしているのが嘘のようだ。

「おいしい!」
 公園のベンチで、さっき買ったお弁当を広げる。
「でしょでしょ!こっちも食べてみて」
 聖さんが甘辛いタレの掛かった鶏肉をひとつ、あたしのお皿に置いてくれる。
「うん!こっひもおいひい!」
「どれも外さないんだよなぁ、ここ」
「よく来るんですか?表参道」
「よく来るよ。街が綺麗だから好きなんだ」
「ああ……確かに。代々木公園も?」
「うん、むしろここに住んでいると言っても過言ではないね」
「え、まさかホームレ……」
 AV男優の収入は女優ほど良くはないって聞いたことが。
「うそでーす」
「ですよねー」
中目黒なかめだよ、家は」
「近い!」
 中目黒と言えば、住みたい街ランキング上位に位置する都内屈指のおしゃれタウン……!さすがイケメン聖さん、住んでる場所まで隙がない。
「うん、ここから二駅。遊びに来る?」
「え……」
 あたしはさすがに身構えた。そんなフランクに誘われても。
 そんなあたしの様子を感じ取ったのか、聖さんはすぐにふっと笑って言った。
「冗談だよ。こないだはごめんね」
「……あ、いえ」
 あたしはうつむいた。あの夜の記憶が蘇る。……身体の奥の奥のほうで。
「ユリカちゃんがかわいすぎて、つい」
 そんなこと言われても、返答に困る。
「かわいくなんて……」
「いやかわいいし。特にイキ顔……」
「しーーーーーっ!!」
「冗談冗談。しばらく自重します。怒られちゃったしね」
「あ……」
 そう。前回、温泉街での撮影の後、聖さんがあたしを犯しかけたところを、東京から駆けつけた佐伯さんが止めに入ったのだ。
「……佐伯さん?」
「そうそう、あれは怖かったわー」
「怖い?」
「え、怖くない?彼」
「どうだろう、怖くはないと思うけど……よくわかんない」
 佐伯のことは、本当によくわからない。たまに事務所でちらっと会うくらいで、ちゃんと話したこともない。……撮影後はあたしが腑抜けになっているので、論外。
「あの……聖さんは佐伯さんのこと、前から知ってるんですか?」
「あー、うん。ちょっと有名だもんねェ」
 聖さんは微妙な表情を作って、言葉を濁した。
 有名?って、どういうこと?と聞きたかったが、聖はベンチから立ち上がった。
「ねぇユリカちゃん、このあとヒマ?」

 聖さんについて、再び表参道を表参道駅方面に向かう。
「ね、ユリカちゃんはアートとか興味ある?」
「アート?」
 聖さんは、表参道ヒルズの隣にある小さな建物に入っていく。
「ここ……なんですか?」
 なにかのお店、というわけではないらしい。
 狭い階段を上がっていくと、そこには青い世界があった。
「ここね、ギャラリーになってるんだ。元々このへんにあったアパートを再現したらしいんだけど。ちょっと雰囲気あるでしょ」
「あー、確かに昔のアパートみたいな階段だった!」
 展示されているのは、照明作家の作品のようだった。
 天井から青い照明がたくさん吊り下がっている。照明はすべて違う形、違う素材でできていて、色も、青空の青、海の碧、氷の蒼、宇宙の藍と様々だ。それらが部屋全体を、幻想的な青い世界に染め上げている。床にも、惑星のような球体や、和紙でできた筒や、ガラスのピラミッドなどが光を放っている。
 照明に圧倒されていたが、壁には絵画も掛かっている。魚やタコやクジラなど、ちょっとメルヘンなタッチのイラストだ。これは照明とは違う作家の作品らしい。合同展示なのだ。
「きれい……海の底にいるみたい」
 ただ見ているだけなのに、体の中を冷たい水が流れ落ちていくような清涼感がある。
「あっちの部屋も行ってみよう」
 階段を挟んで隣の部屋は、赤かった。やはり様々な形・素材でできた赤い照明に浮かび上がる、妖しい空間。
 赤い花。赤い炎。紅葉もみじくれない。夕日のあかね色。口紅の色。……血のあか
 そして壁には、ヌード写真が掛かっていた。
 赤い光の中で怪しく浮かび上がる、大小様々の裸体。どれも顔は写っていない。女性の裸が多かったが、中には男性のものもあった。その肌にはきずひとつないのに、なぜか血液を連想する。
 血がだらだらと流れているような錯覚を覚える。
「……っ」
 ――目眩めまいがする。
「ユリカちゃん!?」
 ぐらりと倒れかけたあたしを、聖さんが支えた。
「大丈夫?……ちょっと外の空気吸ってこようか」
 聖さんはあたしの腕を支えながら、階段を降りた。

 外はさっきと変わらず、良く晴れた青空にケヤキ並木の緑がさやさやと揺れている。
 聖さんが買ってきてくれた水を飲んだら、だいぶ気分が良くなった。
「ごめんね、無理させちゃったかな」
「ううん、ちょっとあの色に圧倒されただけ。もう平気」
 あたしはそう言って笑ってみせた。
 貧血は治ったけど、まだ舌の奥に錆びた血の味を感じるような気がする。幻覚だ。
 子供の頃から、血を連想させるものが苦手だ。不安で胸がどきどきする。
 聖さんとあたしは、ぶらぶらと骨董こっとう通りの方へ歩いていた。夕方の風が吹き始めている。
「あれね、実は僕もモデルで写ってたんだ。知り合いの美大生が撮らせてくれっていうから。彼女、バイトでカメラのアシスタントしてて知り合ったんだけどね。今って結構いるんだよ、AV監督目指す女性って」
「すごい……なんかごめんなさい、聖さんの写真、全然気付かなくて……」
「あははっ!言われないとわかんないでしょ、流石にあれは。顔が写ってないもんねぇ。身体だけで僕だって分かってくれたら、そっちの方が驚くよ。『えー、ユリカちゃん、そんなにアタシの、カラダを?』って」
 聖さんがちょっとオネェ声で、両腕を抱き寄せて怖がる仕草をしたので、あたしはぷっと吹き出した。
「まあ、あれだよ。ユリカちゃんも、せっかくの世界に来たんだから、色々やってみたら?って思ってさ。会社で働いてるより、もしかしたら楽しいかもよ?」
「あはは。でもあたし、そんな才能ないしなー。撮られるだけでいっぱいいっぱい」
 聖さんは話しながら、なんだかおしゃれなお店に入っていく。
 エントランスには大きな鏡があって、ふかふかの絨毯を踏んで進んでいく。薄暗い店内には、キャンドルに浮かび上がるソファー席がゆったりと配置されている。
 きちんとした黒いベストを着たウェイターが、オーダーを取りに来る。聖さんはモスコミュールを、あたしはウォッカとココナツミルクのチチを頼んだ。聖さんは料理もいくつか注文する。
「ユリカちゃんはさー、仕事辞めてAV一本で、とかは考えないの?」
 あたしは意外な言葉に眼をぱちくりさせた。
「……どうだろう。考えたことなかったな」
「そっちの方が売れるし、お金になるよ?」
「うーん……」
 そうか、お金か。
 本当に、今まで考えたことがなかった。
「今ってどれくらいもらってるの?」
「えーと、こないだの撮影が――」
 あたしは深く考えることもなく、温泉旅行の回のギャラを教えた。
「え!マジで?それ安いって……!あ、まあこういうのは事務所によるから仕方ないんだけど」
 事務所による……って、つまり佐伯の事務所があたしに安く払ってるってこと?
「え、ちょっと待って。そんなに?相場ってどれくらいなの?」
 聖さんはそれには答えずに、残念そうにため息をついた。
「なんかもったいないよ、ユリカちゃん。あんなにいい演技できるのに」
 よくわからないまま、なんだかもやもやした気分だけが残された。
 話に夢中で飲むのを忘れていたチチは、氷が溶けて水っぽくなっていて、あんまりおいしくなかった。

 店を出ると、すっかり夜になっていた。
「今日は一日付き合わせちゃったね。疲れたんじゃない?」
「ううん、平気です。楽しかった」
「このままお持ち帰りしたいくらいだけど……ま、今日はやめとくよ」
 あたしは笑った。
「聖さん、からかわないでくださいよ、モテるくせに。あたしなんか相手にしなくたって」
「なに言ってるの?ユリカちゃん」
 くい、と聖さんが、あたしの手首を引っ張った。
「え」
 そのまま暗い路地に引っ張り込まれる。
 骨董通りの裏側には、表通りの明るさが嘘のように、静かで真っ暗な路地がある。そして、人が住んでいるのかいないのかわからないような家が、ひっそりと並んでいる。
 聖さんの大きな影に追い込まれて、あたしは塀に背中を押し付けた。
「ユリカちゃん、俺言ったよね?好きだって」
 ――すきだなぁ――俺。
 そうだ。確かに聞いた。……あの夜に。
「デートしたいって、言ったよね」
 聖さんの手が、するりとあたしのシャツの下に滑り込んだ。
「ひぁっ……」
 背中に直接、聖さんの指が触れる。
「かわいいって」
 聖さんの口唇が、あたしの口唇を塞ぐ。
「ん……っ」
「妬けるなぁって、言ったよね」
 聖さんの手がブラの下に潜り込んで、乳首に触れる。
「……やっ……」
「全部、本気なんだけど」
 聖さんの手が。
「ここに」
 スカートの中に――。
「ぁあ……っ」
「挿れさせてって」
 聖さんの声が。
「言ったよね」
 耳元で、囁く。
「俺の言うこと、ちゃんと聞いてた?」
 聖さんの整ったきれいな顔が、瞬きもせずにあたしを見ている。
(ああ……)
 征服者の眼だ。
(これが、このひとの本性だ……)
「ごめ……なさい……」
 あたしはあっさり降伏する。
「――今日は、ここまで。信用を取り戻さないとね」
 聖さんは両手を上げてあたしから離れた。
 あたしはずるずるとその場にしゃがみこんだ。
「聖さん……」
 まだ脚が震えている。このままここで犯されるかと思った。
「さっきの……佐伯さんが有名って、どういうこと?」
 混乱した脳の中から唯一、一番気になっていたことだけを辛うじて引っ張り出す。
「へえ、ほんとに知らないんだ?」
「知らない」
「AV女優をね、だました挙げ句に死なせたって」
「え……?」
「ヤバいすじに借金もあるみたいだし。ま、あんまり深く関わらないほうがいいよ。もし事務所変わるなら、知ってるところ紹介するから連絡して」
 聖さんがポケットから名刺を取り出して、あたしの膝の上に置いた。
「プライベートの連絡も、待ってるよ、ユリカちゃん」
 そう言って、聖さんは明るい表通りへと去っていった。

   *****

 ひとり暗がりに取り残されたあたしは、頭の中が整理できずにいた。

 ――それ安いって。
 ――AV女優を、騙して死なせたって

 あたしは、騙されてるの?
 でもいったい、誰に?
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