AV嬢★OLユリカシリーズ

道化の桃

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第4巻 OLユリカの社員旅行★夜編 宴会芸は野球拳バトルで四十八手!

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 露天風呂を出たあたしは、脱衣所で髪を乾かして、しばらくタオルのまま汗が引くのを待った。
 時計を見ると、17時45分。
「そろそろ行かないと……」
 18時からは夜の宴会の撮影があるはずだ。
 用意しようと、洋服を入れたカゴのところへ行く。
「あ……れ……?」
 着てきた洋服が、ない。
 下着も、ストッキングも、何ひとつない。
 あるのは浴衣と帯が一本だけ。
「……おかしいなぁ、お掃除の人に片付けられちゃったとか?」
 とりあえず浴衣を着て、あたしは女優の控室へ向かった。そこに荷物が一式置いてあったから。
 しかし、果たして部屋にも服はなかった。
 女優四人が同じ部屋なので、他人の私物を漁って何か言われるのも怖い。
 仕方なくマネージャーを探すが、これも見当たらない。
「宴会場に行っちゃったのかなぁ?」
 みんなもう移動したのだろう、控室が並ぶ通路にはひと気がない。
 時計はとっくに18時を回っている。
 あたしは宴会場に急いだ。
 だが、お座敷から漏れ聞こえる声を聞いて、あたしは次の罠にはまっていたことを悟った。
「アウト!セーフ!よよいのよいっ!」
「いや~~~ん!」
「はい、ほなみさん、脱いで脱いで~~~!」
 宴会場では、男性社員35人対女性社員4人の野球拳バトルが開催されていたのだ。
「おっそぉ~い!ユリカちゃん!ほら、早く、こっちこっち!」
 襖を開けて立ちすくむあたしに気付いて、蘭子さんが手を振った。
 その笑顔が意味ありげに見えるのは、あたしだけだろうか……。

「ユリカちゃん来ない間に、あたしたちこんなに戦ったんだよぉ~?」
 畳の上には、ネクタイが4本にベルトが1本。
「5勝2敗!イエ~イ」
 みゆさんは3本巻いているベルトを1本取られ、ほなみさんはカーディガンを脱がされたところだった。
 蘭子さんは堂々の無敗。浴衣に帯をしっかり2本巻いて、中には真っ赤な襦袢が見え隠れしている。
(あたしだけか、こんなに無防備なのは……)
 そう、あたしに残されているのは帯1本と浴衣一枚だけ。2回負けたら終わりだ。
 あたしは念のため、ルールを確認する。
「えっ……と。これって、脱ぐものなくなっちゃったら……退場?」
「なーわーけーなーいーどぇーしょーーっ!!」
 バスに引き続き司会役をしている仙波せんばさんが、ハイテンションで答えてくれる。しかもいい感じに酔っている。
「ですよねー……」
 目的はAVの撮影ですからね……。
「全部脱いじゃったら、四十八手です!一回負けるごとにひとつ、技を披露してくださいっ!」
 あー……あれか。そういえばバスでやり残してたよね……。
 あたしは妙に納得しながら、出発前の悪い予感が今になってどんどん膨らんでいくのを感じていた……。
「じゃ、次はユリカちゃんからね!」
 有無を言わせない蘭子さん。
「じゃあ男性陣はー、やりたい人ー!」
 ハイハイ!と手が挙がる。
「じゃあねー、森川くん!」
 長身メガネで、ちょっとオタクっぽい雰囲気の森川くんは、3回のあいこの末にジャケットを脱いだ。
「次、蘭子いきまぁす!」
 蘭子さんは部長に負け、帯を一本、クルクルと回されて放棄した。
「次、ユリカちゃん!」
「え、またあたし!?」
「当たり前でしょー?ユリカちゃん待ってる間に、あたしたち3巡くらいしてるし!」
 蘭子さんが当然のように言い放った。うう、絶対、罠だ。
 相手は部長が連続立候補。
「アウト!セーフ!よよいのよいっ!」
「あー!」
 負、負けた……。
「はい、ユリカちゃんもクルクルしよっかぁ~~」
 部長は嬉しそうに帯を引っ張って、あたしを回した。
(やばい……下着、着てないんだった……)
 当たり前だけど、帯を失うと浴衣の前がはだけてしまう。あたしは必死で前をかき合わせる。
「次、みゆ、いっきまぁす!」
 みゆさんは、自分が負けるまで連続で男たちを脱がした。
 みゆさんがようやく2本目のベルトを外したところで、監督がボソッとつぶやく。
「……女の子強すぎても、カットするだけなんだよなあ……」
「すみませぇ~ん、監督~」
 蘭子さんが謝る。
 でもこっちも必死である。
 そしてまたあたしの番だ。相手は――。
「じゃ、僕、いこっかな」
 ひじりさんが、手を挙げた。なんの自信か、浴衣姿だ。襟元からのぞいた鎖骨が色っぽい。
「負けないよ、ユリカちゃん」
「アウト!セーフ!よよいの……」
 あたしは、負けた。
 聖さんの指が長くて綺麗で、つい見とれてしまって、勝負のことが頭から抜けてしまった。
「じゃ、脱ごっか」
 聖さんがあたしの浴衣に手をかけた。
「……っ!」
 あたしは浴衣の前を握りしめていた手を、仕方なく放す。
「……あれぇ、マジで?」
 聖さんの手が止まる。
「参ったな……」
 あたしは羞恥のあまり、目をかたく瞑った。
「……まさか着てないなんて」
 聖さんの小さなつぶやきを、仙波さんは聞き逃さなかった。
「おーーーっとぉ!早くもユリカ嬢が全裸ぁー!」
 バサッ。
 仙波さんが容赦なく浴衣を剥ぎ取る。
「やぁん……っ」
 あたしは胸を覆って、その場にしゃがみこんだ。
「じゃあ次は、あたしかなっ」
 ほなみさんが前に出る。ほなみさんは1勝したあと、キャミを脱いで、ブラにスカートという姿で敗退した。
 みゆさんはすぐに負けて、3本目のベルトを手放す。しかし着ているのはワンピースなので、次に負けたら下着になるはずだ。
 蘭子さんは3勝した後、2本目の帯を献上した。
 そして。
「はーい、ユリカちゃんの番ですよぉ―。隠してないで、立って!」
 仙波さんが無理やりあたしを立たせた。
「せーの、アウト!セーフ!よよいのよいっ!」
 相手は、さっきの森川くん。再び、3回のあいこの末に。
「勝者、森川ー!」
 宴会場が沸いた。
「はい、果たしてどんな体位をみせてくれるんでしょうか!?森川選手!」
 ワイシャツ姿の森川くんは、ネクタイをちょっと緩めて、無表情で言った。
「じゃ、『仏壇返し』で」
「え?」
 なにそれ?
 きょとんとするあたしをよそに、仙波さんが場を盛り上げまくる。
「来たー『仏壇返し』ー!」
「ユリカさん、後ろ向いてください」
 無表情の森川くんが淡々と説明する。
「はい」
「そのまま前屈して、両手を畳についてください」
「はい……って、え!?」
 後ろから局部が丸見えの、柔軟体操のような格好のあたしの腰を、森川くんが掴んだ。
「いきますよ」
 ずぶっ。
「きゃあっ!」
 森川くんは硬くそそり立ったペニスを一気に挿入した。
 前屈姿勢のせいか、ペニスがありえない角度で中をこすりあげる。そしていきなり最奥を突き上げて(……というか、突き下ろして?)きた。
「あんっ!」
 更に、森川くんはあたしの腰を激しく揺すってピストンする。
「やっ……あんっ、ああん、あんっ……」
 不安定な姿勢のまま揺さぶられて、あたしは立っているのがやっとだ。目の前の畳を見つめながら、激しいピストンに耐える。休みなく奥を突かれ続けて、あたしはすぐにイキそうになってしまう。
「くふぅっ……あ……ああ……」
 逆さまの視界の端では、みゆさんがブラを外していた。その向こうには下着姿のほなみさん。
 そして、森川くんが
「いきます、ユリカさん」
と言って、あたしの中にどくどくと精子を注ぎ込んだ。
 あたしは腰から力が抜けて、そのまま畳に這いつくばってしまう。
「ユリカさーん!だめですよぅ、まだ一発目じゃないですか!」
 仙波……一発目っていうけどな、あたしが今朝から何発られてると思ってるのよ。もう、自分でも覚えてないけれど……!
 心の中で悪態をつきながら、あたしはフラフラと立ち上がった。すると、目の前にいたのは。
「聖さん……」
「やっほ、ユリカちゃん。もっかいじゃんけん、しよっ♡」
 周りを見回すと、どうやらもう勝負の順番なんて関係なく、女性一人を数人で囲んでそれぞれじゃんけんが始まっている。
 あたしはあっさり聖さんに負けた。どうせ男が脱ぐのなんて誰も期待していない。
「じゃあ~、どんな体位がいいかなぁー……」
 向こうでは、横たわった男性の上に、ほなみさんが躰を全開にして腰を振っている。
「ほなみさんの『菊一文字』が、エロい!エロすぎる!!」
 仙波さんだけはひたすら実況を続けている。あれ、菊一文字っていうのか。
「対するみゆさんは『二つどもえ』ー!なんかいいなこれ!エロいぞ!かわいいぞ!俺もしてほしいーっ!!」
 二つ巴ってなんだろうと思って首を伸ばしたら、なんのことはない69だ。それにしても仙波さん、よく知ってるなぁ。
「よし、決ーめた。定番でいこう」
 聖さんはあたしを畳の上に寝かせて、あたしの右脚を高く持ち上げ、その姿勢のままで挿入した。
「あ……ふぅっ……」
 聖さんの大きなペニスが、ずしんと子宮に響く。
 そのままズンズンと膣内をこね回したかと思うと、右脚を持ち上げたまま、くるっとあたしの躰をひっくり返した。
「おおっと聖、『松葉くずし』からの~、『燕返し』!」
 仙波さんが技名を叫ぶ。
 右脚を高く持ち上げられたまま、あたしはうつ伏せになる。
「ああん、聖さ、あんっ、ああ、いくぅっ……」
 松の葉っぱをからめて引っ張り合う松葉相撲のように、あたしの股と聖さんの股が噛み合って、深く深く繋がっている。
「まーだだよ、ユリカちゃん」
 そしてそのまま聖さんは、あたしの両脚を抱えて立ち上がった。
「きゃあっ!」
「ここで大技、『立ち松葉』きたー!聖、貫禄の一発!」
 ほぼ逆さまになったあたしに、聖さんは上からずぶずぶとペニスを出し入れしてから、一旦抜いて射精した。精液は、あたしの股間からおなかを伝って顔まで、まるで川のように流れ落ちた。
「ユリカちゃん、じゃ、あとでね」
 聖さんは耳元でそう囁いて、行ってしまった。

 仙波さんは絶好調である。
「部長と蘭子さんは、激しい『獅子舞』だぁー!」
「ほなみさんの『吊り橋』が芸術的完成度!」
 畳の上に仰向けで脱力したあたしは、周囲の喧騒をぼんやりと聞いていた。
 ぼうっと見上げた天井を、浴衣姿の専務の顔が遮った。
 ロマンスグレーの浴衣姿は、どこか文化人的な雰囲気をまとっている。旅館に逗留する小説家とか、近所の窯元の陶芸家とか、ちょいと掛け軸を収めに来た書家とか、そんな感じの。
「じゃーんけーん……」
 専務は、あたしの上でグーにした手を振ってみせる。
「ぽいっ」
 あたしは寝っ転がったまま、パーにした手だけを上げた。専務はチョキ。
 細くて骨ばった指だ。
 その指が、そのへんに落ちていた帯を拾い上げた。
 あたしの両脚を揃えると、膝を曲げさせる。そして太ももとすねをまとめてぐるぐると帯で巻いて、しゅるっと縛る。
「おおっと専務、お得意の縛りで……出たー!だるま返し!!」
 仙波さんの言ったとおり、あたしはころんとしたダルマみたいな格好で畳に転がった。
 そのあたしのクリトリスに、どこから持ってきたのか電マを押し当てる。
「あああっ!……専っ……務ぅ……」
 あたしは抵抗できずに悶える。折りたたまれた躰の中を、行き場を失った快感が渦巻いているみたい。
 ヴィィーーィンヴィィーーィンヴィィーーィンヴィィーーィン……
「んあぁーーっ、あ――っ……」
 気持ちよすぎて、でも挿れてもらえなくて、あたしは涙目で喘いだ。
 長い長い責め苦の後、専務がようやくあたしの膣に指を入れて、くいっとGスポットを押す。
「あーーーーーーっっ!!」
 焦らされまくっていたそこは、すぐに潮を吹いた。
 専務はそんなあたしをダルマ状態のまま放置して、どこかへ行ってしまう。そして。
「あーあ、ユリカちゃん、放置されちゃった」
「しょーがないなぁ、俺らがお相手してあげるねー」
 男性社員がわらわらと寄ってきて、あたしを囲む。
「あ……いや……ああ……」
「すっごい、ユリカちゃん、アソコがひくひくいってる~」
 隠すことができない性器をしげしげと見ては、そんなことを言う。そして、ころんとなったままのあたしにペニスを突っ込む。
「……んっ……ああんっ……やあぁー……」
「うわぁ、この体位、すごい締まる」
「なんていうの?これ。肉便器?」
 彼らは次々にあたしを犯した。
 最初は2~3人だったはずなのに、入れ代わり立ち代わり人が増えていって、もう何人にられたのかわからなくなって、あたしはまた意識が遠のいていった。
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