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第1巻 OLユリカの日常★AM 給湯室でレズプレイ!?
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「決めた」
もくもくとタバコをふかしていた佐伯が唐突に言った。
「はい?」
私は軽くむせながら聞き返す。
ここは小さなAV事務所。年の頃40くらいの佐伯は、ここのプロデューサー、らしい。社長とかではない。
あたしはここの女優。男にふられてむしゃくしゃしていたところを、渋谷でスカウトされ、この男――佐伯に犯され、今に至る。
佐伯はさっきからショートピースを軽く一箱は空けている。かなりのヘビースモーカーだ。この世間を覆う禁煙ブームの巨大な波とは世界線が違うとばかりに、この事務所はいつだってタバコの煙だらけだ。
分煙?なにそれ。てなもんで、佐伯に留まらず、ここのスタッフはみんな愛煙家だ。なんなら出入りしている女優もみんな吸う。なもんで、タバコを吸わないあたしのほうが新鮮な空気を求めてベランダに出る始末だ。
そんな佐伯が。
「OLユリカシリーズで売り出そう」
「はあ」
「お前、OLだろ?」
「ええ、まあ」
そう、あたしは本業はOL。頭に「しがない」がつくほどの、どこにでもいるOL。
「よし、決まり」
*****
何が決まったんだかよくわからないが、とにかく数日後、あたしは紺色の事務員の制服を着て、とあるスタジオにいた。
いくら事務職でも、いまどきこんなお仕着せは滅多にないだろう、なんて思ってたら、そのお仕着せが3人増える。
「え、今日、何人で撮るんですか?」
「あー、聞いてなかった?えっとねぇ、午前中はこの四人でレズプレイ、お昼挟んで、男優さん入って乱交になりますんで。ほなみさん、蘭子さん、みゆさん、ユリカさん、よろしくおねがいしまーす」
「よろしくおねがいしまーす」
お仕着せ3人の声が重なったので、あたしはあわてて「くおねがいしまーす」くらいは合流した。
ざっくりとしたあらすじだけ書いてある台本を読んで、そのまま撮影に入る。
シーンは給湯室。つっても、ほんとの給湯室だとカメラが入らないので、実際にはスタジオの端っこにあるミニキッチンだ。
まず一番気の強そうな蘭子さんが、あたしの耳元でセリフを言う。
「なんか最近、ユリカちゃん朝遅いよねー」
「あ、すいません……」
「あたし今週ずっと、朝のお掃除してるんだけどなー」
ちょっとふわっとした雰囲気のほなみさんも、柔らかい物腰でチクチク嫌味言う女を好演。いるいる、こーゆータイプ。
「コーヒー切れても、全然取っ替えないし?」
うわ、なんかリアルなセリフ挟んできた。あなどれんな、みゆさん。多分一番若い。
「す……すいません……」
とにかくあたしをいじめるという趣旨らしい。
「はい、そのへんでユリカさん脱がしてこうかー」
監督から指示が入る。こういうのは後からカットするのかな。なんて思ってたら、蘭子さんがどっから出してきたのか、カッターをチキチキいわして、あたしのほっぺたに当てた。
うわ、こっわ。昔のスカート長い女子高生のドラマみてぇ。いや観たことないけども。
「なんかムカつくからさぁ、ちょっと遊んでくれるかしら?」
そう言って蘭子さんはにっこり笑い、あたしのスカートをカッターで裂いた。
「ねえ、ストッキング、自分で脱ごっか」
「え……」
「は・や・く」
「は、ハイ」
すごい強引な展開だな、と思いつつ、あたしは破れたタイトスカートをたくしあげて、ストッキングに手をかけた。膝くらいまで下ろしたところで、両脇をほなみさんとみゆさんに抱えられ、流し台の上によいしょっと上げられた。
これまたどっから出てきたのか、蘭子さんはローターのスイッチを入れて、パンツの上からあたしのクリトリスに押し当てた。
「ちょっ、なにす……あんっ」
「お仕置きに決まってんじゃーん?」
三人は、あはははは!と笑い合う。
蘭子さんはそのままカッターであたしのパンツをぶっちぎると、みゆさんが出してきたガムテープで、クリトリスにローターを貼り付けてしまった。
「きゃあっ、やぁん」
思わず感じてしまってよがり声が上がる。
「蘭子さん、こっちの方が」
ほなみさんが持ってきたのは、例の電マだった。
「ひっ……それは……」
「なぁにー?知ってんの?ユリカちゃん。エッローい」
ビリっとガムテが剥がされ、代わりに電マが押し当てられる。
ヴィィィィイイン。
「きゃああぁぁあんっ!」
「聞いたぁ?すっごい感じてるー!」
蘭子さんは強さを一気に最大にした。
ヴィ—————!!!
「ひゃああぁぁああ!いやぁぁあぁああ!!!」
あまりの刺激に、あたしはガクガクと震える。
だが後ろは壁、上には吊り戸棚、左は流しで右は冷蔵庫だ。完全に逃げ場がない状態で、前には電マが押し付けられている。
「いやああぁあぁあぁあ!ひっああぁああ!!!あああ———!!!」
「ちょっとうるさいわねー」
ほなみさんが千切れたパンツを丸めて、あたしの口に突っ込んだ。
「ふごっ!んんんんん!!!んうぅぅん!!ううん!」
……どれくらい続いただろうか。
すっかりクリトリスが痺れきり、もう声もかすれかけた頃。
「こんなとこかな」
ようやく蘭子さんは電マを止めた。
「うわ、びしょびしょじゃない」
「もらしすぎよ、ユリカちゃん」
「あーあ、せっかくお掃除したのにぃー」
「しょうがないなー、またお掃除しといてあげるよ」
口々に言って、みゆさんが濡れた流し台を布巾で拭いた。
「これは、もっとお仕置きが必要ってことね」
「むしろ、お仕置きされたいんじゃなーい?」
あたしはふるふると力なく首を振ったが、当然、誰もやめてはくれない。
「さ、こっちよ」
また両脇をほなみさんとみゆさんに抱えられて、ふらふらと蘭子さんについていくと、給湯室の奥に和室の小上がりがあった。ちょっとした休憩室のようなものだ。
どん、とそこに突き飛ばされて、あたしは半分寝っ転がったような体勢になる。
「さーてと、そろそろその、びっしょびしょのおまんこに、突っ込んであげよっかなぁー」
蘭子さんの手には、またしてもいつの間にか、かわいらしいピンク色のバイブが握られている。
ほなみさんがあたしを後ろから羽交い締めにすると、蘭子さんはピンクのバイブをウインウイン言わせながら、あたしの股間ににじり寄ってきた。
「うわあ、もう開ききってヒクヒク言ってるわよ、ここ」
ぐいっとバイブを膣に押し当てて、先っぽからゆっくり挿れていく。
「んぐぅっ……ふぐぅ……んぐぅ……」
「あらあら、ちょっと苦しそうね。じゃコレ、取ってあげるわね」
ほなみさんが優しく言って、あたしの口からパンツを取り出した。
「ふぁっ……」
一気に呼吸が楽になる。と同時に、小さく振動していただけのバイブが力強くうねりだした。
「んあっ!やぁん、あん……やぁ……」
悲鳴はすぐによがり声に変わる。
内側をかき回されて、あたしはだんだん気持ちよくなってきた。
「あん……あん……やぁん……」
「まぁ、色っぽい声」
そう言うと、ほなみさんはあたしの顔を横に向けて、後ろから口唇にキスをした。
「はぁんっ!」
女の人の口唇って、すごく小さくて柔らかい。
小さな舌が、チロチロと歯を割って這入ってくる。
ほなみさんの両手は、あたしの胸を後ろから揉みしだいている。
「んっ……んくぅっ……」
「ほなみちゃん、そんなに愉しませちゃ、だめじゃないの。お仕置きなんだから」
蘭子さんがバイブを更に強くうねらせた。
「んあっ!やあん!あっ、ああん!こんなのっ、むりぃっ!」
「あら、そう?」
蘭子さんはあっさりそう言うと、バイブを止めて、膣からあっさり引っこ抜いた。
「……え?」
いきなり中途半端に止められたあたしは、びっくりして蘭子さんを見つめた。
「そんな物欲しそうに見たってだめよ?自分で無理だって言ったじゃない」
「あ……そう……ですけど……」
言いながら、あたしは両脚をこすりあわせた。奥が、まだ欲しがってじんじんしている。
「しょうがないなー、こんなんじゃ満足できないってことでしょ?だったら、あっちかな」
「あ、アレですね!?」
「そうよー、みゆ、準備して」
「はい!」
……なに?何のこと?
あたし、もしかして、とんでもない墓穴を掘ったんじゃ……。
「じゃーんっ!」
みゆさんが、両手にペニスの形のものを手にして戻ってきた。付け根にはベルトが付いている。
「なに……それ……」
「あらぁ、ユリカちゃん知らないのぉ?ペニバンっていうのよ」
ほなみさんがあたしの両乳首をつまんでねじりながら、親切(?)に教えてくれる。
蘭子さんとみゆさんは、裸になってペニバンを装着した。
二人の恥骨の上あたりから、にょっきりとペニスの形のそれが突き出ている。だいぶグロテスクだ。
「え、いや、まさか」
あたしは後じさろうとしたが、無駄だった。ほなみさんがガッチリ掴んで放さないので、脚がじたばたと畳の上をひっかくだけだった。
まず蘭子さんのペニバンが、あたしの膣にふかぶかと挿入された。
「やあぁんっ!」
蘭子さんはそのまま大きくグラインドした。
その動きに合わせて、蘭子さんの大きなおっぱいが目の前で揺れる。
「あっ、ああんっ、あんっ!」
作り物の固いペニスで、中をかき回され、ざらざらした壁をこすり上げられ、奥をガンガン突き上げられる。
痛いのに、気持ちいい。
「あああ……あぁん……あーんっ!」
あたしは夢中で叫んだ。どうかしてるような声だけど、声を出さないとほんとうにどうかしてしまいそうだった。
あたしはまた、びしゃびしゃと液を溢れさせてしまう。
「みゆ、交代」
「はぁい」
「ユリカちゃん、四つん這いになって」
あたしはほなみさんに言われるがまま、犬のように四つん這いになった。
突き出したお尻に、今度はみゆさんがペニスを突っ込む。
「ひぃっ……ああ……っ」
みゆさんは小刻みに動いていたが、突然ドン!と奥を突かれた。
「ひっ!」
「あんっ♡」
あたしの悲鳴と、みゆさんのよがり声が重なる。
あたしに突っ込んでるみゆさんに、蘭子さんが後ろから挿入したのだ。
「あああああ♡」
「やああああん!」
「あ———っ、いく、いくぅっ!」
「やあ—————!!!!」
女二人の嬌声が入り混じり、休憩室はあまずっぱいにおいに満ちた。
*****
マネージャーがバスローブを持ってきて着せてくれる。
「ユリカさん、だいじょぶ?起きれます?お昼、お弁当……は、無理かな。なんか買ってきましょうか?食べやすいもの。おにぎりとか、ウィダーインとか」
食欲なんてない。
いかされまくってぐったりだ。これでまだ2時間も経ってないなんて。
「ウィダーイン……ください……」
あたしはかろうじてそう言った。そして買ってきてもらったゼリーを力なく吸った。
「後半、いけます?」
「……ハイ……」
うつろな目のまま、あたしは答えた。
もくもくとタバコをふかしていた佐伯が唐突に言った。
「はい?」
私は軽くむせながら聞き返す。
ここは小さなAV事務所。年の頃40くらいの佐伯は、ここのプロデューサー、らしい。社長とかではない。
あたしはここの女優。男にふられてむしゃくしゃしていたところを、渋谷でスカウトされ、この男――佐伯に犯され、今に至る。
佐伯はさっきからショートピースを軽く一箱は空けている。かなりのヘビースモーカーだ。この世間を覆う禁煙ブームの巨大な波とは世界線が違うとばかりに、この事務所はいつだってタバコの煙だらけだ。
分煙?なにそれ。てなもんで、佐伯に留まらず、ここのスタッフはみんな愛煙家だ。なんなら出入りしている女優もみんな吸う。なもんで、タバコを吸わないあたしのほうが新鮮な空気を求めてベランダに出る始末だ。
そんな佐伯が。
「OLユリカシリーズで売り出そう」
「はあ」
「お前、OLだろ?」
「ええ、まあ」
そう、あたしは本業はOL。頭に「しがない」がつくほどの、どこにでもいるOL。
「よし、決まり」
*****
何が決まったんだかよくわからないが、とにかく数日後、あたしは紺色の事務員の制服を着て、とあるスタジオにいた。
いくら事務職でも、いまどきこんなお仕着せは滅多にないだろう、なんて思ってたら、そのお仕着せが3人増える。
「え、今日、何人で撮るんですか?」
「あー、聞いてなかった?えっとねぇ、午前中はこの四人でレズプレイ、お昼挟んで、男優さん入って乱交になりますんで。ほなみさん、蘭子さん、みゆさん、ユリカさん、よろしくおねがいしまーす」
「よろしくおねがいしまーす」
お仕着せ3人の声が重なったので、あたしはあわてて「くおねがいしまーす」くらいは合流した。
ざっくりとしたあらすじだけ書いてある台本を読んで、そのまま撮影に入る。
シーンは給湯室。つっても、ほんとの給湯室だとカメラが入らないので、実際にはスタジオの端っこにあるミニキッチンだ。
まず一番気の強そうな蘭子さんが、あたしの耳元でセリフを言う。
「なんか最近、ユリカちゃん朝遅いよねー」
「あ、すいません……」
「あたし今週ずっと、朝のお掃除してるんだけどなー」
ちょっとふわっとした雰囲気のほなみさんも、柔らかい物腰でチクチク嫌味言う女を好演。いるいる、こーゆータイプ。
「コーヒー切れても、全然取っ替えないし?」
うわ、なんかリアルなセリフ挟んできた。あなどれんな、みゆさん。多分一番若い。
「す……すいません……」
とにかくあたしをいじめるという趣旨らしい。
「はい、そのへんでユリカさん脱がしてこうかー」
監督から指示が入る。こういうのは後からカットするのかな。なんて思ってたら、蘭子さんがどっから出してきたのか、カッターをチキチキいわして、あたしのほっぺたに当てた。
うわ、こっわ。昔のスカート長い女子高生のドラマみてぇ。いや観たことないけども。
「なんかムカつくからさぁ、ちょっと遊んでくれるかしら?」
そう言って蘭子さんはにっこり笑い、あたしのスカートをカッターで裂いた。
「ねえ、ストッキング、自分で脱ごっか」
「え……」
「は・や・く」
「は、ハイ」
すごい強引な展開だな、と思いつつ、あたしは破れたタイトスカートをたくしあげて、ストッキングに手をかけた。膝くらいまで下ろしたところで、両脇をほなみさんとみゆさんに抱えられ、流し台の上によいしょっと上げられた。
これまたどっから出てきたのか、蘭子さんはローターのスイッチを入れて、パンツの上からあたしのクリトリスに押し当てた。
「ちょっ、なにす……あんっ」
「お仕置きに決まってんじゃーん?」
三人は、あはははは!と笑い合う。
蘭子さんはそのままカッターであたしのパンツをぶっちぎると、みゆさんが出してきたガムテープで、クリトリスにローターを貼り付けてしまった。
「きゃあっ、やぁん」
思わず感じてしまってよがり声が上がる。
「蘭子さん、こっちの方が」
ほなみさんが持ってきたのは、例の電マだった。
「ひっ……それは……」
「なぁにー?知ってんの?ユリカちゃん。エッローい」
ビリっとガムテが剥がされ、代わりに電マが押し当てられる。
ヴィィィィイイン。
「きゃああぁぁあんっ!」
「聞いたぁ?すっごい感じてるー!」
蘭子さんは強さを一気に最大にした。
ヴィ—————!!!
「ひゃああぁぁああ!いやぁぁあぁああ!!!」
あまりの刺激に、あたしはガクガクと震える。
だが後ろは壁、上には吊り戸棚、左は流しで右は冷蔵庫だ。完全に逃げ場がない状態で、前には電マが押し付けられている。
「いやああぁあぁあぁあ!ひっああぁああ!!!あああ———!!!」
「ちょっとうるさいわねー」
ほなみさんが千切れたパンツを丸めて、あたしの口に突っ込んだ。
「ふごっ!んんんんん!!!んうぅぅん!!ううん!」
……どれくらい続いただろうか。
すっかりクリトリスが痺れきり、もう声もかすれかけた頃。
「こんなとこかな」
ようやく蘭子さんは電マを止めた。
「うわ、びしょびしょじゃない」
「もらしすぎよ、ユリカちゃん」
「あーあ、せっかくお掃除したのにぃー」
「しょうがないなー、またお掃除しといてあげるよ」
口々に言って、みゆさんが濡れた流し台を布巾で拭いた。
「これは、もっとお仕置きが必要ってことね」
「むしろ、お仕置きされたいんじゃなーい?」
あたしはふるふると力なく首を振ったが、当然、誰もやめてはくれない。
「さ、こっちよ」
また両脇をほなみさんとみゆさんに抱えられて、ふらふらと蘭子さんについていくと、給湯室の奥に和室の小上がりがあった。ちょっとした休憩室のようなものだ。
どん、とそこに突き飛ばされて、あたしは半分寝っ転がったような体勢になる。
「さーてと、そろそろその、びっしょびしょのおまんこに、突っ込んであげよっかなぁー」
蘭子さんの手には、またしてもいつの間にか、かわいらしいピンク色のバイブが握られている。
ほなみさんがあたしを後ろから羽交い締めにすると、蘭子さんはピンクのバイブをウインウイン言わせながら、あたしの股間ににじり寄ってきた。
「うわあ、もう開ききってヒクヒク言ってるわよ、ここ」
ぐいっとバイブを膣に押し当てて、先っぽからゆっくり挿れていく。
「んぐぅっ……ふぐぅ……んぐぅ……」
「あらあら、ちょっと苦しそうね。じゃコレ、取ってあげるわね」
ほなみさんが優しく言って、あたしの口からパンツを取り出した。
「ふぁっ……」
一気に呼吸が楽になる。と同時に、小さく振動していただけのバイブが力強くうねりだした。
「んあっ!やぁん、あん……やぁ……」
悲鳴はすぐによがり声に変わる。
内側をかき回されて、あたしはだんだん気持ちよくなってきた。
「あん……あん……やぁん……」
「まぁ、色っぽい声」
そう言うと、ほなみさんはあたしの顔を横に向けて、後ろから口唇にキスをした。
「はぁんっ!」
女の人の口唇って、すごく小さくて柔らかい。
小さな舌が、チロチロと歯を割って這入ってくる。
ほなみさんの両手は、あたしの胸を後ろから揉みしだいている。
「んっ……んくぅっ……」
「ほなみちゃん、そんなに愉しませちゃ、だめじゃないの。お仕置きなんだから」
蘭子さんがバイブを更に強くうねらせた。
「んあっ!やあん!あっ、ああん!こんなのっ、むりぃっ!」
「あら、そう?」
蘭子さんはあっさりそう言うと、バイブを止めて、膣からあっさり引っこ抜いた。
「……え?」
いきなり中途半端に止められたあたしは、びっくりして蘭子さんを見つめた。
「そんな物欲しそうに見たってだめよ?自分で無理だって言ったじゃない」
「あ……そう……ですけど……」
言いながら、あたしは両脚をこすりあわせた。奥が、まだ欲しがってじんじんしている。
「しょうがないなー、こんなんじゃ満足できないってことでしょ?だったら、あっちかな」
「あ、アレですね!?」
「そうよー、みゆ、準備して」
「はい!」
……なに?何のこと?
あたし、もしかして、とんでもない墓穴を掘ったんじゃ……。
「じゃーんっ!」
みゆさんが、両手にペニスの形のものを手にして戻ってきた。付け根にはベルトが付いている。
「なに……それ……」
「あらぁ、ユリカちゃん知らないのぉ?ペニバンっていうのよ」
ほなみさんがあたしの両乳首をつまんでねじりながら、親切(?)に教えてくれる。
蘭子さんとみゆさんは、裸になってペニバンを装着した。
二人の恥骨の上あたりから、にょっきりとペニスの形のそれが突き出ている。だいぶグロテスクだ。
「え、いや、まさか」
あたしは後じさろうとしたが、無駄だった。ほなみさんがガッチリ掴んで放さないので、脚がじたばたと畳の上をひっかくだけだった。
まず蘭子さんのペニバンが、あたしの膣にふかぶかと挿入された。
「やあぁんっ!」
蘭子さんはそのまま大きくグラインドした。
その動きに合わせて、蘭子さんの大きなおっぱいが目の前で揺れる。
「あっ、ああんっ、あんっ!」
作り物の固いペニスで、中をかき回され、ざらざらした壁をこすり上げられ、奥をガンガン突き上げられる。
痛いのに、気持ちいい。
「あああ……あぁん……あーんっ!」
あたしは夢中で叫んだ。どうかしてるような声だけど、声を出さないとほんとうにどうかしてしまいそうだった。
あたしはまた、びしゃびしゃと液を溢れさせてしまう。
「みゆ、交代」
「はぁい」
「ユリカちゃん、四つん這いになって」
あたしはほなみさんに言われるがまま、犬のように四つん這いになった。
突き出したお尻に、今度はみゆさんがペニスを突っ込む。
「ひぃっ……ああ……っ」
みゆさんは小刻みに動いていたが、突然ドン!と奥を突かれた。
「ひっ!」
「あんっ♡」
あたしの悲鳴と、みゆさんのよがり声が重なる。
あたしに突っ込んでるみゆさんに、蘭子さんが後ろから挿入したのだ。
「あああああ♡」
「やああああん!」
「あ———っ、いく、いくぅっ!」
「やあ—————!!!!」
女二人の嬌声が入り混じり、休憩室はあまずっぱいにおいに満ちた。
*****
マネージャーがバスローブを持ってきて着せてくれる。
「ユリカさん、だいじょぶ?起きれます?お昼、お弁当……は、無理かな。なんか買ってきましょうか?食べやすいもの。おにぎりとか、ウィダーインとか」
食欲なんてない。
いかされまくってぐったりだ。これでまだ2時間も経ってないなんて。
「ウィダーイン……ください……」
あたしはかろうじてそう言った。そして買ってきてもらったゼリーを力なく吸った。
「後半、いけます?」
「……ハイ……」
うつろな目のまま、あたしは答えた。
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