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グアン
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「くそっ、早すぎる」
グアン様はそう言うと、私の首筋に剣を当て、遠くを睨んだ。
その睨んでいる方角から、黒い人影が近づいてくる。
その人影はテオバルト様だ。
月明りに、うっすらと照らされたテオバルト様は、いつもより青白く目が鋭く光っている。
「テオバルト、そこまでだ。そこから一歩でも、少しでも動いたらアメリアを殺す」
グアン様がそう叫ぶと、テオバルト様はピタリと立ち止まる。
それを見たグアン様は、ポケットから何かを取り出し、地面に打ち付けた。
その打ち付けたところから、灰色の煙が沸き起こったが、それ以外何も起こらない。
「くそっ、なぜだ。なぜ転移できないっ」
「グアン、その魔法道具は俺の前ではもう役立たずだ。さすがに二度逃がすわけにはいかない」
テオバルト様がそう言うと、私達がいる地面が赤黒く光る。
その次の瞬間、グアン様は、くぐもった声を上げた。
よく見ると、地面から赤黒い槍のようなものが何本も突き出ていて、グアン様を刺している。
至る所を突き刺しているせいか、グアン様は動くことができない。
すると、テオバルト様が私に駆け寄り、私を抱きかかえた。
抱きかかえたまま、グアン様から少し離れた場所に移動し、拘束していた縄を解いた。
「アメリア、すまない」
テオバルト様は、短くなってしまった私の髪を何度も梳っている。
そうだ、私の髪、今きっとボサボサだ。
顔も涙と泥だらけで、汚れている。
こんな姿、テオバルト様に見られたくない。
「テオバルト様っ。あ、あのっ、テオバルト様のローブ貸して下さい」
「寒いのか?」
テオバルト様は着ていたローブを脱ぎ、すぐに私の肩に掛けた。
私はすかさず、ローブに付いている帽子をかぶり、顔や髪を隠した。
「寒くないです。こんな醜い姿を見られたくないんです」
「アメリア……」
テオバルト様は、私を抱きしめる。
抱きしめるテオバルト様の手は少し震えている。
その震える手を抑えるように、ぎゅっと力を込め私の衣服を握りしめる。
そして震えが治まると、私から手を放し、一人グアン様に近づく。
グアン様は血だらけで、恐ろしい形相をし、テオバルト様を睨んでいる。
テオバルト様はグアン様の手前まで行くと、突然グアン様の洋服の袖口を引き千切った。
驚いたことに、グアン様の左腕には魔法陣のような奇妙な物が描かれている。
「やはり。馬ではなく馬車に乗ったのは、腕が不自由なせいだな。それで腕一本を代償にして何をした? 答えろ」
「答えると思うか?」
「答えなければ、調べるまでだな」
テオバルト様がそう言った瞬間、テオバルト様の手に剣が現れ、グアン様の腕を切り落とした。
「ぐあああーーーっ」
グアン様の絶叫が響き、腕から血が飛び散る。
その切り落とした腕をテオバルト様は拾い上げ、消し去った。
おそらく、その腕を異空間に移動させたのだろう。
「グアン、もう片方の腕が惜しかったら、これから俺が聞く質問に正直に答えろ。お前のボスは誰だ?」
「くそっ、くそっ、ふざけるなっ」
「答えろ、グアン」
テオバルト様は剣をグアン様の喉ぼとけに近づけ、脅す。
「本気で聞いているのか? 答えられるわけないだろう」
「そうか、ボスの名を明かせば、お前は死ぬのか? それとも話せないよう魔法を施されたのか?」
「後者だ」
「ちっ、面倒だが、少し調べてみるか」
テオバルト様は、魔法を唱える。
すると、グアン様は赤黒い球体に包まれ、一瞬にして球体ごとグアン様は消え去った。
同様に、倒れている男の人達も、消え去った。
その状況を見てもう安全だと思ったのか、聖獣がゆっくりと私の前に現れる。
以前とは違い、光輝いていて、神秘的。
“敵、いない、怪我無い”
聖獣様はまっすぐに私をみつめ、心に語りかけてきた。
“聖獣様、ごめんなさい。私、聖獣様の命を引き換えに、自分だけ助かろうとしました”
“大丈夫、大丈夫、大丈夫”
聖獣様はそう優しく言いながら、以前と同じように私の目の前で伏せの体勢をした。
傷口を確認すると、ほとんど治りかかっている。
けれど、テオバルト様が私に薬を差し出し、再度塗るように指示を出す。
私は、前と同じように、薬を塗った。
“聖獣様、傷口はもう痛くないですか?”
“ない、もう痛み、ない”
“良かった、本当に良かったです”
薬を塗り終えると、聖獣はまたスヤスヤと眠った。
とても心地よさそうに寝ている。
「アメリア、聖獣は何か言っていたか?」
「もう、傷口も痛くなくって大丈夫そうです」
「そうか。では、俺達は帰るとしよう。アメリア、歩けるか?」
「はい。大丈夫です」
テオバルト様は私の手を握りしめ歩き出した。
その瞬間、今までの緊張がほぐれたせいか、私の目から涙がとめどなく溢れ出る。
テオバルト様に泣いていることを気づかれないようフードを深く被って見られないようにしたが、どうしても嗚咽してしまう。
当然私が泣いていることに気づいたテオバルト様は、何度も足を止め、私を抱きしめてくれる。
また、何度も休憩しようと提案してくれる。
けれど私は断った。
一刻も早くこの森から出たかったから。
私の涙がようやく落ち着いた頃には、辺りは明るくなり、朝露のいい匂いが漂う。
朝陽に照らされたテオバルト様は、明らかに疲れの色が見て取れた。
けれどテオバルト様は弱音を吐くことなく、私の手を力強く支え、足場が悪い危険な場所では、私を担いで移動してくれる。
また、私のために作った疲労回復薬も途中で飲ませてくれた。
助けてくれたばかりか、こんなにも私のことを気遣ってくれるなんて、テオバルト様は本当に、私のこと振るつもりなのだろうか。
気になって仕方がない。
直球では聞けないので、今回の件で気になる点を聞きつつ、私は遠回しに探ることにした。
「テオバルト様、今回も助けて頂いてありがとうございます」
「ああ」
「あの、グアン様はどうなったんでしょうか?」
「ある場所に転移させた。奴から情報を引き出せればいいがな」
「ずーっと、気になってたんですが、私を転移させることってできないんですか? 一瞬にして、国都や、せめてベレヌに転移できたらとても楽なのに」
「転移魔法は、多少の魔力がある者でなければ無理だ。もし魔力がない者を転移させる場合、事前準備が必要だ」
「そうなんですね。それと、テオバルト様が施してくれたシールドは火も防いでくれるものでした? やっぱり、部屋から出たのは間違いでしたか」
「そうだな。俺のシールドは全てを防ぐ。だが、今回は俺のミスだ。毎日、同時刻に俺はアメリアの部屋を訪ねていたから、その同じ時刻に俺の声がしたら、部屋から出てしまうよな」
「そういえば、グアン様はなぜ、テオバルト様の声が出せたんでしょうか」
「声色を変える魔法道具を使ったのだろう。俺も詰めが甘かった。怖い思いさせて、すまなかった」
「いえいえっ、テオバルト様は何一つ悪くありませんよ。結局は助けてくれましたし」
「だが、アメリアの髪を切られてしまった」
私と同じぐらいテオバルト様もショックを引きずっている。
確かに髪を切られたことは悲しいし、今の状態を誰にも見られたくない。
でも、いずれ伸びて元通りになるし……。
元気だなさきゃ、こんなこと気にしてませんよってテオバルト様に言わなきゃいけないのに、言葉が出ない、もし出たとしても涙声だ。
その後しばし沈黙が流れる。
お互い、黙々と歩く。
これはこれで気まずいし、肝心なテオバルト様の気持ちを探ることができていない。
私は頭を振り振りし、少し気を取り直し、この何とも言えない雰囲気を打破するために、まずは明るい話をテオバルト様にふった。
「そういえば、テオバルト様って、魔導士様なのに剣を使うんですね。体も筋肉質ですし。カッコいいですよね」
「俺の家門は、昔から軍事を担っているからな。男子は剣術を叩きこまれる。アメリアは筋肉が好きなのか?」
「あっ、はい。好きです」
「そうか」
「すっごく、すっごく、好きです、テオバルト様」
「そんなに好きなのか」
「はい、大好きです。でも、テオバルト様は……。私、テオバルト様と別れたくないです。絶対に嫌です。私、もっと好かれるように努力しますから、もっと、助手の仕事頑張りますから……、何でも言うこと聞きますからっ」
もっと遠回しにテオバルト様の気持ちを探るつもりだったのに、感情が高ぶって自分の気持ちをぶつけてしまった。
「アメリア、俺がいつ別れると言った? 何か誤解してるようだ」
テオバルト様は私の手をグイっと引き寄せ、顔を覗き込もうとした。
私は、覗かれまいと抵抗したけど、クイッと顎を指で持ち上げられてしまう。
感情が高ぶって興奮してるし、涙も相変わらずこみ上げてきてるしで、きっと酷い顔をしてるはず。
けれど、テオバルト様は愛しむような眼差しを私に向ける。
そして、そのまま唇を重ねてきた。
グアン様はそう言うと、私の首筋に剣を当て、遠くを睨んだ。
その睨んでいる方角から、黒い人影が近づいてくる。
その人影はテオバルト様だ。
月明りに、うっすらと照らされたテオバルト様は、いつもより青白く目が鋭く光っている。
「テオバルト、そこまでだ。そこから一歩でも、少しでも動いたらアメリアを殺す」
グアン様がそう叫ぶと、テオバルト様はピタリと立ち止まる。
それを見たグアン様は、ポケットから何かを取り出し、地面に打ち付けた。
その打ち付けたところから、灰色の煙が沸き起こったが、それ以外何も起こらない。
「くそっ、なぜだ。なぜ転移できないっ」
「グアン、その魔法道具は俺の前ではもう役立たずだ。さすがに二度逃がすわけにはいかない」
テオバルト様がそう言うと、私達がいる地面が赤黒く光る。
その次の瞬間、グアン様は、くぐもった声を上げた。
よく見ると、地面から赤黒い槍のようなものが何本も突き出ていて、グアン様を刺している。
至る所を突き刺しているせいか、グアン様は動くことができない。
すると、テオバルト様が私に駆け寄り、私を抱きかかえた。
抱きかかえたまま、グアン様から少し離れた場所に移動し、拘束していた縄を解いた。
「アメリア、すまない」
テオバルト様は、短くなってしまった私の髪を何度も梳っている。
そうだ、私の髪、今きっとボサボサだ。
顔も涙と泥だらけで、汚れている。
こんな姿、テオバルト様に見られたくない。
「テオバルト様っ。あ、あのっ、テオバルト様のローブ貸して下さい」
「寒いのか?」
テオバルト様は着ていたローブを脱ぎ、すぐに私の肩に掛けた。
私はすかさず、ローブに付いている帽子をかぶり、顔や髪を隠した。
「寒くないです。こんな醜い姿を見られたくないんです」
「アメリア……」
テオバルト様は、私を抱きしめる。
抱きしめるテオバルト様の手は少し震えている。
その震える手を抑えるように、ぎゅっと力を込め私の衣服を握りしめる。
そして震えが治まると、私から手を放し、一人グアン様に近づく。
グアン様は血だらけで、恐ろしい形相をし、テオバルト様を睨んでいる。
テオバルト様はグアン様の手前まで行くと、突然グアン様の洋服の袖口を引き千切った。
驚いたことに、グアン様の左腕には魔法陣のような奇妙な物が描かれている。
「やはり。馬ではなく馬車に乗ったのは、腕が不自由なせいだな。それで腕一本を代償にして何をした? 答えろ」
「答えると思うか?」
「答えなければ、調べるまでだな」
テオバルト様がそう言った瞬間、テオバルト様の手に剣が現れ、グアン様の腕を切り落とした。
「ぐあああーーーっ」
グアン様の絶叫が響き、腕から血が飛び散る。
その切り落とした腕をテオバルト様は拾い上げ、消し去った。
おそらく、その腕を異空間に移動させたのだろう。
「グアン、もう片方の腕が惜しかったら、これから俺が聞く質問に正直に答えろ。お前のボスは誰だ?」
「くそっ、くそっ、ふざけるなっ」
「答えろ、グアン」
テオバルト様は剣をグアン様の喉ぼとけに近づけ、脅す。
「本気で聞いているのか? 答えられるわけないだろう」
「そうか、ボスの名を明かせば、お前は死ぬのか? それとも話せないよう魔法を施されたのか?」
「後者だ」
「ちっ、面倒だが、少し調べてみるか」
テオバルト様は、魔法を唱える。
すると、グアン様は赤黒い球体に包まれ、一瞬にして球体ごとグアン様は消え去った。
同様に、倒れている男の人達も、消え去った。
その状況を見てもう安全だと思ったのか、聖獣がゆっくりと私の前に現れる。
以前とは違い、光輝いていて、神秘的。
“敵、いない、怪我無い”
聖獣様はまっすぐに私をみつめ、心に語りかけてきた。
“聖獣様、ごめんなさい。私、聖獣様の命を引き換えに、自分だけ助かろうとしました”
“大丈夫、大丈夫、大丈夫”
聖獣様はそう優しく言いながら、以前と同じように私の目の前で伏せの体勢をした。
傷口を確認すると、ほとんど治りかかっている。
けれど、テオバルト様が私に薬を差し出し、再度塗るように指示を出す。
私は、前と同じように、薬を塗った。
“聖獣様、傷口はもう痛くないですか?”
“ない、もう痛み、ない”
“良かった、本当に良かったです”
薬を塗り終えると、聖獣はまたスヤスヤと眠った。
とても心地よさそうに寝ている。
「アメリア、聖獣は何か言っていたか?」
「もう、傷口も痛くなくって大丈夫そうです」
「そうか。では、俺達は帰るとしよう。アメリア、歩けるか?」
「はい。大丈夫です」
テオバルト様は私の手を握りしめ歩き出した。
その瞬間、今までの緊張がほぐれたせいか、私の目から涙がとめどなく溢れ出る。
テオバルト様に泣いていることを気づかれないようフードを深く被って見られないようにしたが、どうしても嗚咽してしまう。
当然私が泣いていることに気づいたテオバルト様は、何度も足を止め、私を抱きしめてくれる。
また、何度も休憩しようと提案してくれる。
けれど私は断った。
一刻も早くこの森から出たかったから。
私の涙がようやく落ち着いた頃には、辺りは明るくなり、朝露のいい匂いが漂う。
朝陽に照らされたテオバルト様は、明らかに疲れの色が見て取れた。
けれどテオバルト様は弱音を吐くことなく、私の手を力強く支え、足場が悪い危険な場所では、私を担いで移動してくれる。
また、私のために作った疲労回復薬も途中で飲ませてくれた。
助けてくれたばかりか、こんなにも私のことを気遣ってくれるなんて、テオバルト様は本当に、私のこと振るつもりなのだろうか。
気になって仕方がない。
直球では聞けないので、今回の件で気になる点を聞きつつ、私は遠回しに探ることにした。
「テオバルト様、今回も助けて頂いてありがとうございます」
「ああ」
「あの、グアン様はどうなったんでしょうか?」
「ある場所に転移させた。奴から情報を引き出せればいいがな」
「ずーっと、気になってたんですが、私を転移させることってできないんですか? 一瞬にして、国都や、せめてベレヌに転移できたらとても楽なのに」
「転移魔法は、多少の魔力がある者でなければ無理だ。もし魔力がない者を転移させる場合、事前準備が必要だ」
「そうなんですね。それと、テオバルト様が施してくれたシールドは火も防いでくれるものでした? やっぱり、部屋から出たのは間違いでしたか」
「そうだな。俺のシールドは全てを防ぐ。だが、今回は俺のミスだ。毎日、同時刻に俺はアメリアの部屋を訪ねていたから、その同じ時刻に俺の声がしたら、部屋から出てしまうよな」
「そういえば、グアン様はなぜ、テオバルト様の声が出せたんでしょうか」
「声色を変える魔法道具を使ったのだろう。俺も詰めが甘かった。怖い思いさせて、すまなかった」
「いえいえっ、テオバルト様は何一つ悪くありませんよ。結局は助けてくれましたし」
「だが、アメリアの髪を切られてしまった」
私と同じぐらいテオバルト様もショックを引きずっている。
確かに髪を切られたことは悲しいし、今の状態を誰にも見られたくない。
でも、いずれ伸びて元通りになるし……。
元気だなさきゃ、こんなこと気にしてませんよってテオバルト様に言わなきゃいけないのに、言葉が出ない、もし出たとしても涙声だ。
その後しばし沈黙が流れる。
お互い、黙々と歩く。
これはこれで気まずいし、肝心なテオバルト様の気持ちを探ることができていない。
私は頭を振り振りし、少し気を取り直し、この何とも言えない雰囲気を打破するために、まずは明るい話をテオバルト様にふった。
「そういえば、テオバルト様って、魔導士様なのに剣を使うんですね。体も筋肉質ですし。カッコいいですよね」
「俺の家門は、昔から軍事を担っているからな。男子は剣術を叩きこまれる。アメリアは筋肉が好きなのか?」
「あっ、はい。好きです」
「そうか」
「すっごく、すっごく、好きです、テオバルト様」
「そんなに好きなのか」
「はい、大好きです。でも、テオバルト様は……。私、テオバルト様と別れたくないです。絶対に嫌です。私、もっと好かれるように努力しますから、もっと、助手の仕事頑張りますから……、何でも言うこと聞きますからっ」
もっと遠回しにテオバルト様の気持ちを探るつもりだったのに、感情が高ぶって自分の気持ちをぶつけてしまった。
「アメリア、俺がいつ別れると言った? 何か誤解してるようだ」
テオバルト様は私の手をグイっと引き寄せ、顔を覗き込もうとした。
私は、覗かれまいと抵抗したけど、クイッと顎を指で持ち上げられてしまう。
感情が高ぶって興奮してるし、涙も相変わらずこみ上げてきてるしで、きっと酷い顔をしてるはず。
けれど、テオバルト様は愛しむような眼差しを私に向ける。
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