【R18】悪魔に魅入られて

夾竹桃

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調査(5)

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 勢いよく会議室の扉を開け中に入ると、そこにはセルを含め8名程の人達が楕円形の円卓テーブルを取り囲むように座っていた。
皆、賢く、権威を持っていそうな人達で、身なりがよく裕福そう。
その人達は当然、会議室に入って来た私を一斉に見る。
皆、びっくりして固まっている。
それもそうだ、変な東洋人がネグリジェを着て、寝ぼけた状態で会議室に入って来たのだから。

「ええっと⋯⋯、その⋯⋯、すみませんっ」

 私は急いで会議室から出ようとした。
けれど、扉が開かない。

「サーラ、丁度良かった」

 セルは円卓テーブルの一番奥手に座っている。
足を組み、頬杖もつき、明らかに他の人達より偉そうな態度をしている。
そのセルが私を手招きすると、私の身体がふわりと浮かび上がり、セルの膝の上に落ちた。
私は、座ったままのセルにお姫様抱っこをされている。

「わっ。あ、あの⋯⋯、セル、ごめんなさい。会議の邪魔をしてしまって。こんな夜中に会議しているとは思わなくて」

「別に問題ない。それに俺は退屈してたところだ」

 セルはそう言うと、私の胸と下半身を弄り始めた。
それも皆んなが見ている目の前で。
皆、其々違った表情をして私を見ている。
美しい女性は羨望の眼差しで、恰幅のいいマフィアのボスみたいな人はイヤらしい目つきで、いかにも野心がある青年実業家は嫌悪感丸出しで⋯⋯。
私は恥ずかしくてしょいがないのに、セルは皆んなの視線を物ともせず、私の身体を弄り続ける。

「セルっ、いやっ。皆んなが見てるから」

 私はひそひそ声でセルに耳打ちする。

「別に構わない」

「私は構うの!」

 私は思わず声が大きくなってしまった。
相変わらず、セル以外の人達は、みんな固まったまま私とセルの様子を伺っている。

「恥ずかしいのか?」

 セルは嬉しそうにほくそ笑む。

「はっ⋯⋯、恥ずかしくないっ」

 セルは私が恥ずかしがると喜び、度を超えてさらに恥ずかしい事をするから、今回私は、本心とは逆のことを言ってみた。

「そうか。サーラが恥ずかしいなら今回は辞めようと思ったが、そうでないならこのまま続けるとしよう」

 そんなっ、だったら素直に恥ずかしいって言えば良かった。
なんて私って、バカなんだ!

 私は足掻いても無駄だって分かっているのに、セルから逃れようとジタバタした。
しかしセルは私の股をこじ開け、クリトリスを直に触り始める。
セルの長い2本の指で私のクリトリスを執拗に摩り、撫で回す。
もう、気持ち良すぎて、私の身体は力が抜けてセルに抵抗出来ない。
心ではセルに反発したいのに、身体はセルに触られたくて、セルを受け入れたくて、とろりとセルに寄り掛かってしまう。

 私が喘ぎ声が出ないように声を必死に殺していると、セルは会議に参加した人達に一瞬視線を向け、言葉を発した。

「お前らは、話を進めろ」

「はい、セル様。それでは話を続けさせて頂きます」

 こんな状況なのに、私のアソコはすぐに濡れてきて、クチュクチュと淫らな音が私の耳に聞こえてきた。
淫らな音がしている中、淡々と会議が進められていく。
どうやら会議に参加している人達は何点かセルに質問し、その質問に対してセルが答えるという形式のようだ。

「会議が終わるまで、イクなよ」

 セルは、私の耳に息が掛かるように話しかける。
くすぐったくて、体がモゾモゾする。
私は真面目に仕事をしている人達の目の前で羞恥を晒しているのが、とても情けなくて、恥ずかしくて、けれど感じてしまっている自分を見られなくて、セルの胸に顔を埋める。
それなのに、セルは私を円卓テーブルに仰向けで押し倒した。
その瞬間、皆んなの視線が私に集中する。

「セルっ、やっ、やだっ」

 私は直ぐに起き上がろうとしたけど、セルはそれをさせまいと、セルの両隣にいる美しい銀髪の女性と、これまた美しい中性的な男性に命令をした。

「サーラの手を押さえろ」

「畏まりました、セル様」

 私は、美しい銀髪の女性に左手を、美しい中性的な男性に右手を、ガッチリと押さえこまれ、起き上がることも、身動きを取ることも出来なくなった。
だから、私が感じている表情を皆んなに見られてしまう。
ただ、衣服は剥ぎ取られていないので、裸体はさらさずに済んでいる。
セルはネグリジェの裾から両手を入れ、私のアソコに触る。

「んっ、んん、ぁっ」

 私は必死に喘ぎ声を出さないようにしているのに、セルは容赦なくクリトリスを摩り、あそこに指を入れ感じる部分を激しく刺激する。

 もう、もうすぐにでもイキそうたけど、私以外は皆んな真面目な顔をして、会議をしている。
難しい英単語だからなかなか聞き取れないけど、経済がどうとか、紛争がどうとか、話をしている。
こんな時にイッちゃダメなのに、ダメなのにっ、もう⋯⋯、もう、ダメっ、ィっちゃうっっ。

「んんーーっ」

 私の身体は全身に力が入り、ビクビクと脈立つ。
私の手を押さえている人にも、イッたことがバレてしまったはず⋯⋯。

「なんだ、もうイったのかな。なら仕方がない、会議は終わりだ」

 セルがそう言うと、青年実業家風の男性が立ち上がり声を発した。

「そんなっ、セル様っ。私の質問はまだお答え頂けてません」

 青年実業家風の男性は必死の形相で、セルに訴える。
しかしセルは、その男性を無視し、私を抱き上げた。

「セル様っ」

 再度、その男性がセルに声を掛けると、緊迫した空気が流れ、その男性以外の顔に緊張感が走る。
その次の瞬間、その男性は吹き飛ばされ、壁に打ち付けられる。
その男性はその衝撃で気を失ったのか、グニャリと倒れた。

「セルっ、あの人、大丈夫なの?」

「サーラ、自分の心配をした方がいいんじゃないか」

 セルは、私を抱きながら、会議室を出でセルの部屋に向かう。

「私の心配? どういうこと?」

「会議が終わるまでイクなと俺は言ったはずだ。それができなかったんだ、お仕置きをする必要があるだろう」

「だって、セルがあんなに触るからっ」

「そもそも、サーラが会議が終わるまでイカなければ、あの煩い男も無事だったかもな」

「わっ、私のせいなの? あの男性死んじゃったの?」

「さあな」

「そんなっ」

 セルは私をベッドに押し倒すと、すぐに挿入し、私が話すことを禁じた。
私が何か話そうとしたら、口付けしたり、激しく挿入したりして、喘ぎ声しか発することを許さない。
それに、お仕置きと称して、あれから一回もイカせてくれない。
セルは、イキまくっているのに。
イクように私の身体をもてあそぶのに、いざイコうとすると我慢しろと言って、セルは責める手を緩めてしまう。
もうそんな状態が何時間も続いていて、朝日が差し込んできている。

「そろそろ、終わりにしてやろう。サーラ、自慰しながらペニスをしゃぶれ。言っとくが、俺より先にイクなよ、わかったな」

 私はセルに言われるがまま、ペニスをしゃぶり、クリトリスを摩る。
セルに煽られ過ぎたせいで、今にもイキそうになっている。
だから私はあまりクリトリスを触らないようにして、セルのペニスを必死に舐めた。
けれどセルはイキ過ぎたせいで、なかなかイカない。
私はイキたくて仕方がないのに。

 それでも、私の顎も舌も疲れ果てた時にようやくセルはイッた。
だから、私は思う存分クリトリスを摩ってイコうとしたら、もう終わりだと言ってセルは自慰を制してイカせてくれない。

「セルっ、私もイキたいっ」

「サーラも、性に貪欲になってきたな」

 確かに、そうかもしれない。
恥ずかしさも忘れ、イキたくてしょうがない。
前の私からは想像もつかない。

「それは、その」

「だが、残念だが、もう終わりだ。もっと必死に自慰をするべきだったな」

「だって、そうしたら直ぐにイッちゃう」

「イキそうなのを必死に我慢してイカなくするのが、最高に気持ちがいいんだ。サーラはまだまだだな」

「もうっ、いい。私、会議室に行って来る」

「なぜ?」

「あの男性の事が心配だから」

「⋯⋯⋯⋯、当分イクのはお預けだな、サーラ」

「なっ⋯⋯、どっ、どうして?」

「自分で考えろ。自慰も当然禁止だ。それと、あの男は無事だ。2日後にまた会えるさ」

「2日後? 私も?」

「ああ、2日後に、前に話した城でパーティーがある。それにサーラも参加しろ」

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