【R18】悪魔に魅入られて

夾竹桃

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調査(3)

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「セル、どうして? こんな状態じゃ、仕事なんて手伝えない」

 セルに仕事を手伝えと言われて書斎に入ったら、セルはいきなり私の両手を後ろで拘束し、目隠しをした。
その状態のまま、私は、ソファーに座っているセルの上に跨る。

「今回の仕事は、口だけが必要だからな」

 私は悪い予感がしたので、口をギュッと結ぶ。
目隠しされているせいで、次に何が起きるか予測出来ないから、私は神経を尖らせる。

「サーラ、口を開けろ」

「⋯⋯⋯⋯」

 セルは、いきなり乳首をギュッとつねる。
私はビックリして、思わず呻き声をあげ、口を少し開けてしまう。
その瞬間、口に何か硬い物を入れられた。

「どうだ?」

 口に入れられたのはスプーンだ。
スプーンの上に、とろりと甘い蜂蜜が乗っている。
なんだ、蜂蜜か⋯⋯。

「甘い。とっても甘い。あの、セルのお仕事のお手伝いって、蜂蜜の感想を言う事なの?」

「そうだ。蜂蜜のコンクールの審査を今回、俺が行う」

「セルが?」

「俺は、これでも美食家だ。これから5種類の蜂蜜を試食して順位を決める。その順位付けをサーラにも手伝って貰う」

「わかりました」

 目隠しとか拘束とかしないで、普通に試食したかったな⋯⋯。
その方が色合いとか確認が出来ていいのに。

「では、もう一度初めからだ。“甘い” 以外の感想を言うんだ、わかったな。サーラ」

セルは、再度私の口に蜂蜜が乗ったスプーンを運ぶ。

「⋯⋯⋯⋯、さっぱりしてます」

「はぁ⋯⋯。他の感想は?」

「⋯⋯⋯⋯」

「全然駄目だな。日本人は味に繊細じゃなかったのか⋯⋯。もう一口、ちゃんと味わってみろ」

 セルはまた、蜂蜜を私の口に運ぶ。
と同時に、セルの舌が私の口の中に強引に入ってきて舌を絡ませる。

「んっ⋯⋯、っ⋯⋯」

 セルは、まるで飴を舐める様に私の舌を舐め回す。
蜂蜜が口の中で全て溶けてしまうと、セルは口づけをやめ、耳元で囁いた。

「この蜂蜜は滑らかな舌触りとスッキリとした上品な甘みだな。サーラ、他に何か感想があるか?」

「いっ、いえ⋯⋯、特にないです」

「もう、サーラに評論を期待しないから、どれが一番口にあったのか、サーラにとってどれが一番美味しかったかを考えながら、試食していくんだ。わかったな」

「はい。お役に立てず、すみません⋯⋯」

「サーラはキスも下手だしな。いい機会だ、キスの特訓もしてやろう」

「えっ⋯⋯」

「今度は違う種類の蜂蜜だ。舌を出せ。舌の上に蜂蜜を垂らすから」

「普通に試食しないと味が分からなくなると思いますけっ、んっ、うっ、ううっ」

 セルは強引に私の舌を指で出させ、その上に蜂蜜をたっぷりと垂らす。

「俺の舌の動きに合わせろ。出来なければお仕置きだ」

 セルは舌先と舌先を遊ばせながら、舌裏部分を舌先でなぞる。
私はお仕置きが怖くて素直にセルに従い、舌を同じように動かす。
舌を出して絡ませているせいで、涎と蜂蜜が入り混じった液体がぼたぼたと、私の胸の谷間へと滴り落ちる。
セルは、私のワンピースを胸元部分からから乱暴に破り、私の胸を触る。

「やっ、んっ、はぁっ、あぁっ、セルっ、もうっ、もうだめっ」

「2番目の蜂蜜は、スパイシーで野性味溢れる味わいだな。かなり癖が強い」

「はぁ、はぁ⋯⋯」

「3番目の蜂蜜は俺の舌の上に垂らすから、サーラが俺の口に中に舌を入れてこい」

 セルは優しく口付けをする。
いつもなら強引にセルの舌が私の口の中に入ってくるのに、唇と唇をかすかに近づけるだけ。
私は息が苦しかったけど、セルの口の中に少しだけ舌を入れる。
すると、セルに舌を吸われ、セルの口の奥深くまで舌が入ってしまった。

「っ、ふぅっ⋯⋯、うっ⋯⋯」

 私はセルの口の中で、必死にセルの舌の動きに合わせる。
もう、蜂蜜を味わうどころでは無い。
鼻で呼吸してるとは言え、息苦しく朦朧としてくる。
もう、苦しくて、苦して、私はセルの舌から逃れようと顔を背けようとしたけど、セルに頭をがっちりと押さえつけられてしまう。

「んっ、っ⋯⋯、ふっ」

 私は早く解放して欲しくて、一心不乱に私の舌をセルの舌に絡ませ始める。
そうすると、セルの舌の動きが徐々に優しくなり、同時に私の頭を押さえつけていた手の力も緩む。

「上手くなったな」

「もう、もう限界っ、苦しい」

「確かにサーラは、俺のペニスがほしくて我慢の限界がきているようだな。下着がグチョグチョに濡れまくっていて、俺のズボンまで濡らしている」

 セルは突然、私を一瞬持ち上げ、下着をずらし、私のアソコにペニスを突き挿れる。
私のアソコはセルが言うように、ぐっちょりと濡れていて、すんなりセルのペニスを受け入れてしまう。
それに目隠しているせいで完璧に無防備だった。

「あっ、んんっ⋯⋯、」

「サーラ、いくら気持ちがいいからって本来の目的を忘れるな。次は4番目の蜂蜜だ。口を開けろ」

 私はセルに言われるがまま素直に口を開いた。
セルは私の口の中に少し蜂蜜を垂らし、私の胸やお腹にも蜂蜜を垂らした。
その私の体に垂れた蜂蜜を、セルは舌で、ツーっと舐める。
目隠しされたままだから、セルの舌に肌がビクビクと敏感に反応してしまう。

「んっ、あっ、あっ⋯⋯、やっ、んんっ」

「まだ、イクなよ」

「くっ、んんっ、ぁっ、ふっ⋯⋯、んんっ」

「あぁ、サーラの大好きなクリトリスを刺激してなかったな。サーラのクリトリスとシンクロしている宝石を舐めさせてやるから、イッてみろ」

 セルは私の口の中に宝石と5番目の蜂蜜を同時に入れる。
その途端、クリトリスにトロリと蜂蜜が纏わり付く感覚が生じる。
さらに、トロトロになったクリトリスに私の舌の感触も加わり、ジンジンとアソコも感じてくる。

「サーラ、特訓した舌の動きを思い出せ」

 ペニスを挿入されながらクリトリスを刺激すると、気持ち良すぎて発狂してしまいそうだ。
もう、こうなってしまうと、イキたくて仕方がなくなってしまう。
私は、恥ずかしさも忘れ、無我夢中で宝石を舐め回した。
セルは、再度私の乳首に蜂蜜をたっぷり垂らすと、それを拭うように舐め回す。

「サーラの膣が、ヒクヒクし出したな。もうイキそうだな」

「んんっ、んっ、んん゛っーー」

 私はイッてしまった。
自ら宝石を舐めて回してイッテしまった⋯⋯。
気持ち良すぎて、その快楽の余韻をずっと味わっていたい。
けれど、何故か後ろめたい気持ちというか、罪悪感を感じてしまう。

「随分、豪快にイッたな。俺もイカせてもらおうか」

 セルは強引に私の口の中に舌を入れ、宝石を舐め回し始めた。
イッたばかりなのに、また激しくクリトリスが感じてしまう。
セルの腰の動きも激しくなり、ペニスが私の奥深くを貫く。
すぐにセルは絶頂を迎え、お互い舌を絡ませていたせいで、私も強制的にイカされてしまう。
クリトリスとはまた違った快楽が、私の中心からボワーっと全身に伝わる。
いつもならすぐに快楽の刺激が収まるのに、ずーっと続いている。
その間、全身がヒクヒクと小刻みに痙攣している。

「感じまくっているな、サーラ。羨ましい限りだ」

 私の口の中に入っていた宝石はいつの間にか無くなっていたので、私は大きく深呼吸する。
セルに寄り掛かりながら、快楽が収まるように、何度も何度も深呼吸をする。
その間に、セルは目隠しと両手の拘束を解いてくれた。

 「それで、どの蜂蜜が一番美味しかった?」

 セルは一応、私が判断しやすい様に再度5種類の蜂蜜について説明してくれた。
しかし、私はもう全く蜂蜜の味を覚えていない。
だから、私は適当に答えることにした。

「3番目の蜂蜜が一番美味しかったです⋯⋯。たぶん」

 私がそう答えた瞬間、何故かセルがクスッと笑う。

「何が可笑しいんですか?」

「サーラの思った事が、顔や言葉にあまりにストレートに出るから面白かったんだ」

 セルはまた思い出した様にクククッと笑い出す。
その笑いを堪えてるセルが、何ともカッコいい。
⋯⋯⋯⋯、私ってば、何惚けているんだろう、相手は悪魔だ。
悪魔に惚けてどうするんだ、私のバカ!

「セルは何番が一番美味しい蜂蜜だと思ったの?」

 私は気を取り直して、なるべく真顔でセルに質問する。

「サーラと同じ3番だ」

「本当に!?」

「あぁ、サーラと同じく花の香りがし、味も全く癖がなく素直な甘さだ」

 何故だろう⋯⋯、何故かセルのこの感想が嬉しい。
それに何だか気恥ずかしくって、セルを直視できない。
身体も熱く感じるし⋯⋯、蜂蜜にでも酔ってしまったのだろうか⋯⋯。
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