【R18】悪魔に魅入られて

夾竹桃

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地下室(5)

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「サーラのお仕置きは、あそこでするか」

 セルはX字の磔台を横目で見ると、立ち上がり私を拘束している縄を解き始めた。
縄を解くと、私の身体に付いていた玩具類を取り外し、私を抱きかかえ、磔台の前まで来た。
磔台のすぐ脇には、色々なボタンがあり、セルはその内の一つのボタンを押す。
すると、磔台の真ん中辺りから板がゆっくり飛び出てきた。
その板は腰掛けられるぐらいの幅があり、セルは私をそこに下ろす。

「セル⋯⋯、もっ、もう⋯⋯」

「もう、なんだ?」

「⋯⋯、なんでもないです」

 磔台の上方には、何本もの鎖が取り付けてあり、その垂れ下がっている鎖の先端には拘束具の皮ベルトが付いている。
セルは、その皮ベルトを私の両手首に取り付け、手が全く動かせないように鎖を調整する。
次にセルは、私の太腿も皮ベルで拘束すると、太腿を胸に近づくぐらいまで持ち上げ、アソコを露わにさせ、その状態を維持させるために鎖を調整した。
何度も、何度もセルにアソコを見られてしまっているが、今回の格好は今までで一番恥ずかしい。
私は恥ずかしさで顔を伏せようとしたのに、またもやセルは私の顔を上げ、満足気に見つめる。

「サーラのお仕置きには、このバイブを使ってみよう。これは俺の友人が改良したバイブで、あらゆる快楽を記憶することができる。快楽を記憶させたこのバイブを使えば、あまり感じない体の部分にも同様の快楽を感じさせることが出来る」

 セルはそう言うと、私のお尻の穴にそのバイブを押し込む。

「ぐっ、んっ⋯⋯、んんっ」

「つまりこのバイブを使えば、サーラが感じれば感じるほど、イケばイクほど、アナルも感じ、イキまくると言うことだ。嬉しいか?」

「⋯⋯、はいっ、っ、嬉しいですっ」

「お仕置きされて嬉しいなんて、ほんとサーラは淫乱なマゾだな」

 セルはゆっくりと、ペニスをアソコに挿入する。
同時に私のお尻もヒクヒクと感じ始める。

「あっ、ぁあっ、んっ⋯⋯」

「アナルも、気持ちいいだろう?」

「はっ、いっ⋯⋯、アナルもっ、気持ち⋯⋯、あっ、いいですっ」

 セルは、私のクリトリスとシンクロしている宝石を出現させ、それを私の口に含ませ、口付けをする。
その宝石を舐め合うように、セルは舌を絡ませ、弄ぶ。
私の乳首も摩ったり、優しく摘んだり、コロコロと転がしたりする。
その全ての感覚が私のお尻にも伝わる。
私のお尻は、2人の舌でクリトリスを執拗に舐められている猛烈な刺激も、私が感じている乳首の感覚も、濃厚な口付けをしている感覚も、全てがお尻に伝わる。
もう、お尻が感じ過ぎててビクビク脈打ち、発狂しそうなぐらい感じまくっている。

 それなのに、セルはペニスを激しく動かし、口付けをしたまま、クリトリスを手で触り始めた。
あまりの快楽に私はなす全てもなく、身体を激しく痙攣させイッてしまった。
同時にそのイク感覚がお尻に伝わり、お尻でも激しくイッてしまう。

「んんっーーー! あっぁぁああっ、んーーーっ、やっ、イヤーーっ」

「膣が収縮しまくっているな。あぁ、気持ちいい。最高だ」

 セルはそう言うと、再度私に口付けをし、舌を絡ませる。
次の瞬間、セルのペニスが脈立ち、セルの身体が少し震える。
私はセルと舌を絡ませていたので、セルのイク快楽が私にも伝わり、同時にお尻にも伝わる。
だから私は2回激しくイッた後に、すぐに強制的に2回イカされた。

「はぁ、はぁ⋯⋯、うっ、うぅっ、グスっっ、うっ⋯⋯、グスっ」

 私はもう、辛くて辛くて涙がこぼれ落ちる。
とめどなく涙が滝のように溢れ出てくる。

「サーラ、いい子だ、いい子だ⋯⋯」

 大泣きしている私を、セルは手で涙を拭い、頭を優しく撫でる。
ただ、セルは、お尻に入れてあるバイブの電源は切ってくれたけど、抜いてはくれない。

「もう、うっ、グズっ、もう⋯⋯」

「もうやめて欲しいのか?」

「はいっ、グズっ⋯⋯、やめて欲しいですっ。グスっ」

「サーラ⋯⋯、これがお仕置きだと言う事を忘れていないか?」

「うっ、うううっ、やだっ、もう、ヤダヤダヤダっ」

「あぁ、言い忘れていたが、このバイブは10段階の強弱をつけられる。今、サーラのアナルに入れているバイブは一番弱い1だ。それとこのバイブは何本でもコピーが出来る」

 セルは私のお尻に入れているバイブと同じバイブを出現させ、一瞬、バイブ同士をくっ付ける。
その新たに出現させたバイブを、私のアソコにセルは躊躇う事なく挿入した。
だから私は、お尻とアソコに一本ずつ、合計2本のバイブを入れられている。

「やめて、もうやめてっ、セル、お願いだから、もうイヤだーっ」

「さっきサーラは、10分くらいでイッたからな。10分間隔でイキまくれるぞ。それも膣とアナル両方で。嬉しいだろう? サーラ」

「嬉しくないっ、もうイヤーっ、もうイヤ、もうイヤーーっ」

 セルは私の言葉を無視して、バイブの電源を入れた。

「10分間、イクのを我慢できたら、やめてやる。頑張れ」

「うっ⋯⋯、あぁ、ぁっ、ふっ⋯⋯、」

「もし、10分間の間にイッたりしても、このバイブはその感覚を記憶するから、イク間隔が早まるぞ」

 私が激しい快楽の刺激に襲われているのに、セルは容赦なく私の乳首を舐めたり、耳を摩ったりし始める。
さっきイッたばかりなのに、私はまたすぐにでもイキそうな感覚に襲われている。
セルは我慢しろって言うけど、どう我慢すればいいのかわからない。

「我慢っ、我慢できないっ、どうっ、あっ、んっ、どうすれば、どうすればいいのっ?」

「簡単な事だ、サーラ。イキたくないと心から願えばイカないさ」

「ふっ、あぁ、イキっ、イキたくないって思ってるのに、いつも思ってるのにっ」

「いや、サーラは淫乱だからな、イキたいと思っている」

「ちっ、違うっ、あっ、つっ⋯⋯、くっっ」

「違うと思うなら、イカないように頑張れ。快楽を拒絶してみろ」

「もうっ、もうっ、ダメっ。んっっんんーーっ」

 私は10分経つ前にイッてしまった。
同時にお尻の穴もイッてしまう。

「10分も我慢できないなんて、サーラは余程イクのが好きなようだ。しょうがない、もっと遊んでやるよ」

 セルは挿入されているバイブに触る。
その途端、2本のバイブから、さらに激しい快楽が私にもたらされる。

「あぁぁぁっ。あっ、うっあっっ」

「バイブの強さを2にしてみた」

 またもやすぐに私はイッてしまう。
それから私は絶え間なくイキ続け、その間、感覚が麻痺するどころか逆に鋭敏になり、ずっと恐ろしいほどの快楽を受け続ける。

「んんっー、あっぁぁあああ、もう死んじゃうっ。んんーーーっっ。もう、もっ、もうやめてくださいっ、あああっ、もう死んじゃうんだからっ」

「まぁ、もういいか。サーラのおかげでいいバイブが完成した事だし」

 ようやくセルはバイブの電源を止め、抜いてくれる。
拘束ベルトも外してくれ、セルは私をベッドの上に移動させ、下ろしてくれた。

「うっ、ううっ、グスっグスっ⋯⋯、うっうっ⋯⋯」

 私はずっと泣き続けている。
どうしても涙が止まらない。

「良く頑張ったな、サーラ。後でご褒美をあげよう」

 セルは涙を拭うように口付けをした。
その瞬間、目の前が真っ暗になり、私は深い闇へと意識が落ちて行った。
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