【R18】悪魔に魅入られて

夾竹桃

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買い物(2)

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「お仕置きって、セルが触らなければ私は⋯⋯、ィヵなかったのに⋯⋯」

「いいや。淫乱なサーラはイキたいと願ったはずさ。さもなければイカないし、濡れない」

「そっ、そんな事ないっ、私は淫乱じゃない」

「では、淫乱と認めるまでイカせないようにしよう」

「べっ、別に私はイキたいと思わない」

「そうか。それでお仕置だが、今日一日これを付けるんだ」

セルは、私にピンク色をした大人の玩具を私の目の前に差し出した。
それは、長さの違う突起が二つあり、一つは丸みを帯びて中指くらいの長さ、もう一つは小指くらいの長さで先端がブツブツと盛り上がっている。

「いっ、嫌よ。そんなの付けない」

拒絶し逃げようとする私をセルは押さえつけ、私の膣に無理矢理その玩具をねじ込み、クリトリスに先端がブツブツしている方を当てる。
そしてまた柔らかい粘着物をその上から付け、玩具が取れないようにした。
私は無理にその粘着物を剥がそうとしたけど、全く取れなかった。

「これでいいだろう」

「嫌、お願い取ってっ、嫌だっ」

「この粘着物は俺しか取れない」

セルはそう言うと強引に口付けし、舌をねっとりと絡ませる。
すると、また舌から全身に熱が広がる。

「はぁっ、はぁ」

「これでサーラはどんなに快楽を感じても、イキたくても、イカない身体になった。良かったな」

セルは薄っすらと笑みを浮かべると、玩具の電源を入れる。

「あっ、んんっ、イヤっ」

クリトリスとアソコ、両方同時に刺激されると、おかしくなってしまう。

「これは最新式らしく、無線で電源が入ったり止めたり出来るそうだ。膣にはバイブ、クリトリスにはローターが当たるようになっている。気持ちいいか?」

「あっ、うっ⋯⋯、くぅっ⋯⋯。んっ」

「気持ちいいみたいだな。さあ、これで大学と買い物に行くんだな」

セルは、バイブとローターの刺激を受け、感じている私を置いて部屋から出て行ってしまう。
私は立ち上がりたいのに、刺激が強すぎて立ち上がれない。
いつまでこの刺激が続くのか全くわからない。
お願いっ、もう止まってっ。
何回も何回も願うけれど、一向に止まらない。
段々と、私の身体に快楽の波が押し寄せ、あそこがまた大量に濡れてしまう。
そしてまた私の身体が痺れ、イク一歩手前になり、私は身構えた。
目をギュッと瞑り、身体に力が入る。
しかしイク、イッちゃうと思った瞬間、けれど、全くイカない。
ずっとイク一歩手前の状態が維持されている。
もう、もうダメ、辛すぎるっ。
セルに止めて貰わないと⋯⋯。
私はどうにかして身体を起こし、毛布を身体に巻きつけ、数本歩いた。
フラフラになりながらようやく扉に着き、ドアノブに手を乗せた瞬間、突如バイブとローターの電源が切れた。

「ハァハァっ⋯⋯」

良かった。
セルが電源を切ったのだろうか。
何としてもセルを捕まえて、この玩具を取ってもらわなければ。
その為には取り敢えず、何か着よう。
流石に裸ではウロウロ出来ない。
私は急いで隣の部屋に行った。

隣の部屋は、元々の私の部屋の家財がそっくり移動してきてあった。
私のタンス、机、本棚、ベット、全てある。
ただ、今いる部屋は、前の部屋より3倍くらい広い。
私は部屋に備え付けてあったシャワーを手短に浴び、すぐに下着、ワンピースを着て、携帯を確認した。
日付は⋯⋯、あのイベントから、セルに出会ってから、もう3日も経ってしまっている。
そして今日は学校がある火曜日、重要な授業が午前中にあり、その授業はライラも出席する。
まだ午前7時なので、充分その授業に間に合う。
けれど、流石にこのままでは出席できない。

私はセルを探す為に、自分の部屋を出て、他の部屋を開け探し回った。
あまりに広い、書斎、図書室、会議室、ゲストルーム、2階だけで10以上の部屋が存在する。
そのどの部屋にも、セルは居なかった。
仕方がなく、私は階段を降り、一階へ行く。
階段を降りる際、アソコに挿入されているバイブが擦れて、またも濡れてきてしまった。

一階の大きな玄関ホールに近づくと見慣れないやせ細った長身の男性がいた。
目も鼻も口も全て細く、肌は気味が悪いほど白い。
年齢は40代くらいだろうか。
その男性が私に気付くと話しかけてきた。

「サーラ様、おはようございます。私は執事のブレオと申します。もう学校へ行かれるなら車を呼びますがどうされますか?」

執事って、この現代にまだ執事がいるなんてビックリ。
セルは、どんだけお金持ちなんだ。
きっと悪魔だからあくどい事して稼いでいるのだろうけど⋯⋯。

「っ、セルは知りませんか?  セルを探しています」

「セル様でしたら先程、外出されました。お戻りは夜遅くで御座います」

そんな⋯⋯、夜までこのままだなんて耐えられない。
これじゃあ大学に行けない。

「セルの行き先は知りませんか?」

「申し訳御座いませんが知っていても教える事は出来ません。それとサーラ様に伝言ですが、大学と買い物に行かなければ、さらにお仕置きをするとの事です」

執事のブレオがそう言うと、ニタリと薄気味悪く笑みを浮かべた。
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