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買い物(1)
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いつのまにか私はイベント会場から違う場所へと移動していた。
キングサイズの豪華なベット、大きな窓、私が今いる部屋にはそれしか無い。
机もテレビもソファーも、一切ない。
そしてこの部屋は、とても静か。
物音が一切しない。
車の音も、人々の喧騒も、私が日々怯えていた怨霊達の悲しみ、怒りの声もしない。
私は初めて無音の世界を味わうことが出来た。
その事が嬉しくて、目頭が熱くなる。
もしかしてここはセルの家だろうか。
セルが強い悪魔だから、怨霊達はここに近づかないのかもしれない。
この静寂は、皮肉な事に、セルがもたらしたんだ。
しかしその静寂を破るように、ガチャリという扉が開く音がした。
セルが手に食事を持って部屋に入ってきた、悪魔のセルが。
明るいところで初めて見たけど、セルはかなりカッコイイ。
セクシーイケメン俳優に、影がある雰囲気を付け足したような、そんな感じ。
もし私とセルが並んだら、私は良くてセルの使用人ぐらいにしか見られないだろう。
そんなセルが、私を求めるような、愛おしむような視線を投げかける。
私は裸だったので、毛布を身体に巻きつけセルに見えないようにした⋯⋯。
今更な気もするが、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「ようやく目覚めたか」
セルは食事が乗せてあるトレイを私の前に置く。
イギリスの食事は大抵が美味しくないが、今差し出された食事は美味しそう。
暖かなスープに、ホカホカのパン、それに甘いホットココア。
これを作った人はイギリス人ではなくフランス人だろうか。
「ここは、セルの家?」
「そうだ、俺の家。サーラの荷物も隣の部屋に運んでおいた。それにしてもサーラの服も下着も酷い」
「別にセルに関係ないでしょ」
「大いに関係がある。俺の物であるサーラがダサい服を着ていたら、俺までダサいと思われる。あのイチゴパンツはあり得ない」
「あっ、あれは一応、新品だし⋯⋯」
「今持っている下着や服は全て捨てろ。今日は買い物に行くがいい」
セルは私にカードを手渡した。
黒い⋯⋯、もしかしてこれが噂のブラックカードだろうか。
車でも家でも買えるというお金持ちだけが持つカード。
「セル、少し質問しても?」
「なんだ?」
「賭けに負け、貴方の物になった私だけど、本当に傍にいるだけで良いの?」
「そうだ」
「傍にいれば、何してもいいの?」
「そうだ。なんなら俺がサーラを犯す時抵抗してもいい。まあ、抵抗すればするほど犯しまくるがな」
「⋯⋯⋯⋯。買い物に行けってさっき言ったけど、自由に出掛けたりもしていいの?」
「それは駄目だ。一つ一つ、俺の許可を取れ」
「私、大学生なんだけど、学校に行ってもいい?」
「⋯⋯⋯⋯、いいだろう」
「荷物運んだって言ってたけど、私の部屋はどうなったの?」
「勿論、解約済みだ」
いつの間に⋯⋯、って今は何月何日なんだろう。
あのイベントからどれくらい経ってしまったのか。
私の友人、ライラが本当に無事なのかも、確認しなければ。
「私の携帯は?」
「隣のサーラの部屋にある。まずはこれを食べてからにしろ」
「あっ、ありがとうございます」
まさか悪魔が私の食事の用意をしてくれるなんて⋯⋯、予想外だ。
どんな酷い扱いをされるか、不安だったけど、衣食住はどうやら保証してくれるらしい。
私は早く自分の携帯を確認したかったので、朝食を素早く食べた。
セルはその間、ずっと私を見つめている。
「ご馳走様でした。美味しかったです」
「それは良かった。俺も頂こう」
セルはそう言うと、私の首筋に唇を這わせ、私の胸を弄り始める。
「なっ、イヤっ。あんなにしたのに、あ、やっ」
セルの冷たい指先が私の乳首に触れると、すぐに固くなり立ってしまう。
それを美味しそうにセルは咥え、甘噛みする。
「あんなにって、結局、玩具を全て使い切れなかったからな」
あの玩具全てを、セルは本当に私に試すつもりだろうか⋯⋯。
そんなの絶対に嫌だし無理。
なんとしてでも阻止しなければ。
「お願いっ、もう、イヤっ」
「本当に嫌かどうか、確かめてよう」
セルはそう言うと、容赦なく私を組み敷き、私のアソコへと長い指を入れる。
セルに犯され続けて、私の身体は変わってしまった。
セルが少しでも私に触れると、何故か力が入らなくなり、溶ろけるように私のアソコが濡れる。
契約のせいだろうか、それとも悪魔の魔力のせいだろうか、何故こんなにも私の身体は変わってしまったのだろう。
「んんっ、ん、ぁっ、やっ」
「濡れまくっているな。余程俺のペニスが欲しいのか」
「違う、違うんだから」
「素直じゃないな。どんなにサーラが濡れまくっているか、音を聞かせてやろう」
セルは、私のアソコに指を数本挿入し、中を掻き回す。
すると、クチュクチュという卑猥な音が部屋に響く。
「やっ、やめて。恥ずかしいからっ。あっ、んっ」
「サーラはまだ膣ではいけないようだからな。これからたっぷりと調教していってやる」
セルはそう言うと、私をうつ伏せにし、クイッと腰を持ち上げる。
躊躇する事なく、セルは私のアソコにペニスを後ろから挿入する。
「くぅっ、あっ、ああっ、んっ」
「サーラが大好きなクリトリスも触ってやる」
セルはペニスを挿入しながら、同時に私のクリトリスも執拗にさする。
「ああっ、あっ、ぅっ、んんっ、だっ、ダメっ、もうダメ」
「うん? もうイキそうなのか? 俺がイクまでイクなよ。先にイッたらお仕置きだ」
そんな事言われても、もう限界だった。
イクのを止める術なんて知らない。
セルが私のクリトリスを触らなければイカないのにっ、もう、ダメだーっ。
「んんーーっ」
「サーラの膣がペニスが絡みついてヒクヒクしてる。イッたな」
「やっ、もう触らないでっ、ああっ、やっ、いやっ」
一回もうイッちゃったから、クリトリスを触り続けられると感じすぎておかしくなってしまう。
感じすぎて、気持ちよすぎて、辛い。
それなのに、セルは容赦なくクリトリスを触り続ける。
「だから先にイクなと言っただろう」
それからセルはゆっくりと焦らすように腰を動かし、なかなか絶頂を迎えない。
どこが一番私が感じるか試すように、浅く挿入したり、深く挿入したりして、私の反応を見ている。
その間、ずっとクリトリスを触り続けられる。
「はぁ、はぁっはぁっ。もうっ、無理。お願い、もうやめてっ」
「そうだな、そろそろ俺もイクかな」
セルがそう言うと、今度は私をうつ伏せから仰向けにし、私の唇の中に強引に舌を入れ絡ませてきた。
その次の瞬間、セルは身体を震わせペニスが脈立つ。
それに合わせて、私の身体にも快楽が押し寄せ、私のアソコもヒクヒクと痙攣した。
「あっ、んんーっ」
「サーラもまた、イッたようだな」
「どっ、どうして⋯⋯。私がイクなんて⋯⋯」
「俺がイッた時に舌を絡ませていると、サーラにも俺の快楽が伝わる。つまり俺がイケば、サーラも同時にイク。最高だろう?」
「そっ、そんな⋯⋯」
「さてと、お仕置きは何にするかな」
セルは少し考え、何か思いついたのか、嬉しそうに薄っすら微笑んだ。
キングサイズの豪華なベット、大きな窓、私が今いる部屋にはそれしか無い。
机もテレビもソファーも、一切ない。
そしてこの部屋は、とても静か。
物音が一切しない。
車の音も、人々の喧騒も、私が日々怯えていた怨霊達の悲しみ、怒りの声もしない。
私は初めて無音の世界を味わうことが出来た。
その事が嬉しくて、目頭が熱くなる。
もしかしてここはセルの家だろうか。
セルが強い悪魔だから、怨霊達はここに近づかないのかもしれない。
この静寂は、皮肉な事に、セルがもたらしたんだ。
しかしその静寂を破るように、ガチャリという扉が開く音がした。
セルが手に食事を持って部屋に入ってきた、悪魔のセルが。
明るいところで初めて見たけど、セルはかなりカッコイイ。
セクシーイケメン俳優に、影がある雰囲気を付け足したような、そんな感じ。
もし私とセルが並んだら、私は良くてセルの使用人ぐらいにしか見られないだろう。
そんなセルが、私を求めるような、愛おしむような視線を投げかける。
私は裸だったので、毛布を身体に巻きつけセルに見えないようにした⋯⋯。
今更な気もするが、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「ようやく目覚めたか」
セルは食事が乗せてあるトレイを私の前に置く。
イギリスの食事は大抵が美味しくないが、今差し出された食事は美味しそう。
暖かなスープに、ホカホカのパン、それに甘いホットココア。
これを作った人はイギリス人ではなくフランス人だろうか。
「ここは、セルの家?」
「そうだ、俺の家。サーラの荷物も隣の部屋に運んでおいた。それにしてもサーラの服も下着も酷い」
「別にセルに関係ないでしょ」
「大いに関係がある。俺の物であるサーラがダサい服を着ていたら、俺までダサいと思われる。あのイチゴパンツはあり得ない」
「あっ、あれは一応、新品だし⋯⋯」
「今持っている下着や服は全て捨てろ。今日は買い物に行くがいい」
セルは私にカードを手渡した。
黒い⋯⋯、もしかしてこれが噂のブラックカードだろうか。
車でも家でも買えるというお金持ちだけが持つカード。
「セル、少し質問しても?」
「なんだ?」
「賭けに負け、貴方の物になった私だけど、本当に傍にいるだけで良いの?」
「そうだ」
「傍にいれば、何してもいいの?」
「そうだ。なんなら俺がサーラを犯す時抵抗してもいい。まあ、抵抗すればするほど犯しまくるがな」
「⋯⋯⋯⋯。買い物に行けってさっき言ったけど、自由に出掛けたりもしていいの?」
「それは駄目だ。一つ一つ、俺の許可を取れ」
「私、大学生なんだけど、学校に行ってもいい?」
「⋯⋯⋯⋯、いいだろう」
「荷物運んだって言ってたけど、私の部屋はどうなったの?」
「勿論、解約済みだ」
いつの間に⋯⋯、って今は何月何日なんだろう。
あのイベントからどれくらい経ってしまったのか。
私の友人、ライラが本当に無事なのかも、確認しなければ。
「私の携帯は?」
「隣のサーラの部屋にある。まずはこれを食べてからにしろ」
「あっ、ありがとうございます」
まさか悪魔が私の食事の用意をしてくれるなんて⋯⋯、予想外だ。
どんな酷い扱いをされるか、不安だったけど、衣食住はどうやら保証してくれるらしい。
私は早く自分の携帯を確認したかったので、朝食を素早く食べた。
セルはその間、ずっと私を見つめている。
「ご馳走様でした。美味しかったです」
「それは良かった。俺も頂こう」
セルはそう言うと、私の首筋に唇を這わせ、私の胸を弄り始める。
「なっ、イヤっ。あんなにしたのに、あ、やっ」
セルの冷たい指先が私の乳首に触れると、すぐに固くなり立ってしまう。
それを美味しそうにセルは咥え、甘噛みする。
「あんなにって、結局、玩具を全て使い切れなかったからな」
あの玩具全てを、セルは本当に私に試すつもりだろうか⋯⋯。
そんなの絶対に嫌だし無理。
なんとしてでも阻止しなければ。
「お願いっ、もう、イヤっ」
「本当に嫌かどうか、確かめてよう」
セルはそう言うと、容赦なく私を組み敷き、私のアソコへと長い指を入れる。
セルに犯され続けて、私の身体は変わってしまった。
セルが少しでも私に触れると、何故か力が入らなくなり、溶ろけるように私のアソコが濡れる。
契約のせいだろうか、それとも悪魔の魔力のせいだろうか、何故こんなにも私の身体は変わってしまったのだろう。
「んんっ、ん、ぁっ、やっ」
「濡れまくっているな。余程俺のペニスが欲しいのか」
「違う、違うんだから」
「素直じゃないな。どんなにサーラが濡れまくっているか、音を聞かせてやろう」
セルは、私のアソコに指を数本挿入し、中を掻き回す。
すると、クチュクチュという卑猥な音が部屋に響く。
「やっ、やめて。恥ずかしいからっ。あっ、んっ」
「サーラはまだ膣ではいけないようだからな。これからたっぷりと調教していってやる」
セルはそう言うと、私をうつ伏せにし、クイッと腰を持ち上げる。
躊躇する事なく、セルは私のアソコにペニスを後ろから挿入する。
「くぅっ、あっ、ああっ、んっ」
「サーラが大好きなクリトリスも触ってやる」
セルはペニスを挿入しながら、同時に私のクリトリスも執拗にさする。
「ああっ、あっ、ぅっ、んんっ、だっ、ダメっ、もうダメ」
「うん? もうイキそうなのか? 俺がイクまでイクなよ。先にイッたらお仕置きだ」
そんな事言われても、もう限界だった。
イクのを止める術なんて知らない。
セルが私のクリトリスを触らなければイカないのにっ、もう、ダメだーっ。
「んんーーっ」
「サーラの膣がペニスが絡みついてヒクヒクしてる。イッたな」
「やっ、もう触らないでっ、ああっ、やっ、いやっ」
一回もうイッちゃったから、クリトリスを触り続けられると感じすぎておかしくなってしまう。
感じすぎて、気持ちよすぎて、辛い。
それなのに、セルは容赦なくクリトリスを触り続ける。
「だから先にイクなと言っただろう」
それからセルはゆっくりと焦らすように腰を動かし、なかなか絶頂を迎えない。
どこが一番私が感じるか試すように、浅く挿入したり、深く挿入したりして、私の反応を見ている。
その間、ずっとクリトリスを触り続けられる。
「はぁ、はぁっはぁっ。もうっ、無理。お願い、もうやめてっ」
「そうだな、そろそろ俺もイクかな」
セルがそう言うと、今度は私をうつ伏せから仰向けにし、私の唇の中に強引に舌を入れ絡ませてきた。
その次の瞬間、セルは身体を震わせペニスが脈立つ。
それに合わせて、私の身体にも快楽が押し寄せ、私のアソコもヒクヒクと痙攣した。
「あっ、んんーっ」
「サーラもまた、イッたようだな」
「どっ、どうして⋯⋯。私がイクなんて⋯⋯」
「俺がイッた時に舌を絡ませていると、サーラにも俺の快楽が伝わる。つまり俺がイケば、サーラも同時にイク。最高だろう?」
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