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蛸と海女2
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「おうおう。いい体じゃないか。健康的な肌だ。お前の肌も磯の味が染みていて、私も恋しくなるんだよ」
まずは立たせたまま、足の先から首筋まで這い上がっていくように丹念に舐める。毎度の儀式のような愛撫で、綺麗な焼けた肌を舐めるのが商人の性癖だった。
必ず雌の割れ目を避けて丸く引き締まった尻を円を描くようにして片側ずつ舐める。置灯篭の薄明かりで焼けた肌が唾液でてらてらと揺らぐように怪しく光る。
自信の汁で女の変化していく光景が商人の支配欲を満たす。
海女は商人の唾液で冷えた尻や太ももからぶるりと体を震わすが、商人は自身の愛撫で感じていると思い込んでいた。
背骨を伝ってくる舌の感覚はあまりなく、横に逸れて脇の下を通り、前へと這いずってきた時に初めてその愛撫に声を震わすようになる。
背中に潜んでいるうちに商人はするすると着物を脱ぎ捨て、出っ張った腹と自慢の一物を太ももや尻にこすりあてる感触に、まるでナメクジが這うような気色悪さを当初は感じていたが、今は自らの肉を割って奥へと侵入してくる芋虫のような一物を期待し勝手に濡らすようになっていた。
胸まで舌が来るころには商人の息は上がっている。少し動くだけでも全身が汗ばみ息が荒くなるのだから、興奮もあって余計に息は、ご飯炊きの火吹き竹を吹くかのようにフーフーと荒々しく息を切らしている。
乳首を口に含め、舌でねちっこく何度も乳輪をねぶるものだから、商人は口で息ができず事切れるかのような形相で必死にしゃぶりつき吸い付く。油のような汗が海女の体にへばりつき、ガマに犯されているかのような錯覚さえも覚える。
執拗な乳房や乳首への舌のねぶりがぬらぬらと海女の体の炎を燃え上がらせガマを炙っているかのようだった。
したたる油が一粒垂れるたびに、海女の体は艶を増し、雌の臭いは高まってくる。淫猥な臭気は夜の陽炎となって灯篭の火が照らすようだった。
もはやその姿は商人ではない。肥えきったガマの姿そのものだ。噴出す汗は冷えてベトリと海女の体につき、一瞬おぞましき感覚が走るが、そんなガマの油も海女の肌に落ちて燃え盛って消える。
顔を舐めまわし、耳たぶから耳の穴へと舌を入れ脳まで届くかのように舌を伸ばし、割けるような満面の笑みを浮かべてガマは女をようやく横にし、思い切り股を開かせ茂った陰毛の奥へと舌を出したまま荒々しい息のまま近づけていく。
荒い息が茂みにかかる。突風のような呼吸がかかり、濡れて既に垂れた陰蜜に細波を与える。海女はそれだけで小さく声を上げ、体を震わせる。
「おうおう。この蜜の味よ。渋みがあって、最初の苦味もほぐすごとに薄れ、今は磯の甘い味が湧き出てくるようだ。ほれ、もっと味あわせろ。これはわしのあわびだ」
陰唇に舌を巻きつかせるようにしてねぶるガマは大きな口を開けて女陰全体を口に含んでいる。
ヌラヌラ、ビチャビチャ、ヌチャヌチャ。
食べ物を音を立てて食べたり吸ったりする時に出る、あの嫌な音。今は海女の女陰から漏れ出す淫靡な音。
存分に堪能したガマは出っ張った太鼓腹の下についている一物を女陰にあてがい、ゆっくりと雁首を沈ませた。
「あっ、ああああぁぁぁ」
か細く、息を吐くように出る海女の喘ぎが置き灯篭の炎をゆらりと揺らしたようだった。
「ほら、まだ全部は入っとらん。まだまだ奥まで入っていくぞう?」
手をつき、フーフーと汗を滴らせるガマの陰茎は意地悪く入っていく。
「ああ、お願いです。早く、早くください」
たまりかねた海女が肌の色を変えて懇願する。すっかりと燃えて染まりきった歯だからは、もはや性の香りしか匂ってこない。
「ぐふぇっふぇっふぇっふぇ。わしのこれが恋しかったろう。全部くれてやるわ。ほれ、たんとくえ。わしのもので、今日も喜ばせてやるからな」
にやけたガマの口端から唾液がこぼれ、海女の頬をねとりと濡らした。
目をつむり、身をくねらせ、顔をやや背けながらも全身を汗ばませている海女の音色はますます妖艶さを増す。
揺られる炎は燃え盛り、香りははち切れんほどに満ち、そして揺れる乳房は汗を垂らし、女陰は陰茎を弄びながらもきつく悦んでいる。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁあ」
海女の体の波打つ様がいよいよ激しくなってくる。
ずっぽりと陰茎を含み音を立てる女陰が締め付けを増すと「おお、おお、おおぅ」とガマも耐え切れぬ声をますます出し始め、ついには絶頂に白い液を海女の乳房に迸らせた。
「ふひぃー、ふひぃぃぃぃ、ふぃぃぃぃぃ」
妙な息切れをしながら、畳に俵のように転がる時には、すっかり商人は人の姿に戻っていた。
「さすがに、お前の締め付けには敵わない。いやー、極楽をまた味わった」
何度か商人は大きな深呼吸をし、裸のまま眠りに入っていった。
海女は体にねっとりとつけられた白い液を両手で満遍なく体中に広げ塗りたくり乳房をつねりあげた。
またもや仄かな明かりが体の奥底に灯り始めた海女は、寝ている商人の顔をまたいで右手の指を二本割れ目に突き刺し、親指で陰唇をまさぐった。
まだ乾ききらぬうちに、錐揉みのように指を回転させながら中へと押し込み、激しく掻き回して抜くと、商人の顔に自らの愛液がポタポタと散った。
海女にとっては小さな悪戯心でもあったし、淫靡な仕返しでもあった。
冷めてしまいそうな体を必死に燃やし、情事の後は見向きもせぬ商人に対しての、せめてもの恨み節のつもりでもある。
ぐいっと指を何度か自らの中に押し込んだ後、体を丘にあげられた魚のように震わせて果て、着物を着て、周囲に人影がないか慎重に確認をして商人の家を出た。
まずは立たせたまま、足の先から首筋まで這い上がっていくように丹念に舐める。毎度の儀式のような愛撫で、綺麗な焼けた肌を舐めるのが商人の性癖だった。
必ず雌の割れ目を避けて丸く引き締まった尻を円を描くようにして片側ずつ舐める。置灯篭の薄明かりで焼けた肌が唾液でてらてらと揺らぐように怪しく光る。
自信の汁で女の変化していく光景が商人の支配欲を満たす。
海女は商人の唾液で冷えた尻や太ももからぶるりと体を震わすが、商人は自身の愛撫で感じていると思い込んでいた。
背骨を伝ってくる舌の感覚はあまりなく、横に逸れて脇の下を通り、前へと這いずってきた時に初めてその愛撫に声を震わすようになる。
背中に潜んでいるうちに商人はするすると着物を脱ぎ捨て、出っ張った腹と自慢の一物を太ももや尻にこすりあてる感触に、まるでナメクジが這うような気色悪さを当初は感じていたが、今は自らの肉を割って奥へと侵入してくる芋虫のような一物を期待し勝手に濡らすようになっていた。
胸まで舌が来るころには商人の息は上がっている。少し動くだけでも全身が汗ばみ息が荒くなるのだから、興奮もあって余計に息は、ご飯炊きの火吹き竹を吹くかのようにフーフーと荒々しく息を切らしている。
乳首を口に含め、舌でねちっこく何度も乳輪をねぶるものだから、商人は口で息ができず事切れるかのような形相で必死にしゃぶりつき吸い付く。油のような汗が海女の体にへばりつき、ガマに犯されているかのような錯覚さえも覚える。
執拗な乳房や乳首への舌のねぶりがぬらぬらと海女の体の炎を燃え上がらせガマを炙っているかのようだった。
したたる油が一粒垂れるたびに、海女の体は艶を増し、雌の臭いは高まってくる。淫猥な臭気は夜の陽炎となって灯篭の火が照らすようだった。
もはやその姿は商人ではない。肥えきったガマの姿そのものだ。噴出す汗は冷えてベトリと海女の体につき、一瞬おぞましき感覚が走るが、そんなガマの油も海女の肌に落ちて燃え盛って消える。
顔を舐めまわし、耳たぶから耳の穴へと舌を入れ脳まで届くかのように舌を伸ばし、割けるような満面の笑みを浮かべてガマは女をようやく横にし、思い切り股を開かせ茂った陰毛の奥へと舌を出したまま荒々しい息のまま近づけていく。
荒い息が茂みにかかる。突風のような呼吸がかかり、濡れて既に垂れた陰蜜に細波を与える。海女はそれだけで小さく声を上げ、体を震わせる。
「おうおう。この蜜の味よ。渋みがあって、最初の苦味もほぐすごとに薄れ、今は磯の甘い味が湧き出てくるようだ。ほれ、もっと味あわせろ。これはわしのあわびだ」
陰唇に舌を巻きつかせるようにしてねぶるガマは大きな口を開けて女陰全体を口に含んでいる。
ヌラヌラ、ビチャビチャ、ヌチャヌチャ。
食べ物を音を立てて食べたり吸ったりする時に出る、あの嫌な音。今は海女の女陰から漏れ出す淫靡な音。
存分に堪能したガマは出っ張った太鼓腹の下についている一物を女陰にあてがい、ゆっくりと雁首を沈ませた。
「あっ、ああああぁぁぁ」
か細く、息を吐くように出る海女の喘ぎが置き灯篭の炎をゆらりと揺らしたようだった。
「ほら、まだ全部は入っとらん。まだまだ奥まで入っていくぞう?」
手をつき、フーフーと汗を滴らせるガマの陰茎は意地悪く入っていく。
「ああ、お願いです。早く、早くください」
たまりかねた海女が肌の色を変えて懇願する。すっかりと燃えて染まりきった歯だからは、もはや性の香りしか匂ってこない。
「ぐふぇっふぇっふぇっふぇ。わしのこれが恋しかったろう。全部くれてやるわ。ほれ、たんとくえ。わしのもので、今日も喜ばせてやるからな」
にやけたガマの口端から唾液がこぼれ、海女の頬をねとりと濡らした。
目をつむり、身をくねらせ、顔をやや背けながらも全身を汗ばませている海女の音色はますます妖艶さを増す。
揺られる炎は燃え盛り、香りははち切れんほどに満ち、そして揺れる乳房は汗を垂らし、女陰は陰茎を弄びながらもきつく悦んでいる。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁあ」
海女の体の波打つ様がいよいよ激しくなってくる。
ずっぽりと陰茎を含み音を立てる女陰が締め付けを増すと「おお、おお、おおぅ」とガマも耐え切れぬ声をますます出し始め、ついには絶頂に白い液を海女の乳房に迸らせた。
「ふひぃー、ふひぃぃぃぃ、ふぃぃぃぃぃ」
妙な息切れをしながら、畳に俵のように転がる時には、すっかり商人は人の姿に戻っていた。
「さすがに、お前の締め付けには敵わない。いやー、極楽をまた味わった」
何度か商人は大きな深呼吸をし、裸のまま眠りに入っていった。
海女は体にねっとりとつけられた白い液を両手で満遍なく体中に広げ塗りたくり乳房をつねりあげた。
またもや仄かな明かりが体の奥底に灯り始めた海女は、寝ている商人の顔をまたいで右手の指を二本割れ目に突き刺し、親指で陰唇をまさぐった。
まだ乾ききらぬうちに、錐揉みのように指を回転させながら中へと押し込み、激しく掻き回して抜くと、商人の顔に自らの愛液がポタポタと散った。
海女にとっては小さな悪戯心でもあったし、淫靡な仕返しでもあった。
冷めてしまいそうな体を必死に燃やし、情事の後は見向きもせぬ商人に対しての、せめてもの恨み節のつもりでもある。
ぐいっと指を何度か自らの中に押し込んだ後、体を丘にあげられた魚のように震わせて果て、着物を着て、周囲に人影がないか慎重に確認をして商人の家を出た。
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