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古い手紙と淫らな衝動
古い手紙と淫らな衝動3
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「いや、和夫さんどうしたの? あ、あぁん」
和夫は自分でも抑えきれない性への衝動を、動物的な本能のみで昇華させたい気分だった。目の前の女をめちゃくちゃにしたいという脈打つ気持ちを憤怒と重ね合わせながら、荒々しく女の花びらを散らしていく和夫の舌の動きに、麻弥子は拒否よりも、驚きの中に快感を見出していた。
「あん、今日は、和夫さん激しい……どうしちゃっ、あん、たっ……の……はぁん、あん、あぁん」
汁をあふれさせた麻弥子の秘密の泉に男の欲望の化身を挿入し、ぐちゅりと音を立てて腰を数度振ったときにインターフォンがなった。和夫も麻弥子も、高みに達したい欲望への衝動から、インターフォンを無視しようときめこんでいたが、あまりにもしつこくなるので和夫がイライラしながら玄関を荒々しく開けると二人組みのスーツ姿の男が立っていた。一人は中年で、もう一人は若い。まるで新人研修のような組み合わせだ。
「すみませんが、立花和夫さんでいらっしゃいますか?」
「は? はい。そうですが何か?」
中年刑事が警察手帳を見せて、改めて挨拶をする。
「私、N県Y署捜査一課の窪田と申します。今回、立花さんのご友人の小沢紀之さんのことについてお伺いしたいことがあるのですが」
どういうことだろう。N県と言えばここから飛行機で二時間もかかるほど遠い場所だ。その刑事がここまで来て聞き込みをしているということは、今回の事件とは別件で何かを調べていたということだ。
「すみません。僕は今日本当に卒業以来に出会ったものですから、よくわからないんです」
そう言っても、様々な質問をしてくる刑事に多少の懐疑を抱きながら、答えられない質問を流していく。紀之の様子や、以前の行動、紀之に不審な点はなかったかなどをしつこく聞かれたが、久しぶりに出会ったので、何もわかるわけがなかった。唯一答えられたのは、ひどくやつれて当時の面影はなく疲れていたようだった、ということだけだった。
「小沢さんの交友関係についてはご存知ありませんか」
交友関係と言われても、やはり久しぶりに会ったばかりなのでわかるはずが……。そう思いかけた和夫の脳裏に公園での白装束の女性が頭に浮かんだ。
「あ、女の人が」
和夫が思わず、ぼそりと漏らした言葉に窪田が目を光らせて食らいついた。
「どういう女の人でしたか?」
「え?公園で、着物を着た女の人を。ちらっと見ただけだからよくは覚えてないです。境内のところの階段を上ったところに着物があったけど気持ち悪くて。あれ誰のだったんだろう」
和夫がそう言うと、刑事たちはお互いに顔を見合わせ、窪田が言う。
「現場は少し見回りましたが、階段には着物なんて落ちていませんでしたね」
「え?」
和夫は確かに自分の目で見たのに、着物の存在を否定されたようで多少驚く。
「でも、ありましたよ。血染めの着物」
すると若い刑事が口を挟みこむ。痩せて眼鏡をかけた、少々冷たい印象を持たせるような学者っぽい男だ。
「それはおかしいですね。現場検証の最中ではありますが、階段の上には着物はありませんでしたよ。見間違いなのでは?」
「いや、そんなはずないです」
自分の言うことに自信がなくなってきた和夫は語尾を弱めた。
「まあ、鑑識の報告を待とうじゃないか。誰かが動かしたのかもしれないしな。うちらがあまり入っちゃ迷惑だろうからな」
と窪田が若い刑事をなだめた。
その時、窪田の上着から携帯の音がなり、出た。窪田が電話に向かって、わかりました、と応答して切ると、それではご協力ありがとうございました、とぶしつけに去ろうとするので、何の事件を調べているのですかと正直な疑問を和夫はぶつけてみた。
「六年前に失踪した、田辺良子という女性の行方を追っていて、捜査線上に彼の名前が浮かんできたのです。何か気がついたことがありましたら、私、窪田までご連絡ください。電話番号は名刺に書いてありますので」
窪田は和夫に名刺を渡し、二人は去っていった。
和夫はその時、手紙に書かれていた「ヤキコロセタト オモッタノデショウ」の部分を思い出した。まさかあいつが女に火をつけたとか……いや、そんなことできるか?あいつに。和夫は身震いをさせながら、これは勝手な想像に過ぎないと首をふった。
心配そうに奥から覗いていた麻弥子は「大丈夫?」と優しく気遣いをしてくれる。
一度にたくさんの事件が起こって受け止めきれなくなるほどに苦しさを感じていた和夫は、やりきれなさをぶつけたくなった。玄関先ですぐに麻弥子の乳を揉みしだき腰を持ち上げ、先ほどの挿入でまだ乾ききらない女の花びらへと、再度そそり立った欲望の化身を挿入して、立ちながら麻弥子を突いた。
「いや、和夫さん、こんなところで、あ、あぁん、ダメダメ、そんなにいきなりされたらいっちゃう。あぁぁん」
和夫は自分でも抑えきれない性への衝動を、動物的な本能のみで昇華させたい気分だった。目の前の女をめちゃくちゃにしたいという脈打つ気持ちを憤怒と重ね合わせながら、荒々しく女の花びらを散らしていく和夫の舌の動きに、麻弥子は拒否よりも、驚きの中に快感を見出していた。
「あん、今日は、和夫さん激しい……どうしちゃっ、あん、たっ……の……はぁん、あん、あぁん」
汁をあふれさせた麻弥子の秘密の泉に男の欲望の化身を挿入し、ぐちゅりと音を立てて腰を数度振ったときにインターフォンがなった。和夫も麻弥子も、高みに達したい欲望への衝動から、インターフォンを無視しようときめこんでいたが、あまりにもしつこくなるので和夫がイライラしながら玄関を荒々しく開けると二人組みのスーツ姿の男が立っていた。一人は中年で、もう一人は若い。まるで新人研修のような組み合わせだ。
「すみませんが、立花和夫さんでいらっしゃいますか?」
「は? はい。そうですが何か?」
中年刑事が警察手帳を見せて、改めて挨拶をする。
「私、N県Y署捜査一課の窪田と申します。今回、立花さんのご友人の小沢紀之さんのことについてお伺いしたいことがあるのですが」
どういうことだろう。N県と言えばここから飛行機で二時間もかかるほど遠い場所だ。その刑事がここまで来て聞き込みをしているということは、今回の事件とは別件で何かを調べていたということだ。
「すみません。僕は今日本当に卒業以来に出会ったものですから、よくわからないんです」
そう言っても、様々な質問をしてくる刑事に多少の懐疑を抱きながら、答えられない質問を流していく。紀之の様子や、以前の行動、紀之に不審な点はなかったかなどをしつこく聞かれたが、久しぶりに出会ったので、何もわかるわけがなかった。唯一答えられたのは、ひどくやつれて当時の面影はなく疲れていたようだった、ということだけだった。
「小沢さんの交友関係についてはご存知ありませんか」
交友関係と言われても、やはり久しぶりに会ったばかりなのでわかるはずが……。そう思いかけた和夫の脳裏に公園での白装束の女性が頭に浮かんだ。
「あ、女の人が」
和夫が思わず、ぼそりと漏らした言葉に窪田が目を光らせて食らいついた。
「どういう女の人でしたか?」
「え?公園で、着物を着た女の人を。ちらっと見ただけだからよくは覚えてないです。境内のところの階段を上ったところに着物があったけど気持ち悪くて。あれ誰のだったんだろう」
和夫がそう言うと、刑事たちはお互いに顔を見合わせ、窪田が言う。
「現場は少し見回りましたが、階段には着物なんて落ちていませんでしたね」
「え?」
和夫は確かに自分の目で見たのに、着物の存在を否定されたようで多少驚く。
「でも、ありましたよ。血染めの着物」
すると若い刑事が口を挟みこむ。痩せて眼鏡をかけた、少々冷たい印象を持たせるような学者っぽい男だ。
「それはおかしいですね。現場検証の最中ではありますが、階段の上には着物はありませんでしたよ。見間違いなのでは?」
「いや、そんなはずないです」
自分の言うことに自信がなくなってきた和夫は語尾を弱めた。
「まあ、鑑識の報告を待とうじゃないか。誰かが動かしたのかもしれないしな。うちらがあまり入っちゃ迷惑だろうからな」
と窪田が若い刑事をなだめた。
その時、窪田の上着から携帯の音がなり、出た。窪田が電話に向かって、わかりました、と応答して切ると、それではご協力ありがとうございました、とぶしつけに去ろうとするので、何の事件を調べているのですかと正直な疑問を和夫はぶつけてみた。
「六年前に失踪した、田辺良子という女性の行方を追っていて、捜査線上に彼の名前が浮かんできたのです。何か気がついたことがありましたら、私、窪田までご連絡ください。電話番号は名刺に書いてありますので」
窪田は和夫に名刺を渡し、二人は去っていった。
和夫はその時、手紙に書かれていた「ヤキコロセタト オモッタノデショウ」の部分を思い出した。まさかあいつが女に火をつけたとか……いや、そんなことできるか?あいつに。和夫は身震いをさせながら、これは勝手な想像に過ぎないと首をふった。
心配そうに奥から覗いていた麻弥子は「大丈夫?」と優しく気遣いをしてくれる。
一度にたくさんの事件が起こって受け止めきれなくなるほどに苦しさを感じていた和夫は、やりきれなさをぶつけたくなった。玄関先ですぐに麻弥子の乳を揉みしだき腰を持ち上げ、先ほどの挿入でまだ乾ききらない女の花びらへと、再度そそり立った欲望の化身を挿入して、立ちながら麻弥子を突いた。
「いや、和夫さん、こんなところで、あ、あぁん、ダメダメ、そんなにいきなりされたらいっちゃう。あぁぁん」
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