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47話 魔人の正体
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「クロ君どうする?」
ユウナさんは小声で話し掛けてくる。
オレは思考を巡らせる、今いる場所と階段までの間、そこには魔人がいる。
階段まで走り抜くとしても、奴を退かさないといけない。
ユウナさんが捕まってしまったら、終わりだ。
魔剣はオレが所有しているが、いずれバレる。
「最短で魔人を倒すしかない、それかその間に貴女を逃します」
「後者の場合、君はどうするの?」
「前者と同様に魔人を倒してから向かいます」
ユウナさんは不服そうだが、頷いてくれた。
本当にすみません、そしてありがとうございます。
どっちにしろ、魔人はここで倒す。
倒さなければ同じ事の繰り返し。
「何コソコソ話しているんだぁ? オレ様にも教えろよ、さもねぇと殺すぞ!」
「バーカ、ユウナさんを殺せないだろ?」
魔人は黙り込む、今の状況は最悪その物。だが、一ついい所を上げるとすれば、ユウナさんが傷つけられないとこ。
「無能如きが調子に乗るな」
魔人が言う無能、この言葉は学園の時から引っ掛かっていた。
これは魔人の正体に繋がる事、それだけは断言できる。
魔人の発言、火の魔法、これだけでおおよそ見当が付く。
「お前こそいいのか? ヒュウガの人間が魔人化して?」
「ッ!? な、な、なんで貴様!!」
明らか様に動揺をした、ユウナさんも気付いてない。
オレだからこそ分かる事、昔から凄くて嫌いだった。
「ヒュウガの三男リグ」
「よく分かったな! 無能がよ! 景品として殺してやる」
オレを無能っていうのは、ヒュウガの人間くらいしかいない。
リグが魔人化したのは厄介だ、ただでさえ、強力な魔法に魔力を持っている。
魔人化で更に磨きが掛かっている。
「あの時オレ様をぶっ飛ばした奴、貴様だろう!」
あの時? あぁ始めてリグに勝った時か。
顔を隠していたから、正体はバレていなかったが、今、現に戦っている。そこでバレたのだろう。
「憎んでいたのか?」
「当たり前だろ! 貴様のせいでオレ様の人生は壊れ始めた」
何が人生が壊れだよ、お前まだ十三だろ、人生まだまだ長い。
なんかジジ臭い事を思ってしまった。
「ユウナさん、防壁魔法か何か使えます?」
「え、一応使えるけど?」
「それならば防壁魔法を唱えて下さい」
さっきから放っているエネルギー弾、火の魔法を考えると、ユウナさんを守りながらでは戦えない。
ただでさえ、オレは風紀員長と違い、戦闘経験もセンスすらない。
ユウナさんは魔法を唱える、透明の壁がユウナさんを包む。
「下らない小細工しているんじゃねぇぞ!」
怒声しか上げれないのかこいつ。
次の行動を一体どうするか、金色の指輪で魔力操作は可能。
それにロングソードは地面にある、拾っている暇すらない。
だったらこうするしかない!
「これでも喰らいやがれ」
オレは足を振り上げ、ロングソードを蹴り飛ばす。
上手く柄の部分を蹴り、真っ直ぐ投擲のように飛ぶ。
リグの眼前に迫った剣を弾き飛ばす。
「それくらい最初から読めている!」
剣を弾く事くらい分かっていた、一瞬の気を逸らす為に過ぎない。
その間にソニアの手袋を装着できた、ここからはリスク有りの肉弾戦だ!
「何だと!?」
「挨拶代わりに受け取ってくれよ」
拳を硬め一閃を振る、リグが腕を前に出し防いだ。
魔人は人間と違い、強靱で鋼のような肉体を持っている。
たかが人間の殴打、受け止めきれると、慢心する。
悪いがオレの攻撃は止めれない! リグの腕が弾き、顔を貫く。
「一瞬だけ吹っ飛んでろ」
拳を振り抜く、リグの体は浮き、まるで吸い込まれるように吹っ飛ぶ。
リグは壁に衝突し、穴が空く、その間にロングソードを拾う。
「クックックアハハハ!! そうではないと面白くない」
リグは勢いよく壁の中から出て、接近する。それと同時に拳を繰り出してきた。
リグの拳を片手で受け止める。
「戦闘を楽しんでるじゃねぇよ。こっちは何も楽しくない!」
「そう連れない事言うなよ」
直後、リグは頭をぶつけてくる、油断をした、掴んでいた手を離す。
ここで止まっては駄目だ、防御、または反撃の態勢を取らないと!?
「火球」
気付いた時、目の前には火の球体が広がる。
防ぐの無理か、……いつもここで諦めてしまう。
それじゃあ駄目だ、それに火球はもう死ぬ程喰らってきた。
左手を火球の前に出す。
火花が散る、火球は一瞬で消滅する。
「いい加減離れろ!」
右手で握っている剣を振る、リグはすぐさまにバックアップをし、距離を取る。
悔しいがオレとリグでは、戦闘センスが違い過ぎる。
「ハハッ、本当に清々しい程に強いなぁ」
「どうした降参か? 今ならば楽に殺してやるぞ?」
笑えてくる、本当に信じられないくらい強い、それでもどうしてか、負ける気がしない。
不安、緊張が合った、それなのに今はほぼゼロに近い。
「降参も死ぬつもりもない」
この感じ、体が覚えている。
「そうか、どっちみちお前は死ぬけどな!」
リグは満面な笑みを浮かべ、近付いてくる。迎撃の体勢を取り待つ。
リグは突進してくる、片手で剣を振い、一定の距離を保つ。
「小癪な真似を」
小癪? そんな事一切思った事ないね!
今度はオレの番だ、両手で握り、一歩踏み込む。
と、同時にリグの火球が再びくる、今度は避ける事なく喰らってしまう。
体が燃えるように熱い、それでも今の攻撃、リグは油断しきっている。
わざと喰らってやったんだ、一撃くらい貰いやがれ! 下段から斬撃を飛ばす。
「やっとダメージを負いやがったな?」
リグが避ける事もできず、肩から腹まで切り裂き、血飛沫が舞う。
オレの体に返り血が飛ぶ、次の一撃で仕留める。
そう思っていた矢先、体が熱くなる。
火球を喰らった比にならない程の熱さ。
「ブッ、カハッ、なんだこれ」
次の瞬間、口から大量の血が流れてくる。一体何が起きたのか理解しようと、頭を必死に回す。
「バカめ! 魔人の血はお前ら人間からすれば毒なんだよ!」
あぁくそ、体が言う事を聞かず、思わず膝をつく。
ユウナさんは小声で話し掛けてくる。
オレは思考を巡らせる、今いる場所と階段までの間、そこには魔人がいる。
階段まで走り抜くとしても、奴を退かさないといけない。
ユウナさんが捕まってしまったら、終わりだ。
魔剣はオレが所有しているが、いずれバレる。
「最短で魔人を倒すしかない、それかその間に貴女を逃します」
「後者の場合、君はどうするの?」
「前者と同様に魔人を倒してから向かいます」
ユウナさんは不服そうだが、頷いてくれた。
本当にすみません、そしてありがとうございます。
どっちにしろ、魔人はここで倒す。
倒さなければ同じ事の繰り返し。
「何コソコソ話しているんだぁ? オレ様にも教えろよ、さもねぇと殺すぞ!」
「バーカ、ユウナさんを殺せないだろ?」
魔人は黙り込む、今の状況は最悪その物。だが、一ついい所を上げるとすれば、ユウナさんが傷つけられないとこ。
「無能如きが調子に乗るな」
魔人が言う無能、この言葉は学園の時から引っ掛かっていた。
これは魔人の正体に繋がる事、それだけは断言できる。
魔人の発言、火の魔法、これだけでおおよそ見当が付く。
「お前こそいいのか? ヒュウガの人間が魔人化して?」
「ッ!? な、な、なんで貴様!!」
明らか様に動揺をした、ユウナさんも気付いてない。
オレだからこそ分かる事、昔から凄くて嫌いだった。
「ヒュウガの三男リグ」
「よく分かったな! 無能がよ! 景品として殺してやる」
オレを無能っていうのは、ヒュウガの人間くらいしかいない。
リグが魔人化したのは厄介だ、ただでさえ、強力な魔法に魔力を持っている。
魔人化で更に磨きが掛かっている。
「あの時オレ様をぶっ飛ばした奴、貴様だろう!」
あの時? あぁ始めてリグに勝った時か。
顔を隠していたから、正体はバレていなかったが、今、現に戦っている。そこでバレたのだろう。
「憎んでいたのか?」
「当たり前だろ! 貴様のせいでオレ様の人生は壊れ始めた」
何が人生が壊れだよ、お前まだ十三だろ、人生まだまだ長い。
なんかジジ臭い事を思ってしまった。
「ユウナさん、防壁魔法か何か使えます?」
「え、一応使えるけど?」
「それならば防壁魔法を唱えて下さい」
さっきから放っているエネルギー弾、火の魔法を考えると、ユウナさんを守りながらでは戦えない。
ただでさえ、オレは風紀員長と違い、戦闘経験もセンスすらない。
ユウナさんは魔法を唱える、透明の壁がユウナさんを包む。
「下らない小細工しているんじゃねぇぞ!」
怒声しか上げれないのかこいつ。
次の行動を一体どうするか、金色の指輪で魔力操作は可能。
それにロングソードは地面にある、拾っている暇すらない。
だったらこうするしかない!
「これでも喰らいやがれ」
オレは足を振り上げ、ロングソードを蹴り飛ばす。
上手く柄の部分を蹴り、真っ直ぐ投擲のように飛ぶ。
リグの眼前に迫った剣を弾き飛ばす。
「それくらい最初から読めている!」
剣を弾く事くらい分かっていた、一瞬の気を逸らす為に過ぎない。
その間にソニアの手袋を装着できた、ここからはリスク有りの肉弾戦だ!
「何だと!?」
「挨拶代わりに受け取ってくれよ」
拳を硬め一閃を振る、リグが腕を前に出し防いだ。
魔人は人間と違い、強靱で鋼のような肉体を持っている。
たかが人間の殴打、受け止めきれると、慢心する。
悪いがオレの攻撃は止めれない! リグの腕が弾き、顔を貫く。
「一瞬だけ吹っ飛んでろ」
拳を振り抜く、リグの体は浮き、まるで吸い込まれるように吹っ飛ぶ。
リグは壁に衝突し、穴が空く、その間にロングソードを拾う。
「クックックアハハハ!! そうではないと面白くない」
リグは勢いよく壁の中から出て、接近する。それと同時に拳を繰り出してきた。
リグの拳を片手で受け止める。
「戦闘を楽しんでるじゃねぇよ。こっちは何も楽しくない!」
「そう連れない事言うなよ」
直後、リグは頭をぶつけてくる、油断をした、掴んでいた手を離す。
ここで止まっては駄目だ、防御、または反撃の態勢を取らないと!?
「火球」
気付いた時、目の前には火の球体が広がる。
防ぐの無理か、……いつもここで諦めてしまう。
それじゃあ駄目だ、それに火球はもう死ぬ程喰らってきた。
左手を火球の前に出す。
火花が散る、火球は一瞬で消滅する。
「いい加減離れろ!」
右手で握っている剣を振る、リグはすぐさまにバックアップをし、距離を取る。
悔しいがオレとリグでは、戦闘センスが違い過ぎる。
「ハハッ、本当に清々しい程に強いなぁ」
「どうした降参か? 今ならば楽に殺してやるぞ?」
笑えてくる、本当に信じられないくらい強い、それでもどうしてか、負ける気がしない。
不安、緊張が合った、それなのに今はほぼゼロに近い。
「降参も死ぬつもりもない」
この感じ、体が覚えている。
「そうか、どっちみちお前は死ぬけどな!」
リグは満面な笑みを浮かべ、近付いてくる。迎撃の体勢を取り待つ。
リグは突進してくる、片手で剣を振い、一定の距離を保つ。
「小癪な真似を」
小癪? そんな事一切思った事ないね!
今度はオレの番だ、両手で握り、一歩踏み込む。
と、同時にリグの火球が再びくる、今度は避ける事なく喰らってしまう。
体が燃えるように熱い、それでも今の攻撃、リグは油断しきっている。
わざと喰らってやったんだ、一撃くらい貰いやがれ! 下段から斬撃を飛ばす。
「やっとダメージを負いやがったな?」
リグが避ける事もできず、肩から腹まで切り裂き、血飛沫が舞う。
オレの体に返り血が飛ぶ、次の一撃で仕留める。
そう思っていた矢先、体が熱くなる。
火球を喰らった比にならない程の熱さ。
「ブッ、カハッ、なんだこれ」
次の瞬間、口から大量の血が流れてくる。一体何が起きたのか理解しようと、頭を必死に回す。
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