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40話 トーナメントの波乱
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魔導戦二日目。
一日に出ていた出場者の大半は、負傷した。
トーナメントに出る生徒も多少負傷をしている人はいる。
ボクとフォスト、ユウナさんは無傷、問題はここからだろう。
「終わったよ」
「えっあっはい」
急な声に腑抜けた返事をしてしまう。
「念の為の魔道具調整は終わり、もし違和感合ったら教えてね」
「うっす、ユウナさんの相手って強いんですか?」
「うーん分からない」
ユウナさんはニコッと笑みを浮かべ、首を傾げる。
その動作にボクは思わず、あっいい笑顔だ。
と、思ってしまう。ユウナさん自身も相手の事を知らない。
ボクはユウナさんの相手に、変な違和感を覚えた。
まずそもそも名前を見た事もないし、五つのブロックにいなかった。
ボクが見落としているだけかもしれない。
それでも、なんだこの胸騒ぎは? 背筋が凍る程の嫌な予感。
「クロ君、私は大丈夫だから」
心を見透かしたように言ってくる、声音、声色は正常。だけど、表情は固くなっている。
笑顔ではいるが、その裏には恐怖がある。
この人はいつも作り笑いをする。
「──クロ君、私から一つのお願いしていい?」
「はい? 一体何ですか?」
お願い、一体何だろう? きっと何か大事な事なんだろう。
ボクはその程度にしか考えていなかった。
「リステリの名前を受け取ってよ」
ユウナさんの信じられない一言、一瞬、時が止まったようにボクの思考は停止する。
言葉の意味を理解するのに数秒掛かった。
その間、ユウナさんは何かを言ってくる事はない、ただひたすらボクの返答を待っている。
どう答えれば正解? ユウナさんの申し出は普通に嬉しい。
それでもボクはリステリの家名を、受け取ってはいけない存在。
剥奪されたとはいえ、ボクは元々ヒュウガ。リステリとは敵対している。
「どうかな?」
「……すみません。それは無理です。ボクにはそんな権利はありません」
嘘偽りもない本音、もしもできるのであれば、リステリの一員になりたい。
だが、リスクも大きい。
ヒュウガの誰かと会って、バラしでもされればボクは傍にいられない。
「そんな事ない! 次期当主の私が許可している……それでも受け入れない?」
ユウナさんの笑顔がだんだんと崩れ、徐々に目尻に涙が溜まる。
あぁボクは最低だ、ユウナさんを泣かせてしまった。
「だったら! 私は魔導戦でクロ君に勝つ。私が勝ったら素直に受け取りなさい!」
ユウナさんは涙を拭って、ボクに宣戦布告をしてきた。
ははっ、まさか宣戦布告されるとは、思いもしていなかった。
「分かりました、待っています、でもやるからには全力でいきます」
「その上で私が勝つ」
◇
『まもなくトーナメント一回戦始めるぞ! 一回戦は本命のフォストだ! それに対する、相手は三年の風紀員』
アナウンスはやはりリリィ先輩ではない。やはりあの会議での決まりか、見回りをしているって所。
フォストと風紀員の先輩は、魔技場のフィールドに対面している。
さてと、このまま見物をするべきか? それとも見回りをするか悩む。
まぁ眺めとくか、アナウンスはノリノリで紹介をしている。
「御託はいい! 早く始めようぜ」
「先輩落ち着いて下さいよ」
風紀員の先輩はもう既に戦闘態勢。それに比べ、フォストはリラックスしている。
この勝負も速攻で決着が付く、見てても意味ないな。
観客席から立ちあがろうとしたら、肩をいきなり掴まれる。
誰だ? と思い、背後を見ると風紀員長がいる。
風紀員長はボクの隣に来て座った。釣られるように一緒に座る。
「どっちが勝つと思う?」
「どう考えてもフォストでしょうね」
「わっちもそう思う、風紀員の一人、一人は実力は高い」
「それでもフォストの方が一枚上手」
風紀員長は頷く、この人がわざわざボクの隣に座るって事は、何かを企んでいる。
「それでボクに何か用ですか?」
「やはり気付いていたか、ユウナの相手、奴には気をつけろ」
ユウナさんの相手? 一体どういう事だ? 風紀員長に聞こうとした。
その時、物凄い歓声が起きる、フィールドに目を配る。
フォストは腕を上げ、風紀員の先輩は倒れている。
「おいおい瞬殺かよ」
速攻で決着は付くのは予想できたが、瞬殺とまでは予想できなかった。
ボクも風紀員長も驚いていた、驚くと同時にボクの胸は踊る。
フォストみたいな強い奴を、倒したい、踏み台にして最強へと至る。
あぁ本当面白くなってきた。
「クロ、一つわっちからアドバイスをしてやる」
「アドバイスですか?」
「決して力に支配されるな。強大な力は魅力的だ、それでも支配されては意味がない」
どうして今こんなアドバイスを、されたのかまだ理解ができていなかった。
けど、きっと何か意味がある。
……力に支配されるなか、客観的に一回自分の事を考えてみる。
「風紀員長が言った言葉、その裏にドルグアが関係していますか?」
ボクの言葉に風紀員長は大きく、目を見開く。どうやら図星だ。
今のボクはドルグアと一緒なのだろう。
最強に拘っている、最強、言葉だけでも魅力的。
実現すれば尚いい、これでは彼奴と一緒だ。
「風紀員長ありがとうございます。ボクはボクの使命を果たします」
席から今度こそ立ち上がり、ある場所へ向かう。
ユウナさんが魔道具を作ってくれた部屋。ここでならばいいか。
ボクはローブの下に隠れている、刀剣袋を出し、魔道具を抜こうとする。
一日に出ていた出場者の大半は、負傷した。
トーナメントに出る生徒も多少負傷をしている人はいる。
ボクとフォスト、ユウナさんは無傷、問題はここからだろう。
「終わったよ」
「えっあっはい」
急な声に腑抜けた返事をしてしまう。
「念の為の魔道具調整は終わり、もし違和感合ったら教えてね」
「うっす、ユウナさんの相手って強いんですか?」
「うーん分からない」
ユウナさんはニコッと笑みを浮かべ、首を傾げる。
その動作にボクは思わず、あっいい笑顔だ。
と、思ってしまう。ユウナさん自身も相手の事を知らない。
ボクはユウナさんの相手に、変な違和感を覚えた。
まずそもそも名前を見た事もないし、五つのブロックにいなかった。
ボクが見落としているだけかもしれない。
それでも、なんだこの胸騒ぎは? 背筋が凍る程の嫌な予感。
「クロ君、私は大丈夫だから」
心を見透かしたように言ってくる、声音、声色は正常。だけど、表情は固くなっている。
笑顔ではいるが、その裏には恐怖がある。
この人はいつも作り笑いをする。
「──クロ君、私から一つのお願いしていい?」
「はい? 一体何ですか?」
お願い、一体何だろう? きっと何か大事な事なんだろう。
ボクはその程度にしか考えていなかった。
「リステリの名前を受け取ってよ」
ユウナさんの信じられない一言、一瞬、時が止まったようにボクの思考は停止する。
言葉の意味を理解するのに数秒掛かった。
その間、ユウナさんは何かを言ってくる事はない、ただひたすらボクの返答を待っている。
どう答えれば正解? ユウナさんの申し出は普通に嬉しい。
それでもボクはリステリの家名を、受け取ってはいけない存在。
剥奪されたとはいえ、ボクは元々ヒュウガ。リステリとは敵対している。
「どうかな?」
「……すみません。それは無理です。ボクにはそんな権利はありません」
嘘偽りもない本音、もしもできるのであれば、リステリの一員になりたい。
だが、リスクも大きい。
ヒュウガの誰かと会って、バラしでもされればボクは傍にいられない。
「そんな事ない! 次期当主の私が許可している……それでも受け入れない?」
ユウナさんの笑顔がだんだんと崩れ、徐々に目尻に涙が溜まる。
あぁボクは最低だ、ユウナさんを泣かせてしまった。
「だったら! 私は魔導戦でクロ君に勝つ。私が勝ったら素直に受け取りなさい!」
ユウナさんは涙を拭って、ボクに宣戦布告をしてきた。
ははっ、まさか宣戦布告されるとは、思いもしていなかった。
「分かりました、待っています、でもやるからには全力でいきます」
「その上で私が勝つ」
◇
『まもなくトーナメント一回戦始めるぞ! 一回戦は本命のフォストだ! それに対する、相手は三年の風紀員』
アナウンスはやはりリリィ先輩ではない。やはりあの会議での決まりか、見回りをしているって所。
フォストと風紀員の先輩は、魔技場のフィールドに対面している。
さてと、このまま見物をするべきか? それとも見回りをするか悩む。
まぁ眺めとくか、アナウンスはノリノリで紹介をしている。
「御託はいい! 早く始めようぜ」
「先輩落ち着いて下さいよ」
風紀員の先輩はもう既に戦闘態勢。それに比べ、フォストはリラックスしている。
この勝負も速攻で決着が付く、見てても意味ないな。
観客席から立ちあがろうとしたら、肩をいきなり掴まれる。
誰だ? と思い、背後を見ると風紀員長がいる。
風紀員長はボクの隣に来て座った。釣られるように一緒に座る。
「どっちが勝つと思う?」
「どう考えてもフォストでしょうね」
「わっちもそう思う、風紀員の一人、一人は実力は高い」
「それでもフォストの方が一枚上手」
風紀員長は頷く、この人がわざわざボクの隣に座るって事は、何かを企んでいる。
「それでボクに何か用ですか?」
「やはり気付いていたか、ユウナの相手、奴には気をつけろ」
ユウナさんの相手? 一体どういう事だ? 風紀員長に聞こうとした。
その時、物凄い歓声が起きる、フィールドに目を配る。
フォストは腕を上げ、風紀員の先輩は倒れている。
「おいおい瞬殺かよ」
速攻で決着は付くのは予想できたが、瞬殺とまでは予想できなかった。
ボクも風紀員長も驚いていた、驚くと同時にボクの胸は踊る。
フォストみたいな強い奴を、倒したい、踏み台にして最強へと至る。
あぁ本当面白くなってきた。
「クロ、一つわっちからアドバイスをしてやる」
「アドバイスですか?」
「決して力に支配されるな。強大な力は魅力的だ、それでも支配されては意味がない」
どうして今こんなアドバイスを、されたのかまだ理解ができていなかった。
けど、きっと何か意味がある。
……力に支配されるなか、客観的に一回自分の事を考えてみる。
「風紀員長が言った言葉、その裏にドルグアが関係していますか?」
ボクの言葉に風紀員長は大きく、目を見開く。どうやら図星だ。
今のボクはドルグアと一緒なのだろう。
最強に拘っている、最強、言葉だけでも魅力的。
実現すれば尚いい、これでは彼奴と一緒だ。
「風紀員長ありがとうございます。ボクはボクの使命を果たします」
席から今度こそ立ち上がり、ある場所へ向かう。
ユウナさんが魔道具を作ってくれた部屋。ここでならばいいか。
ボクはローブの下に隠れている、刀剣袋を出し、魔道具を抜こうとする。
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