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30話 信じられない光景
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…………ボクは、始めて生物を殺した。
家畜とも魔物とも違い、人間に近い、魔人を刺殺した。
右手に持っている魔剣を伝って、血が垂れてくる。まるで水が流れてくるようだ。
鼻腔には血の匂いが突き刺さる。思わず口を抑えたくなる程の強烈な匂い。
でもボクは口を抑える事ができなかった。
左腕をユウナが強く抱きしめているから、これは完全にボクのミス。
ユウナさんの前で魔人を、殺すべきではなかった。
ユウナさんは嗚咽混じりに泣き、顔がぐしゃぐしゃになるまで、泣き崩れている。
ボクはなんて──最低な事をしたんだろう。
「クロ、ユウナ」
静寂いや虚無となっていた空間に、風紀員長の哀愁を漂わせる声音。
自然とボクらは声の方に向く。
風紀員長は半壊している外から、こっちを凝視している。
空に浮いている事に驚く……けれど、今はそんな感情になれない。
風紀員長は、クラスの半壊している場所に、着地する。ピンク髪の女性が風紀員長の腕にしがみ付いてた。
「取り敢えず、グルーズ、セイヤ、他の生徒を避難させろ。クロとユウナはここに居座れ」
風紀員長は来るなり、他の風紀員に流れるように指示を出す。
ボクとユウナさんは指示とか、関係なしに動けなかった。
動きたくても動けない。ピンク髪の女性はこっちに来ると、ボクからユウナさんを引き離した。
体が少し軽くなった、気持ちとして逆に重たくなった。
魔剣をゆっくりと引き抜くと、魔人はその場に倒れ込む。
魔剣の黒曜石のような黒い刀身に、べったりと赤い血が染まっている。
「クロ。君が魔人を倒したんだな」
「そうですよ……ボクが魔人を殺した」
「あまり気を落とすな。魔人と殺り合って生きている方が奇跡だ」
風紀員長は必死で慰めてくる。その言葉一つ、一つは正しいのかもしれない。
でも、今のボクとしては受け入れれない。
この手で始めて生物を殺した、魔人を倒す、ましては殺せば賞賛はされるだろう。
賞賛は評価にも繋がり、喜ぶ所だろ、それは普通の場合。
ボクはできる事であれば、殺しをしたくはなかった。
しかもユウナさんの前では、絶対にしたくなかった。
「クロ、取り敢えずその魔剣を渡せ」
「魔剣? あぁどうぞ」
風紀員長は手を差し出したから、魔剣を渡そうとした、だがその時!! ズボンのポケットから魔力が溢れだす。
この感じに身に覚えがある! 昇格戦の時と一緒。
ポケットから小さく収束された、鎖がついてる本が上空に浮く。
本は大きくなり、ボクの左手に収まる。
なんでこれが出てきた? 今は特に魔力を出していない。
「お、おぉぉま!? なんでそれを君が持っている!?」
「はい?」
風紀員長は左手にある黒い本、それを見て深く動揺している。まるでこの本を知っているようだ。
黒い本は相変わらず、魔力を漂わせている。
これが一体、今何の為に出てきたのか、分からない。多分、何か意味があるのだろう。と考えていた時、本の鎖が魔剣に巻き付く。
「「えっ!?」」
ボクと風紀員長は二人で腑抜けた声が出た。鎖に魔剣が引っ張られ、やがて魔剣は本に吸収された。
「……はぁ!? え、今魔剣が本に!?」
今の光景に驚愕をし、慌て踏めていると、風紀員長は遠い目をしていた。
その目には絶望のような物が見えた、気がする。
前と違い、本は収束せずにボクの手に収まったまま。
まじでこの本、一体何なんだよ? 急には現れるし、魔剣を飲み込むし、意味が分からない。
「クロ、お前は本当に何者だ?」
「何者と言われても」
何者? そんなのはこっちが聞きたいくらいだ! 魔力ゼロと言われたのに、実際は魔力があり、魔帝の力と言われてボクもよく分からない。
「はぁー、お前らちょっと来い!」
風紀員長はボクとユウナさんを掴み、半壊している場所に向かう。
まさか! ボクに背中に悪寒が走った。
それは見事に命中するように、ボクらを連れ、飛び降りた。
ユウナさんは絶叫し、ボクは覚悟を決め、目を瞑る。
落下の衝撃は一切ない、それより、何か柔らかいのに包まれている。
クッションのような柔らかさ。
ゆっくりと目を開けると、そこには見覚えがある。
相変わらずの魔力量に、貫禄のある姿。
ボクたちの目の前には、理事長がいる。
自然とここが理事長室なのが分かる。
「おいアルトリア、ノック以前に許可なしで来るな」
「そんな事より一大事なんですよ! 理事長聞いて下さい!」
はぁ──お前後で自分が開けた穴を直せよ」
その一言に風紀員長は目を逸らした。すると間髪入れずに理事長の一言。
「おい絶対直せよ!」
風紀員長は渋々、頷いていた。理事長の顔が少し怪訝そうだった。
「それでお前が言う一大事ってなんだ? 魔人の事か? それならばもう既に話題にある」
理事長は作業をしながら適当にあしらう。その事実に風紀員長は少し怒気を纏っている。
「クロの持っている本に魔剣が吸収されました」
理事長の手は止まり、手に持っていた魔導書と、思われしき物は落ちる。
理事長は頭を抑え、聞き直してきた。風紀員長はちょっと、不適な笑みを浮かん淡々と言う。
「クロが持っている黒い本に、魔剣が吸収されました」
すると理事長は深く溜め息を吐く。
そして信じられない物を見るかのように、ボクを見てくる。少し心苦しくなった。
けれど、ボクにも今の状況は理解し難い物。
次の瞬間、理事長から号令が入る。
「他の風紀員を全員集めろ。緊急会議を始める。アルトリア、お前はクロたちに説明をしろ」
次に風紀員長の号令。
「各風紀員に次ぐ、今すぐに理事長室に集合」
家畜とも魔物とも違い、人間に近い、魔人を刺殺した。
右手に持っている魔剣を伝って、血が垂れてくる。まるで水が流れてくるようだ。
鼻腔には血の匂いが突き刺さる。思わず口を抑えたくなる程の強烈な匂い。
でもボクは口を抑える事ができなかった。
左腕をユウナが強く抱きしめているから、これは完全にボクのミス。
ユウナさんの前で魔人を、殺すべきではなかった。
ユウナさんは嗚咽混じりに泣き、顔がぐしゃぐしゃになるまで、泣き崩れている。
ボクはなんて──最低な事をしたんだろう。
「クロ、ユウナ」
静寂いや虚無となっていた空間に、風紀員長の哀愁を漂わせる声音。
自然とボクらは声の方に向く。
風紀員長は半壊している外から、こっちを凝視している。
空に浮いている事に驚く……けれど、今はそんな感情になれない。
風紀員長は、クラスの半壊している場所に、着地する。ピンク髪の女性が風紀員長の腕にしがみ付いてた。
「取り敢えず、グルーズ、セイヤ、他の生徒を避難させろ。クロとユウナはここに居座れ」
風紀員長は来るなり、他の風紀員に流れるように指示を出す。
ボクとユウナさんは指示とか、関係なしに動けなかった。
動きたくても動けない。ピンク髪の女性はこっちに来ると、ボクからユウナさんを引き離した。
体が少し軽くなった、気持ちとして逆に重たくなった。
魔剣をゆっくりと引き抜くと、魔人はその場に倒れ込む。
魔剣の黒曜石のような黒い刀身に、べったりと赤い血が染まっている。
「クロ。君が魔人を倒したんだな」
「そうですよ……ボクが魔人を殺した」
「あまり気を落とすな。魔人と殺り合って生きている方が奇跡だ」
風紀員長は必死で慰めてくる。その言葉一つ、一つは正しいのかもしれない。
でも、今のボクとしては受け入れれない。
この手で始めて生物を殺した、魔人を倒す、ましては殺せば賞賛はされるだろう。
賞賛は評価にも繋がり、喜ぶ所だろ、それは普通の場合。
ボクはできる事であれば、殺しをしたくはなかった。
しかもユウナさんの前では、絶対にしたくなかった。
「クロ、取り敢えずその魔剣を渡せ」
「魔剣? あぁどうぞ」
風紀員長は手を差し出したから、魔剣を渡そうとした、だがその時!! ズボンのポケットから魔力が溢れだす。
この感じに身に覚えがある! 昇格戦の時と一緒。
ポケットから小さく収束された、鎖がついてる本が上空に浮く。
本は大きくなり、ボクの左手に収まる。
なんでこれが出てきた? 今は特に魔力を出していない。
「お、おぉぉま!? なんでそれを君が持っている!?」
「はい?」
風紀員長は左手にある黒い本、それを見て深く動揺している。まるでこの本を知っているようだ。
黒い本は相変わらず、魔力を漂わせている。
これが一体、今何の為に出てきたのか、分からない。多分、何か意味があるのだろう。と考えていた時、本の鎖が魔剣に巻き付く。
「「えっ!?」」
ボクと風紀員長は二人で腑抜けた声が出た。鎖に魔剣が引っ張られ、やがて魔剣は本に吸収された。
「……はぁ!? え、今魔剣が本に!?」
今の光景に驚愕をし、慌て踏めていると、風紀員長は遠い目をしていた。
その目には絶望のような物が見えた、気がする。
前と違い、本は収束せずにボクの手に収まったまま。
まじでこの本、一体何なんだよ? 急には現れるし、魔剣を飲み込むし、意味が分からない。
「クロ、お前は本当に何者だ?」
「何者と言われても」
何者? そんなのはこっちが聞きたいくらいだ! 魔力ゼロと言われたのに、実際は魔力があり、魔帝の力と言われてボクもよく分からない。
「はぁー、お前らちょっと来い!」
風紀員長はボクとユウナさんを掴み、半壊している場所に向かう。
まさか! ボクに背中に悪寒が走った。
それは見事に命中するように、ボクらを連れ、飛び降りた。
ユウナさんは絶叫し、ボクは覚悟を決め、目を瞑る。
落下の衝撃は一切ない、それより、何か柔らかいのに包まれている。
クッションのような柔らかさ。
ゆっくりと目を開けると、そこには見覚えがある。
相変わらずの魔力量に、貫禄のある姿。
ボクたちの目の前には、理事長がいる。
自然とここが理事長室なのが分かる。
「おいアルトリア、ノック以前に許可なしで来るな」
「そんな事より一大事なんですよ! 理事長聞いて下さい!」
はぁ──お前後で自分が開けた穴を直せよ」
その一言に風紀員長は目を逸らした。すると間髪入れずに理事長の一言。
「おい絶対直せよ!」
風紀員長は渋々、頷いていた。理事長の顔が少し怪訝そうだった。
「それでお前が言う一大事ってなんだ? 魔人の事か? それならばもう既に話題にある」
理事長は作業をしながら適当にあしらう。その事実に風紀員長は少し怒気を纏っている。
「クロの持っている本に魔剣が吸収されました」
理事長の手は止まり、手に持っていた魔導書と、思われしき物は落ちる。
理事長は頭を抑え、聞き直してきた。風紀員長はちょっと、不適な笑みを浮かん淡々と言う。
「クロが持っている黒い本に、魔剣が吸収されました」
すると理事長は深く溜め息を吐く。
そして信じられない物を見るかのように、ボクを見てくる。少し心苦しくなった。
けれど、ボクにも今の状況は理解し難い物。
次の瞬間、理事長から号令が入る。
「他の風紀員を全員集めろ。緊急会議を始める。アルトリア、お前はクロたちに説明をしろ」
次に風紀員長の号令。
「各風紀員に次ぐ、今すぐに理事長室に集合」
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