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22話 エリート様の登場!
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まるで王子様のご登場だ。音も気配も一切感じなかった。
一体誰だ? こいつ、ユウナさんが抱えられているのに、ジタバタと暴れ解かれる。
青髪の少年の腕からユウナさんが離れ、青髪の少年は少し不服そうにしていた。
ユウナさんがトコトコと、ボクの傍にまで来る。
青髪の少年がこちら凄い形相で、睨んできた。敵対心剥き出しだ。
「余所見しているんじゃねぇよ!」
「邪魔だ」
青髪の少年の冷酷な声音が、耳に響く。それと同時に、ガラの悪い男が吹き飛んだ。
今何が起きた? 攻撃したのは分かる。
魔法ではあるだろう、それでも魔力が一切見えなかった。
感じる事もできなかった。
「ねぇクロ君、あの人には気を付けて! この学園では黒虎のレベルだから」
うぅ!? ユウナさんの一言に思わず、絶句をしてしまう。
黒虎!? 学園の中でもトップクラスの実力者。あの青髪の少年が何年生か分からない。
もしボクとユウナさんと同じ、学年だったらこれから化けるだろう。
でもあの青髪、何処かで見た気がする。
髪と目の瞳が同じ色だ、やはり見覚えがある。全く思い出せないが。
それでも黒虎だ、警戒する事に損はない。
「なぁリステリ前から言っているだろ?」
え? いきなり喋ったかと思えば、話しの内容も意図も不明。
こいつ一体何が目的だ? ユウナさんを抱えて助けた。
それで今の発言、何か深い関係性でもあるのか?
「僕の婚約者になって、僕のサポートに回れ!」
婚約者? え? 青髪の少年の言っている事が不明だ。
ユウナさんはどう思っているんだろ? 顔を覗き込んでみる。
ユウナさんの表情が今まで、見た事ないくらいに不快そうにしていた。
あ、うん、これ深い関係性とかではない。
ユウナさんがただ単に嫌っている。
「前から言っているでしょ! 嫌だよ、私は君の婚約者なんかにならない」
ユウナさんの声が空間に響く、さっきまで黙っていた周囲の人間が、コソコソと何かを言い出した。
そこで有名な家系の名前が出る。
その名前を聞いて、ボクは青髪の少年に感じていた物。それが解消された。
真っ青な青い髪に同色の瞳が特徴の家系、フォスト。
持ち前の頭脳と優れた洞察力で、ユーグリアに勝利を届けた軍師。
ヒュウガとリステリの陰に埋もれた名家。
昔、パーティーで一回だけ拝見した事がある。確か若き鬼才の軍師、そう呼ばれていた。
まさかこの学園で再び、出会すとは思ってもいなかった。
ある事は頭に過ぎる、もしフォストがボクを思い出していたら? 考えただけで身震いがする。
「だったらそこの執事を殺せばいいのか?」
「えっ。く、クロ君は関係ないよね!?」
「今動揺したな? そいつを消せば手っ取り早い」
うわぁー話しが勝手に進んでいく。ボクの尊重とか一切ないやん。
いつもの事だからいいか。問題はユウナさんを困らせた奴。
フォストの方に体を向けると同時に、自分ができる力での圧を掛ける。
フォストは特に何も感じてない様子。それ所か魔力の流れが円を描いている。
凄いなと思うと同時に腹立たしい。
「何だい執事君? 僕とやる気かい?」
「ボクは命令にない限り、貴方とは戦わない。だけどあんまりお嬢様に迷惑を掛けるならば、全力で潰す」
「流石風紀員に選ばれる奴の言う事は、僕たちと違うな!」
一々感に触る言い方。これは挑発か? 敢えて挑発に乗って見る? その選択肢もある。
フォストの言葉に感化されたのか。ボクに対して貶す言葉が飛び舞う。
フォストはニヤニヤと笑みを浮かべていた。
これがお前のやり方──流石だな鬼才の軍師。
言葉が飛び舞う中で暴言も入っている。
本当に見事だよ、普通だったら動揺したりして、襲い掛かる。
そこでフォストが返り討ちにする。いいシナリオだ。
フォストの為の最高のシナリオ。
でも悪いなぁボクは、そんな分かり易いシナリオには乗っからない。
暴言? 貶し? それが一体どうした? ヒュウガで散々受けてきた。このくらい屁でもない。
「どうした? 挑発は終わった?」
「執事君、メンタルどうなっているの?」
フォストはボクの顔を見て、ドン引きしている。
ボクは別にメンタルが強い訳ではない。ただ何も感じなくなってきた。
フォストは右手をゴソゴソと動かし、何かをするのが分かった。
詠唱なしで魔法を撃つ気か? 念の為に反撃の構えを取る。
と、考えた時、フォストの右腕を捻り上げる人物がいた。
背丈はボクと同じくらい、黒衣のローブがフォストの右腕を掴んで捻っている。
その時始めて、ボクはフォストの魔力が見えた。
五大元素のどれでもなく雷。稀にいる五大元素が、組み合わさりできる魔力。
ガラの悪い男が倒された仕組み、それは目に見えない雷魔法。
「ちっ! 離せぇ!」
フォストは右手を雷で弾いた。すると黒衣のローブのフードが落ちた。
思わず見惚れそうに、なる程の艶のある銀髪。
真っ赤に燃えるような真紅の瞳。
端正で綺麗な顔立ちをしている。一見女子にも男子にも見える、中性的な顔。
その姿を見て、フォスト以前に他の生徒の顔色が悪くなっていく。
ユウナさんもその一人だ。どうやら目の前にいる銀髪の人。この人は学園で有名人って所だろ。
「何であんたがここにいるんだ!?」
「別にわっちがここに居っても、可笑しくはないだろ?」
「いや驚きですよ! 普段顔を出さない。あの神出鬼没の風紀員長が現れるなんて!」
「ユウナぁ君、見ない内に生意気なったね?」
ユウナさんがボクの後ろに隠れる。
「空色の髪に緑色の瞳を持つ少年。君が新しい風紀員の一人だね、よろしく!」
一体誰だ? こいつ、ユウナさんが抱えられているのに、ジタバタと暴れ解かれる。
青髪の少年の腕からユウナさんが離れ、青髪の少年は少し不服そうにしていた。
ユウナさんがトコトコと、ボクの傍にまで来る。
青髪の少年がこちら凄い形相で、睨んできた。敵対心剥き出しだ。
「余所見しているんじゃねぇよ!」
「邪魔だ」
青髪の少年の冷酷な声音が、耳に響く。それと同時に、ガラの悪い男が吹き飛んだ。
今何が起きた? 攻撃したのは分かる。
魔法ではあるだろう、それでも魔力が一切見えなかった。
感じる事もできなかった。
「ねぇクロ君、あの人には気を付けて! この学園では黒虎のレベルだから」
うぅ!? ユウナさんの一言に思わず、絶句をしてしまう。
黒虎!? 学園の中でもトップクラスの実力者。あの青髪の少年が何年生か分からない。
もしボクとユウナさんと同じ、学年だったらこれから化けるだろう。
でもあの青髪、何処かで見た気がする。
髪と目の瞳が同じ色だ、やはり見覚えがある。全く思い出せないが。
それでも黒虎だ、警戒する事に損はない。
「なぁリステリ前から言っているだろ?」
え? いきなり喋ったかと思えば、話しの内容も意図も不明。
こいつ一体何が目的だ? ユウナさんを抱えて助けた。
それで今の発言、何か深い関係性でもあるのか?
「僕の婚約者になって、僕のサポートに回れ!」
婚約者? え? 青髪の少年の言っている事が不明だ。
ユウナさんはどう思っているんだろ? 顔を覗き込んでみる。
ユウナさんの表情が今まで、見た事ないくらいに不快そうにしていた。
あ、うん、これ深い関係性とかではない。
ユウナさんがただ単に嫌っている。
「前から言っているでしょ! 嫌だよ、私は君の婚約者なんかにならない」
ユウナさんの声が空間に響く、さっきまで黙っていた周囲の人間が、コソコソと何かを言い出した。
そこで有名な家系の名前が出る。
その名前を聞いて、ボクは青髪の少年に感じていた物。それが解消された。
真っ青な青い髪に同色の瞳が特徴の家系、フォスト。
持ち前の頭脳と優れた洞察力で、ユーグリアに勝利を届けた軍師。
ヒュウガとリステリの陰に埋もれた名家。
昔、パーティーで一回だけ拝見した事がある。確か若き鬼才の軍師、そう呼ばれていた。
まさかこの学園で再び、出会すとは思ってもいなかった。
ある事は頭に過ぎる、もしフォストがボクを思い出していたら? 考えただけで身震いがする。
「だったらそこの執事を殺せばいいのか?」
「えっ。く、クロ君は関係ないよね!?」
「今動揺したな? そいつを消せば手っ取り早い」
うわぁー話しが勝手に進んでいく。ボクの尊重とか一切ないやん。
いつもの事だからいいか。問題はユウナさんを困らせた奴。
フォストの方に体を向けると同時に、自分ができる力での圧を掛ける。
フォストは特に何も感じてない様子。それ所か魔力の流れが円を描いている。
凄いなと思うと同時に腹立たしい。
「何だい執事君? 僕とやる気かい?」
「ボクは命令にない限り、貴方とは戦わない。だけどあんまりお嬢様に迷惑を掛けるならば、全力で潰す」
「流石風紀員に選ばれる奴の言う事は、僕たちと違うな!」
一々感に触る言い方。これは挑発か? 敢えて挑発に乗って見る? その選択肢もある。
フォストの言葉に感化されたのか。ボクに対して貶す言葉が飛び舞う。
フォストはニヤニヤと笑みを浮かべていた。
これがお前のやり方──流石だな鬼才の軍師。
言葉が飛び舞う中で暴言も入っている。
本当に見事だよ、普通だったら動揺したりして、襲い掛かる。
そこでフォストが返り討ちにする。いいシナリオだ。
フォストの為の最高のシナリオ。
でも悪いなぁボクは、そんな分かり易いシナリオには乗っからない。
暴言? 貶し? それが一体どうした? ヒュウガで散々受けてきた。このくらい屁でもない。
「どうした? 挑発は終わった?」
「執事君、メンタルどうなっているの?」
フォストはボクの顔を見て、ドン引きしている。
ボクは別にメンタルが強い訳ではない。ただ何も感じなくなってきた。
フォストは右手をゴソゴソと動かし、何かをするのが分かった。
詠唱なしで魔法を撃つ気か? 念の為に反撃の構えを取る。
と、考えた時、フォストの右腕を捻り上げる人物がいた。
背丈はボクと同じくらい、黒衣のローブがフォストの右腕を掴んで捻っている。
その時始めて、ボクはフォストの魔力が見えた。
五大元素のどれでもなく雷。稀にいる五大元素が、組み合わさりできる魔力。
ガラの悪い男が倒された仕組み、それは目に見えない雷魔法。
「ちっ! 離せぇ!」
フォストは右手を雷で弾いた。すると黒衣のローブのフードが落ちた。
思わず見惚れそうに、なる程の艶のある銀髪。
真っ赤に燃えるような真紅の瞳。
端正で綺麗な顔立ちをしている。一見女子にも男子にも見える、中性的な顔。
その姿を見て、フォスト以前に他の生徒の顔色が悪くなっていく。
ユウナさんもその一人だ。どうやら目の前にいる銀髪の人。この人は学園で有名人って所だろ。
「何であんたがここにいるんだ!?」
「別にわっちがここに居っても、可笑しくはないだろ?」
「いや驚きですよ! 普段顔を出さない。あの神出鬼没の風紀員長が現れるなんて!」
「ユウナぁ君、見ない内に生意気なったね?」
ユウナさんがボクの後ろに隠れる。
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