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とっておきのプレゼント
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よく能天気だなんだと言われるけど、今の状況で何も察しないほど鈍感じゃない。
若くてルックスも良くてお金持ちで、モテる要素全部乗せのようなジュード様とお近づきになりたい人はたくさんいるはずだ。
月に一度しかお屋敷に帰ってこないジュード様が、それ以外の時間をどこで誰と過ごすのか。夫婦の仲が冷え切っていたのなら尚更、よそで愛人を囲っていたとしても不思議じゃない。
「俺に履かれるの、嫌なんじゃないですかね」
仮にも本妻の俺に断りもなく貸されたりしたら、気分を害するんじゃないだろうか。
「いらん心配だ」
俺の不安を一刀両断するように、ジュード様がキッパリと断言した。
「お前のものだ。誰かに貸した覚えはない」
予想だにしていなかった答えに、返事が一拍遅れてしまう。
「お、俺の? え、いつのまに用意してくださったんですか?」
「……街に寄ったついでだ」
そういえば確かに、一昨日の昼間は公務があるとかでお屋敷にいなかった。
「あ、あのっ! お気遣いありがとうございます!」
顔がじわじわ熱くなっていくのを感じながら感謝を伝えれば、ジュード様がふいっと視線を逸らした。
口元を手で覆っているのは照れ隠しだろうか。
不器用な優しさが嬉しくて、胸の奥がじんわりと温まるような心地がした。
「へへ、大切にしますね」
なんだか履くのが勿体無いなぁ、なんて思っていれば、くいっと控えめに服を引っ張られた。
「ママ……」
胸元に視線を落とせば、不安そうな顔をしたリアムと目が合った。
「ぼくのおくつは?」
「あっ、そっか、そうだよね。ジュード様、リアムの分は……」
「用意してある」
「おお、流石です! よかったねぇ、リアム。ほら、パパにありがとうって」
「ちちうえ、ありがとうございます」
「ああ」
お行儀よく頭を下げたリアムに、ジュード様も鷹揚に頷き返す。
微笑ましい親子のやり取りにほっこりしつつ、そっとリアムを地面に下ろした。
「リアム、お靴履き替えようか。そこに座って、ママが履かせてあげる」
「うん!」
石段に腰掛けたリアムの前にしゃがみ込む。
俺の意図を察してくれたみたいで、ジュード様が可愛らしいサイズのブーツを手渡してくれた。
「ありがとうございます」
「……ああ」
目を見てお礼を言えば、ジュード様が僅かに瞠目した。思ったより顔が近かったからかもしれない。
こうしてみると、意外と表情豊かなんだよな。
ジュード様も何か思うところがあるのか、じっと俺の顔を見つめてくる。しばらく無言で見つめ合っていれば、「ママ?」とリアムが不思議そうに首を傾げた。
「あ、ごめんね」
ハッとしてリアムに向き直る。
リアムのために用意してくれたブーツというだけあって、小さな足にぴったりサイズだった。
「はい、できたよ」
「ありがとう! みて、かっこいい?」
「うん、とってもかっこいいよ」
リアムがピョンピョン跳ねて喜びをあらわにする。
可愛いなぁと微笑ましく見守っていたら、不意に目の前が暗くなった。いや違う。目の前にブーツがあって、それで視界が黒く染まったんだ。
突然のことにびっくりしつつ、ジュード様の手からブーツを受け取る。
「あ、ありがとうございます」
「……履かないのか」
「え、あ、そうですね! 履きます!」
「……そこに座れ」
「へ?」
馬屋に置かれた丸椅子を指さされて、言われるがままに腰掛ける。
ここに座れば履きやすいってことかな?
お礼を言おうと見上げるのと同時に、すっとジュード様がしゃがみ込んだ。
傅くようにして俺の片足を持ち上げるジュード様にギョッとしてしまう。
「じっ、ジュード様!?」
「……なんだ」
「えっ、いやあの、何されてるんですか?」
「履かなければ意味がないだろう」
いや、それは確かにそうなんですけども。
テンパっている間にも、ジュード様は手際よく俺の足にブーツを通してくれた。
「足を上げろ」
「は、はい……」
「……これで良い」
「あ、ありがとうございます」
キョドキョドする俺が面白いのか、じっと見つめられて落ち着かない気持ちになる。
「あの、俺の顔になにか付いてますか……?」
「お前は」
「は、はい!」
「……いや、なんでもない」
気になるところで止められて困惑したけども、こんがらがる頭ではそれ以上追求する気にもなれなかった。
「あの、このブーツ、本当にいただいてしまってもいいんですか?」
「……ああ」
ジュード様からもらったばかりの長靴みたいな革のブーツ。
俺なんかには勿体ないくらい上質なものだっていうのは、誰の目にも明らかだ。
……俺が家族の時間を大切にしたいって言ったから、今日のために用意してくれたんだよな。
「あのっ、本当にありがとうございます! 一生大切にします!」
「……大袈裟だな」
「っ……!」
ジュード様がほんの一瞬だけ笑った、ような気がした。
すぐにいつも通りの真顔になってしまったジュード様とは裏腹に、俺は惚けた顔で固まってしまった。
「……どうかしたのか」
「いっ、いえ! なんでもないです!」
ジュード様のレアな微笑みに見惚れちゃったとか絶対言えない……!!
俺が内心でワーワー騒いでいる間に、お馬さんたちも準備万端になったみたいだ。
ジュード様に手綱を引かれた白馬が、お利口に俺たちを見つめている。
「おお……!」
思わず感嘆の声が漏れた。
白馬の毛並みはツヤツヤと輝いていて、その佇まいは気品に溢れていて。まるでおとぎ話の世界から飛び出して来たみたいだった。
「見て、リアム。カッコいいお馬さんだねぇ」
「うん」
近くに来るとやっぱりちょっと怖いみたいだ。
俺の足に隠れて、チラチラと様子を伺う姿に笑みがこぼれる。
「ふふ、お馬さんに乗ってみよっか」
「……うん」
「ママが一緒に乗るから大丈夫だよ。おいで?」
「ん……」
不安そうなリアムの手を繋いで、ジュード様に歩み寄る。
「用意はいいか」
「はい。俺が先に乗った方がいいですか?」
「ああ」
「分かりました。ええと、左側に立つんですよね」
前にテレビで見たことがある。
確か左肩の辺りに立って、手綱と立髪を持つんだったよな。
朧げな記憶を頼りに手綱を握る。その手に背後から伸びてきた手が重なった。
俺よりも一回り大きな手が俺の手を上から包み込む。反対側の手も同じようにされて、そっと立髪を持たされた。
「ジュード様?」
「次は足だ。左足を鎧にかけろ」
「あ、はいっ。こうですか?」
「それでいい。支えていてやるから、思い切り飛び乗れ」
「わ、分かりました……!」
背中に感じるジュード様の体温に安心できた。
「い、いきます……!」
緊張で手が震える。でと、ジュード様がいるから大丈夫だ。
意を決して地面を蹴った。ぐっと体を押し上げられて、視界がグンと高くなる。
「で、できたっ……!」
目の前の景色が違う。感動に震える俺を褒めるように、白馬が優しい目で俺を見た。
そっと立て髪を撫でれば、嬉しそうに擦り寄ってくれた。
「ふふ……っ、可愛い」
ツルツルスベスベの毛並みにうっとりしていれば、いつもより低い位置からリアムの声がした。
「ママ、ぼくも!」
小さな両手を広げて抱っこをねだるリアムの体が、背後から伸びてきた手にひょいっと抱き上げられた。
「ジュード様」
「とうさま」
俺とリアムの声が重なる。
「……」
二人分の視線に、ジュード様が居心地が悪そうに顔を顰めた。
「落とすなよ」
そんな一言と共に、俺の膝の上にリアムを乗せてくれた。
「わぁ、たかい!」
興奮気味のリアムが嬉しそうに歓声を上げる。
「リアム、怖くない?」
「うん! ママがいっしょだからこわくないよ」
「ふふ、そっか」
楽しげに声を上げるリアムの姿に胸がほっこりする。
「ありがとうございます、ジュード様」
「……」
ジュード様は何も言わなかった。代わりに、その目元がほんの少し和らいだ気がした。
若くてルックスも良くてお金持ちで、モテる要素全部乗せのようなジュード様とお近づきになりたい人はたくさんいるはずだ。
月に一度しかお屋敷に帰ってこないジュード様が、それ以外の時間をどこで誰と過ごすのか。夫婦の仲が冷え切っていたのなら尚更、よそで愛人を囲っていたとしても不思議じゃない。
「俺に履かれるの、嫌なんじゃないですかね」
仮にも本妻の俺に断りもなく貸されたりしたら、気分を害するんじゃないだろうか。
「いらん心配だ」
俺の不安を一刀両断するように、ジュード様がキッパリと断言した。
「お前のものだ。誰かに貸した覚えはない」
予想だにしていなかった答えに、返事が一拍遅れてしまう。
「お、俺の? え、いつのまに用意してくださったんですか?」
「……街に寄ったついでだ」
そういえば確かに、一昨日の昼間は公務があるとかでお屋敷にいなかった。
「あ、あのっ! お気遣いありがとうございます!」
顔がじわじわ熱くなっていくのを感じながら感謝を伝えれば、ジュード様がふいっと視線を逸らした。
口元を手で覆っているのは照れ隠しだろうか。
不器用な優しさが嬉しくて、胸の奥がじんわりと温まるような心地がした。
「へへ、大切にしますね」
なんだか履くのが勿体無いなぁ、なんて思っていれば、くいっと控えめに服を引っ張られた。
「ママ……」
胸元に視線を落とせば、不安そうな顔をしたリアムと目が合った。
「ぼくのおくつは?」
「あっ、そっか、そうだよね。ジュード様、リアムの分は……」
「用意してある」
「おお、流石です! よかったねぇ、リアム。ほら、パパにありがとうって」
「ちちうえ、ありがとうございます」
「ああ」
お行儀よく頭を下げたリアムに、ジュード様も鷹揚に頷き返す。
微笑ましい親子のやり取りにほっこりしつつ、そっとリアムを地面に下ろした。
「リアム、お靴履き替えようか。そこに座って、ママが履かせてあげる」
「うん!」
石段に腰掛けたリアムの前にしゃがみ込む。
俺の意図を察してくれたみたいで、ジュード様が可愛らしいサイズのブーツを手渡してくれた。
「ありがとうございます」
「……ああ」
目を見てお礼を言えば、ジュード様が僅かに瞠目した。思ったより顔が近かったからかもしれない。
こうしてみると、意外と表情豊かなんだよな。
ジュード様も何か思うところがあるのか、じっと俺の顔を見つめてくる。しばらく無言で見つめ合っていれば、「ママ?」とリアムが不思議そうに首を傾げた。
「あ、ごめんね」
ハッとしてリアムに向き直る。
リアムのために用意してくれたブーツというだけあって、小さな足にぴったりサイズだった。
「はい、できたよ」
「ありがとう! みて、かっこいい?」
「うん、とってもかっこいいよ」
リアムがピョンピョン跳ねて喜びをあらわにする。
可愛いなぁと微笑ましく見守っていたら、不意に目の前が暗くなった。いや違う。目の前にブーツがあって、それで視界が黒く染まったんだ。
突然のことにびっくりしつつ、ジュード様の手からブーツを受け取る。
「あ、ありがとうございます」
「……履かないのか」
「え、あ、そうですね! 履きます!」
「……そこに座れ」
「へ?」
馬屋に置かれた丸椅子を指さされて、言われるがままに腰掛ける。
ここに座れば履きやすいってことかな?
お礼を言おうと見上げるのと同時に、すっとジュード様がしゃがみ込んだ。
傅くようにして俺の片足を持ち上げるジュード様にギョッとしてしまう。
「じっ、ジュード様!?」
「……なんだ」
「えっ、いやあの、何されてるんですか?」
「履かなければ意味がないだろう」
いや、それは確かにそうなんですけども。
テンパっている間にも、ジュード様は手際よく俺の足にブーツを通してくれた。
「足を上げろ」
「は、はい……」
「……これで良い」
「あ、ありがとうございます」
キョドキョドする俺が面白いのか、じっと見つめられて落ち着かない気持ちになる。
「あの、俺の顔になにか付いてますか……?」
「お前は」
「は、はい!」
「……いや、なんでもない」
気になるところで止められて困惑したけども、こんがらがる頭ではそれ以上追求する気にもなれなかった。
「あの、このブーツ、本当にいただいてしまってもいいんですか?」
「……ああ」
ジュード様からもらったばかりの長靴みたいな革のブーツ。
俺なんかには勿体ないくらい上質なものだっていうのは、誰の目にも明らかだ。
……俺が家族の時間を大切にしたいって言ったから、今日のために用意してくれたんだよな。
「あのっ、本当にありがとうございます! 一生大切にします!」
「……大袈裟だな」
「っ……!」
ジュード様がほんの一瞬だけ笑った、ような気がした。
すぐにいつも通りの真顔になってしまったジュード様とは裏腹に、俺は惚けた顔で固まってしまった。
「……どうかしたのか」
「いっ、いえ! なんでもないです!」
ジュード様のレアな微笑みに見惚れちゃったとか絶対言えない……!!
俺が内心でワーワー騒いでいる間に、お馬さんたちも準備万端になったみたいだ。
ジュード様に手綱を引かれた白馬が、お利口に俺たちを見つめている。
「おお……!」
思わず感嘆の声が漏れた。
白馬の毛並みはツヤツヤと輝いていて、その佇まいは気品に溢れていて。まるでおとぎ話の世界から飛び出して来たみたいだった。
「見て、リアム。カッコいいお馬さんだねぇ」
「うん」
近くに来るとやっぱりちょっと怖いみたいだ。
俺の足に隠れて、チラチラと様子を伺う姿に笑みがこぼれる。
「ふふ、お馬さんに乗ってみよっか」
「……うん」
「ママが一緒に乗るから大丈夫だよ。おいで?」
「ん……」
不安そうなリアムの手を繋いで、ジュード様に歩み寄る。
「用意はいいか」
「はい。俺が先に乗った方がいいですか?」
「ああ」
「分かりました。ええと、左側に立つんですよね」
前にテレビで見たことがある。
確か左肩の辺りに立って、手綱と立髪を持つんだったよな。
朧げな記憶を頼りに手綱を握る。その手に背後から伸びてきた手が重なった。
俺よりも一回り大きな手が俺の手を上から包み込む。反対側の手も同じようにされて、そっと立髪を持たされた。
「ジュード様?」
「次は足だ。左足を鎧にかけろ」
「あ、はいっ。こうですか?」
「それでいい。支えていてやるから、思い切り飛び乗れ」
「わ、分かりました……!」
背中に感じるジュード様の体温に安心できた。
「い、いきます……!」
緊張で手が震える。でと、ジュード様がいるから大丈夫だ。
意を決して地面を蹴った。ぐっと体を押し上げられて、視界がグンと高くなる。
「で、できたっ……!」
目の前の景色が違う。感動に震える俺を褒めるように、白馬が優しい目で俺を見た。
そっと立て髪を撫でれば、嬉しそうに擦り寄ってくれた。
「ふふ……っ、可愛い」
ツルツルスベスベの毛並みにうっとりしていれば、いつもより低い位置からリアムの声がした。
「ママ、ぼくも!」
小さな両手を広げて抱っこをねだるリアムの体が、背後から伸びてきた手にひょいっと抱き上げられた。
「ジュード様」
「とうさま」
俺とリアムの声が重なる。
「……」
二人分の視線に、ジュード様が居心地が悪そうに顔を顰めた。
「落とすなよ」
そんな一言と共に、俺の膝の上にリアムを乗せてくれた。
「わぁ、たかい!」
興奮気味のリアムが嬉しそうに歓声を上げる。
「リアム、怖くない?」
「うん! ママがいっしょだからこわくないよ」
「ふふ、そっか」
楽しげに声を上げるリアムの姿に胸がほっこりする。
「ありがとうございます、ジュード様」
「……」
ジュード様は何も言わなかった。代わりに、その目元がほんの少し和らいだ気がした。
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