BL漫画の世界に転生しちゃったらお邪魔虫役でした

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俺たちはベンチじゃ全員座りきれなかったので草の上で座って食べることにした。

こいつらお金持ちのお坊ちゃん達のはずなんだけど、制服汚くなるとかそういうこと気にしないのか？


「ってかさぁ、制服男物の時点で気づこうよ。小川はなんで気づかなかったの？」

俺がそういうと、小川が顔を赤くした。

「だって、、最初から女子だって聞かされてたし、まゆって名前女子にも使われるし....」

小川はしゅんと肩をすぼめる。

「気にしてないので大丈夫ですよ～!」

「小川は悪くねぇだろ。悪いのはお前だ、香川。」

「俺?!」

なんで！？

「まぁ香川は1度も真佑が女子だとは言わなかったけど、男子だとも言わなかったよね？それになんか2人は恋仲だって変な勘違いもしてたし。」

「ごめん....」

「え?! 僕と琉弥さんが？そんなふうに見えてたなんて、、、ちょっとびっくりです。」

主人公は苦笑いしている。

「ごめんなさい！全部俺が悪かったーー！！」

だから皆で責めてくんなよーーー...

「あははっ...あはっ...あははははっ..くる..しい...あはっ...あはははははっ....」

やっとおさまってきたと思ったら片山がまた笑いだした。 
お腹を抑えながらごろごろと転がって頭がおかしいやつみたいだ。


「こいつ笑い始めると止まんないんだよ。」

「香川のせいだな。」

碓氷がジト目で俺を見てくる。

「もう許してよ、、、」

てか俺そんなに悪いことしてない...

俺謝る必要ないのに...


どうやら碓氷は可愛い女の子が見れなくてものすごくガッカリしているようだ。

はぁ、、、期待しすぎだって.......



「あの!」

主人公が急に声をあげた。

「ん?」

「全然関係ないんですけど、良ければ連絡先交換しませんか?」

「おお、いいよ！そういえば俺たち香川たちともまだ繋がってなかったね。繋げよっか。」

「うん。」

俺たちは携帯を取り出してみんなと繋げた。

連絡先ってこんな誰とでも交換していいもんだったっけ？

俺主人公とは別に繋がらなくてもよかったのに。