いつか帰ってくるよと君は泣いた

カシューナッツ

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いつもの君に恋してる《白亜編》

僕の恋人はどうしても肛門科に行かせたくない《2》

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では、立場を変えて、君にとっての理想の僕。『九条白亜』像。それは、

『白亜はニンニク臭やニラ臭などさせてはいけない!激辛もダメ!激辛でアッチが火事になったら俺以外の他人にアッチを見せなければならなくなる!』

彼は僕に死んでも肛門科に行かせたくないらしい。僕が年食ってイボ痔とかになったらどうするのかね。

ちなみに僕の名前は解りきってると思うが白亜という。九条白亜なんてマンガみたいな名前だなと思う。

あの僕の恋人の、学校中に彼との仲は、知れ渡っていると思う、頭がいい少し馬鹿な子は、近衛琥太郎という。

琥太郎もキラキラネームみたいだ。いや、抜群に血統の良い『秋田犬』みたいだ。
やはり頭と顔面は良いが、少しお馬鹿さんな感じだ。

僕の家に来て、勉強にも飽きて、どちらかがインスタントラーメンを作るというじゃんけんに負けて、グツグツサッポロ一番の味噌ラーメンに、白菜とニラをいれようとしたら、後ろに琥太郎が立っていてニラ喧嘩が勃発した。しまった!白亜はニラを食べてはいけない論争で、論破されたんだった。

『白亜、ニラはダメだよ』

僕は仕方なく奥の手を出した。

『このままダメなもの増やしていったら琥太郎とキスできなくなるね。らっきょう、納豆、沢庵、いぶりがっこ、ビビンバ、キムチまだまだあるよ~』

琥太郎は縮まっていった。

『全部、全部食べて良いよ!だから、白亜、キスさせて~』

アホ、だけど可愛い!まるで、いや、やはり自分が大型犬の飼い主の気持ち。

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