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7.5 みんなの視点から5
宰相補佐と駒鳥の密会
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こつこつこつ。
硝子の窓を硬い何かで叩くような音がして、私は書類に向けていた視線を窓辺に向けた。
窓の外には一羽の駒鳥が、かわいらしく首を傾げたりしながらこちらを見ているのが目に入ったため、ため息を一つ、それからペンを置いて立ち上がると窓辺に向かった。
カタン、と音を立てて窓を上げると、駒鳥は可愛く一つ鳴いて私の手の上に乗ってきた。
軽いその子を驚かせないように、そっと自分の目線にまで上げると、その子はククっと何度か首をかしげてからくちばしを開けた。
『ひさしぶりね、スール。』
開きっぱなしのくちばしの奥から聞こえてくるのは記憶の奥に懐かしい人の声で、鉄面皮と名高い私でも、あまりの懐かしさに目を細めた。
「お久しぶりですね、最後にお会いしてからかれこれ百年はゆうに越していますがお元気ですか?」
口元を緩ませてしまうのは、相手が百年以上顔を合わせていなくとも軽口が許される、気心の知れた存在だからだ。
「師匠。」
『まぁ! 誰が師匠なのかしら?! お前たちのように百年も顔を出さないような薄情な弟子を取った覚えはないわ。 まったくお前たちは、突然押しかけてきて突然消えていった近所の悪ガキって感じなのだから、師匠となんか呼ばないでちょうだい。 本当に、青虫が這うように体中がかゆくなっちゃうじゃない。』
百年ぶりに聞く声も、相変わらず可愛らしくて、この人は本当に自分の年齢を忘れるくらい生きているのだろうかと考えてしまうくらいだ。
「はいはい、解りました。 それで、その近所の悪ガキにわざわざ連絡をよこしてくるなんて、何か御用ですか?」
窓辺にあった椅子に座り、壁に体を預けながら聞いてみると駒鳥は一度くちばしを閉じ、ひとつ鳴いてからくちばしを大きく開いた。
『お前といい、もう一人といい、本当にお前たちは私に対してこれっぽっちも遠慮がないわ。 まったく、風の噂を聞く限り、少しは大きく立派にでもなっているかと思ったけれど、突然やってきて弟子にしろって言ってきたころと何にも変わらないのね。』
「そんなことはありませんよ。 淑女のエスコートの仕方ぐらいはちゃんとわかるくらいには偉くなりました。」
『あらまぁ、それはそれは。 腕白なあの子たちが淑女のエスコートだなんて、噂通り本当に立派になったのね。』
くすくすと笑う声まで聞こえてくると、昔を思い出す。
細くきらめく長い髪がかかる細い肩を小さく震わせて笑う美しい人だった。
しかし、こんな思い出話をするためにわざわざ魔力の鳥を飛ばしているわけではないだろう、とも思う。
「それで、どうしたんですか?」
そう聞くと少しだけ、う~ん、とか、そうねぇ、とか、悩むような声が聞こえてきて、しばらくしてからしょうがないか、と自分を納得させたような声を出した後で、しっかりした口調が返ってきた。
『本当はこんな方法を使いたくなかったんだけど、他に手がなくてね。 あの日の約束を、使わせてもらおうと思ったの。』
心地よい声に閉じていた目を開けて駒鳥を見ると、駒鳥はくちばしをしっかり開けたまま首を傾げた。
『申し訳ないのだけれども、命運の腕輪を一つ、そちらの国の戸籍で用意してほしいの。』
「腕輪を?」
思いがけない申し出に、私は問い返す。
命運の腕輪とは、こちらの世界では非常に重要なものだ。
人が生まれてから死に、朽ちるまで利き手とは反対側の腕につけられ外れることのない魔法具で、この世界共通の身分証明をするものである。
持ち主の国籍、親兄弟親戚一同の家系図、生年月日や名前などの個人情報はもちろん、それ以後生涯使うことになる世界銀行の口座管理やギルドへの加入、結婚による独立や、国境を超えるとき、人生の要所要所で必ず照合される身分証明として最も重大な物である。
それを用意して欲しいとは?
「師匠、それは……」
『私が子を孕んだわけじゃないのよ? ただどうしても必要になったの。 それでお前なら何とかなると思ったから、悪いとは思ったけど声を掛けさせてもらったの。』
いつも柔和な師匠の声に口調は、しかし何かしら含みのようなものを感じる。
「失礼ですが師匠は今、どちらにいらっしゃるんですか?」
最後に会ったのはこの国のはずれ、自分たちが拠点にしていた辺境の村のその奥、魔界との結界に近い森の中に住んでいた。 しかしこの師匠は流浪の人のため一定期間住んだ後は全く別の土地へ根無し草のように転々としている。
その国の腕輪の取得のほうが楽なのでは? と思ったのだが。
『いまは、東の国タンアレスにいるわ。』
「タンアレス……? 獣人の王の国の?」
あそこは現在、我が国とは国交断絶をしている。
お世辞にも賢王とはいいがたい獣人の王が統治しているあの国は、王都に近づけば近づくほど獣人以外の種族を弾圧する傾向にある、ゆがんだ選民意識の高い厳しい国である。
平和主義の師匠がそんなところにいるとは……いや、師匠はその国にいてもおかしくはないと思うのだが……。
「それなのに、我が国の腕輪を?」
『えぇ。 できればすぐにでも。 それが貰え次第すぐに出るつもりなの。』
それほどまでに切羽詰まった状況にいるということかと思う。
しかしこの腕輪は戸籍管理の上で、ほいほいと発行できない代物であることも、この世界の住人である師匠は知っているはずである。 もちろん、金で何とかなるものでもないし、それにまつわる犯罪も多いが、世界共通で腕輪がらみの犯罪が発覚したときは処刑と決まっている。
そんなものを今すぐよこせ、というのだ。
「腕輪は、何に使われるのですか?」
『そうよね、大切なものだもの、ちゃんと話さないと駄目よね。』
そりゃそうですよ、というのはやめて師匠の返答を待つと、予想外の言葉が返ってきた。
『あのねぇ、ちょっと昔に、腕輪なしの可愛い人間の子を拾ったの。』
駒鳥を凝視する。
首をかしげる駒鳥に、自分は詰め寄る。
「それは、空来種ということですか? まさか、その国で?」
いいえ、と、私の問いに駒鳥は首を振った。
『私に鑑定スキルはないけれど、空来種ではないと思うわ。 腕輪は何者かによって外されたのだとおもうの。 でも場所が悪かったわ。 獣人以外には厳しい国だもの、腕輪がなければこの国では生きられない。 すぐに空来種とみなされて、見つかり次第処刑されちゃうわ。 それだけは避けたいのよ。』
私も、そして師匠もため息をついた。
後にも先にも動けない状況で、師匠は最善策として自分に駒鳥を飛ばしてきたのだ。
「まさか、本当にあの約束通りになるなんて。」
深く深くため息を一つはいた。
「約束を果たします。 末の子のために、力を貸しますよ、師匠。」
『ありがとう、トーリ。』
「いえ、約束ですから。 この駒鳥に持たせますのでこのまま待っていてください。」
立ち上がり、王の私室に行く準備をおえてゲートに入り、ふと、駒鳥を見た。
「アケロスには会いましたか?」
『いいえ、あの子にこういうことは向かないもの。』
くすくすと聞こえる笑い声に、そうですか、と吐く息と一緒に言葉を出した私は、ゲートを起動した。
思い出されるのはあの日、魔法の使い方を教えてくれた師匠と別れるときに、アケロスと私でお礼をするといったときのあの人の笑顔。
「まったく、大きな恩返しになってしまった。 なんなら貸しもできたのでは?」
王の私室の隣の部屋に作られたゲートに到着した私の目に入ったのは大きな鏡で、その鏡に映った私は厄介ごとを持ってこられたのに楽しそうに笑っていた。
いつもの鉄面皮に戻して、扉のノブに手をかける。
「陛下、ちょっとお願いしたいことがあるのですが、この間の貸し、返してもらっていいでしょうか?」
――師匠になってくれた、礼?
キョトンとした顔をした師匠は、大きな青い瞳を細めて、そんなものいいのに、と言いながらも、真剣な私たちの気持ちを受け取って、笑って言った。
――この先あなたたちはきっといろんな意味で力を持つわ。 そしてその時、末の弟子が命の置き場に困った時には、どうか全力で助けてあげてちょうだいね。
「約束は、きちんと守りましたよ、師匠。」
硝子の窓を硬い何かで叩くような音がして、私は書類に向けていた視線を窓辺に向けた。
窓の外には一羽の駒鳥が、かわいらしく首を傾げたりしながらこちらを見ているのが目に入ったため、ため息を一つ、それからペンを置いて立ち上がると窓辺に向かった。
カタン、と音を立てて窓を上げると、駒鳥は可愛く一つ鳴いて私の手の上に乗ってきた。
軽いその子を驚かせないように、そっと自分の目線にまで上げると、その子はククっと何度か首をかしげてからくちばしを開けた。
『ひさしぶりね、スール。』
開きっぱなしのくちばしの奥から聞こえてくるのは記憶の奥に懐かしい人の声で、鉄面皮と名高い私でも、あまりの懐かしさに目を細めた。
「お久しぶりですね、最後にお会いしてからかれこれ百年はゆうに越していますがお元気ですか?」
口元を緩ませてしまうのは、相手が百年以上顔を合わせていなくとも軽口が許される、気心の知れた存在だからだ。
「師匠。」
『まぁ! 誰が師匠なのかしら?! お前たちのように百年も顔を出さないような薄情な弟子を取った覚えはないわ。 まったくお前たちは、突然押しかけてきて突然消えていった近所の悪ガキって感じなのだから、師匠となんか呼ばないでちょうだい。 本当に、青虫が這うように体中がかゆくなっちゃうじゃない。』
百年ぶりに聞く声も、相変わらず可愛らしくて、この人は本当に自分の年齢を忘れるくらい生きているのだろうかと考えてしまうくらいだ。
「はいはい、解りました。 それで、その近所の悪ガキにわざわざ連絡をよこしてくるなんて、何か御用ですか?」
窓辺にあった椅子に座り、壁に体を預けながら聞いてみると駒鳥は一度くちばしを閉じ、ひとつ鳴いてからくちばしを大きく開いた。
『お前といい、もう一人といい、本当にお前たちは私に対してこれっぽっちも遠慮がないわ。 まったく、風の噂を聞く限り、少しは大きく立派にでもなっているかと思ったけれど、突然やってきて弟子にしろって言ってきたころと何にも変わらないのね。』
「そんなことはありませんよ。 淑女のエスコートの仕方ぐらいはちゃんとわかるくらいには偉くなりました。」
『あらまぁ、それはそれは。 腕白なあの子たちが淑女のエスコートだなんて、噂通り本当に立派になったのね。』
くすくすと笑う声まで聞こえてくると、昔を思い出す。
細くきらめく長い髪がかかる細い肩を小さく震わせて笑う美しい人だった。
しかし、こんな思い出話をするためにわざわざ魔力の鳥を飛ばしているわけではないだろう、とも思う。
「それで、どうしたんですか?」
そう聞くと少しだけ、う~ん、とか、そうねぇ、とか、悩むような声が聞こえてきて、しばらくしてからしょうがないか、と自分を納得させたような声を出した後で、しっかりした口調が返ってきた。
『本当はこんな方法を使いたくなかったんだけど、他に手がなくてね。 あの日の約束を、使わせてもらおうと思ったの。』
心地よい声に閉じていた目を開けて駒鳥を見ると、駒鳥はくちばしをしっかり開けたまま首を傾げた。
『申し訳ないのだけれども、命運の腕輪を一つ、そちらの国の戸籍で用意してほしいの。』
「腕輪を?」
思いがけない申し出に、私は問い返す。
命運の腕輪とは、こちらの世界では非常に重要なものだ。
人が生まれてから死に、朽ちるまで利き手とは反対側の腕につけられ外れることのない魔法具で、この世界共通の身分証明をするものである。
持ち主の国籍、親兄弟親戚一同の家系図、生年月日や名前などの個人情報はもちろん、それ以後生涯使うことになる世界銀行の口座管理やギルドへの加入、結婚による独立や、国境を超えるとき、人生の要所要所で必ず照合される身分証明として最も重大な物である。
それを用意して欲しいとは?
「師匠、それは……」
『私が子を孕んだわけじゃないのよ? ただどうしても必要になったの。 それでお前なら何とかなると思ったから、悪いとは思ったけど声を掛けさせてもらったの。』
いつも柔和な師匠の声に口調は、しかし何かしら含みのようなものを感じる。
「失礼ですが師匠は今、どちらにいらっしゃるんですか?」
最後に会ったのはこの国のはずれ、自分たちが拠点にしていた辺境の村のその奥、魔界との結界に近い森の中に住んでいた。 しかしこの師匠は流浪の人のため一定期間住んだ後は全く別の土地へ根無し草のように転々としている。
その国の腕輪の取得のほうが楽なのでは? と思ったのだが。
『いまは、東の国タンアレスにいるわ。』
「タンアレス……? 獣人の王の国の?」
あそこは現在、我が国とは国交断絶をしている。
お世辞にも賢王とはいいがたい獣人の王が統治しているあの国は、王都に近づけば近づくほど獣人以外の種族を弾圧する傾向にある、ゆがんだ選民意識の高い厳しい国である。
平和主義の師匠がそんなところにいるとは……いや、師匠はその国にいてもおかしくはないと思うのだが……。
「それなのに、我が国の腕輪を?」
『えぇ。 できればすぐにでも。 それが貰え次第すぐに出るつもりなの。』
それほどまでに切羽詰まった状況にいるということかと思う。
しかしこの腕輪は戸籍管理の上で、ほいほいと発行できない代物であることも、この世界の住人である師匠は知っているはずである。 もちろん、金で何とかなるものでもないし、それにまつわる犯罪も多いが、世界共通で腕輪がらみの犯罪が発覚したときは処刑と決まっている。
そんなものを今すぐよこせ、というのだ。
「腕輪は、何に使われるのですか?」
『そうよね、大切なものだもの、ちゃんと話さないと駄目よね。』
そりゃそうですよ、というのはやめて師匠の返答を待つと、予想外の言葉が返ってきた。
『あのねぇ、ちょっと昔に、腕輪なしの可愛い人間の子を拾ったの。』
駒鳥を凝視する。
首をかしげる駒鳥に、自分は詰め寄る。
「それは、空来種ということですか? まさか、その国で?」
いいえ、と、私の問いに駒鳥は首を振った。
『私に鑑定スキルはないけれど、空来種ではないと思うわ。 腕輪は何者かによって外されたのだとおもうの。 でも場所が悪かったわ。 獣人以外には厳しい国だもの、腕輪がなければこの国では生きられない。 すぐに空来種とみなされて、見つかり次第処刑されちゃうわ。 それだけは避けたいのよ。』
私も、そして師匠もため息をついた。
後にも先にも動けない状況で、師匠は最善策として自分に駒鳥を飛ばしてきたのだ。
「まさか、本当にあの約束通りになるなんて。」
深く深くため息を一つはいた。
「約束を果たします。 末の子のために、力を貸しますよ、師匠。」
『ありがとう、トーリ。』
「いえ、約束ですから。 この駒鳥に持たせますのでこのまま待っていてください。」
立ち上がり、王の私室に行く準備をおえてゲートに入り、ふと、駒鳥を見た。
「アケロスには会いましたか?」
『いいえ、あの子にこういうことは向かないもの。』
くすくすと聞こえる笑い声に、そうですか、と吐く息と一緒に言葉を出した私は、ゲートを起動した。
思い出されるのはあの日、魔法の使い方を教えてくれた師匠と別れるときに、アケロスと私でお礼をするといったときのあの人の笑顔。
「まったく、大きな恩返しになってしまった。 なんなら貸しもできたのでは?」
王の私室の隣の部屋に作られたゲートに到着した私の目に入ったのは大きな鏡で、その鏡に映った私は厄介ごとを持ってこられたのに楽しそうに笑っていた。
いつもの鉄面皮に戻して、扉のノブに手をかける。
「陛下、ちょっとお願いしたいことがあるのですが、この間の貸し、返してもらっていいでしょうか?」
――師匠になってくれた、礼?
キョトンとした顔をした師匠は、大きな青い瞳を細めて、そんなものいいのに、と言いながらも、真剣な私たちの気持ちを受け取って、笑って言った。
――この先あなたたちはきっといろんな意味で力を持つわ。 そしてその時、末の弟子が命の置き場に困った時には、どうか全力で助けてあげてちょうだいね。
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