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31 グイードの「好き」はもしかして
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セドリックの陰に隠れながら、グラスに口に近付ける。
あーもう、何もかもがストレスだ。今すぐ帰りたいけど、これを乗り越えないとグイード探しの旅に出られないのが辛い。居た堪れず、ちびちびとジュースみたいな甘さの果実酒を口に含んで、逃げ出したい気持ちを必死で抑え込んだ。……あ、これ美味しい。
唇に付いた水滴を舌で舐めとると、俺の様子をじっと見ていたセドリックがほう、と溜息を吐いた。
「ヨウタ様がいつにも増して可愛らしい……」
一体どうした。まじで目は大丈夫か? 神子フィルターが大分分厚くなってないか? セドリックのやけに熱が込められた視線が俺に注がれているのが見ないでも感じられて、気不味くて仕方ない。俺は咄嗟に話題を俺から逸らすべく、必死で考えた。そうだ、セドリックに聞こうと思ってたことがあったよな! ええとええと――!
「まっ、前にセドリックの耳とか触った時あったじゃん!? セドリックが部屋を出た後さ、エリンに他の奴のは危険すぎるから絶対触るなって言われて意味分からなくてさ! あれってどういう意味?」
いつもよりも半歩分距離の近いセドリックが、すぐ真上から答えた。
「理性が抑えられない者はその場でヨウタ様に襲いかかるから、でしょう」
「え、こわ……やっぱりそうなんだ」
基本獣人は他人に触られたら敵だと思うってことか。これまで迂闊に触らなくてよかった! まあ他に会って話したのって獣王と宰相しかいないけど! 悪いけどあの二人は絶対もふもふしたくない。ゴワゴワしてそうだし。
そうだ、とついでに気になっていたことも尋ねた。
「グイードにしょっちゅう同じことをしてたってエリンに言ったら、グイードの理性が鋼でよかったって言われたんだよな。これも同じこと? でもグイードって初めから俺を全身ですっぽり包んでくれてたから違う気がするんだけど」
途端、周囲の空気がス……ッと冷たくなったような気がして、「え?」と思いながら真上を向くと。
「……狼族は、基本家族で群れをなします」
無表情のセドリックが、何故かそんな説明を始めた。ん? 話の脈絡がなくないか? だけど、あまりの雰囲気の重さに、俺は突っ込む勇気を持たなかった。
「家族以外で受け入れるのはいずれ、はん――いえ、家族とすると決めた相手のみだとか」
「え、そうなの?」
言いかけた「はん」何とかが若干気になったけど、それよりも俺はにへっと嬉しくなっていた。なんだグイードの奴! 初めから俺を家族扱いしてくれてたってことじゃん! もー、照れ屋なんだから! それでいて帝都に行けとか突き放すことを言ったなんて、どれだけ俺思いなんだよ、全く! あーもうグイード好き! 優しくて格好良くてもふもふで、よっ、漢だね!
語られなかったグイードの気持ちが知れて思わずニヤニヤすると、セドリックが切羽詰まったような眼差しで俺に顔を近付けてきた。
「やはりヨウタ様は、狼族の方がよろしいのですか……! 私をあのように誘われたので、ひょっとしたらと期待を抱いていたというのに……!」
「は? お誘い? ちょっと待って、何の話を」
俺がきょとんとすると、セドリックがショックを受けたような顔になる。
「まさか、ヨウタ様はあの行為の意味を分かっておいででなかったのですか……!」
「あの行為って撫でること?」
「そうです……! 我々獣人は、心を許した相手にしか基本触らせません。あのように触れられたら、大抵の者は発情を促されますから。ですから私はヨウタ様にその、夜のお誘いを受けたのかと……」
は? ちょっと待て、発情ってどういうこと!? と驚いて、すぐにハッと思い出した。あの時のセドリックは、確か前屈みになって部屋を出て行ったな、と。俺の中で、ここまで言われてようやくあの日のことが繋がった。
つまり俺はセドリックの妹の前で「俺とエッチしようぜ!」とセドリックを誘ったってことだ。うっわああああ……。道理でここんところのセドリックの俺を見る目がやけに艶っぽかった筈だよ。て君、男もいける派だったの?
「わ、ご、ごめ、俺そういうつもりじゃ……!」
と、セドリックが、泣きそうな目をしながら俺の腰を抱いてきた。俺の身体が、セドリックの逞しい身体に密着する。セドリックは、そのまま顔を俺の頭に押し付けた。……やっぱり熱く感じる。さっきから、セドリックはどこかおかしい。
「私を拒絶しないで下さい、ヨウタ様……!」
「へ、あ、拒絶って訳じゃ……っ」
と同時に、「あれ?」と気付いた。セドリックの話だと、触りまくると大抵の獣人は発情を促される。つまり俺とヤろうぜとアピールしているってことは、もしかして俺ってばずっとグイードに夜のお誘いをしてたってこと? それでもグイードは俺に好き放題させてくれてたぞ。俺のことが大切だって、好きで一緒にいたいって言ってくれてたし。
そして俺は、グイードがぴょこんとかなり可愛らしくない雄の象徴を出してしまっていた時に聞いた言葉を思い出していた。そう、確かにグイードは言っていた。グイードから離れるなって。俺はグイードの太陽で、俺のことが欲しいって。あの時は発情しちゃったから口走ったのかと思ってたけど、もしかしてあれが全部それまで語っていなかったグイードの本音だとしたら。
……え? まさか、グイードの言ってた「好き」ってもしかして――……?
「え、まじ?」
いやでもグイードはそんな素振りは一度だって――はっ! もしや、俺が分かっていなさそうだって思ったから、それ以上触れないでいてくれてた? あ、だからエリンがグイードの忍耐力を鋼とか言ってたってこと!? それを俺はもふもふしまくり、好きだと言っては抱き締めてあちこちにチューだってしていた。
……気付いてしまった瞬間、全身が火を噴いたようにカアアッと熱くなる。お、俺、あれ、好きだけど、いや、今だって大好きでグイードの元に帰りたいけど、え、あれっ、つまりどういうこと?
頭の中がぐちゃぐちゃになってきた。何故か心臓がバクバク言い始めて苦しいんだけど。て、あの格好いいグイードが俺をなんて、うそ、あれ、あれれ?
――と、グイードのことに気を取られていて、セドリックに向けていた集中が逸れた瞬間、セドリックに更に強く引き寄せられ耳に唇が触れた。
あーもう、何もかもがストレスだ。今すぐ帰りたいけど、これを乗り越えないとグイード探しの旅に出られないのが辛い。居た堪れず、ちびちびとジュースみたいな甘さの果実酒を口に含んで、逃げ出したい気持ちを必死で抑え込んだ。……あ、これ美味しい。
唇に付いた水滴を舌で舐めとると、俺の様子をじっと見ていたセドリックがほう、と溜息を吐いた。
「ヨウタ様がいつにも増して可愛らしい……」
一体どうした。まじで目は大丈夫か? 神子フィルターが大分分厚くなってないか? セドリックのやけに熱が込められた視線が俺に注がれているのが見ないでも感じられて、気不味くて仕方ない。俺は咄嗟に話題を俺から逸らすべく、必死で考えた。そうだ、セドリックに聞こうと思ってたことがあったよな! ええとええと――!
「まっ、前にセドリックの耳とか触った時あったじゃん!? セドリックが部屋を出た後さ、エリンに他の奴のは危険すぎるから絶対触るなって言われて意味分からなくてさ! あれってどういう意味?」
いつもよりも半歩分距離の近いセドリックが、すぐ真上から答えた。
「理性が抑えられない者はその場でヨウタ様に襲いかかるから、でしょう」
「え、こわ……やっぱりそうなんだ」
基本獣人は他人に触られたら敵だと思うってことか。これまで迂闊に触らなくてよかった! まあ他に会って話したのって獣王と宰相しかいないけど! 悪いけどあの二人は絶対もふもふしたくない。ゴワゴワしてそうだし。
そうだ、とついでに気になっていたことも尋ねた。
「グイードにしょっちゅう同じことをしてたってエリンに言ったら、グイードの理性が鋼でよかったって言われたんだよな。これも同じこと? でもグイードって初めから俺を全身ですっぽり包んでくれてたから違う気がするんだけど」
途端、周囲の空気がス……ッと冷たくなったような気がして、「え?」と思いながら真上を向くと。
「……狼族は、基本家族で群れをなします」
無表情のセドリックが、何故かそんな説明を始めた。ん? 話の脈絡がなくないか? だけど、あまりの雰囲気の重さに、俺は突っ込む勇気を持たなかった。
「家族以外で受け入れるのはいずれ、はん――いえ、家族とすると決めた相手のみだとか」
「え、そうなの?」
言いかけた「はん」何とかが若干気になったけど、それよりも俺はにへっと嬉しくなっていた。なんだグイードの奴! 初めから俺を家族扱いしてくれてたってことじゃん! もー、照れ屋なんだから! それでいて帝都に行けとか突き放すことを言ったなんて、どれだけ俺思いなんだよ、全く! あーもうグイード好き! 優しくて格好良くてもふもふで、よっ、漢だね!
語られなかったグイードの気持ちが知れて思わずニヤニヤすると、セドリックが切羽詰まったような眼差しで俺に顔を近付けてきた。
「やはりヨウタ様は、狼族の方がよろしいのですか……! 私をあのように誘われたので、ひょっとしたらと期待を抱いていたというのに……!」
「は? お誘い? ちょっと待って、何の話を」
俺がきょとんとすると、セドリックがショックを受けたような顔になる。
「まさか、ヨウタ様はあの行為の意味を分かっておいででなかったのですか……!」
「あの行為って撫でること?」
「そうです……! 我々獣人は、心を許した相手にしか基本触らせません。あのように触れられたら、大抵の者は発情を促されますから。ですから私はヨウタ様にその、夜のお誘いを受けたのかと……」
は? ちょっと待て、発情ってどういうこと!? と驚いて、すぐにハッと思い出した。あの時のセドリックは、確か前屈みになって部屋を出て行ったな、と。俺の中で、ここまで言われてようやくあの日のことが繋がった。
つまり俺はセドリックの妹の前で「俺とエッチしようぜ!」とセドリックを誘ったってことだ。うっわああああ……。道理でここんところのセドリックの俺を見る目がやけに艶っぽかった筈だよ。て君、男もいける派だったの?
「わ、ご、ごめ、俺そういうつもりじゃ……!」
と、セドリックが、泣きそうな目をしながら俺の腰を抱いてきた。俺の身体が、セドリックの逞しい身体に密着する。セドリックは、そのまま顔を俺の頭に押し付けた。……やっぱり熱く感じる。さっきから、セドリックはどこかおかしい。
「私を拒絶しないで下さい、ヨウタ様……!」
「へ、あ、拒絶って訳じゃ……っ」
と同時に、「あれ?」と気付いた。セドリックの話だと、触りまくると大抵の獣人は発情を促される。つまり俺とヤろうぜとアピールしているってことは、もしかして俺ってばずっとグイードに夜のお誘いをしてたってこと? それでもグイードは俺に好き放題させてくれてたぞ。俺のことが大切だって、好きで一緒にいたいって言ってくれてたし。
そして俺は、グイードがぴょこんとかなり可愛らしくない雄の象徴を出してしまっていた時に聞いた言葉を思い出していた。そう、確かにグイードは言っていた。グイードから離れるなって。俺はグイードの太陽で、俺のことが欲しいって。あの時は発情しちゃったから口走ったのかと思ってたけど、もしかしてあれが全部それまで語っていなかったグイードの本音だとしたら。
……え? まさか、グイードの言ってた「好き」ってもしかして――……?
「え、まじ?」
いやでもグイードはそんな素振りは一度だって――はっ! もしや、俺が分かっていなさそうだって思ったから、それ以上触れないでいてくれてた? あ、だからエリンがグイードの忍耐力を鋼とか言ってたってこと!? それを俺はもふもふしまくり、好きだと言っては抱き締めてあちこちにチューだってしていた。
……気付いてしまった瞬間、全身が火を噴いたようにカアアッと熱くなる。お、俺、あれ、好きだけど、いや、今だって大好きでグイードの元に帰りたいけど、え、あれっ、つまりどういうこと?
頭の中がぐちゃぐちゃになってきた。何故か心臓がバクバク言い始めて苦しいんだけど。て、あの格好いいグイードが俺をなんて、うそ、あれ、あれれ?
――と、グイードのことに気を取られていて、セドリックに向けていた集中が逸れた瞬間、セドリックに更に強く引き寄せられ耳に唇が触れた。
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