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17 油屋
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何か言いたげなユージーンさんの視線には気づかないふりをして、今日の洗濯物を干し終わると財布を持って市場へと向かう。
僕の周りに一枚ヴェールを挟むイメージでいたら、適切な距離感で接することができた。高校時代に学んだことが異世界でも役に立つなんて、思ってもみなかった。
色鮮やかな髪色の人々が行き交う市場の通りを、キョロキョロしながら進む。油屋はどっちだったっけ。いまいち分からなくて、顔馴染みのニセトマト屋さんのおばさんに尋ねる。油屋は火事になると危険だからって、市場の端に集められていると教えてもらえた。
ほら、僕だってできるんだ。少しだけ自信が出る。ユージーンさんのやり方を倣ったら、覇気の少ない僕でもちゃんとできた。今日きちんと欲しい油を買って帰れたらユージーンさんは安心して旅に出られるだろうし、ローランさんだって僕の監督者をやめようなんて思わなくなるかもしれない。
これまでが甘えすぎてたんだ。こっちの世界でも元の世界でも、十八歳は成人だ。だったら大人らしく僕ひとりでできることを少しずつ増やしていこう。もしローランさんがこれ以上僕の監督者はしたくないと判断しても、他の監督者の元で面倒だと思われないように。空気のように存在できるように。
そんなことを考えながら、人の波を何とか泳いで油屋の方へと向かった。
油特有のねっとりとした香りが辺りに漂い始める。大きな壺が並ぶ一帯に到着した。ここが油屋が固まっている一角だろう。
早速一番手前にある油屋の売り子のお兄さんに話しかけて、「揚げ物に合うさっぱりとした油はどれですか?」なんて聞いてみた。
お兄さんは人の良さそうな顔をした緑色の髪の人で、僕の隣に来ると腕を絡めて「これは花の油で、香油としても使えるよ」「こっちは豆からできた油で、少し癖があるけどさっぱりはしてるかな」なんて味見をさせてくれつつ教えてくれた。
結局、匂いは癖があるけど火を通すとサラサラしているというオリーブオイルに似た油を選び、蓋付きの小さな壺に入れてもらう。
「ねえ君、どこに住んでる子? この後暇? 一緒にご飯でもどう?」
商品を渡された後、肩を抱かれて尋ねられる。やっぱりこっちの人って距離が近いなあ。
「ごめんなさい、ご飯を作るのが僕の仕事なんで」
笑顔でぺこりと頭を下げると、お兄さんが残念そうな顔になった。
「えー……じゃあ名前を教えて!」
「ええと、イクトです」
「イクト……本当? へえ……いい名前だね」
お兄さんに言われて、そういえばイクトは『最愛』という意味があったんだと思い出した。まさかからかっていると思われたのか。内容が内容だけに、変に誘ったと思われるのも嫌だ。
「あ、あの、ふざけてないですよ……?」
念の為伝えると、お兄さんが耳元で囁く。
「うん、『イクト』。またおいで。今度いい油を分けてあげるからね」
「ふえ……っ、は、はい……っ」
息が吹きかけられて身震いすると、お兄さんがポンと僕の背中を叩いて笑った。どういう表情で返したらいいか分からなくて、へらりと愛想笑いを浮かべる。
その時。
「火事だ!」
裏の方から怒号が聞こえてきた。えっ、火事!? と驚いてお兄さんと目を合わせると、お兄さんも目を大きくして焦った顔をしている。油屋の一角で火事。とんでもなく拙いんじゃないか?
どうしていいか分からず立ち竦んでいると、男たちの切羽詰まった怒鳴り声が響いてきた。
「火蜥蜴が出たぞ!」
「どっちからだ!?」
「共同倉庫のひとつが引火した! 手が空いてる奴は消火に回れ!」
火蜥蜴……サラマンダー的なものだろうか。幸いなことに、これまで魔物、所謂モンスターを目にしたことはなかった。大変な状況なのに、どんな見た目なのかな、と不謹慎にも思ってしまう。
「あ、あの、」
焦ってお兄さんを見上げると、お兄さんは焦り顔で周囲を見渡していた。
「火蜥蜴なんて、敵いっこない! イクト、一緒に逃げよう!」
二の腕をぐいっと引っ張られ、足がもつれる。
「お、お店はいいんですか!? 消火なら、僕もお手伝いしますよ!」
ユージーンさんなら、自ら手伝いに駆けつけるんじゃないか。ユージーンさんに、「逃げ帰った情けない奴」なんてレッテルは貼られたくない。その一心だった。
見る間に、火の手はお兄さんの店の裏手にまで広がる。叫び声と炎が燃え盛る音とで、周囲は一気にパニック状態になった。
お兄さんの服の裾を摘み、引っ張る。
「消火しに行きましょう! ね!?」
「お、俺は死にたくない! 行くならお前だけで行けよ!」
ドン! と背中を押され、地面に転がった。えっ、自分のお店だよ!? と思いながら急いで振り返ったけど、お兄さんは火のない方へと走っていく。え、そうなの……? と唖然とした。
「火蜥蜴が市場へ向かってるぞ!」
「やばいぞ! 誰かギルドに連絡はしたのか!?」
「この村に火蜥蜴を倒せる冒険者がいるのかよ!」
ゴオオオッという燃え盛る音の中に、男たちの怒鳴り声が響き渡る。どうしていいか分からなくて座り込んでいると、「うわあああんっ!」と泣きながら煤まみれの男の子が炎の中から飛び出してきた。
固まっていた身体が自然と動き、倒れかけた男の子を抱き止める。
「君! 大丈夫!?」
「うわあああん! 熱いよう、痛いよう!」
男の子は、腕のあちこちに火傷を負っている。
「は、早く逃げて!」
膝立ちをして、男の子の腕を掴んで立たせた。所々火傷はしているけど、大きなものは見当たらない。これなら大丈夫そうだ。
「あっちは大丈夫だから!」
まだ火の手が回っていない市場の方を指差す。だけど男の子は真っ青になってガクガクしながら突っ立っているだけだった。
「ほ、ほら! 逃げないと!」
僕の声は届いているんだろうか。僕の背後を引き攣った顔で見上げている男の子の肩を、懸命に揺さぶる。
「ぎゃあああああっ!」
男の子が突然金切り声を上げ始め、尻餅を突いた。
「えっ!? ほ、ほら! 立って、立ってよ!」
何とか立ち上がり男の子を引っ張り上げようにも、男の子は号泣してパニック状態に陥っている。僕の言葉なんて、全く聞こえていないようだった。
目線は合わない。
まさか、と思って振り返ると。
ズン……! という地響きと共に、恐竜博物館に標本として展示されていそうな大きさの大蜥蜴が、こちらを見下ろしていた。
皮膚は火に覆われ、高温が噴き出しているのか、大蜥蜴の周囲の空気が歪んでいる。あれが火蜥蜴なんだろう。
「な……!」
本能が逃げろと叫んでいた。でも、恐怖のあまり竦んでしまう。
すると。
「……うわああああああっ!」
突然、男の子が四つん這いになりながら逃げ始めた。火蜥蜴が、男の子が逃げた方向へと顔を向ける。
――いけない!
何も考えられなかった。
勝手に、足が前に出た。
男の子と火蜥蜴とを結ぶ直線上に、両手を広げて立ちはだかる。
不思議と、恐怖はなかった。
火蜥蜴が、僕を見る。灼熱の炎が、皮膚をジリジリと焼いていく。
そっか。と思う。
きっとこれが僕がこの世界に来た意味だったんだ、とすんなり納得できた。
火蜥蜴に微笑みかける。不思議と心は凪いでいた。
「……君が僕を母さんの元に連れていってくれるの?」
火蜥蜴が、口を大きく開ける。
喉の奥に見えるのは、白色の炎。
――やっと、苦しみから解放される。
ゆっくりと瞼を閉じ、その時を待った。
瞼の裏に映ったのは、ユージーンさんの笑顔だった。
僕の周りに一枚ヴェールを挟むイメージでいたら、適切な距離感で接することができた。高校時代に学んだことが異世界でも役に立つなんて、思ってもみなかった。
色鮮やかな髪色の人々が行き交う市場の通りを、キョロキョロしながら進む。油屋はどっちだったっけ。いまいち分からなくて、顔馴染みのニセトマト屋さんのおばさんに尋ねる。油屋は火事になると危険だからって、市場の端に集められていると教えてもらえた。
ほら、僕だってできるんだ。少しだけ自信が出る。ユージーンさんのやり方を倣ったら、覇気の少ない僕でもちゃんとできた。今日きちんと欲しい油を買って帰れたらユージーンさんは安心して旅に出られるだろうし、ローランさんだって僕の監督者をやめようなんて思わなくなるかもしれない。
これまでが甘えすぎてたんだ。こっちの世界でも元の世界でも、十八歳は成人だ。だったら大人らしく僕ひとりでできることを少しずつ増やしていこう。もしローランさんがこれ以上僕の監督者はしたくないと判断しても、他の監督者の元で面倒だと思われないように。空気のように存在できるように。
そんなことを考えながら、人の波を何とか泳いで油屋の方へと向かった。
油特有のねっとりとした香りが辺りに漂い始める。大きな壺が並ぶ一帯に到着した。ここが油屋が固まっている一角だろう。
早速一番手前にある油屋の売り子のお兄さんに話しかけて、「揚げ物に合うさっぱりとした油はどれですか?」なんて聞いてみた。
お兄さんは人の良さそうな顔をした緑色の髪の人で、僕の隣に来ると腕を絡めて「これは花の油で、香油としても使えるよ」「こっちは豆からできた油で、少し癖があるけどさっぱりはしてるかな」なんて味見をさせてくれつつ教えてくれた。
結局、匂いは癖があるけど火を通すとサラサラしているというオリーブオイルに似た油を選び、蓋付きの小さな壺に入れてもらう。
「ねえ君、どこに住んでる子? この後暇? 一緒にご飯でもどう?」
商品を渡された後、肩を抱かれて尋ねられる。やっぱりこっちの人って距離が近いなあ。
「ごめんなさい、ご飯を作るのが僕の仕事なんで」
笑顔でぺこりと頭を下げると、お兄さんが残念そうな顔になった。
「えー……じゃあ名前を教えて!」
「ええと、イクトです」
「イクト……本当? へえ……いい名前だね」
お兄さんに言われて、そういえばイクトは『最愛』という意味があったんだと思い出した。まさかからかっていると思われたのか。内容が内容だけに、変に誘ったと思われるのも嫌だ。
「あ、あの、ふざけてないですよ……?」
念の為伝えると、お兄さんが耳元で囁く。
「うん、『イクト』。またおいで。今度いい油を分けてあげるからね」
「ふえ……っ、は、はい……っ」
息が吹きかけられて身震いすると、お兄さんがポンと僕の背中を叩いて笑った。どういう表情で返したらいいか分からなくて、へらりと愛想笑いを浮かべる。
その時。
「火事だ!」
裏の方から怒号が聞こえてきた。えっ、火事!? と驚いてお兄さんと目を合わせると、お兄さんも目を大きくして焦った顔をしている。油屋の一角で火事。とんでもなく拙いんじゃないか?
どうしていいか分からず立ち竦んでいると、男たちの切羽詰まった怒鳴り声が響いてきた。
「火蜥蜴が出たぞ!」
「どっちからだ!?」
「共同倉庫のひとつが引火した! 手が空いてる奴は消火に回れ!」
火蜥蜴……サラマンダー的なものだろうか。幸いなことに、これまで魔物、所謂モンスターを目にしたことはなかった。大変な状況なのに、どんな見た目なのかな、と不謹慎にも思ってしまう。
「あ、あの、」
焦ってお兄さんを見上げると、お兄さんは焦り顔で周囲を見渡していた。
「火蜥蜴なんて、敵いっこない! イクト、一緒に逃げよう!」
二の腕をぐいっと引っ張られ、足がもつれる。
「お、お店はいいんですか!? 消火なら、僕もお手伝いしますよ!」
ユージーンさんなら、自ら手伝いに駆けつけるんじゃないか。ユージーンさんに、「逃げ帰った情けない奴」なんてレッテルは貼られたくない。その一心だった。
見る間に、火の手はお兄さんの店の裏手にまで広がる。叫び声と炎が燃え盛る音とで、周囲は一気にパニック状態になった。
お兄さんの服の裾を摘み、引っ張る。
「消火しに行きましょう! ね!?」
「お、俺は死にたくない! 行くならお前だけで行けよ!」
ドン! と背中を押され、地面に転がった。えっ、自分のお店だよ!? と思いながら急いで振り返ったけど、お兄さんは火のない方へと走っていく。え、そうなの……? と唖然とした。
「火蜥蜴が市場へ向かってるぞ!」
「やばいぞ! 誰かギルドに連絡はしたのか!?」
「この村に火蜥蜴を倒せる冒険者がいるのかよ!」
ゴオオオッという燃え盛る音の中に、男たちの怒鳴り声が響き渡る。どうしていいか分からなくて座り込んでいると、「うわあああんっ!」と泣きながら煤まみれの男の子が炎の中から飛び出してきた。
固まっていた身体が自然と動き、倒れかけた男の子を抱き止める。
「君! 大丈夫!?」
「うわあああん! 熱いよう、痛いよう!」
男の子は、腕のあちこちに火傷を負っている。
「は、早く逃げて!」
膝立ちをして、男の子の腕を掴んで立たせた。所々火傷はしているけど、大きなものは見当たらない。これなら大丈夫そうだ。
「あっちは大丈夫だから!」
まだ火の手が回っていない市場の方を指差す。だけど男の子は真っ青になってガクガクしながら突っ立っているだけだった。
「ほ、ほら! 逃げないと!」
僕の声は届いているんだろうか。僕の背後を引き攣った顔で見上げている男の子の肩を、懸命に揺さぶる。
「ぎゃあああああっ!」
男の子が突然金切り声を上げ始め、尻餅を突いた。
「えっ!? ほ、ほら! 立って、立ってよ!」
何とか立ち上がり男の子を引っ張り上げようにも、男の子は号泣してパニック状態に陥っている。僕の言葉なんて、全く聞こえていないようだった。
目線は合わない。
まさか、と思って振り返ると。
ズン……! という地響きと共に、恐竜博物館に標本として展示されていそうな大きさの大蜥蜴が、こちらを見下ろしていた。
皮膚は火に覆われ、高温が噴き出しているのか、大蜥蜴の周囲の空気が歪んでいる。あれが火蜥蜴なんだろう。
「な……!」
本能が逃げろと叫んでいた。でも、恐怖のあまり竦んでしまう。
すると。
「……うわああああああっ!」
突然、男の子が四つん這いになりながら逃げ始めた。火蜥蜴が、男の子が逃げた方向へと顔を向ける。
――いけない!
何も考えられなかった。
勝手に、足が前に出た。
男の子と火蜥蜴とを結ぶ直線上に、両手を広げて立ちはだかる。
不思議と、恐怖はなかった。
火蜥蜴が、僕を見る。灼熱の炎が、皮膚をジリジリと焼いていく。
そっか。と思う。
きっとこれが僕がこの世界に来た意味だったんだ、とすんなり納得できた。
火蜥蜴に微笑みかける。不思議と心は凪いでいた。
「……君が僕を母さんの元に連れていってくれるの?」
火蜥蜴が、口を大きく開ける。
喉の奥に見えるのは、白色の炎。
――やっと、苦しみから解放される。
ゆっくりと瞼を閉じ、その時を待った。
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