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15 世話焼き年下同僚x仕事できるけど色々無自覚年上社畜(2023.07.27)

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 ここのところ夏バテ気味の社畜(38)。

 今日は少し前に転属してきた新メンバーの歓迎会。社畜は幹事なのに、明日のプレゼン資料作成を終業時間ギリギリに部長に押し付けられて欠席確定。

 部長は所謂パワハラタイプ。持ち上げるのに抵抗ない人間は優遇され、そうでない者はパワハラを受ける。

 思ってないことを言うと愛想笑いすら固まる社畜は勿論後者だった。

 幹事の癖にいつまで経ってもPCを閉じない社畜を見て「また残業? その手際悪いのどうにかしたら?」と言ったのは、部長の腰巾着の後輩(35)。顔よし愛想よしの営業成績よしなのになんであんな部長に従ってるんだろう、といつも不思議に思っていた。

 そもそもこのプレゼン資料も部長とこいつの客先用。いいご身分だなあおい! なんて争い事が苦手な社畜が言い返せる訳もなく、「はは……行けなくてごめんね、幹事役よろしく」としか返せなかった。

「……ふん」と後輩がみんなを追って出て行く。

「まーやるしかないな」と腕まくりをすると、資料をまとめていった。元々営業回りよりも内勤の方が適正がある社畜、資料作りは嫌いじゃない。それに夏バテ気味だったので、食欲もないから行っても楽しく飲めなかっただろう。資料は割とすぐに完成したけど、こっちの方が見た目がいいかなあなんてレイアウトを弄っている内に、飲み会が終わる時間はとうに過ぎていた。

「やば、終わらせよ」

 慌てる社畜。これには原因があった。飲み会の後、時折PCを取りに戻る人がいるのだ。酒が入り陽気になった同僚とはできたら鉢合わせしたくない。さすがに惨めだ。社畜ほいそいそと印刷を始めた。

 なのにあとちょっと、というところで紙切れになる。印刷用紙が入っている棚を開けると空っぽ。補充しとけや……と心の中で悪態をつきながら、倉庫へと向かう。

 すると廊下を出たところでばったり会ったのは、転属してきた転属(32)だ。

「お疲れ様です! まだ働いてたんですか?」
「うん、明日のプレゼン資料を作ってて」

 転属は、人当たりのいい柔和な笑顔が特徴のイケメンだ。男臭い後輩は男にモテるが、中性的な転属は彼女がいないこともあり、女性社員の注目を集めていた。

 社畜も若い頃は女性とのお付き合いもあったけど、毎日残業ばかりしている内に自然消滅がいつものパターン。正直、もう出会いはないと諦めている。親からは「せめて看取ってくれる友達だけは見つけておきなさいね」と言われた一人っ子、それが社畜だ。

 キョロ、と転属の後ろを確認する。誰もいない。

「転属はどうしたの? 部長、二次会に行きたがったんじゃない?」

 今日の名目は転属の歓迎会だ。当然経費から出る。二次会に主役が行かないと落ちるのかな? と心の中で首を傾げた。にしても、よくあの部長が許したなあと思っていると、転属が苦笑した。

「実は、お酒苦手なんです。一杯飲んだ時点で顔が赤くなって酔いが回るんで二杯目を断ったら、つまらないって言われちゃいました」
「全くあの人は……」

 パワハラにアルハラ。先日ハラスメント講習を受けた筈なのになあ、と頭痛を覚える。それでも部長でいられるのは、人脈という過去の遺産があるかららしい。

「ごめんね、代わりに謝っておくよ」
「え、社畜さんがなんで謝るんですか。おかしいの」

 ケラケラと明るく笑う転属の顔を見ていたら、自分もこれくらい明るかったらパワハラされることもなかったのかなあ、なんて考えてしまった。いけない、思考が暗いぞ、と首を振ると。

「社畜さん!?」
「す、すまない」

 立ちくらみがしてよろけた社畜を受け止めた転属。見た目以上にいい体つきに世の不公平さを感じながらも、ぐらぐらが止まないので体を預ける。転属は社畜の席まで連れていくと、椅子に座らせた。

 背もたれに寄りかかり仰向けになると、少し楽に。

「ちゃんと食べてます?」
「今日はまだ……」
「……最後に食べたのいつですか」

 社畜、ぐらつく視界の中考える。今朝は起きられなくて朝飯を食べられなくて、昼飯は社食に行こうと思ったら部長が雑用を押し付けてきて行けなかった。昨日の夜は残業で帰ったらスーツのまま即寝。

「えと……昨日のお昼?」
「あんた馬鹿ですか!」

 突然怒り出す転属。大して知らないのに怒るところ? と驚く。

「いや、ちょっと夏バテで食欲が……」
「あんた奥さんは? 恋人は?」
「い、いません」
「まさか一人暮らし?」
「はい……」

 呼び方あんたになったなあと思っていると、ギシ、と椅子が音を立てて軋む。ん? と思って目を開けると、肘掛けに両手を突いて転属が顔を近付けてきた。

「……顔色悪い」
「あ、すんません」
「ご飯食べに行きましょ」
「いや、まだ印刷が……」
「は? この状態でまだ仕事するの?」
「だ、だって明日のプレゼン……」

 ごねる社畜に呆れたか、転属が「はあ……」と溜息を吐く。

「分かりました、俺がやるから指示して」
「でも悪……」
「それか無理やり家に連れて帰るのとどっちがいい?」
「あ、指示しますお願いします手伝って下さい」

 ということで、印刷用紙を補充してもらって全部印刷してもらってクリアファイルに入れてもらった。見ていると分かるけど、些細なことの手際がいい。羨ましいなあ、とぼんやり眺めていたら、片付けていた転属が低い声を出す。

「この顧客、後輩さんのお客さんですよね?」
「な、なんでそれを」

 ぎくっとする社畜。パワハラされてるのがバレるとなんだか自分が幻滅されそうで、知られたくなかった。

「プレゼンの最後に名前入ってるでしょ」
「あ」
「どういうこと?」

 転属は笑顔だけど、なんか般若ぽくて怖い。

「え、いや、その……お、俺がやるって言ったの! うん!」
「本当?」
「本当本当!」

 疑わしそうな目で見られたけど、必死で誤魔化した。

 何とかその場は収まり、帰ることに。見かねた転属がタクシーで家まで送り届けてくれたけど、社畜の家の冷蔵庫の中身が空なのを見てまた般若に。

「なにこの冷蔵庫! 信じられねえ!」

 と言うと財布だけ持ってどこかへと消える。大汗掻いて戻ってきた転属の手にはコンビニ袋。おかゆやら果物やらパンやら沢山入っていて、「今すぐ食べて」と般若な顔で顔の前に突き出される。

 こいつ怖え! と思いつつ食べると、ようやく柔和な笑顔に戻った。

 片付けも全部済ませて脱いだスーツもハンガーに掛けてくれた転属、

「今夜はゆっくり休んで下さいね」

 と言うと社畜の頭をポン、と撫でて去る。

「……は?」

 なにこの激甘対応!? 女なら即落ちだ! と驚きながらも、満腹ですぐに寝てしまった。

 次の日から、転属の態度がおかしくなった。てっきり自己管理できてない社畜おっさんに呆られたかと思っていた。なのに「おはようございます!」と元気に挨拶した後、耳元で「朝ごはん食べました?」と囁く。

 お昼は部長に捕まってぐちぐち嫌味を言われている最中に割り込んできて、

「社畜さん、お昼一緒に行くって約束したじゃないですか! 部長すみません、借りていきますね!」

と笑顔で連れ去る。仕事中も、

「社畜さんの仕事って早くて丁寧ですよね! これなんか……てこれ後輩さんの仕事じゃないですか! 紛れちゃってたんですかねー? 後輩さーん! 混じってましたよー!」

 なんて笑顔でやるもんだから、後輩の顔の怖いこと怖いこと。

 定時になると「社畜さん、ご飯いきましょー!」と笑顔で連れ去られるので、数週間後には体調もすっかりよくなり、なんだか周りが自分たちを見る目が生温かい気がしている。

 真夏の鍋が食べたいと転属が言ったけど、社畜の家には鍋がない。

「じゃあうちに来てください!」

 となぜか目を輝かせる転属にほっこりしている自分に気付くと、

 「人恋しかったのかなあ」

 なんて思った。

 転属の家は社畜の長年住んでるボロアパートより綺麗で広い。

「鉄筋だから音も響かないしいいんですよ」

 と言って、大画面のテレビを指差し、

 「今度週末にあれで映画を大音量で観ません?」

 と誘われる。

 これまで休みの日は会ってなかった社畜。そこまで心配されてるのかと自己嫌悪に陥る。

「楽しそうだけど、俺ばっかに構ってると出会いもなくなるから悪いし」
「出会いはもうしてるのでこれ以上は必要ないですよ」
「そうなの? ならよかったけど」
「でしょ? わー楽しみ! 今度の金曜から泊まりにきて酒盛りしましょうよ」
「転属くん飲めないだろ」
「雰囲気で酔います」

 なんて感じで、誤魔化された気がしないでもないけど懐かれてるのは嬉しいので了承した。

 そして約束の金曜日。雑用があって他のフロアに行っていた社畜、そのフロアの休憩スペースに何故か後輩と転属がいるのを見て、咄嗟に隠れる社畜。

 二人は言い争っているようだ。

「おい転属、お前どういうつもりなんだよ」
「何のことか分かりませんけど」
「とぼけるなよ! 社畜さんのことって分かってんだろ!?」

 なんでここで自分の名前が? と驚く社畜。

 どうやら絡みにいったのが後輩で、呼び出されたのが転属の方らしい。

 ここ最近は転属が部長経由で振られた後輩の仕事を突っ返していたから、きっと恨みを買ったんだ。

 どうしよう、とオロオロする社畜。

 後輩は男性社員に人気の中心的人物。そんな彼に目を付けられたら、転属まで自分と同じ様な目に遭ってしまうかもしれない。

 二人の口論は続く。

「お前なんなんだよ! 社畜の周りをうろつきやがって!」
「後輩さんに関係ありませんよね」
「大アリだよ!」
「へえ? どんな関係ですか? 言ってみてくださいよ」

 日頃甘すぎるほど優しい転属の煽り口調に、転属が怒っていると思った社畜。これは今すぐ止めないと! と踏み込もうと決意する。

 さあ今だ、いけ俺! と踏み出した時、後輩の声が聞こえた。

「転属は知らないんだよ! あの人はな、この部署に入ってきた時に部長にセクハラされてたんだよ!」
「え……っセクハラ?」

 転属の驚く声。社畜も驚いていた。全く見に覚えがなかったからだ。しかも話が見えない。

 社畜は踏み込むのをやめて続きを聞くことにした。

「ベタベタ肩や腰やしまいにはケツまで触ってたし、気に入らない奴にあの人の仕事を振っちゃあ二人で飲みに行こう、家に来いって誘ってたんだぞ!」
「最低だなあの部長」

 確かにこの部署に転属してきた時、距離が近い人だなあとは思った。だけど男同士だし、部長は昭和の人だから……と自分に言い聞かせていた社畜。あれはセクハラだったのか! と目から鱗だった。

 仕事が回ってこないのは、干されているのかと思い、受けの仕事を振られていた相手に頭を下げて返してもらった。だけどそれをすると部長の機嫌が悪くなり「俺と飲みに行くのが嫌なのか!」と怒鳴られたことも何度もあった。

 部長の嫌がらせだと思っていたら、まさかそんなことだったとは。

「だろ!? だからあの人の処女が奪われないように必死で部長をおだてて引き離したんだよ!」

 後輩の話は驚きの連続だった。

 部長は可愛さ余って憎さ百倍になってしまい、社畜にパワハラをするようになったそうだ。

 だけど社畜は資料のまとめや数字管理などがとても優秀。

 社畜が不憫だと思った後輩は「社畜が得意だから任せてみましょう」と他の人の目につく資料作成を社畜に回した。社内で認めさせたら、部長も馬鹿なパワハラをやめるんじゃないかと思ったそうだ。飲み会に参加させなかったのは、部長がまたセクハラする可能性を減らすため。

 そうか、後輩は自分のことを嫌っていた訳じゃないのか、とジンとする社畜。

 社畜が感動している間にも、二人の会話は続く。

「よくやりましたね、偉いですよ後輩さん」
「なんか上からでむかつくなお前!」
「社畜さん、雰囲気ありますからね。馬鹿なパワハラ部長の毒牙にかからなくてよかったです」
「俺えらいだろ?」
「で? なんで社畜さんは分かってないんです? 教えてあげたらよかったのに」

 そうだそうだ、よくぞ聞いてくれたぞ転属さん! と心の中で褒める社畜。

 と、後輩が悔しそうに言った。

「あの人、いくら言っても伝わらないんだよ……!」

 ……最初の頃は怒り顔でよく話しかけてくるなーとは思っていた。でもいつも怒り口調だから怖くて、萎縮している間に会話が終わってたような。何か言っていたとしたらその間だけど、悪いけど記憶にない。

「どうせまた怒りながら言ったんでしょう? 社畜さん、可哀想に」
「うっ」

 よくぞ言ってくれたぞ転属さん! とまた心の中で褒める。

「で、処女だってどうして知っているのか教えてもらえますか」
「なんでお前にそんなこと教えないといけないんだよ!」

 ……処女? 処女ってなに? 俺男だけど? と小首を傾げる社畜。

「ライバルかどうかを確認する為ですよ」

 転属の言葉を聞いて、「あ、転属さんは後輩くんと切磋琢磨したいのか!」と理解。

 処女云々はよく分からないけど、社畜のことで不仲になりたくない意味と取った。

 もうこれ以上盗み聞きしちゃ悪いな、とその場をそっと離れる社畜だった。

 社畜が仕事をしていると執務エリアに戻ってきた後輩と転属。

 社畜と目が合った後輩に怒り顔で思い切り顔を背けられ、意味が分からないなあ、とはてなマークを浮かせた社畜だった。

 その日の夜、約束通り転属の家に遊びに行く。

 転属の作ったご飯をご馳走になり、わざわざ社畜の為に用意しておいてくれたシャンパンを片手にソファーに坐り、いざ映画鑑賞。

「これ美味しいね」

 と社畜が笑いかけると、飲まないと言っていた転属が「一口下さい」と社畜のグラスを手に取りぐびっと飲む。

 お酒弱いのに大丈夫かな? と思いつつも、始まった映画に夢中になっていく社畜。

 横では転属がどんどんシャンパンを飲んでいく。

 次第にぐでっと社畜に寄りかかってきた。

「大丈夫?」
「……大丈夫じゃないです」
「お酒飲めないのにどうしちゃったの?」

 すると、思ってもみない返答が。

「お酒は苦手だけど飲めなくはないです」
「あれ?」
「一杯飲むと顔が赤くなって酔いが回るだけで、いくらでも飲めます」
「ええ? そうだったの?」

 映画よりも転属が気になってしまう社畜。

「でもじゃあどうして今日はこんなに飲んだの? 目が回っちゃってるんでしょ?」
「……これまでは、お酒が入ると本音が出ちゃうから飲まないようにしてたんです」
「本音?」

 なんだろう。本当は迷惑なんだよ、とかだったらどうしよう……、と不安に思い始める。だって、社畜は年上で転属より6つも年上なのに、転属に助けられてばかりだ。お人好しの転属は放っておけなかっただけなのかもしれない。

「お、俺、いつも迷惑かけてたもんな……はは、ご、ごめんな?」
「……は?」
「あれかな、気になる人見つけたって言ってたもんな。こんなに一緒にいて悪いとは思ってるよ。俺も甘えすぎてると思ってたし」
「ちょっと待って、なに言ってんの?」
「え? 俺の面倒見きれないって話かなーと」
「違うっ!」

 両肩をものすごい力で掴まれた。真っ赤な顔の転属が、涙目になっている。

「え? 違う……のか?」
「違う! 俺が言わないようにしてたのは、社畜さんが好きで独り占めしたいってことだ! 甘えすぎなんてない! 俺の庇護欲はまだまだ満たされないから!」

 突然の告白に、ぽかんとする社畜。好き? 好きってどういうこと? と混乱している。

「ずっと匂わせてたのに、社畜さんってば全然意識もしてくれない! だからまだだまだだってずっと言い聞かせてたけど、このままだと横取りされるかもって思ったら耐えられなくて!」
「横取り? ちょっとまて、話が」
「だからお酒を飲んだら社畜さんに振られるかもっていう恐怖が減るかもと思ったんだよ! 好き! 大好き! 俺と付き合って、断らないで!」

 ものすごい勢いに圧倒されて、思わず「あ、はい」こくりと頷いてしまった社畜。

 それを見た転属、嬉し泣きしながら社畜を押し倒す。

 あれよあれよという間に押し倒され、次に泣かされたのは社畜の方だった。

 うわー自分転属さんに抱かれてるよーと今の状況に驚きながらも、全然嫌じゃないしむしろ嬉しい。

 転属によると、社畜を転属初日に見た時、社畜の静かで穏やかな雰囲気が気になったらしい。小さく笑った笑顔が可愛いし、部長にパワハラされていてもあんまりメンタルに来てなくて淡々としてそうのが面白いなーと思って見ていた。

 意外にも書類仕事は早いのに丁寧で正確。同僚はパワハラ部長が怖くて社畜と親しくできなかったみたいなので、だったら新参者の自分が、と思っていたのに飲み会に来ない。どうしても気になって会社に戻ったら、やっぱりいる。

「真っ青な顔で倒れたところを支えた時、俺の中にブワーッと愛が溢れて」
「そんなタイミングなの?」
「自覚したのがその時だっただけで、もう好きだったんですよ」
「へ、えへへ」

 ぐったりとしながらも照れる社畜を見てキュンとした顔になった転属。

「他の奴が告白してきても断って下さいね?」
「他の奴? ないない」
「いいから約束! ね?」
「ん、約束な」

 翌日、起き上がれなかった社畜の世話をせっせとしてくれた転属。だけど起き上がれそうと思ったところでまた抱かれて、日曜日もお世話をされる社畜だった。

 後日後輩に呼び出されて告白をされる社畜だったけど、嘘を吐けないので「今転属と付き合ってるんだ、ごめんね」と言って泣かせる。その報告を聞いた転属は、嬉しさのあまり社畜を限界まで泣かせたのだった。
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