81 / 89
81 決戦の始まり
しおりを挟む
城の鍛錬場に、剣戟の音が絶え間なく鳴り響く。
つい先日まで、俺は双子と剣術の訓練をしていた。だから現役の頃にかなり近いところまで腕前は戻っている筈だ。
だけど今のところ、俺は防戦一方だった。切り掛かってもすぐに弾かれて、距離を取られちまう。ああー! イライラする!
「はっ!」
ロイクが跳躍した。落ちてくる勢いに乗せて、重い剣が振り下ろされる!
ギンッ! と双剣を交差することで受け止めたけど、ロイクは両手剣なこともあり、くっそ重い!
「オラアッ!」
衝撃の勢いで沈む膝。反動を利用して、立ち上がりざまロイクの剣を上に弾く。
「クッ!」
両脇がガラ空きだ!
隙を狙い、薙ぎ払おうと回転斬りを仕掛けた。
ロイクは瞬時に後退すると、一旦距離を置く。
くそお、また逃げられた!
「ちょこまかと……!」
「どうしたファビアン? 動きが鈍いようだが」
余裕そうな微笑を浮かべるロイク。むかつくなあいつ!
「うるせーっ!」
トーン、トーンと一定の律動で跳躍しながら、俺の隙を窺ってやがる。
やっぱりあいつの身体能力は、とんでもないものがあった。クロイスが三分の一を持っていったにしても、三分の二でこれだ。
力だけを取れば、ロイクの方が断然上だった。それにあいつはまだ魔法を使っていない。まだまだ本気を出してないってことだ。
「ちっくしょー……!」
と、見学していた双子たちが俺に声援を送る。
「ビイ、頑張ってー!」
「ビイ、挑発に乗っちゃだめだ! ビイの得意な部分を出して!」
クロイスの言葉にハッとする。俺がロイクより優っているところ。昨夜の房事の最中に、クロイスが教えてくれたことだ。
半分脳みそが溶けかかってる時に繰り返し言われたからか、クロイスの肌の熱と共に思い出した。
「――おう!」
クロイスの肌の熱を思い出すと、クロイスを守らないとという想いが同時に溢れる。
闘志が湧き起こってきた。落ち着け俺、冷静になれ。ロイクの動きを観察し、斬り込む頃合いを測るんだ。
まさかあいつ、俺が凹みそうになった時のこの作用を狙ってたんじゃないだろうな。策士だから、あり得る。あとで聞いてみよう。
ぐ、と軸足に力を込めた。ロイクが地面を蹴った瞬間、急襲する!
双剣で連続攻撃を繰り出すと、ギンギンギンッ! という金属音と共に火花が散った。
ロイクが上から目線で笑う。
「ファビアン、少しは勘が戻ってきたのかな?」
「余裕ぶってられるのも今の内だ!」
ロイクは最初、余裕な表情で全てを流していた。けど俺が猛攻を止めないと、少しずつ反応が遅れてき始める。
止まるな俺! 切れ! 切りまくれ!
「うおおおっ!」
連続攻撃に、とうとうロイクの腕が上に跳ね上がった! ロイクの顔が驚愕に歪む。ひゃっはー!
「なにっ!」
「今だ!」
ガラ空きになった腹部に左の剣が掠る! 次は右!
「ぐっ!」
鮮血がピッと飛び、ロイクは一気に後ろへと飛んだ。切れた服がヒラヒラしている。ようやく当たった。
「……まさかここまで動けるとはな」
ロイクがこめかみをピクピクいわせる。よし、ここで煽りだ! と俺はクロイスの助言に従ってロイクを煽り始めた。
「お陰様で、鍛錬は怠ってないんでな! お前はちょっとサボり気味なんじゃねーの?」
いつもは引き攣れてしまう左腕が、やけに軽い。まるで傷なんてなかったかのようだ。
クロイスの奴、お守りって一体何をしたんだろう。
ロイクが苦々し気に吐き捨てた。
「そのようだな……」
俺の武器は、素早さにある。
ロイクよりは一撃の重さは軽いけど、間を置かずに攻撃し続ければ今のように打ち勝てるだろう、というのがクロイスからの助言だった。
それと、極力相手の攻撃は正面から受けず、ロイクが卑怯だなんだと言おうが避ける、または受け流すこと。
先程までの俺は、ロイクに対する苦手意識が強すぎて、そんなことも頭から抜け落ちていたらしい。びびりすぎだろ、しっかりしろ、俺。
攻撃が当たったことで、焦りがサーッと晴れていった。
「よし!」
身体も大分暖まってきた。身体もいつもよりも軽く感じる。さあ、ここからが本番だ。
「いくぞ!」
心が知らず竦んだら、身体も強張っていた。思い出せ。俺は英傑の剣聖ファビアンだぞ。
――誰よりも早く軽やかに舞う俺が、衰えたロイクに負ける訳がない。
重心を大きく前にかけて一気に走り出すと、飛ぶ鳥の如く素早くロイクに詰め寄る。ロイクは俺の左側から切り付けてきた。
俺は素早く右に回転、ロイクの背後で跳躍すると、ロイクの振り向きざまの一撃がブン! と空を切る。
体勢を崩したロイクの肩に飛び乗ると、これまでの鬱憤を晴らすべくロイクの脳天を踏みつけて跳躍した。
「この!」
頭を踏まれるなんて、こいつには屈辱以外の何ものでもないんだろう。明らかに余裕をなくした怒りの表情で、ブン! と上から下に剣を薙ぐ。
俺が斜めに回転しながら剣戟を繰り出すと、ロイクは軸足で回転し、俺の左側を執拗に狙い続けた。
こいつ、俺の左側ばかり狙ってきてやがるな。
生死を賭けた戦いであれば当然っちゃあ当然の戦法だけど、決闘で曲がりなりにも王様がいいのか。
だけど残念、今日の俺は絶好調なんだ。クロイスのお守り(謎だけど)のお陰でな!
双剣を振った勢いで、軽やかに前方向に回転する。空振ったロイクの頸椎ががら空きになったのを素早く確認し、捻りを入れた回し蹴りを決めた。
「ぐう……っ!」
だけど。
「うわっ!」
「やあファビアン、この隙を待っていたよ」
「このヤロー!」
ロイクの首を蹴った俺の足は、ロイクが放った氷魔法によってロイクに貼り付いてしまった! うわっ嫌だ!触りたくねえ!
そうこうしている内にも身体の表面が氷が覆われていき、身体を動かせなくなってくる。
「く……っ」
こいつ、俺が直接こいつに触れるのを待ってやがったのか。
ロイクは俺の顎の下をツー、と指でなぞると、忌々しげに吐き捨てた。
「……若い雄の活きのよさに流されたか?」
目が細められると、ロイクは顎下の指を俺のシャツの合わせの隙間に入れる。俺は丁度双子たちに背中を向けているから、ロイクの痴態はあいつらからは見えないようになっていた。
ロイクは目をギラギラさせながら、二日間散々弄り回されて腫れて敏感になっている乳首を、ぎゅっと摘んだ。
「ぐ……っ」
「いい年をしてこんなに腫らして。そんなに飢えてたのかな?」
「うるせえよ」
ロイクが他の場所は触りたいからか、はたまたロイクの魔力が落ちているのか、凍っているのは手足の表面だけだ。どうにか足を剥がして表面の氷を割れば、何とかなるんじゃないか。
ロイクが、ギリリと唇を噛む。
「身体中に痕をつけさせたのか……?」
俺はなるべく反応を見せないようにしつつ、おお、これが嫉妬ってやつか、と思った。
昨日教えてもらってよかった。何故なら、こいつを逆上させる方法が分かったからだ。
ロイクに有効なのは、上に立たせないこと。上に立たせない為には、逆上させるのが手っ取り早い。
俺はニヤリと笑うと、言ってやった。
「ああ、身体中どこもかしこも付きまくってるなあ」
「ファビアン……!」
ロイクの目に、激情の炎が宿る。
「親子なのにお前と全然違って、滅茶苦茶うまかったぜ」
俺が言った直後。
「――黙れえええっ!」
俺は構える。
ロイクは大きく振り被ると、俺の腹めがけて拳をぶち当てた。
つい先日まで、俺は双子と剣術の訓練をしていた。だから現役の頃にかなり近いところまで腕前は戻っている筈だ。
だけど今のところ、俺は防戦一方だった。切り掛かってもすぐに弾かれて、距離を取られちまう。ああー! イライラする!
「はっ!」
ロイクが跳躍した。落ちてくる勢いに乗せて、重い剣が振り下ろされる!
ギンッ! と双剣を交差することで受け止めたけど、ロイクは両手剣なこともあり、くっそ重い!
「オラアッ!」
衝撃の勢いで沈む膝。反動を利用して、立ち上がりざまロイクの剣を上に弾く。
「クッ!」
両脇がガラ空きだ!
隙を狙い、薙ぎ払おうと回転斬りを仕掛けた。
ロイクは瞬時に後退すると、一旦距離を置く。
くそお、また逃げられた!
「ちょこまかと……!」
「どうしたファビアン? 動きが鈍いようだが」
余裕そうな微笑を浮かべるロイク。むかつくなあいつ!
「うるせーっ!」
トーン、トーンと一定の律動で跳躍しながら、俺の隙を窺ってやがる。
やっぱりあいつの身体能力は、とんでもないものがあった。クロイスが三分の一を持っていったにしても、三分の二でこれだ。
力だけを取れば、ロイクの方が断然上だった。それにあいつはまだ魔法を使っていない。まだまだ本気を出してないってことだ。
「ちっくしょー……!」
と、見学していた双子たちが俺に声援を送る。
「ビイ、頑張ってー!」
「ビイ、挑発に乗っちゃだめだ! ビイの得意な部分を出して!」
クロイスの言葉にハッとする。俺がロイクより優っているところ。昨夜の房事の最中に、クロイスが教えてくれたことだ。
半分脳みそが溶けかかってる時に繰り返し言われたからか、クロイスの肌の熱と共に思い出した。
「――おう!」
クロイスの肌の熱を思い出すと、クロイスを守らないとという想いが同時に溢れる。
闘志が湧き起こってきた。落ち着け俺、冷静になれ。ロイクの動きを観察し、斬り込む頃合いを測るんだ。
まさかあいつ、俺が凹みそうになった時のこの作用を狙ってたんじゃないだろうな。策士だから、あり得る。あとで聞いてみよう。
ぐ、と軸足に力を込めた。ロイクが地面を蹴った瞬間、急襲する!
双剣で連続攻撃を繰り出すと、ギンギンギンッ! という金属音と共に火花が散った。
ロイクが上から目線で笑う。
「ファビアン、少しは勘が戻ってきたのかな?」
「余裕ぶってられるのも今の内だ!」
ロイクは最初、余裕な表情で全てを流していた。けど俺が猛攻を止めないと、少しずつ反応が遅れてき始める。
止まるな俺! 切れ! 切りまくれ!
「うおおおっ!」
連続攻撃に、とうとうロイクの腕が上に跳ね上がった! ロイクの顔が驚愕に歪む。ひゃっはー!
「なにっ!」
「今だ!」
ガラ空きになった腹部に左の剣が掠る! 次は右!
「ぐっ!」
鮮血がピッと飛び、ロイクは一気に後ろへと飛んだ。切れた服がヒラヒラしている。ようやく当たった。
「……まさかここまで動けるとはな」
ロイクがこめかみをピクピクいわせる。よし、ここで煽りだ! と俺はクロイスの助言に従ってロイクを煽り始めた。
「お陰様で、鍛錬は怠ってないんでな! お前はちょっとサボり気味なんじゃねーの?」
いつもは引き攣れてしまう左腕が、やけに軽い。まるで傷なんてなかったかのようだ。
クロイスの奴、お守りって一体何をしたんだろう。
ロイクが苦々し気に吐き捨てた。
「そのようだな……」
俺の武器は、素早さにある。
ロイクよりは一撃の重さは軽いけど、間を置かずに攻撃し続ければ今のように打ち勝てるだろう、というのがクロイスからの助言だった。
それと、極力相手の攻撃は正面から受けず、ロイクが卑怯だなんだと言おうが避ける、または受け流すこと。
先程までの俺は、ロイクに対する苦手意識が強すぎて、そんなことも頭から抜け落ちていたらしい。びびりすぎだろ、しっかりしろ、俺。
攻撃が当たったことで、焦りがサーッと晴れていった。
「よし!」
身体も大分暖まってきた。身体もいつもよりも軽く感じる。さあ、ここからが本番だ。
「いくぞ!」
心が知らず竦んだら、身体も強張っていた。思い出せ。俺は英傑の剣聖ファビアンだぞ。
――誰よりも早く軽やかに舞う俺が、衰えたロイクに負ける訳がない。
重心を大きく前にかけて一気に走り出すと、飛ぶ鳥の如く素早くロイクに詰め寄る。ロイクは俺の左側から切り付けてきた。
俺は素早く右に回転、ロイクの背後で跳躍すると、ロイクの振り向きざまの一撃がブン! と空を切る。
体勢を崩したロイクの肩に飛び乗ると、これまでの鬱憤を晴らすべくロイクの脳天を踏みつけて跳躍した。
「この!」
頭を踏まれるなんて、こいつには屈辱以外の何ものでもないんだろう。明らかに余裕をなくした怒りの表情で、ブン! と上から下に剣を薙ぐ。
俺が斜めに回転しながら剣戟を繰り出すと、ロイクは軸足で回転し、俺の左側を執拗に狙い続けた。
こいつ、俺の左側ばかり狙ってきてやがるな。
生死を賭けた戦いであれば当然っちゃあ当然の戦法だけど、決闘で曲がりなりにも王様がいいのか。
だけど残念、今日の俺は絶好調なんだ。クロイスのお守り(謎だけど)のお陰でな!
双剣を振った勢いで、軽やかに前方向に回転する。空振ったロイクの頸椎ががら空きになったのを素早く確認し、捻りを入れた回し蹴りを決めた。
「ぐう……っ!」
だけど。
「うわっ!」
「やあファビアン、この隙を待っていたよ」
「このヤロー!」
ロイクの首を蹴った俺の足は、ロイクが放った氷魔法によってロイクに貼り付いてしまった! うわっ嫌だ!触りたくねえ!
そうこうしている内にも身体の表面が氷が覆われていき、身体を動かせなくなってくる。
「く……っ」
こいつ、俺が直接こいつに触れるのを待ってやがったのか。
ロイクは俺の顎の下をツー、と指でなぞると、忌々しげに吐き捨てた。
「……若い雄の活きのよさに流されたか?」
目が細められると、ロイクは顎下の指を俺のシャツの合わせの隙間に入れる。俺は丁度双子たちに背中を向けているから、ロイクの痴態はあいつらからは見えないようになっていた。
ロイクは目をギラギラさせながら、二日間散々弄り回されて腫れて敏感になっている乳首を、ぎゅっと摘んだ。
「ぐ……っ」
「いい年をしてこんなに腫らして。そんなに飢えてたのかな?」
「うるせえよ」
ロイクが他の場所は触りたいからか、はたまたロイクの魔力が落ちているのか、凍っているのは手足の表面だけだ。どうにか足を剥がして表面の氷を割れば、何とかなるんじゃないか。
ロイクが、ギリリと唇を噛む。
「身体中に痕をつけさせたのか……?」
俺はなるべく反応を見せないようにしつつ、おお、これが嫉妬ってやつか、と思った。
昨日教えてもらってよかった。何故なら、こいつを逆上させる方法が分かったからだ。
ロイクに有効なのは、上に立たせないこと。上に立たせない為には、逆上させるのが手っ取り早い。
俺はニヤリと笑うと、言ってやった。
「ああ、身体中どこもかしこも付きまくってるなあ」
「ファビアン……!」
ロイクの目に、激情の炎が宿る。
「親子なのにお前と全然違って、滅茶苦茶うまかったぜ」
俺が言った直後。
「――黙れえええっ!」
俺は構える。
ロイクは大きく振り被ると、俺の腹めがけて拳をぶち当てた。
23
お気に入りに追加
179
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺(紗子)
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
【完結】別れ……ますよね?
325号室の住人
BL
☆全3話、完結済
僕の恋人は、テレビドラマに数多く出演する俳優を生業としている。
ある朝、テレビから流れてきたニュースに、僕は恋人との別れを決意した。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
My heart in your hand.
津秋
BL
冷静で公平と評される風紀委員長の三年生と、排他的で顔も性格もキツめな一年生がゆっくり距離を縮めて、お互いが特別な人になっていく話。自サイトからの転載です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる