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71 契約条件
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クロイスが辛そうに目線を落とした。
段々と、クロイスとクロードの姿が重なって見えてくる。
前から似ているとは思っていたけど、顔は似ていないから不思議に思っていた。だけど気付いたんだ。ふとした仕草が似ているんだと。真顔から小さな笑みに変わる瞬間とか、今みたいな表情とかも、全部。
「最後の方に何度か、聴覚魔法で二人の事後の会話を拾えた時があったんだ。多分、厄災討伐も近くなって、これまでバレてなかったからロイクも油断したんだと思う」
二人の事後の会話。思い出すと、不快さが込み上げてくる。
毎回、ロイクは俺を好き勝手に抱いた。当時の俺はロイクしか知らなかったから分かってなかったけど、ロイクの抱き方は俺のことなんて考えない独りよがりのものだった。ロイク以降の恋人に抱かれて、あれは色々と違ったんだとやっと気付けた。
ろくに解してもないのに無理やり突っ込まれて苦しいのと痛いのに加わり、解れた後は繰り返される快楽が辛くてやめてと訴えても、絶対に止まらなかった。
なのに自分が俺の中で果てた途端、聖人君子の顔に戻って俺の腰に縋った。「ごめん、正気じゃなかったんだ許して」と。「ファビアン、私は怖いんだ。厄災に立ち向かう勇気がほしいんだ。私を慰めて」と。
あの時は絆されたと思っていた。今は反吐が出そうだ。
叶えるのは全てロイクの願いだけで、俺の願いはひとつだって叶えちゃくれなかった。どれだけ勝手なんだよ、あの勇者。
思い出して苛々し始めたのを察したのか、クロイスが俺の手を握り締める。オレは分かってるよと言われているようで、少し苛立ちが収まってきた。
「ビイに縋りながら囁く言葉の数々は、甘えなんかじゃなくて卑劣な呪いに聞こえた」
呪いってどういうことだ? 首を傾げると、クロイスは俺の手の甲を撫でながら悔しそうに頭を振った。
「ビイは気付かなかった? 暗に抱かせてあげないと厄災を倒せない、仲間を守り切れないと繰り返し言っていたのを」
「え……」
これ、マジで聞いたことがないと知らないやつだぞ。「あ、これ本物のクロードかもしれない」と考えが大きく傾きそうになり、「いや待て、最後まで話を聞いてからだ」と別の俺が押し返す。
「ビイが痛いんだいい加減にしろって泣いても怒っても、ファビアンが許してくれないと心が保たないとか言ってビイを精神的に縛り付けていた」
絶句した。あれって……そういうことだったのか? 確かに言われたけど。毎回縋って言われたけど。
冷や汗が、じわりと吹き出してきた。
クロイスは辛そうに眉を歪めながらも、続ける。
「ビイは苦しそうだった。逃げ場がなかったビイに繰り返すことで、ビイはロイクに身体を差し出さないといけないと思い込まされていたんだと思う」
「そ、そんな……俺、だって確かにロイクのことを何とかしてやりたいって……」
「それこそが誘導されて操られていた証拠じゃないの?」
ぐ、と言葉に詰まる。
はあー、とクロイスが悲しそうな息を吐いた。
「身体の自由を奪っておいて、ビイしかいないようなことを繰り返し言って甘えた素振りを見せたのは、全部ビイを支配して逃さない為だと思うよ」
「うそだ……だって、俺はロイクとの未来は考えていなかったぞ。そもそも離れる気だったのに、支配されていたって?」
クロイスが、死刑宣告でも告げるような昏い目をして頷く。
「そうだね。ビイは最後のところで自分を保っていた。曲りなりにも竜の痣を持つ英傑の剣聖だからね、完全に支配できるものじゃないんだと思う」
「だろー? ほら、だから……」
「ロイクは本能的にそれに気付いてたんじゃないかな。だから徹底的に支配しようとしたんだと思う」
クロイスは、とんでもないことを言う。
「それでも駄目だったら、厄災討伐の後、オレとオリヴィアの知らない間にビイを拉致して抱き潰して監禁するんじゃないかとオレは恐れた。このままだと可能性は高そうだと思ってたよ」
「うえ……っ」
ゾッとした。あいつの執着度合いなら、十分にあり得ると思ってしまったからだ。
俺の顔色が変わったのを見て、ビイが心配そうな顔になる。
「……ビイ? 話、やめとく?」
俺は無言のままふるふると首を横に振った。
「……竜の鍵穴に誰が入るかってなった時、ビイは真っ先に名乗りを挙げたね」
「うん……」
「ロイクは王太子になるんだからって言っただろ。そこでオレを候補に挙げなかったのは何故だ?」
クロイスに静かに問われて、俺は当時の気持ちを懸命に思い出そうとした。――本当は、思い出さなくても覚えているけど。
唇が勝手に震える。認めたくなかった。だって俺は剣聖だよ? すごく強い筈じゃないか。それなのに俺は。
その時突然、俺の頭の中に懐かしいアルバンとセルジュの声が響き渡った。二人の声が、言っている。『逃げろ』と。
そうだ、二人に散々言われたじゃないか。懐かしさとともに、許された気になった。
――剣聖だって逃げたくなっていいんだと。
おっさんの癖に、また情けない涙がぼたぼたと溢れてきた。
「俺……逃げたかったんだ……!」
「うん」
クロイスが頭を撫でる。やばい。こいつの手は俺の心をいつも柔らかくするから、涙が止まらなくなる。
「俺は……! ロイクが怖かった、だから逃げたくて、でも逃げられる自信がなくて、なら俺が犠牲になればあいつは黄泉にまでは追ってこないと思ったから……!」
ああ、俺は怖かったんだ。あの時から、ロイクの重たすぎる性愛に恐怖を感じていたんだ。
「うん、ビイ。よく気付いたね」
いい子だね、と俺の頭を抱き寄せる弟子と、むせび泣く師匠の俺。
「クロイス……!」
クロイスに縋り付くと、暖かかった。俺の方が強いのに。年上なのに、どうしてこんなに安心するんだろう。
でももう、そんなのどうだっていい。
トン、トン、とクロイスに優しく俺の背中を叩かれていると、ロイクと出会って以来ずっと心の奥底に隠れ潜んでいた、ロイクに対する無限の恐怖が収まってくるのが分かった。
「――ロイクは死ぬ気はなかった。あいつは欲しがりで臆病者だ。あのままオレが口出ししなければ、いずれいつもの申し訳なさそうな顔と無駄に立つ弁で、オレが無条件に犠牲になることが決定していただろうね」
穏やかな口調だったけど、話す内容はとてもそぐわっているとは思えなかった。
「だからオレは先手を打つことにした」
「先手……?」
ふ、とクロイスが小さく笑う音が頭上から降ってくる。
「そう。あいつが悪知恵を働かせる前に、オレが先に悪知恵を働かせたってことだよ」
「勿体ぶらずに言えよ」
泣いた手前顔を上げるのが若干恥ずかしかったけど、軽く睨むようにして顔を上げた。クロイスは口に弧を描く。
「その一、オリヴィアと結婚して子を成すこと。離婚は禁ずる」
「え」
予想していなかった内容に、俺はぽかんとしてしまった。
「その二、ファビアンを抱く、またはイかせることは禁ずる」
なんていう内容だ。
「その三、ファビアンを死なせてはならない」
ハッと気付く。聖国マイズの噴水前でのロイクの言葉。あいつはあの時何と言ってた? 確か――。
「ひとつでも契約条件が破られた場合、ロイクは死を迎える。ファビアンを死なせた場合、ロイクの死を以てファビアンは生き返る」
そうだ、死ぬところだったと言ってた。合致した。話が全部かっちりとはまった――。
それにしても。
「い、生き返る?」
目を大きく開くと、クロイスは薄く笑いながら頷いた。
「ロイクがいない所でビイが生きるのは、あいつには耐え難いと思ったんだ。案の定、あいつは俺の条件に乗ってきた」
なんてこった。俺の口が、ぱかっと開いた。
段々と、クロイスとクロードの姿が重なって見えてくる。
前から似ているとは思っていたけど、顔は似ていないから不思議に思っていた。だけど気付いたんだ。ふとした仕草が似ているんだと。真顔から小さな笑みに変わる瞬間とか、今みたいな表情とかも、全部。
「最後の方に何度か、聴覚魔法で二人の事後の会話を拾えた時があったんだ。多分、厄災討伐も近くなって、これまでバレてなかったからロイクも油断したんだと思う」
二人の事後の会話。思い出すと、不快さが込み上げてくる。
毎回、ロイクは俺を好き勝手に抱いた。当時の俺はロイクしか知らなかったから分かってなかったけど、ロイクの抱き方は俺のことなんて考えない独りよがりのものだった。ロイク以降の恋人に抱かれて、あれは色々と違ったんだとやっと気付けた。
ろくに解してもないのに無理やり突っ込まれて苦しいのと痛いのに加わり、解れた後は繰り返される快楽が辛くてやめてと訴えても、絶対に止まらなかった。
なのに自分が俺の中で果てた途端、聖人君子の顔に戻って俺の腰に縋った。「ごめん、正気じゃなかったんだ許して」と。「ファビアン、私は怖いんだ。厄災に立ち向かう勇気がほしいんだ。私を慰めて」と。
あの時は絆されたと思っていた。今は反吐が出そうだ。
叶えるのは全てロイクの願いだけで、俺の願いはひとつだって叶えちゃくれなかった。どれだけ勝手なんだよ、あの勇者。
思い出して苛々し始めたのを察したのか、クロイスが俺の手を握り締める。オレは分かってるよと言われているようで、少し苛立ちが収まってきた。
「ビイに縋りながら囁く言葉の数々は、甘えなんかじゃなくて卑劣な呪いに聞こえた」
呪いってどういうことだ? 首を傾げると、クロイスは俺の手の甲を撫でながら悔しそうに頭を振った。
「ビイは気付かなかった? 暗に抱かせてあげないと厄災を倒せない、仲間を守り切れないと繰り返し言っていたのを」
「え……」
これ、マジで聞いたことがないと知らないやつだぞ。「あ、これ本物のクロードかもしれない」と考えが大きく傾きそうになり、「いや待て、最後まで話を聞いてからだ」と別の俺が押し返す。
「ビイが痛いんだいい加減にしろって泣いても怒っても、ファビアンが許してくれないと心が保たないとか言ってビイを精神的に縛り付けていた」
絶句した。あれって……そういうことだったのか? 確かに言われたけど。毎回縋って言われたけど。
冷や汗が、じわりと吹き出してきた。
クロイスは辛そうに眉を歪めながらも、続ける。
「ビイは苦しそうだった。逃げ場がなかったビイに繰り返すことで、ビイはロイクに身体を差し出さないといけないと思い込まされていたんだと思う」
「そ、そんな……俺、だって確かにロイクのことを何とかしてやりたいって……」
「それこそが誘導されて操られていた証拠じゃないの?」
ぐ、と言葉に詰まる。
はあー、とクロイスが悲しそうな息を吐いた。
「身体の自由を奪っておいて、ビイしかいないようなことを繰り返し言って甘えた素振りを見せたのは、全部ビイを支配して逃さない為だと思うよ」
「うそだ……だって、俺はロイクとの未来は考えていなかったぞ。そもそも離れる気だったのに、支配されていたって?」
クロイスが、死刑宣告でも告げるような昏い目をして頷く。
「そうだね。ビイは最後のところで自分を保っていた。曲りなりにも竜の痣を持つ英傑の剣聖だからね、完全に支配できるものじゃないんだと思う」
「だろー? ほら、だから……」
「ロイクは本能的にそれに気付いてたんじゃないかな。だから徹底的に支配しようとしたんだと思う」
クロイスは、とんでもないことを言う。
「それでも駄目だったら、厄災討伐の後、オレとオリヴィアの知らない間にビイを拉致して抱き潰して監禁するんじゃないかとオレは恐れた。このままだと可能性は高そうだと思ってたよ」
「うえ……っ」
ゾッとした。あいつの執着度合いなら、十分にあり得ると思ってしまったからだ。
俺の顔色が変わったのを見て、ビイが心配そうな顔になる。
「……ビイ? 話、やめとく?」
俺は無言のままふるふると首を横に振った。
「……竜の鍵穴に誰が入るかってなった時、ビイは真っ先に名乗りを挙げたね」
「うん……」
「ロイクは王太子になるんだからって言っただろ。そこでオレを候補に挙げなかったのは何故だ?」
クロイスに静かに問われて、俺は当時の気持ちを懸命に思い出そうとした。――本当は、思い出さなくても覚えているけど。
唇が勝手に震える。認めたくなかった。だって俺は剣聖だよ? すごく強い筈じゃないか。それなのに俺は。
その時突然、俺の頭の中に懐かしいアルバンとセルジュの声が響き渡った。二人の声が、言っている。『逃げろ』と。
そうだ、二人に散々言われたじゃないか。懐かしさとともに、許された気になった。
――剣聖だって逃げたくなっていいんだと。
おっさんの癖に、また情けない涙がぼたぼたと溢れてきた。
「俺……逃げたかったんだ……!」
「うん」
クロイスが頭を撫でる。やばい。こいつの手は俺の心をいつも柔らかくするから、涙が止まらなくなる。
「俺は……! ロイクが怖かった、だから逃げたくて、でも逃げられる自信がなくて、なら俺が犠牲になればあいつは黄泉にまでは追ってこないと思ったから……!」
ああ、俺は怖かったんだ。あの時から、ロイクの重たすぎる性愛に恐怖を感じていたんだ。
「うん、ビイ。よく気付いたね」
いい子だね、と俺の頭を抱き寄せる弟子と、むせび泣く師匠の俺。
「クロイス……!」
クロイスに縋り付くと、暖かかった。俺の方が強いのに。年上なのに、どうしてこんなに安心するんだろう。
でももう、そんなのどうだっていい。
トン、トン、とクロイスに優しく俺の背中を叩かれていると、ロイクと出会って以来ずっと心の奥底に隠れ潜んでいた、ロイクに対する無限の恐怖が収まってくるのが分かった。
「――ロイクは死ぬ気はなかった。あいつは欲しがりで臆病者だ。あのままオレが口出ししなければ、いずれいつもの申し訳なさそうな顔と無駄に立つ弁で、オレが無条件に犠牲になることが決定していただろうね」
穏やかな口調だったけど、話す内容はとてもそぐわっているとは思えなかった。
「だからオレは先手を打つことにした」
「先手……?」
ふ、とクロイスが小さく笑う音が頭上から降ってくる。
「そう。あいつが悪知恵を働かせる前に、オレが先に悪知恵を働かせたってことだよ」
「勿体ぶらずに言えよ」
泣いた手前顔を上げるのが若干恥ずかしかったけど、軽く睨むようにして顔を上げた。クロイスは口に弧を描く。
「その一、オリヴィアと結婚して子を成すこと。離婚は禁ずる」
「え」
予想していなかった内容に、俺はぽかんとしてしまった。
「その二、ファビアンを抱く、またはイかせることは禁ずる」
なんていう内容だ。
「その三、ファビアンを死なせてはならない」
ハッと気付く。聖国マイズの噴水前でのロイクの言葉。あいつはあの時何と言ってた? 確か――。
「ひとつでも契約条件が破られた場合、ロイクは死を迎える。ファビアンを死なせた場合、ロイクの死を以てファビアンは生き返る」
そうだ、死ぬところだったと言ってた。合致した。話が全部かっちりとはまった――。
それにしても。
「い、生き返る?」
目を大きく開くと、クロイスは薄く笑いながら頷いた。
「ロイクがいない所でビイが生きるのは、あいつには耐え難いと思ったんだ。案の定、あいつは俺の条件に乗ってきた」
なんてこった。俺の口が、ぱかっと開いた。
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