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45 ちびっこい騎士
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腹部と心臓脇に傷を負い、生きる気力をなくしていた。俺の身体はその間に、笑ってしまうほど衰えていたらしい。
双子が俺の心に飛び込んでくるまで、俺は歩くことすら制限されていた。寝たきりの生活ってやつだ。
大切な人を失いこのまま緩やかに朽ちていきたいと願っていた俺は、大切な人を得て再び生きたいと願い始めた。
結局俺は、誰かが隣にいないと生きていけないんだな、とつくづく思う。
「ビイ、頑張れ!」
「あっ転んじゃった!」
双子に励まされながら、歩く練習から始める。何ヶ月も動かさなかった俺の身体は弱りに弱っていて、立ち上がるだけで膝が震える始末だった。
「くっそー……っ」
こんなので、こいつらと外に行けるのか。しっかりしろよ、俺の身体。
無理矢理身体を動かすと、あれだけ無尽蔵だった筈の体力はすぐに枯渇してしまう。時折様子を見にくるオリヴィアが俺を治そうとしてくれたけど、俺はそれを断った。
俺に再び生きる気力を与えてくれたこいつらに、俺が諦めないところを見せてやりたかったんだ。人の力に頼らず、自分の力で立ち上がるところを。
体力を使い切ってしまうとチビたちの相手をするのは大変だったけど、本を読んであげることくらいはできた。
そうやって少しずつ少しずつ積み重ねていって、三ヶ月。
部屋の外まで伝い歩きできるようになった俺は、次の難関である階段に挑戦していた。
この部屋は上階にある。こいつらと外でお昼ごはんを食べるには、一階まで階段で降りなくちゃいけない。
手すりに捉まりながら、一歩を踏み出した。だけど、やっぱりというか、足の裏を付いた途端膝から崩れ落ちていってしまったのだ。
すると、不安そうな顔で横で見ていたクロイスが叫ぶ。
「ビイ! 危ないっ」
クロイスは階段から落ちそうになっている俺を支えようとしたのか、あろうことか前から腰にしがみついてしまった。
「うわっ馬鹿! お前じゃ支えられねえって!」
カクンと曲がってしまった俺の膝に押されて、クロイスが背中から宙に投げ出される。俺は手すりを掴もうと思っていた手を咄嗟にクロイスに向かって伸ばし、クロイスを腕の中に抱きかかえた。
「クロイス! ビイ!」
クリストフの叫び声を聞きながら、階段にぶつかる前にクロイスと俺の場所をくるりと入れ替える。
「――ぐおっ!」
ダンダンダン! と背中で階段を滑り落ちていった後、庇い切れなかった頭を階段を降りた先にある踊り場の壁に強かに打ち付けた。ガツンという強烈な痛みと共に、視界一杯に星が飛び散って瞬く。
「ビイ!」
クロイスが俺の腕の中で叫ぶ声が聞こえてきた。無事だった。よかった――。
くらりと目がまわり、俺の意識は遠のいていったのだった。
◇
……話し声がする。低い声だ。
誰だ、とズキズキ痛む頭を我慢しながら、ゆっくりと目を開ける。ぼやけた視界に映るのは、見慣れた無駄に豪奢な天蓋の中心だ。
「――ファビアン!」
俺の手を握る大きな手の感触に、一瞬で俺の全身に悪寒が走った。俺はこの手を知ってる。逃げても払い除けても追いかけてくる、しつこい奴の手だ。
「ファビアン、ああよかった! 目が覚めたんだね!」
嫌だ、目を開けたくない。そう思ったけど、すぐ後に「ビイ!」と泣き声で俺の名前を呼ぶクロイスの声が聞こえてきたから、思わず目を開けてしまった。
「痛むかい?」
案の定、寝台脇の椅子に座って俺の手を握り締めていたのは、ロイクの野郎だった。クロイスはどこだろう。目だけ動かして探すと、いた。ロイクの横から泣き顔を覗かせている。にこにこしているロイクを睨みながら、問いかけた。
「……何でお前がいるんだよ」
「たまたま近くを通りがかったら、悲鳴が聞こえてね」
たまたまだ? 嘘にしか聞こえない。王太子がこんな所をたまたま通りかかるかよ。この屋敷がどこにあるのか、俺は外に出たことがないから知らないけど。
俺が疑いの目を向けると、ロイクは笑顔のまま眉を垂らした。
「……いや、嘘だ。クリストフとクロイスから、今日はファビアンが一階まで降りる日なんだって聞いていたから」
「――だから?」
低い声が出る。普段とは全く違う冷たい声に驚いたのか、クロイスがビクッとしてしまっていた。
「だから、屋敷の前で出てくるのを待っていた。ひと目ファビアンの元気な姿を見られたらと思って。――あ、勿論敷地内には入らないようにしていたよ?」
こいつはちっとも俺のことを忘れてなんざいなかったのが、これで証明された。
「分かった。じゃあもう出て行け」
「ファビアン……」
泣いているクロイスの手前、罵倒するようなことだけはしないでおこうと自分を戒めた結果、これがぎりぎりの譲歩だった。
なのに、ロイクは俺の手を引き寄せて唇を押し当てる。俺は嫌悪に顔をしかめると、ロイクが例の悲しそうな笑みを浮かべつつ、手を離した。
「……久々に話ができてよかったよ」
「俺はよくない。出て行け。今すぐにだ」
「……分かったよ」
ロイクはスッと立ち上がると、クロイスの頭を撫でる。
「クロイス、ファビアンに礼を言うんだろう? お父様は外でクリストフと待っているから、きちんと言いなさい」
「はい、お父様」
クロイスは、俺がロイクを睨み続けているからビビっているのか、俺とロイクの顔を交互に見ていた。
ロイクが名残惜しそうな雰囲気を振りまきながら、部屋を出ていく。俺は扉がきちんと閉まって扉の向こうにロイクがいなくなるのを耳を澄ませて確認してから、ようやく睨むのをやめた。
クロイスに両手を伸ばすと、泣き顔のクロイスが「……うわああんっ!」と泣き声を上げながら飛びついてくる。俺はちっこい柔らかい存在をキュッと抱き締めると、小声で言った。
「馬鹿だな……俺を助けようとするなよ」
「だって、だってえ……っ!」
俺の胸に抱きついてうわんうわん泣くクロイスに、直前まで憎しみで荒れていた心が凪いでくるのが分かる。
「――助けようとしてくれてありがとうな」
「……ッ! ごめんなさい、助けられなくて、ごめんなさあいっ!」
ぐりぐりと俺に顔を押し付けて泣くクロイス。可愛いったらない。なんでこんな可愛いのとあいつが血が繋がってるんだろう。あり得ないだろ。
「ボク、強くなるから……!」
エグエグと泣きながら、クロイスが叫んだ。
「ボク、ビイを守れる強い人になるから!」
「はは、うん。頑張れよ」
「約束だもん!」
「分かった分かった、約そ……」
クロイスは涙と鼻水でグチョグチョの顔をキッと上げると、俺の唇にチュッとしやがった。……おいおい。
灰色の瞳が力強く俺を見つめる。
「絶対、強くなる。ビイを守るから」
「お、おう……」
最近の三歳児っていうのはこんなにませてるもんなのか。
でもまあ、好かれているのは嬉しいもんだな。
クロイスが、申し訳なさそうな声を出した。
「……ビイ、お父様が怖いの知らなかった。ごめんなさい」
「え……」
俺がロイクを怖がってるって? え? 俺はただあいつに会いたくなかっただけなのに、なんで。
クロイスが俺の首に抱きつく。
「守る。ビイを守る騎士になる」
「クロイス……」
ちびっこい騎士なんて頼りにならないのもいいところだけど。
「……うん、頼もしいな。俺の騎士様」
クロイスがその時俺の心を守ってくれたのは、確かだった。
双子が俺の心に飛び込んでくるまで、俺は歩くことすら制限されていた。寝たきりの生活ってやつだ。
大切な人を失いこのまま緩やかに朽ちていきたいと願っていた俺は、大切な人を得て再び生きたいと願い始めた。
結局俺は、誰かが隣にいないと生きていけないんだな、とつくづく思う。
「ビイ、頑張れ!」
「あっ転んじゃった!」
双子に励まされながら、歩く練習から始める。何ヶ月も動かさなかった俺の身体は弱りに弱っていて、立ち上がるだけで膝が震える始末だった。
「くっそー……っ」
こんなので、こいつらと外に行けるのか。しっかりしろよ、俺の身体。
無理矢理身体を動かすと、あれだけ無尽蔵だった筈の体力はすぐに枯渇してしまう。時折様子を見にくるオリヴィアが俺を治そうとしてくれたけど、俺はそれを断った。
俺に再び生きる気力を与えてくれたこいつらに、俺が諦めないところを見せてやりたかったんだ。人の力に頼らず、自分の力で立ち上がるところを。
体力を使い切ってしまうとチビたちの相手をするのは大変だったけど、本を読んであげることくらいはできた。
そうやって少しずつ少しずつ積み重ねていって、三ヶ月。
部屋の外まで伝い歩きできるようになった俺は、次の難関である階段に挑戦していた。
この部屋は上階にある。こいつらと外でお昼ごはんを食べるには、一階まで階段で降りなくちゃいけない。
手すりに捉まりながら、一歩を踏み出した。だけど、やっぱりというか、足の裏を付いた途端膝から崩れ落ちていってしまったのだ。
すると、不安そうな顔で横で見ていたクロイスが叫ぶ。
「ビイ! 危ないっ」
クロイスは階段から落ちそうになっている俺を支えようとしたのか、あろうことか前から腰にしがみついてしまった。
「うわっ馬鹿! お前じゃ支えられねえって!」
カクンと曲がってしまった俺の膝に押されて、クロイスが背中から宙に投げ出される。俺は手すりを掴もうと思っていた手を咄嗟にクロイスに向かって伸ばし、クロイスを腕の中に抱きかかえた。
「クロイス! ビイ!」
クリストフの叫び声を聞きながら、階段にぶつかる前にクロイスと俺の場所をくるりと入れ替える。
「――ぐおっ!」
ダンダンダン! と背中で階段を滑り落ちていった後、庇い切れなかった頭を階段を降りた先にある踊り場の壁に強かに打ち付けた。ガツンという強烈な痛みと共に、視界一杯に星が飛び散って瞬く。
「ビイ!」
クロイスが俺の腕の中で叫ぶ声が聞こえてきた。無事だった。よかった――。
くらりと目がまわり、俺の意識は遠のいていったのだった。
◇
……話し声がする。低い声だ。
誰だ、とズキズキ痛む頭を我慢しながら、ゆっくりと目を開ける。ぼやけた視界に映るのは、見慣れた無駄に豪奢な天蓋の中心だ。
「――ファビアン!」
俺の手を握る大きな手の感触に、一瞬で俺の全身に悪寒が走った。俺はこの手を知ってる。逃げても払い除けても追いかけてくる、しつこい奴の手だ。
「ファビアン、ああよかった! 目が覚めたんだね!」
嫌だ、目を開けたくない。そう思ったけど、すぐ後に「ビイ!」と泣き声で俺の名前を呼ぶクロイスの声が聞こえてきたから、思わず目を開けてしまった。
「痛むかい?」
案の定、寝台脇の椅子に座って俺の手を握り締めていたのは、ロイクの野郎だった。クロイスはどこだろう。目だけ動かして探すと、いた。ロイクの横から泣き顔を覗かせている。にこにこしているロイクを睨みながら、問いかけた。
「……何でお前がいるんだよ」
「たまたま近くを通りがかったら、悲鳴が聞こえてね」
たまたまだ? 嘘にしか聞こえない。王太子がこんな所をたまたま通りかかるかよ。この屋敷がどこにあるのか、俺は外に出たことがないから知らないけど。
俺が疑いの目を向けると、ロイクは笑顔のまま眉を垂らした。
「……いや、嘘だ。クリストフとクロイスから、今日はファビアンが一階まで降りる日なんだって聞いていたから」
「――だから?」
低い声が出る。普段とは全く違う冷たい声に驚いたのか、クロイスがビクッとしてしまっていた。
「だから、屋敷の前で出てくるのを待っていた。ひと目ファビアンの元気な姿を見られたらと思って。――あ、勿論敷地内には入らないようにしていたよ?」
こいつはちっとも俺のことを忘れてなんざいなかったのが、これで証明された。
「分かった。じゃあもう出て行け」
「ファビアン……」
泣いているクロイスの手前、罵倒するようなことだけはしないでおこうと自分を戒めた結果、これがぎりぎりの譲歩だった。
なのに、ロイクは俺の手を引き寄せて唇を押し当てる。俺は嫌悪に顔をしかめると、ロイクが例の悲しそうな笑みを浮かべつつ、手を離した。
「……久々に話ができてよかったよ」
「俺はよくない。出て行け。今すぐにだ」
「……分かったよ」
ロイクはスッと立ち上がると、クロイスの頭を撫でる。
「クロイス、ファビアンに礼を言うんだろう? お父様は外でクリストフと待っているから、きちんと言いなさい」
「はい、お父様」
クロイスは、俺がロイクを睨み続けているからビビっているのか、俺とロイクの顔を交互に見ていた。
ロイクが名残惜しそうな雰囲気を振りまきながら、部屋を出ていく。俺は扉がきちんと閉まって扉の向こうにロイクがいなくなるのを耳を澄ませて確認してから、ようやく睨むのをやめた。
クロイスに両手を伸ばすと、泣き顔のクロイスが「……うわああんっ!」と泣き声を上げながら飛びついてくる。俺はちっこい柔らかい存在をキュッと抱き締めると、小声で言った。
「馬鹿だな……俺を助けようとするなよ」
「だって、だってえ……っ!」
俺の胸に抱きついてうわんうわん泣くクロイスに、直前まで憎しみで荒れていた心が凪いでくるのが分かる。
「――助けようとしてくれてありがとうな」
「……ッ! ごめんなさい、助けられなくて、ごめんなさあいっ!」
ぐりぐりと俺に顔を押し付けて泣くクロイス。可愛いったらない。なんでこんな可愛いのとあいつが血が繋がってるんだろう。あり得ないだろ。
「ボク、強くなるから……!」
エグエグと泣きながら、クロイスが叫んだ。
「ボク、ビイを守れる強い人になるから!」
「はは、うん。頑張れよ」
「約束だもん!」
「分かった分かった、約そ……」
クロイスは涙と鼻水でグチョグチョの顔をキッと上げると、俺の唇にチュッとしやがった。……おいおい。
灰色の瞳が力強く俺を見つめる。
「絶対、強くなる。ビイを守るから」
「お、おう……」
最近の三歳児っていうのはこんなにませてるもんなのか。
でもまあ、好かれているのは嬉しいもんだな。
クロイスが、申し訳なさそうな声を出した。
「……ビイ、お父様が怖いの知らなかった。ごめんなさい」
「え……」
俺がロイクを怖がってるって? え? 俺はただあいつに会いたくなかっただけなのに、なんで。
クロイスが俺の首に抱きつく。
「守る。ビイを守る騎士になる」
「クロイス……」
ちびっこい騎士なんて頼りにならないのもいいところだけど。
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