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30 セルジュの本音※
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そこにあったのは、アルバンではなくセルジュの顔だった。
超至近距離、且つ繋がった状態で、俺とセルジュはハ、ハ、と荒い息を互いに吹きかけながら無言で見つめ合う。
「ファ、ファビアン様……」
一瞬で状況を把握したらしいセルジュが、視線を左右に彷徨わせた。それと同時に、セルジュの日頃は殆ど変わらない顔色が、カアアッと赤に染まる。
あれ?
「セルジュ、あの……男抱いちゃった、気持ちわるっとか……ない? ごめんな?」
手足をセルジュに絡ませまま何を聞いているんだと我ながら思ったけど、セルジュだって俺をぎゅうっと抱き締めたままで雄もまだ固さを保ったまま突っ込んでいる。
進んで抱かれておいて「離せよ!」とか言うのもおかしな気がしたんだから、仕方ないだろ。
「き……気持ち悪くなど、ご、ございません」
ボソボソと答えるセルジュは、何だか新鮮だった。
「あ、そ……? な、ならよかった」
何がいいんだかもよく分からないまま、へら、と笑う。そして沈黙が場を支配した。滅茶苦茶気不味い。待っていたらセルジュが抜くかなと思ったけど、よく考えたら俺が手足を絡ませたままだった。
上官が絡みついてるのに振りほどくなんて、生真面目なセルジュじゃできる筈もなかった。
「ええと……」
だったら、と俺は気になっていることを尋ねることにした。この体勢のままでいることに違和感がない訳じゃない。だけど何となく、今聞いておこうかなあと思ってしまったのだ。
「あの、さ」
「はい」
やっぱり生真面目に答えるセルジュは、如何にもセルジュって感じだ。唇が実は触れ合いそうな位置にあることに、セルジュは気付いているんだろうか。
不思議と俺に、嫌悪感はなかった。日々死と隣合わせの環境で唯一心を許していた相手だからかな。
「俺とアルバンが話していた内容、聞こえてた?」
はあ、はあ、と肩で息をしながら、セルジュが目を大きく開く。ごくりと唾を呑み込むと、ゆっくりと頷いた。
「夢の中にいるような気持ちでおりましたが、全て聞いておりました」
「そっか。じゃあ、説明はいらないな」
「はい。……最後、アルバンに話しかけられもしました」
「え? そうなの? なんて?」
同じ身体を二人で共有していたから、声に出さずとも伝えられることもあったのかもしれない。興味本位で俺が尋ねると、何故かセルジュは恥ずかしそうに下唇を噛んで黙り込んでしまう。
「……セルジュ?」
俺が軽く睨むと、セルジュは観念したように上目遣いで俺を見た。セルジュの苦み走った渋い顔が、更に赤くなっていく。どうしちゃったんだろう。
「その、ファビアン様をよろしく、と」
「ん? アルバンが俺をセルジュに頼んでいったの?」
「はい」
俺ってそんなに頼りないかなあ。一応英傑のひとりで剣聖なんだけど。
何となく面白くなくて、唇を尖らせた。
「で? 他には?」
「あ、いえ、ですので私は『託された』と返すと、笑顔で消えて逝かれました」
ん?
「俺、セルジュに託されたの?」
「はい」
その回答だけは、早かった。さっきまで泳いでいた目が、今はまっすぐに俺を捉えている。真面目だなあ。
「ちなみに聞いておくけど、託されるとどうなるの?」
「お側を離れず、貴方様の盾となります」
「今までと言ってること変わらないだろ、それじゃ」
もう一度軽く睨むと、セルジュがフッと目を逸した。益々怪しい。
「セルジュ、正直に言わないと……」
もうどうせ繋がった状態だ。俺は足に力を入れてグッとセルジュの腰を引き寄せると、セルジュが「うっ!」とキツそうな声を漏らした。ぐん、とセルジュの雄が重量感を増す。あれ、あれれ。
「ファビアン様、ご勘弁を」
あのセルジュが、物凄く恥ずかしそうにしている!
むくむくと、好奇心が湧いてきた。隠そうとしているセルジュには悪いが、ここは上官の特権を使ってやる。
「何か隠してることを言ったら勘弁してやるよ。これは上官命令だ」
「……こういう時だけ鋭いんですから」
ボソリと言われたので、俺は首に回していた腕を下ろすと、セルジュの両頬をぎゅっと挟んでやった。これで逃げられないだろう、どうだ。
「その……アルバンは、ファビアン様に対する私の気持ちなどお見通しだったようで」
「セルジュってクソ真面目だもんなあ。忠誠心バリバリなのは見て分かるよな」
俺が答えると、セルジュは口を横にきつく閉じながら、小さく首を振る。あれ? 違った?
「……そうではなく。ええとですね」
「なんだよ、歯切れ悪いな。セルジュらしくないぞ」
唇を更に尖らせると、俺の中のセルジュが更に大きくなっていく。あれ? あれれれ?
「んっ」
つい甘い声を出すと、セルジュは真っ赤な顔で辛そうに唇を噛み締めた。
「貴方という方は、全く……っ」
「だ、だって今のはセルジュが!」
俺たちは睨み合ったまま膠着状態となっていたけど、先にセルジュが折れる。
ハアー、と長い息を吐くと、ボソボソと低い声で言った。
「つまりですね」
「うん」
「私が懸想していることなど、アルバンにはお見通しだったんです」
「けそう?」
懸想ってなんだっけ。小首を傾げると、セルジュは更に深い溜息を吐く。ぴく、と雄が中で動くのはやめてほしい。
「……私がファビアン様を密かにお慕いしていたのを、アルバンは一瞬で見抜いたと言っているんです」
「お慕い、お慕……ええっ!?」
ムスッとした顔で俺を見下ろしているセルジュからは、俺にそんな気持ちを抱いている雰囲気はちっとも伝わってこないのに?
「……そうなの?」
驚きながら尋ねると、眉間に皺を寄せたまま頷かれた。
「いつから?」
「またそういうことを平然と……」
ブツブツと言っているけど、だって気になるじゃないか。俺がじっとセルジュの目を見て返事を待っていると、セルジュはゆっくりと顔を俺に近づけてきた。睨むような目で見つめながら、俺の鼻先にセルジュの鼻先をくっつける。うわ、え、ちょっと。
「アルバンを失い嘆くあなたの姿を見て、美しいと思いました。敵を討ちたいと前線行きを決意した貴方を見て愛したと言ったら、軽蔑しますか」
「へ……っ」
セルジュが俺の盾になると誓ってくれたあの時の話だ。え、まさかあの時に惚れられてたのか? 半年間、ちっとも気付かなかったんだけど。
ふと、先程アルバンに「ファビアンって結構はっきり言わないとアレだもんなあ」と呆れ顔で言われたことを思い出す。あれってまさか、このことか。
途端、セルジュと繋がったままなことが急に恥ずかしくなって、慌てて絡めていた足を解きにかかった。すると、セルジュの手がスッと伸びてきて、俺の両方の膝下をがっちりと掴んでしまう。ええと、その。
「……私を愛していただきたいなど、大それたことは申しません」
「あの、いや、ええとセルジュ?」
「ですが、私は貴方の盾です。身体だけでなく、貴方の心もお守りしたい」
「セル……んんっ」
セルジュの口が、俺の口を塞いだ。ぬるりと入ってくる舌は、ロイクともアルバンとも違い、しっとりと優しい。くちゅくちゅと絡められ、俺は一瞬で臨戦体勢に引き戻されてしまった。
ギン、と勃った俺の雄を腹部で感じたのだろう、セルジュの目が一瞬下に向けられる。ゆっくりと唇が離されると、セルジュはこれまでに見たことのない欲情した顔で言った。
「アルバンを失い悲しむ貴方の心の穴を、私で塞ぎたいのです」
俺は、目を大きく見開く。
「……貴方を甘やかして癒やしてあげたい」
「お、俺……」
どうしてセルジュは俺に甘いんだろう。目尻から、涙が流れていった。俺が今寂しくて叫びたくなっていることも、セルジュにはお見通しらしい。
「私に、どうか貴方を甘やかす機会を下さいませんか」
真剣な眼差しに思わず息を呑んだ俺は。
「……うん」
狡いよな俺。そう思いながらも、小さく頷いてしまったのだった。
超至近距離、且つ繋がった状態で、俺とセルジュはハ、ハ、と荒い息を互いに吹きかけながら無言で見つめ合う。
「ファ、ファビアン様……」
一瞬で状況を把握したらしいセルジュが、視線を左右に彷徨わせた。それと同時に、セルジュの日頃は殆ど変わらない顔色が、カアアッと赤に染まる。
あれ?
「セルジュ、あの……男抱いちゃった、気持ちわるっとか……ない? ごめんな?」
手足をセルジュに絡ませまま何を聞いているんだと我ながら思ったけど、セルジュだって俺をぎゅうっと抱き締めたままで雄もまだ固さを保ったまま突っ込んでいる。
進んで抱かれておいて「離せよ!」とか言うのもおかしな気がしたんだから、仕方ないだろ。
「き……気持ち悪くなど、ご、ございません」
ボソボソと答えるセルジュは、何だか新鮮だった。
「あ、そ……? な、ならよかった」
何がいいんだかもよく分からないまま、へら、と笑う。そして沈黙が場を支配した。滅茶苦茶気不味い。待っていたらセルジュが抜くかなと思ったけど、よく考えたら俺が手足を絡ませたままだった。
上官が絡みついてるのに振りほどくなんて、生真面目なセルジュじゃできる筈もなかった。
「ええと……」
だったら、と俺は気になっていることを尋ねることにした。この体勢のままでいることに違和感がない訳じゃない。だけど何となく、今聞いておこうかなあと思ってしまったのだ。
「あの、さ」
「はい」
やっぱり生真面目に答えるセルジュは、如何にもセルジュって感じだ。唇が実は触れ合いそうな位置にあることに、セルジュは気付いているんだろうか。
不思議と俺に、嫌悪感はなかった。日々死と隣合わせの環境で唯一心を許していた相手だからかな。
「俺とアルバンが話していた内容、聞こえてた?」
はあ、はあ、と肩で息をしながら、セルジュが目を大きく開く。ごくりと唾を呑み込むと、ゆっくりと頷いた。
「夢の中にいるような気持ちでおりましたが、全て聞いておりました」
「そっか。じゃあ、説明はいらないな」
「はい。……最後、アルバンに話しかけられもしました」
「え? そうなの? なんて?」
同じ身体を二人で共有していたから、声に出さずとも伝えられることもあったのかもしれない。興味本位で俺が尋ねると、何故かセルジュは恥ずかしそうに下唇を噛んで黙り込んでしまう。
「……セルジュ?」
俺が軽く睨むと、セルジュは観念したように上目遣いで俺を見た。セルジュの苦み走った渋い顔が、更に赤くなっていく。どうしちゃったんだろう。
「その、ファビアン様をよろしく、と」
「ん? アルバンが俺をセルジュに頼んでいったの?」
「はい」
俺ってそんなに頼りないかなあ。一応英傑のひとりで剣聖なんだけど。
何となく面白くなくて、唇を尖らせた。
「で? 他には?」
「あ、いえ、ですので私は『託された』と返すと、笑顔で消えて逝かれました」
ん?
「俺、セルジュに託されたの?」
「はい」
その回答だけは、早かった。さっきまで泳いでいた目が、今はまっすぐに俺を捉えている。真面目だなあ。
「ちなみに聞いておくけど、託されるとどうなるの?」
「お側を離れず、貴方様の盾となります」
「今までと言ってること変わらないだろ、それじゃ」
もう一度軽く睨むと、セルジュがフッと目を逸した。益々怪しい。
「セルジュ、正直に言わないと……」
もうどうせ繋がった状態だ。俺は足に力を入れてグッとセルジュの腰を引き寄せると、セルジュが「うっ!」とキツそうな声を漏らした。ぐん、とセルジュの雄が重量感を増す。あれ、あれれ。
「ファビアン様、ご勘弁を」
あのセルジュが、物凄く恥ずかしそうにしている!
むくむくと、好奇心が湧いてきた。隠そうとしているセルジュには悪いが、ここは上官の特権を使ってやる。
「何か隠してることを言ったら勘弁してやるよ。これは上官命令だ」
「……こういう時だけ鋭いんですから」
ボソリと言われたので、俺は首に回していた腕を下ろすと、セルジュの両頬をぎゅっと挟んでやった。これで逃げられないだろう、どうだ。
「その……アルバンは、ファビアン様に対する私の気持ちなどお見通しだったようで」
「セルジュってクソ真面目だもんなあ。忠誠心バリバリなのは見て分かるよな」
俺が答えると、セルジュは口を横にきつく閉じながら、小さく首を振る。あれ? 違った?
「……そうではなく。ええとですね」
「なんだよ、歯切れ悪いな。セルジュらしくないぞ」
唇を更に尖らせると、俺の中のセルジュが更に大きくなっていく。あれ? あれれれ?
「んっ」
つい甘い声を出すと、セルジュは真っ赤な顔で辛そうに唇を噛み締めた。
「貴方という方は、全く……っ」
「だ、だって今のはセルジュが!」
俺たちは睨み合ったまま膠着状態となっていたけど、先にセルジュが折れる。
ハアー、と長い息を吐くと、ボソボソと低い声で言った。
「つまりですね」
「うん」
「私が懸想していることなど、アルバンにはお見通しだったんです」
「けそう?」
懸想ってなんだっけ。小首を傾げると、セルジュは更に深い溜息を吐く。ぴく、と雄が中で動くのはやめてほしい。
「……私がファビアン様を密かにお慕いしていたのを、アルバンは一瞬で見抜いたと言っているんです」
「お慕い、お慕……ええっ!?」
ムスッとした顔で俺を見下ろしているセルジュからは、俺にそんな気持ちを抱いている雰囲気はちっとも伝わってこないのに?
「……そうなの?」
驚きながら尋ねると、眉間に皺を寄せたまま頷かれた。
「いつから?」
「またそういうことを平然と……」
ブツブツと言っているけど、だって気になるじゃないか。俺がじっとセルジュの目を見て返事を待っていると、セルジュはゆっくりと顔を俺に近づけてきた。睨むような目で見つめながら、俺の鼻先にセルジュの鼻先をくっつける。うわ、え、ちょっと。
「アルバンを失い嘆くあなたの姿を見て、美しいと思いました。敵を討ちたいと前線行きを決意した貴方を見て愛したと言ったら、軽蔑しますか」
「へ……っ」
セルジュが俺の盾になると誓ってくれたあの時の話だ。え、まさかあの時に惚れられてたのか? 半年間、ちっとも気付かなかったんだけど。
ふと、先程アルバンに「ファビアンって結構はっきり言わないとアレだもんなあ」と呆れ顔で言われたことを思い出す。あれってまさか、このことか。
途端、セルジュと繋がったままなことが急に恥ずかしくなって、慌てて絡めていた足を解きにかかった。すると、セルジュの手がスッと伸びてきて、俺の両方の膝下をがっちりと掴んでしまう。ええと、その。
「……私を愛していただきたいなど、大それたことは申しません」
「あの、いや、ええとセルジュ?」
「ですが、私は貴方の盾です。身体だけでなく、貴方の心もお守りしたい」
「セル……んんっ」
セルジュの口が、俺の口を塞いだ。ぬるりと入ってくる舌は、ロイクともアルバンとも違い、しっとりと優しい。くちゅくちゅと絡められ、俺は一瞬で臨戦体勢に引き戻されてしまった。
ギン、と勃った俺の雄を腹部で感じたのだろう、セルジュの目が一瞬下に向けられる。ゆっくりと唇が離されると、セルジュはこれまでに見たことのない欲情した顔で言った。
「アルバンを失い悲しむ貴方の心の穴を、私で塞ぎたいのです」
俺は、目を大きく見開く。
「……貴方を甘やかして癒やしてあげたい」
「お、俺……」
どうしてセルジュは俺に甘いんだろう。目尻から、涙が流れていった。俺が今寂しくて叫びたくなっていることも、セルジュにはお見通しらしい。
「私に、どうか貴方を甘やかす機会を下さいませんか」
真剣な眼差しに思わず息を呑んだ俺は。
「……うん」
狡いよな俺。そう思いながらも、小さく頷いてしまったのだった。
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