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29 最期の時間※
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どうしても身体が寂しくて疼く時は、自分で慰めたこともあった。
アルバンのモノだったら届く辺りまでは俺の指は届かなくて、アルバンが恋しくなって涙したこともある。
「……柔らかいんだけど、自分でシテたの?」
「うん。アルバンを思い出しながら……」
アルバンの指は、記憶にあるものよりも幾分か太かった。セルジュの身体だからなのは分かっていたけど、俺は今はアルバンの魂に抱かれようとしているから深く考えないことにする。
セルジュ、怒るなよ――。
心の中で、先程から一切表に出てこないセルジュに向かって願った。
生まれたままの姿になってアルバンに向けて股を大きく開くと、アルバンの指がガポガポと俺の後孔を解していく様がよく見える。アルバン本来の雄よりひと回り大きそうなセルジュの雄は、ビキビキと痛そうに上を向いていた。
ロイクのよりは小さめで、内心ホッとする。あいつのはでかいし長くて、毎回慣れるまでに時間がかかったし、終わった後に身体に残る痛みや疲労がとてつもなかった。アルバンの抱き方はロイクより若いだけあって激しかったけど、いつだって俺を気遣って抱いてくれたから、次の日に苦しみながら寝込むことなんてなかった。
実際にアルバンと身体を重ねたのは、一週間だけ。でも、わずか一週間でも、俺はロイクとアルバンの俺に対する扱いの違いを十分に知ることができた。
アルバンは俺を愛してくれていた。ロイクのは――全てが独りよがりだ。
「挿れるよ」
「うん……っ」
半年ぶりに、雄を受け入れる。アルバンは俺の膝裏をぐっと押し上げて、俺の穴にゆっくり確実にアルバンの雄を沈めていった。香油をまとった熱棒が、俺の内壁の敏感な場所を擦る。ゾワゾワと期待と共に快感の予感が押し寄せてきて、俺は堪らず吐息を漏らした。
「んぅ……っ」
ぐん! とアルバンの雄の重量が増す。アルバンの目を探すと、アルバンはちょっぴり照れくさそうに笑いかけてくれた。
「はあー。やっぱり俺の剣聖様はエロいね」
俺の膝に手を乗せて休憩するアルバンに向かって、俺は煽る。
「なあ、沢山痕を付けてくれよ? 俺にアルバンが俺を抱いてくれた証を残してってよ」
「……ん」
ほわりと笑うアルバンの顔には、セルジュの顔は殆ど見えなかった。動くとたまにぶれるけど、今俺に雄を突っ込んでいるのは、どこから見てもアルバンだ。
ふー、と息を吐くと、アルバンは再び俺の奥へと進んでいく。
「あっ」
ブルブルッと快楽に震えると、アルバンは上から俺の手を握って布団に押し付け、指を絡めた。
あまり明るくはない天幕の中、仄かな明かりがアルバンの猛った姿を浮かび上がらせる。
「ファビアン。大好きだよ」
「ん」
腕立て伏せをするように肘を曲げると、最奥までズブズブと入ってきた。顔を近づけ、ちろちろと舌だけで触れ合う。俺はアルバンの舌に魚みたいにぱくりとしゃぶりつくと、自ら腰を振り始めた。
「んんっ!?」
アルバンが笑う。だから俺も笑うことにした。最後なのに、涙で終わらせたくはない。アルバンに悔いが残らないよう、俺もアルバンも目一杯この瞬間を楽しむんだ。
アルバンがゆっくりと裸の胸を俺の胸に押し付けてくる。と、入り切った剛直を、少しずつ動かし始めた。
「あ、あ、うんっ、――ああっ」
滅茶苦茶気持ちよくて、俺はアホみたいにだらしなく口を開く。アルバンは笑顔のまま俺の口に吸い付いた後、首筋に、鎖骨にと順繰り鬱血痕を咲かせていく。穏やかに揺さぶられて、触れ合う部分が全て性感帯に変わっていって熱い。
アルバンが、は、は、と息を吐く。
「イッちゃうとおしまいになっちゃうのかな」
「えっ! やだ! すぐにイクなよ!」
俺があまりにも素直に要望を伝えると、アルバンが「あはっ」とおかしそうに笑った。にこやかな笑顔のまま、頷く。
「うん。ファビアンの背中にも痕をしっかり付けないとだもんな」
アルバンはそう言った後、急に手に力を入れてパンパンと腰の動きを早めた。
「あっだめだって! あっあんっ!」
気持ちよさに頭を仰け反らせながらも俺が抗議すると、アルバンは抽送を繰り返した後、ぴたりと動きを止める。ふうー、ふうー、と荒い息を俺の耳元で繰り返しているあたり、どうもイきそうになったんじゃないか。
「アルバン? 気を付けろよなー。まだまだ抱いてくれないと嫌だぞ!」
「ん。一旦抜く」
「うぁっ」
アルバンは固い雄をずるんと抜き取ると、俺の胸を弄り始めた。固くなっている小さな突起を口に含むと、舌で美味しそうに転がしていく。
「アルバン……っ」
アルバンの頭を腕に抱くと、汗の匂いがムワッと香ってきて、俺は幸せに目を閉じた。指で俺の乳首を弄りながら、アルバンの顔が下半身の方へと下がっていく。
アルバンは俺の体中に鬱血痕を付けまくると、愛おしそうに緩く勃った俺の雄をしゃぶった。快感に身悶える俺を見ては小さく笑い、内腿にも大量の花びらを咲かせていく。
次はうつ伏せにされると、尻を手で割り開かれながら内側を舐められる。気持ちよさにぷるぷると腿を震わせると、段々と顔が背筋を登っていき、つぷんと再び固い雄が俺の中に侵入してきた。
「うんっ」
声を漏らすと、アルバンが俺の胸に腕を巻き付けて背中にぴったりとくっつく。隙間なんて一切ない状態で、アルバンが俺を上下に揺さぶり始めた。
「気持ちい……アルバン、好きぃ……っ」
半分掠れた声を出すと、「エロ剣聖がいるし」と笑われる。アルバンが背中を舐めながら徐々に腰の動きを大きくしていくと、俺の口から甘い喘ぎ声が止めどなく溢れていった。
「あっ、んっ、アルバ……っ、はあ、ああ、いい、んぅっ」
「ファビアン、俺のファビアン……っ」
後ろから、耳の中に舌を突っ込まれる。くぐもる音と舌と息の生暖かさに、全身に鳥肌が立った。
と、アルバンがぽつりと呟く。
「……最期は、やっぱり顔を見ながらイきたいな」
「……うん」
イきたいのか逝きたいのか、どっちの意味なのか聞けるほど俺に心の余裕はなかった。挿れたままぐるりと仰向けになると、しがみついてきたアルバンに手と足を絡める。俺がよくやっていた、もっとヤッての体勢だ。
「……へへ、懐かしいなこれ」
「ずっとずーっと寂しかったんだぞ、アルバン」
「ん……ごめん。俺も寂しかった」
じゃあイクね。小さく囁くと、アルバンは上からズコズコと俺を刺し始めた。寝台はギシギシと大きな音を立てて軋み、俺たちの汗が混じり合って全てがひとつになったみたいに感じる。
「アルバン、口づけしてっ」
「うん……っ」
俺たちは顔を重ね合わせると、できるだけ隙間が生まれないように交互に顔をずらしては涎まみれの深い口づけをした。俺の唾を溜めては呑んで、歯茎をなぞっては、息苦しくて口を開けた俺の喉の奥に舌を突っ込む。
「あっあっあっ」
「ファビアン、愛してる、だから幸せになって、お願いだ……!」
アルバンの突きがどんどん激しくなるにつれ、俺の視界が白く染まっていった。
やだ、アルバンの顔が見えなくなるのは嫌だよ。
なのにアルバンは俺をどんどん高みに連れていくものだから、俺の思考はどんどん駄目になっていく。
「アルバン、待って……っあ! ああんっ! や、イク、イッちゃうよっ」
「うん、一緒にイこうな、ファビアン、ファビアン――!」
「……ああああっ!」
パンパンパン! と大きな破裂音を立て続けた後、アルバンは最後にドン! と下腹部を俺に叩きつけた。最奥にドク、ドク、と広がっていく熱。
「アルバン……?」
重い腕と頭を必死で動かして、アルバンの顔を両手で掴む。はあ、はあ、と荒い息遣いは聞こえるけど、瞼は閉じられていて俺を見てくれない。
すると、眉間にぐっと皺が寄り、閉じられていた瞼がゆっくりと開いた。
アルバンのモノだったら届く辺りまでは俺の指は届かなくて、アルバンが恋しくなって涙したこともある。
「……柔らかいんだけど、自分でシテたの?」
「うん。アルバンを思い出しながら……」
アルバンの指は、記憶にあるものよりも幾分か太かった。セルジュの身体だからなのは分かっていたけど、俺は今はアルバンの魂に抱かれようとしているから深く考えないことにする。
セルジュ、怒るなよ――。
心の中で、先程から一切表に出てこないセルジュに向かって願った。
生まれたままの姿になってアルバンに向けて股を大きく開くと、アルバンの指がガポガポと俺の後孔を解していく様がよく見える。アルバン本来の雄よりひと回り大きそうなセルジュの雄は、ビキビキと痛そうに上を向いていた。
ロイクのよりは小さめで、内心ホッとする。あいつのはでかいし長くて、毎回慣れるまでに時間がかかったし、終わった後に身体に残る痛みや疲労がとてつもなかった。アルバンの抱き方はロイクより若いだけあって激しかったけど、いつだって俺を気遣って抱いてくれたから、次の日に苦しみながら寝込むことなんてなかった。
実際にアルバンと身体を重ねたのは、一週間だけ。でも、わずか一週間でも、俺はロイクとアルバンの俺に対する扱いの違いを十分に知ることができた。
アルバンは俺を愛してくれていた。ロイクのは――全てが独りよがりだ。
「挿れるよ」
「うん……っ」
半年ぶりに、雄を受け入れる。アルバンは俺の膝裏をぐっと押し上げて、俺の穴にゆっくり確実にアルバンの雄を沈めていった。香油をまとった熱棒が、俺の内壁の敏感な場所を擦る。ゾワゾワと期待と共に快感の予感が押し寄せてきて、俺は堪らず吐息を漏らした。
「んぅ……っ」
ぐん! とアルバンの雄の重量が増す。アルバンの目を探すと、アルバンはちょっぴり照れくさそうに笑いかけてくれた。
「はあー。やっぱり俺の剣聖様はエロいね」
俺の膝に手を乗せて休憩するアルバンに向かって、俺は煽る。
「なあ、沢山痕を付けてくれよ? 俺にアルバンが俺を抱いてくれた証を残してってよ」
「……ん」
ほわりと笑うアルバンの顔には、セルジュの顔は殆ど見えなかった。動くとたまにぶれるけど、今俺に雄を突っ込んでいるのは、どこから見てもアルバンだ。
ふー、と息を吐くと、アルバンは再び俺の奥へと進んでいく。
「あっ」
ブルブルッと快楽に震えると、アルバンは上から俺の手を握って布団に押し付け、指を絡めた。
あまり明るくはない天幕の中、仄かな明かりがアルバンの猛った姿を浮かび上がらせる。
「ファビアン。大好きだよ」
「ん」
腕立て伏せをするように肘を曲げると、最奥までズブズブと入ってきた。顔を近づけ、ちろちろと舌だけで触れ合う。俺はアルバンの舌に魚みたいにぱくりとしゃぶりつくと、自ら腰を振り始めた。
「んんっ!?」
アルバンが笑う。だから俺も笑うことにした。最後なのに、涙で終わらせたくはない。アルバンに悔いが残らないよう、俺もアルバンも目一杯この瞬間を楽しむんだ。
アルバンがゆっくりと裸の胸を俺の胸に押し付けてくる。と、入り切った剛直を、少しずつ動かし始めた。
「あ、あ、うんっ、――ああっ」
滅茶苦茶気持ちよくて、俺はアホみたいにだらしなく口を開く。アルバンは笑顔のまま俺の口に吸い付いた後、首筋に、鎖骨にと順繰り鬱血痕を咲かせていく。穏やかに揺さぶられて、触れ合う部分が全て性感帯に変わっていって熱い。
アルバンが、は、は、と息を吐く。
「イッちゃうとおしまいになっちゃうのかな」
「えっ! やだ! すぐにイクなよ!」
俺があまりにも素直に要望を伝えると、アルバンが「あはっ」とおかしそうに笑った。にこやかな笑顔のまま、頷く。
「うん。ファビアンの背中にも痕をしっかり付けないとだもんな」
アルバンはそう言った後、急に手に力を入れてパンパンと腰の動きを早めた。
「あっだめだって! あっあんっ!」
気持ちよさに頭を仰け反らせながらも俺が抗議すると、アルバンは抽送を繰り返した後、ぴたりと動きを止める。ふうー、ふうー、と荒い息を俺の耳元で繰り返しているあたり、どうもイきそうになったんじゃないか。
「アルバン? 気を付けろよなー。まだまだ抱いてくれないと嫌だぞ!」
「ん。一旦抜く」
「うぁっ」
アルバンは固い雄をずるんと抜き取ると、俺の胸を弄り始めた。固くなっている小さな突起を口に含むと、舌で美味しそうに転がしていく。
「アルバン……っ」
アルバンの頭を腕に抱くと、汗の匂いがムワッと香ってきて、俺は幸せに目を閉じた。指で俺の乳首を弄りながら、アルバンの顔が下半身の方へと下がっていく。
アルバンは俺の体中に鬱血痕を付けまくると、愛おしそうに緩く勃った俺の雄をしゃぶった。快感に身悶える俺を見ては小さく笑い、内腿にも大量の花びらを咲かせていく。
次はうつ伏せにされると、尻を手で割り開かれながら内側を舐められる。気持ちよさにぷるぷると腿を震わせると、段々と顔が背筋を登っていき、つぷんと再び固い雄が俺の中に侵入してきた。
「うんっ」
声を漏らすと、アルバンが俺の胸に腕を巻き付けて背中にぴったりとくっつく。隙間なんて一切ない状態で、アルバンが俺を上下に揺さぶり始めた。
「気持ちい……アルバン、好きぃ……っ」
半分掠れた声を出すと、「エロ剣聖がいるし」と笑われる。アルバンが背中を舐めながら徐々に腰の動きを大きくしていくと、俺の口から甘い喘ぎ声が止めどなく溢れていった。
「あっ、んっ、アルバ……っ、はあ、ああ、いい、んぅっ」
「ファビアン、俺のファビアン……っ」
後ろから、耳の中に舌を突っ込まれる。くぐもる音と舌と息の生暖かさに、全身に鳥肌が立った。
と、アルバンがぽつりと呟く。
「……最期は、やっぱり顔を見ながらイきたいな」
「……うん」
イきたいのか逝きたいのか、どっちの意味なのか聞けるほど俺に心の余裕はなかった。挿れたままぐるりと仰向けになると、しがみついてきたアルバンに手と足を絡める。俺がよくやっていた、もっとヤッての体勢だ。
「……へへ、懐かしいなこれ」
「ずっとずーっと寂しかったんだぞ、アルバン」
「ん……ごめん。俺も寂しかった」
じゃあイクね。小さく囁くと、アルバンは上からズコズコと俺を刺し始めた。寝台はギシギシと大きな音を立てて軋み、俺たちの汗が混じり合って全てがひとつになったみたいに感じる。
「アルバン、口づけしてっ」
「うん……っ」
俺たちは顔を重ね合わせると、できるだけ隙間が生まれないように交互に顔をずらしては涎まみれの深い口づけをした。俺の唾を溜めては呑んで、歯茎をなぞっては、息苦しくて口を開けた俺の喉の奥に舌を突っ込む。
「あっあっあっ」
「ファビアン、愛してる、だから幸せになって、お願いだ……!」
アルバンの突きがどんどん激しくなるにつれ、俺の視界が白く染まっていった。
やだ、アルバンの顔が見えなくなるのは嫌だよ。
なのにアルバンは俺をどんどん高みに連れていくものだから、俺の思考はどんどん駄目になっていく。
「アルバン、待って……っあ! ああんっ! や、イク、イッちゃうよっ」
「うん、一緒にイこうな、ファビアン、ファビアン――!」
「……ああああっ!」
パンパンパン! と大きな破裂音を立て続けた後、アルバンは最後にドン! と下腹部を俺に叩きつけた。最奥にドク、ドク、と広がっていく熱。
「アルバン……?」
重い腕と頭を必死で動かして、アルバンの顔を両手で掴む。はあ、はあ、と荒い息遣いは聞こえるけど、瞼は閉じられていて俺を見てくれない。
すると、眉間にぐっと皺が寄り、閉じられていた瞼がゆっくりと開いた。
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