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プロローグ
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俺は今日もうるさい教室の片隅でひとり本を読んでいる。クラスメイトのざわざわとした話し声が聞こえてくるが、小説に夢中になっているので、全く頭には入ってこない。右耳から入って来た話し声がそのまま脳を通り抜けて左耳を突き抜けていく。
俺は本が好きだ。本を読んでいると、まるで静かな宇宙の中にただ一人でいるかのような、不思議な感覚に陥って現実を忘れられるから。誰にも気に留められず、誰にも話しかけられない。そんな、完全な孤独が、なぜか心地よく感じる。そういう性分なのだろう。
いや、もしかしたら、一人じゃなくて、横にいるよく分からない女子含めたら二人なのかもしれない。
俺の横に座っているのは、何故かよく分からないけどいつも一緒に本を読んでいる遠坂 明梨だ。友達のいない俺に情をかけてくれてるのか。それとも、普通に本を読むのが趣味なのかよく分からない。
ちょっと聞いてみるか。俺はそう思い、今読んでいるページに栞を挟んでから、本を閉じ、口を開く。
「なぁ。なんで俺なんかと一緒に本読んでくれるの?」
すると、明梨は本は閉じずに顔だけをこちらに向けた。いつ見ても整った顔立ちだな。と俺は思ってから、見つめ合うのが少し恥ずかしくなってすぐに視線をそらす。
「何でって……。なんかわからないけど、私が優斗のそばに居たいから?」
「ふーん。そっちがいいんなら別にいいんだけどさ。明梨ぐらい可愛けりゃ別に俺と遊ばなくても他の人と全然遊べるだろ。」
少し皮肉混じりに言った。俺とは違って明梨は全然ほかの人からは嫌われてない。
俺も嫌われてはいないとは思うが、少なくとも好かれてはいないだろう。
それに対して、明梨はメチャクチャモテてる。いわゆる友達の多いリア充だ。
だから、別に俺みたいな無個性な奴と一緒にいる必要ないのに、何故かくっついて回ってくるのだ。
「うーん。そうなんだけどさぁ。そばにいたいんだから別にいいじゃん。」
明梨がそんな思わせぶりな発言をした。
「ほ、ほー。そうか。なら別に良いけど。」
俺は少し顔を赤くしながら、照れ隠しに不愛想な返事を返して再度本を開く。さっきとは違って、いくら文章を読めど、内容が全く頭の中に入ってこない。こんな感覚、初めてだな。そんなことを思いながら、幾度も幾度も同じ文章を読み返す。が、やはり内容は全くと言っていいほど入ってこない。そんなたった1行の文章と奮闘していると。
「あ、そーだ。ねえ、優斗。」
明梨が、ふと何かを思い出したような口ぶりで言った。
「ん。どうかした?」
ちょうど気分転換に話すのもいいかなと思い、いつもは適当な相槌だけなところを、ちゃんとした返事で返す。
「今度、2人でどっか行かない?」
明梨のたった一言で、クラスがシーンとなった。一部の女子を除いて、全員が雷に打たれたような表情をしている。因みに一部の女子は暖かい眼差しでこちらを見つめている。キモいからやめろ。そのドラ〇もんみたいな目。
「……ん? 聞き間違えた気がする。もう1回。」
聞き間違いであってほしい。という小さな希望を言葉に乗せて言う。クラスの大部分の人から、ゴクリと唾を飲む音が聞こえた。
小さな静寂がクラスを纏い、
「いや、だから、2人でどっか行こうって言ってるの。……二回も言わせないで。」
明梨が少し恥ずかしそうに下を向いた。その言葉を聞いたクラスの時間の流れが硬直する。クラスのほとんどが絶望の色を浮かべた。
「……ごめんごめん。もちろん行くに決まってるじゃん。二人で行けるんだし。」
状況が全く理解できんが、なんかこのノリに乗るのも楽しそうだなーと言う軽い気持ちで言葉を返す。
「ありがと!場所は別に遊園地でもどこでもいいよね?」
それはつまり、遊園地ということだな。まあ別に、適当にノリに乗っただけだから行きたい場所なんてないし、遊園地でもいいか。できれば書店が良かったけど、それぐらい今度一人で行けばいいし。
「……別にどこでもいいよ。明梨の好きなところで。」
「やった!楽しみにしてるね!」
明梨が少し頬を赤らめて満面の笑みで言った。その笑顔があまりにも魅力的でつい、無意識のうちに見とれてしまった。
「ね、ねえ、そんなに見つめられると恥ずかしいんだけど……。」
明梨がさっきよりも赤くなりながらモジモジして言った。
ハッと我に帰る俺。自分が明梨に見とれていたことに気づき、ほんの少しだけ、顔が熱くなった。……しょうがない。人間の男というものの本能だ。抗うことはできなかった……はず。俺がそんなしょうもない言い訳を自分に聞かせていると、
「あの二人カップルみたいだねぇ。」
「そだねぇ。お似合いのカップルだね。」
暖かい眼差しでこちらを見ていた女子が話している声が聞こえてきた。
「い、いや、カップルとかそんなんじゃ……。」
慌てて俺は訂正した。明梨の迷惑になるかもしれなかったし、何より俺の心がキツかったから。
カップルみたいに見えるのは分かるんだが、言わないでもいいじゃないか。心の中にとどめておいてくれよ。いくら俺が一人好きとはいえど、恥ずかしいものは恥ずかしいから。
「そ、そうだそうだ!明梨とそいつがカップルなわけが無い!」
周りの男子が騒ぎ出した。変な奴にクラスのマドンナを持っていかれるよりは騒ぎ立てるほうがいいとでも思ったのだろうか。
明梨はというと、「そ、そんなカップルだなんて……。」と小さな声で赤くなりながら呟いている。なんで、そんな満更でもないんだ……。
そんなこんなで、一層うるさくなった教室に、いきなり光が満ち溢れた。まるで閃光弾をゼロ距離から放たれたような感覚に陥る。眩しすぎて、目を開けているのか、閉じているのかも分からない。
それから、二分ほど経った頃からだろうか。輝くような閃光は徐々に消えていった。目を潰すような光が段々とおさまっていく。
俺がゆっくりと目を開くと、目に映り込んで来たのは教室ではなく、全く見知らぬ場所だった。
ーーーーーーーーーーーーーー
6/18 少しだけ文章を変えました。
俺は本が好きだ。本を読んでいると、まるで静かな宇宙の中にただ一人でいるかのような、不思議な感覚に陥って現実を忘れられるから。誰にも気に留められず、誰にも話しかけられない。そんな、完全な孤独が、なぜか心地よく感じる。そういう性分なのだろう。
いや、もしかしたら、一人じゃなくて、横にいるよく分からない女子含めたら二人なのかもしれない。
俺の横に座っているのは、何故かよく分からないけどいつも一緒に本を読んでいる遠坂 明梨だ。友達のいない俺に情をかけてくれてるのか。それとも、普通に本を読むのが趣味なのかよく分からない。
ちょっと聞いてみるか。俺はそう思い、今読んでいるページに栞を挟んでから、本を閉じ、口を開く。
「なぁ。なんで俺なんかと一緒に本読んでくれるの?」
すると、明梨は本は閉じずに顔だけをこちらに向けた。いつ見ても整った顔立ちだな。と俺は思ってから、見つめ合うのが少し恥ずかしくなってすぐに視線をそらす。
「何でって……。なんかわからないけど、私が優斗のそばに居たいから?」
「ふーん。そっちがいいんなら別にいいんだけどさ。明梨ぐらい可愛けりゃ別に俺と遊ばなくても他の人と全然遊べるだろ。」
少し皮肉混じりに言った。俺とは違って明梨は全然ほかの人からは嫌われてない。
俺も嫌われてはいないとは思うが、少なくとも好かれてはいないだろう。
それに対して、明梨はメチャクチャモテてる。いわゆる友達の多いリア充だ。
だから、別に俺みたいな無個性な奴と一緒にいる必要ないのに、何故かくっついて回ってくるのだ。
「うーん。そうなんだけどさぁ。そばにいたいんだから別にいいじゃん。」
明梨がそんな思わせぶりな発言をした。
「ほ、ほー。そうか。なら別に良いけど。」
俺は少し顔を赤くしながら、照れ隠しに不愛想な返事を返して再度本を開く。さっきとは違って、いくら文章を読めど、内容が全く頭の中に入ってこない。こんな感覚、初めてだな。そんなことを思いながら、幾度も幾度も同じ文章を読み返す。が、やはり内容は全くと言っていいほど入ってこない。そんなたった1行の文章と奮闘していると。
「あ、そーだ。ねえ、優斗。」
明梨が、ふと何かを思い出したような口ぶりで言った。
「ん。どうかした?」
ちょうど気分転換に話すのもいいかなと思い、いつもは適当な相槌だけなところを、ちゃんとした返事で返す。
「今度、2人でどっか行かない?」
明梨のたった一言で、クラスがシーンとなった。一部の女子を除いて、全員が雷に打たれたような表情をしている。因みに一部の女子は暖かい眼差しでこちらを見つめている。キモいからやめろ。そのドラ〇もんみたいな目。
「……ん? 聞き間違えた気がする。もう1回。」
聞き間違いであってほしい。という小さな希望を言葉に乗せて言う。クラスの大部分の人から、ゴクリと唾を飲む音が聞こえた。
小さな静寂がクラスを纏い、
「いや、だから、2人でどっか行こうって言ってるの。……二回も言わせないで。」
明梨が少し恥ずかしそうに下を向いた。その言葉を聞いたクラスの時間の流れが硬直する。クラスのほとんどが絶望の色を浮かべた。
「……ごめんごめん。もちろん行くに決まってるじゃん。二人で行けるんだし。」
状況が全く理解できんが、なんかこのノリに乗るのも楽しそうだなーと言う軽い気持ちで言葉を返す。
「ありがと!場所は別に遊園地でもどこでもいいよね?」
それはつまり、遊園地ということだな。まあ別に、適当にノリに乗っただけだから行きたい場所なんてないし、遊園地でもいいか。できれば書店が良かったけど、それぐらい今度一人で行けばいいし。
「……別にどこでもいいよ。明梨の好きなところで。」
「やった!楽しみにしてるね!」
明梨が少し頬を赤らめて満面の笑みで言った。その笑顔があまりにも魅力的でつい、無意識のうちに見とれてしまった。
「ね、ねえ、そんなに見つめられると恥ずかしいんだけど……。」
明梨がさっきよりも赤くなりながらモジモジして言った。
ハッと我に帰る俺。自分が明梨に見とれていたことに気づき、ほんの少しだけ、顔が熱くなった。……しょうがない。人間の男というものの本能だ。抗うことはできなかった……はず。俺がそんなしょうもない言い訳を自分に聞かせていると、
「あの二人カップルみたいだねぇ。」
「そだねぇ。お似合いのカップルだね。」
暖かい眼差しでこちらを見ていた女子が話している声が聞こえてきた。
「い、いや、カップルとかそんなんじゃ……。」
慌てて俺は訂正した。明梨の迷惑になるかもしれなかったし、何より俺の心がキツかったから。
カップルみたいに見えるのは分かるんだが、言わないでもいいじゃないか。心の中にとどめておいてくれよ。いくら俺が一人好きとはいえど、恥ずかしいものは恥ずかしいから。
「そ、そうだそうだ!明梨とそいつがカップルなわけが無い!」
周りの男子が騒ぎ出した。変な奴にクラスのマドンナを持っていかれるよりは騒ぎ立てるほうがいいとでも思ったのだろうか。
明梨はというと、「そ、そんなカップルだなんて……。」と小さな声で赤くなりながら呟いている。なんで、そんな満更でもないんだ……。
そんなこんなで、一層うるさくなった教室に、いきなり光が満ち溢れた。まるで閃光弾をゼロ距離から放たれたような感覚に陥る。眩しすぎて、目を開けているのか、閉じているのかも分からない。
それから、二分ほど経った頃からだろうか。輝くような閃光は徐々に消えていった。目を潰すような光が段々とおさまっていく。
俺がゆっくりと目を開くと、目に映り込んで来たのは教室ではなく、全く見知らぬ場所だった。
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6/18 少しだけ文章を変えました。
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