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特別イベント発生
本性はオネェさん
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「えい…ご?」
男は首を傾げる
(ファイヤーと火の言葉の区別が無いこの世界には理解出来ないものであるな)
「『ファイヤーボール』、ちゃんと火を付けて爆破させましょう」
早く終わらせて帰りたいと思った私は火薬に火を付けようとする
「いや、ファイヤーボールの威力が化け物すぎる……そんなデカい火球は見た事ないわ!!あ、あんな…あんなっ!!人間じゃない!!」
火薬に放たれたファイヤーボールで結界内が爆発する、もちろん規模はこの樹木を覆うほどの大規模な爆発だが結界があるお陰で外に被害はいかずにすんだ
「あっ……ガ!」
男は黒く焼け焦げ見るに堪えない姿に、私は結界内に結界を張っていたので無事助かった
「痛い…痛い」
黒く焼け焦げているが意識はある、男は痛い痛いと何度も言う
「『全回復』」
そう唱えると男の酷く焦げた皮膚は焼ける前の肌に戻った
男は起き上がり私を見上げる
「な、何故私を助けたの?」
「……私は絶対に殺すマン…ウーマンじゃないから」
それだけ言って帰ろうとした時だった
「うぅん、リオス君だけ気になると思ったけど貴女にも興味持っちゃった♡それにやっぱり貴女は私の一番!!何処に行っても…何で隠れようとも…誰かに助けを求めても…絶対に逃がさない♡」
その時私は何故精霊王が私に手紙の配達を頼んだか想像してしまった、この樹木の支配人は執拗い同性愛者でオネェさん、精霊王も同じ目に遭ったのだろう、だが今回は私オンリーの出来事であろう、この男の顔はかなり美形だろう、だが今の表情のせいか酷く見えてしまう、男は手で目から下を隠し瞳で訴える、男は本気だ、本気で私を捕まえようとしていた
「私ね…貴女の事も好きになっちゃったの、ミステリアスで強くて博識、私の理想の人を詰め込んだような人ね、エゴー・イスキローテリ♡、それで…お二人は付き合ってるの?なら私も入れて愛の巣作りましょう?私樹木の支配人をしているのだから稼ぎは良いわよ?、とにかくエゴー・イスキローテリちゃん♡貴女は私の一番になったの!絶対に逃がさないから」
私は顔を青く染め、つい苦笑してう
これは怪しい男から完璧危ない人確定に昇格だ!!
私はリオス様の手を握り走る準備をした
「それでは私達はこれで失礼致します、帰られせて頂きます!!」
そう言うと私は『身体強化』でマッハ5のスピードで帰り口のゲートに一目散に走り抜いたのだった
「はぁ、はぁ、ぜぇ、へぇ」
マッハ5で走った私はあのまま皆を結界内に閉じ込め精霊王がいる樹木に移動した
「……精霊王、言われた通りに手紙を届けましたよ、それと一声言ってくれても良かったんじゃないんですか?危うく死にかけたんですが?」
その言葉を聞いた精霊王は顔に汗をダラダラと流し目を背ける
(この世界の人達って何か上手くいかなかったら目を背ける傾向があるようだな……)
そう思った時だった
「やっぱりここに居たぁぁ!!」
聞き覚えのある声に私とリオス様、精霊王は身震いする
樹木の入口を見るとそこにはやはり、奴が居た
「「ぎゃぁぁぁぁぁっ!!」」と三人が揃って悲鳴をあげる
「流石に泣くわよ!もうなんなのよ来てそうそう悲鳴だなんて…あら?あらららら?良い男達が揃ってるじゃな~い♡」
その瞬間、この場にいた男達が全員女性陣の背後に隠れた
「エゴー様も女性なのでは!?」
と突っ込むバーバラたん
「いや、私も狙われている身なので……」
(まさか私も男認定かよ、人よりあるぞゴラァッ!)
「もうやーしちゃうわ…さてと、茶番はこれでお終いにして本番といきましょうか、いい?この話はこの国、いや、世界に関わる大事よ、貴方達ってこの世界以外に別の世界がある、と言ったら信じるかしら」
その瞬間私は目を細め固まってしまった、何故なら彼が別世界の存在に気付いていると言う事、神から警告された必ず起きるこの事を言われるまでずっと、忘れていたからであった。
男は首を傾げる
(ファイヤーと火の言葉の区別が無いこの世界には理解出来ないものであるな)
「『ファイヤーボール』、ちゃんと火を付けて爆破させましょう」
早く終わらせて帰りたいと思った私は火薬に火を付けようとする
「いや、ファイヤーボールの威力が化け物すぎる……そんなデカい火球は見た事ないわ!!あ、あんな…あんなっ!!人間じゃない!!」
火薬に放たれたファイヤーボールで結界内が爆発する、もちろん規模はこの樹木を覆うほどの大規模な爆発だが結界があるお陰で外に被害はいかずにすんだ
「あっ……ガ!」
男は黒く焼け焦げ見るに堪えない姿に、私は結界内に結界を張っていたので無事助かった
「痛い…痛い」
黒く焼け焦げているが意識はある、男は痛い痛いと何度も言う
「『全回復』」
そう唱えると男の酷く焦げた皮膚は焼ける前の肌に戻った
男は起き上がり私を見上げる
「な、何故私を助けたの?」
「……私は絶対に殺すマン…ウーマンじゃないから」
それだけ言って帰ろうとした時だった
「うぅん、リオス君だけ気になると思ったけど貴女にも興味持っちゃった♡それにやっぱり貴女は私の一番!!何処に行っても…何で隠れようとも…誰かに助けを求めても…絶対に逃がさない♡」
その時私は何故精霊王が私に手紙の配達を頼んだか想像してしまった、この樹木の支配人は執拗い同性愛者でオネェさん、精霊王も同じ目に遭ったのだろう、だが今回は私オンリーの出来事であろう、この男の顔はかなり美形だろう、だが今の表情のせいか酷く見えてしまう、男は手で目から下を隠し瞳で訴える、男は本気だ、本気で私を捕まえようとしていた
「私ね…貴女の事も好きになっちゃったの、ミステリアスで強くて博識、私の理想の人を詰め込んだような人ね、エゴー・イスキローテリ♡、それで…お二人は付き合ってるの?なら私も入れて愛の巣作りましょう?私樹木の支配人をしているのだから稼ぎは良いわよ?、とにかくエゴー・イスキローテリちゃん♡貴女は私の一番になったの!絶対に逃がさないから」
私は顔を青く染め、つい苦笑してう
これは怪しい男から完璧危ない人確定に昇格だ!!
私はリオス様の手を握り走る準備をした
「それでは私達はこれで失礼致します、帰られせて頂きます!!」
そう言うと私は『身体強化』でマッハ5のスピードで帰り口のゲートに一目散に走り抜いたのだった
「はぁ、はぁ、ぜぇ、へぇ」
マッハ5で走った私はあのまま皆を結界内に閉じ込め精霊王がいる樹木に移動した
「……精霊王、言われた通りに手紙を届けましたよ、それと一声言ってくれても良かったんじゃないんですか?危うく死にかけたんですが?」
その言葉を聞いた精霊王は顔に汗をダラダラと流し目を背ける
(この世界の人達って何か上手くいかなかったら目を背ける傾向があるようだな……)
そう思った時だった
「やっぱりここに居たぁぁ!!」
聞き覚えのある声に私とリオス様、精霊王は身震いする
樹木の入口を見るとそこにはやはり、奴が居た
「「ぎゃぁぁぁぁぁっ!!」」と三人が揃って悲鳴をあげる
「流石に泣くわよ!もうなんなのよ来てそうそう悲鳴だなんて…あら?あらららら?良い男達が揃ってるじゃな~い♡」
その瞬間、この場にいた男達が全員女性陣の背後に隠れた
「エゴー様も女性なのでは!?」
と突っ込むバーバラたん
「いや、私も狙われている身なので……」
(まさか私も男認定かよ、人よりあるぞゴラァッ!)
「もうやーしちゃうわ…さてと、茶番はこれでお終いにして本番といきましょうか、いい?この話はこの国、いや、世界に関わる大事よ、貴方達ってこの世界以外に別の世界がある、と言ったら信じるかしら」
その瞬間私は目を細め固まってしまった、何故なら彼が別世界の存在に気付いていると言う事、神から警告された必ず起きるこの事を言われるまでずっと、忘れていたからであった。
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