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一話 番召喚の儀
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その世界には、竜族しかいなかった。
竜族とは竜王の血が続く限り繁栄の加護を与えられた一族で、鋭い牙と尖った爪を持ち、猛々しく美しい人型をしている。
古の時代には、力あるものは竜型にもなれたと言うが、今では竜王すら竜型にはなれない。
長く長く続く歴史の中で、竜王の血が薄まってきたのだろうか――。
竜族をおびやかす影はそれだけではない。
今世の竜王は3500歳を迎えるが、いまだ番が見つからない。
寿命はまだあるものの、このままでは血が途絶えてしまうのではないかと、繁栄の翳りに不安を抱く者もいる。
竜王と番の間に生まれた子のうち、額に印を持って生まれた子が竜王となる。
先代の竜王は晩年にようやく番と出会い、授かった子は一人。
額に8の字の印があり、間違いなく竜王であったからよかったものの、もし印を持たずに生まれていたら――。
竜族は滅んでいただろう。
竜族の未来を危惧する12人の大臣たちにより、番召喚の儀が執り行われたのは、そんな栄枯盛衰を感じさせる世相の中でのことだった。
「これより、異世界から番さまを呼び寄せる番召喚の儀を執り行います」
「竜王さまは召喚された番さまをどうぞ温かくお迎えください」
「竜王さまは我らが竜族一番の美貌を誇るお方、番さまはきっと一目で虜になりましょう」
「もし番さまが反抗的な態度をとられたとしても、我々に策があります」
「どうぞ竜王さまは何の心配もなさらず、全て我々にお任せください」
大臣たちは頭をたれ、玉座の竜王におもねる。
成人してから番を求め荒れていた竜王を、大臣たちはこれまでも巧みな口先で鎮めてきた。
耳に触りの良い言葉を並べるのは手慣れたものだった。
竜王はついに番と会えると思うと、赤い目を光らせ、気持ちが逸るのを抑えられないでいた。
あふれる力で長い黒髪がたなびく。
「疾く始めよ」
竜王の言葉をきっかけに、12人の大臣たちは王の間に描かれた大きな陣に力を流す。
こうした陣をつかった力の行使は、大臣たちの家に受け継がれる秘法と呼ばれる。
あまり使う機会はないが、今は正にそのときだった。
ゆらゆらとした光が陣を取り巻く。
陣の中に靄がたちこめ、異世界とつながったことが分かった。
目を凝らす竜王には、その靄の中に人影が見えた。
とても小さい。
まるで童のようだ。
だんだんと靄が消えていく。
人影が実体となる。
現れたのは――竜族とは似ても似つかない、人型の生き物だった。
「なんと珍妙な、これが本当に竜王さまの番さまですかな?」
「美しさも強さも、欠片も見当たらぬ」
「やせ細って今にも死にそうではないか」
「これは秘法が失敗したのではないか?」
ざわつく大臣たちを押しのけ、竜王は陣に近づく。
竜王には分かっていた。
それが己の半身であると。
心がたまらなく惹かれる。
それは相手にとっても同じであるようだ。
サラサラの黒髪は顎の位置で真っすぐに切りそろえられ、明るい茶色の瞳をしばたたかせ竜王を見ていた。
竜王が手を伸ばすと、相手も手を伸ばしてきた。
指をからめて握りあう。
その瞬間、全身を多幸感が襲った。
彼女だ、私の番は彼女だ。
竜王はためらわずに彼女を腕の中に囲い込む。
「待っていたぞ、私の番」
「ツガイ?」
「そなたのことだ、私の唯一。よくぞこの世界に来てくれた。私は竜族を治める竜王である。名前はない。そなたのことを教えてくれないか?」
「私は美子、日本人で大学生よ」
「ミコ、素晴らしい響きだ」
竜王はたまらず美子に口づける。
美子もまた、抗わずにそれにこたえる。
惹かれあった者たちの熱い抱擁はしばらく続いた。
遠巻きにそれを眺めながら大臣たちはひそひそと密談を交わす。
「どうやら成功だったようじゃ」
「うむ、よきかなよきかな」
「早々に竜王さまと番さまには、褥をともにしていただかなくては」
「次代さまの誕生が待ち遠しいですな」
「しかしあの番さまに子が孕めるかのう?」
「ニホンジン族というらしいが、小さいし細いし、竜族の幼子でもあれほど貧弱なのはいない」
「う~む、とにかく番さまを後宮へ案内しよう」
大臣たちは意見を一致させ、竜王と美子のもとへ向かうのだった。
美子は案内された後宮で衝撃を受けていた。
唯一だと言われ愛を囁かれた竜王に、12人もの妃がいたからだ。
この12人の妃は皆、12人の大臣たちの妹であったり、娘であったり、姪であったり、とにかく大臣一族から選抜された美女と美少女揃いで、後宮にそれぞれ竜王から与えられた部屋を持つのだという。
前にズラリと並ばれると、赤や金や緑や紫、色とりどりの髪や瞳に圧倒される。
竜族の中では、自分が地味な色と見た目をしていることを、美子は理解した。
大臣たちから、番さまは13人目の妃であると説明される。
立ち直れていない美子に、さらに竜王が追撃を加えた。
「ミコと出会えない悲しみを、妃たちに癒してもらっていた。この500年間、ずっとだ。気が狂わずにいられたのは、妃たちの献身のおかげである。どうかミコも妃たちと仲良くしてほしい」
それまで番に会えた高揚感で、考えるべき色々なことを押しやっていた美子だったが、殴られたようなショックで冷静になれた。
繋いでいた竜王の手を振りほどく。
「触らないで!」
「ミコ?」
ここは日本ではない。
私の常識など通用しない世界だ。
12人も奥さんがいるのが当たり前なの?
しかも唯一の番だという私が13人目?
いいえ、順番なんて関係ない。
一夫多妻なんて私には受け入れられない。
そもそも、500年間ずっとヤッてましたって、私に言うこと?
感覚が違い過ぎる。
気持ちの悪さをこらえている美子に、竜王の言葉が続く。
「どの妃たちも忠義に篤く、信頼のできる者たちばかりだ。怖がらなくていい。ミコも閨の指導をしてもらうといい。女性の初めては大変だと聞く。私はなるべく早くミコと番いたい」
もうそれ以上聞いていられなかった。
「誰があなたと番うものですか! こんなにたくさんの女性をはべらせておいて私に愛を乞うだなんて、まともじゃないわ! そんな汚い手で私に触らないで!」
振りほどかれた手をまた繋ごうとしていた竜王が、美子の言葉に衝撃を受ける。
急な美子の手のひら返しに、大臣や妃も含めて場がざわつく。
「番さま、どういうことですかな? 竜王さまの子を身ごもれるのは番さまだけなのですぞ」
「これまでの500年間で、どの妃も竜王さまの子種を腹に宿すことができなかった」
「そうじゃ、子ができねばいくら性交をしたとて意味がない」
「一刻も早く次代さまを孕んでもらわねば」
口々に勝手なことを言う大臣に美子は叫ぶ。
「私は子を産む道具じゃない!」
そんな美子を妃たちまで非難しはじめた。
「誰のせいで竜王さまが苦しんでいたと思っているの」
「あなたが竜王さまの前に現れないから、私たちがお慰めしてきたというのに」
「私たちと竜王さまの絆を、いまさら汚いと言われてもね」
「500年間、竜王さまと仲良くしてきた私たちを、やっかんでいるのではないの?」
ホホホと笑われて、美子は震える手を握りしめる。
「私、日本に帰る。お父さんやお母さんもきっと心配してる。こんなところ、一秒だっていたくない!」
「ミコ……召喚は一方通行なのだ。もう元の世界には戻れない」
竜王が申し訳なさそうに告げた内容は、美子を絶望させるだけの力があった。
「な、なん……?」
許容できる範囲をこえた現実に、美子の脳は機能を止めてそれ以上傷つくことから己を護った。
意識を失くし倒れ込む美子を受け止め両腕に抱えると、哀しそうにうつむき竜王は後宮を出ていく。
どの妃も立ち入ることを許さなかった私室に美子を運ぶその後ろ姿を、12人の妃たちがどんな目で見ているかも知らずに。
竜族とは竜王の血が続く限り繁栄の加護を与えられた一族で、鋭い牙と尖った爪を持ち、猛々しく美しい人型をしている。
古の時代には、力あるものは竜型にもなれたと言うが、今では竜王すら竜型にはなれない。
長く長く続く歴史の中で、竜王の血が薄まってきたのだろうか――。
竜族をおびやかす影はそれだけではない。
今世の竜王は3500歳を迎えるが、いまだ番が見つからない。
寿命はまだあるものの、このままでは血が途絶えてしまうのではないかと、繁栄の翳りに不安を抱く者もいる。
竜王と番の間に生まれた子のうち、額に印を持って生まれた子が竜王となる。
先代の竜王は晩年にようやく番と出会い、授かった子は一人。
額に8の字の印があり、間違いなく竜王であったからよかったものの、もし印を持たずに生まれていたら――。
竜族は滅んでいただろう。
竜族の未来を危惧する12人の大臣たちにより、番召喚の儀が執り行われたのは、そんな栄枯盛衰を感じさせる世相の中でのことだった。
「これより、異世界から番さまを呼び寄せる番召喚の儀を執り行います」
「竜王さまは召喚された番さまをどうぞ温かくお迎えください」
「竜王さまは我らが竜族一番の美貌を誇るお方、番さまはきっと一目で虜になりましょう」
「もし番さまが反抗的な態度をとられたとしても、我々に策があります」
「どうぞ竜王さまは何の心配もなさらず、全て我々にお任せください」
大臣たちは頭をたれ、玉座の竜王におもねる。
成人してから番を求め荒れていた竜王を、大臣たちはこれまでも巧みな口先で鎮めてきた。
耳に触りの良い言葉を並べるのは手慣れたものだった。
竜王はついに番と会えると思うと、赤い目を光らせ、気持ちが逸るのを抑えられないでいた。
あふれる力で長い黒髪がたなびく。
「疾く始めよ」
竜王の言葉をきっかけに、12人の大臣たちは王の間に描かれた大きな陣に力を流す。
こうした陣をつかった力の行使は、大臣たちの家に受け継がれる秘法と呼ばれる。
あまり使う機会はないが、今は正にそのときだった。
ゆらゆらとした光が陣を取り巻く。
陣の中に靄がたちこめ、異世界とつながったことが分かった。
目を凝らす竜王には、その靄の中に人影が見えた。
とても小さい。
まるで童のようだ。
だんだんと靄が消えていく。
人影が実体となる。
現れたのは――竜族とは似ても似つかない、人型の生き物だった。
「なんと珍妙な、これが本当に竜王さまの番さまですかな?」
「美しさも強さも、欠片も見当たらぬ」
「やせ細って今にも死にそうではないか」
「これは秘法が失敗したのではないか?」
ざわつく大臣たちを押しのけ、竜王は陣に近づく。
竜王には分かっていた。
それが己の半身であると。
心がたまらなく惹かれる。
それは相手にとっても同じであるようだ。
サラサラの黒髪は顎の位置で真っすぐに切りそろえられ、明るい茶色の瞳をしばたたかせ竜王を見ていた。
竜王が手を伸ばすと、相手も手を伸ばしてきた。
指をからめて握りあう。
その瞬間、全身を多幸感が襲った。
彼女だ、私の番は彼女だ。
竜王はためらわずに彼女を腕の中に囲い込む。
「待っていたぞ、私の番」
「ツガイ?」
「そなたのことだ、私の唯一。よくぞこの世界に来てくれた。私は竜族を治める竜王である。名前はない。そなたのことを教えてくれないか?」
「私は美子、日本人で大学生よ」
「ミコ、素晴らしい響きだ」
竜王はたまらず美子に口づける。
美子もまた、抗わずにそれにこたえる。
惹かれあった者たちの熱い抱擁はしばらく続いた。
遠巻きにそれを眺めながら大臣たちはひそひそと密談を交わす。
「どうやら成功だったようじゃ」
「うむ、よきかなよきかな」
「早々に竜王さまと番さまには、褥をともにしていただかなくては」
「次代さまの誕生が待ち遠しいですな」
「しかしあの番さまに子が孕めるかのう?」
「ニホンジン族というらしいが、小さいし細いし、竜族の幼子でもあれほど貧弱なのはいない」
「う~む、とにかく番さまを後宮へ案内しよう」
大臣たちは意見を一致させ、竜王と美子のもとへ向かうのだった。
美子は案内された後宮で衝撃を受けていた。
唯一だと言われ愛を囁かれた竜王に、12人もの妃がいたからだ。
この12人の妃は皆、12人の大臣たちの妹であったり、娘であったり、姪であったり、とにかく大臣一族から選抜された美女と美少女揃いで、後宮にそれぞれ竜王から与えられた部屋を持つのだという。
前にズラリと並ばれると、赤や金や緑や紫、色とりどりの髪や瞳に圧倒される。
竜族の中では、自分が地味な色と見た目をしていることを、美子は理解した。
大臣たちから、番さまは13人目の妃であると説明される。
立ち直れていない美子に、さらに竜王が追撃を加えた。
「ミコと出会えない悲しみを、妃たちに癒してもらっていた。この500年間、ずっとだ。気が狂わずにいられたのは、妃たちの献身のおかげである。どうかミコも妃たちと仲良くしてほしい」
それまで番に会えた高揚感で、考えるべき色々なことを押しやっていた美子だったが、殴られたようなショックで冷静になれた。
繋いでいた竜王の手を振りほどく。
「触らないで!」
「ミコ?」
ここは日本ではない。
私の常識など通用しない世界だ。
12人も奥さんがいるのが当たり前なの?
しかも唯一の番だという私が13人目?
いいえ、順番なんて関係ない。
一夫多妻なんて私には受け入れられない。
そもそも、500年間ずっとヤッてましたって、私に言うこと?
感覚が違い過ぎる。
気持ちの悪さをこらえている美子に、竜王の言葉が続く。
「どの妃たちも忠義に篤く、信頼のできる者たちばかりだ。怖がらなくていい。ミコも閨の指導をしてもらうといい。女性の初めては大変だと聞く。私はなるべく早くミコと番いたい」
もうそれ以上聞いていられなかった。
「誰があなたと番うものですか! こんなにたくさんの女性をはべらせておいて私に愛を乞うだなんて、まともじゃないわ! そんな汚い手で私に触らないで!」
振りほどかれた手をまた繋ごうとしていた竜王が、美子の言葉に衝撃を受ける。
急な美子の手のひら返しに、大臣や妃も含めて場がざわつく。
「番さま、どういうことですかな? 竜王さまの子を身ごもれるのは番さまだけなのですぞ」
「これまでの500年間で、どの妃も竜王さまの子種を腹に宿すことができなかった」
「そうじゃ、子ができねばいくら性交をしたとて意味がない」
「一刻も早く次代さまを孕んでもらわねば」
口々に勝手なことを言う大臣に美子は叫ぶ。
「私は子を産む道具じゃない!」
そんな美子を妃たちまで非難しはじめた。
「誰のせいで竜王さまが苦しんでいたと思っているの」
「あなたが竜王さまの前に現れないから、私たちがお慰めしてきたというのに」
「私たちと竜王さまの絆を、いまさら汚いと言われてもね」
「500年間、竜王さまと仲良くしてきた私たちを、やっかんでいるのではないの?」
ホホホと笑われて、美子は震える手を握りしめる。
「私、日本に帰る。お父さんやお母さんもきっと心配してる。こんなところ、一秒だっていたくない!」
「ミコ……召喚は一方通行なのだ。もう元の世界には戻れない」
竜王が申し訳なさそうに告げた内容は、美子を絶望させるだけの力があった。
「な、なん……?」
許容できる範囲をこえた現実に、美子の脳は機能を止めてそれ以上傷つくことから己を護った。
意識を失くし倒れ込む美子を受け止め両腕に抱えると、哀しそうにうつむき竜王は後宮を出ていく。
どの妃も立ち入ることを許さなかった私室に美子を運ぶその後ろ姿を、12人の妃たちがどんな目で見ているかも知らずに。
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