11 / 11
十一話 ハッピーエンド
しおりを挟む
ジェニファーは学園を卒業後、政務官の試験を受けて合格。
今はマイルズと同じく王城に通勤している。
王城にはアラスターが住んでいて、護衛しているのはクリフォードだ。
ベネディクトとは離れてしまったが、懐かしい生徒会役員の面々とはここで会える。
ただし気になったことがあった。
ジェニファーの初めての出勤日、王城に入った瞬間にオープニングの曲が流れたのだ。
もちろん背景には花も舞った。
「え? どういうこと?」
実はリコリスの急逝を知る直前、ジェニファーはエンディングの曲が流れたのを聞いた。
そしてリコリスが乙女ゲームの世界から退場したことで、エンディングを迎えたのだと分かった。
それなのにまた始まるというの?
ジェニファーにはすでに意識があるし、あの日のようなこの世界の知識の流入もない。
しばらくは警戒していたが、とくに何も起こらなかったのでジェニファーは忘れることにした。
しかしそれから数か月後、すっかり仲良くなったアラスターの婚約者イヴリンから驚きの事実を聞くことになる。
ジェニファーは、イヴリンと休日にお茶をする仲になっていた。
学園時代のアラスターの話を、イヴリンが聞きたがるのだ。
ジェニファーは出会い頭から端折ることなくアラスターとの思い出を長々と話す。
それをイヴリンは嬉しそうに聞く。
今日もいつも通り王太子妃の部屋で、のどかなお茶会になるはずだった。
「ねえ、ジェニファー。あなたにだけ打ち明けるのだけど、私のおかしな体験を聞いてくれる?」
しかし、珍しくイヴリンから話をふってきた。
とくに思いつめたような感じでもないので、ジェニファーは気軽に引き受けた。
「実はね、私は前世の記憶があるのよ」
そんな突拍子もない前置きにジェニファーが動転しなかったのは、ジェニファーにもその認識があったからだ。
「ここは乙女ゲームと呼ばれる世界の中なの。そして私は悪役令嬢なのよ」
「待って! 悪役令嬢は私ですわ。イヴリンではありません」
ジェニファーは思わず口を出した。
「え? ジェニファーも転生者なの?」
イヴリンがぽかんとこちらを見つめる。
私たちには情報のすり合わせが必要なようだ。
お互いの知っていることを話し、それらを組み合わせるとこうなった。
イヴリンは、ジェニファーが悪役令嬢を務める乙女ゲームの続編の悪役令嬢らしい。
前作をノーマルエンドで終えた主人公リコリスが、政務官として王城に勤め始める日がオープニングシーンなのだそうだ。
メインの攻略対象者は第一王子バートランド。
ほかには魔術師団長だったり王弟だったり、ちょっと年齢が上がったリコリスにふさわしい、アダルトな雰囲気が売りだったのだとか。
「だけど、リコリス嬢はまだ学生のうちからバートランドと付き合いだしたでしょう? おかしいと思っていたのよ」
数か月前に、イヴリンもオープニング曲が流れるのを聞いたという。
「やっぱり正式なオープニングは今よねって、そのときは確信したわ。だけど、もうリコリス嬢は亡くなっているし、バートランドも北の砦に行ってしまって恋の舞台となる王城にはいない。私は王太子の婚約者という役目のままだけど、相手がアラスターに変わっている。何が起きてるのって思ったの」
イヴリンは戸惑った顔をする。
ジェニファーにも覚えがある。
しかしこれで謎がひとつ解けた。
「実はそのオープニングの曲が流れた日、私の初出勤日でしたの。王城に足を踏み入れた途端、曲が始まりましたのよ。つまり私が主人公の代わりってことかしら?」
「まあ、そうなの? では私はこれからジェニファーと争うの?」
おかしそうにイヴリンが言う。
そうならないことを知っているから言うのだ。
「そんなはずありませんわ。だって私たちにはすでに、心に決めた相手がいるんですもの」
そうなのだ。
イヴリンは今、王太子となったアラスターと恋を育んでいる。
学生時代は無自覚だったアラスターが、ようやく自分の思いに気がついて、イヴリンに告白したのだ。
形だけの婚約者ではなく、心からつながりたいと。
イヴリンは最初こそためらっていた。
なにしろそれまでは、アラスターの兄バートランドの婚約者だったのだ。
年齢だってアラスターより2つ上だ。
しかしアラスターはイヴリンの不安ごとイヴリンを愛した。
その思いに、イヴリンは応えようとしている。
「そうね、ジェニファーにもジェニファーだけの王子さまがいるものね」
ジェニファーは、学園を卒業してからマイルズと婚約した。
お互いが仕事に慣れたら、結婚しようと約束している。
だからジェニファーもマイルズも、今は熱心に職務に励んでいるのだ。
早く結婚したくて――。
ジェニファーはしっかり頬を赤らめた。
そんな可愛いジェニファーを、イヴリンは嬉しそうに眺める。
「せっかくオープニングの曲が流れたけれど、この乙女ゲームは始まりそうにないわね」
それからイヴリンは、ジェニファーが悪役令嬢となるはずだったゲームのストーリーも教えてくれた。
主人公が、生徒会役員のメンバーや顧問の先生、護衛騎士と密室になった生徒会室で恋の駆け引きをするという。
でも学園バージョンは全年齢対象のため、アダルトな雰囲気はなし。
せいぜいが接触止まりなのだとか。
当初ジェニファーが怪訝に思った通り、本来の主人公の役職は学年三位の会計だった。
「もうその時点で、乙女ゲームのストーリーから外れていたのですね」
悪役令嬢の陰湿ないじめや恋の妨害にめげず、生徒会活動と学業に励む健気な主人公の姿は、プレイヤーから好評で続編の発売が決まった。
だが思い返してみても、リコリスが生徒会活動に取り組んだり勉強を頑張っていた様子はない。
ここは乙女ゲームとはまるで違うストーリーで進んだ世界なのだ。
「私たちが取り組んできたことは無駄ではないわ。ジェニファーの『もったいない革命』だって受け継がれているでしょう? もう私たちは、それぞれがそれぞれの人生の主人公として、ひとり立ちしていいのよ」
イヴリンの言葉には説得力があった。
強制力も働かない乙女ゲームの世界を、怖がる必要はない。
私たちは悪役令嬢でありながら、それぞれの想い人と心を交わしている。
これが現実で真実だ。
「そうですわね。私たち、これからは悪役令嬢ではなく、それぞれの役職をまっとうしましょう!」
ジェニファーが差し出した手をイヴリンが握る。
そこへなぜか流れるエンディングの曲。
「え? 今ですの?」
二人が呆気にとられていると、王太子妃の部屋を訪ねる者がいた。
「やあやあ、僕らのお姫さまたち、王子さまが迎えに来たよ!」
「ジェニファー、ちょうど仕事が終わったんだ。よかったら一緒にランチをどうかな?」
アラスターとマイルズだ。
長いお茶会にしびれを切らしたのか、それぞれのお姫さまを誘いに来たらしい。
「まあ、これで私たち、無事ハッピーエンドですのね?」
「ふふふ、素敵なエンディングになったわね」
ジェニファーとイヴリンは、お互いの王子さまに手を取られ、静かに部屋を出ていくのだった。
今はマイルズと同じく王城に通勤している。
王城にはアラスターが住んでいて、護衛しているのはクリフォードだ。
ベネディクトとは離れてしまったが、懐かしい生徒会役員の面々とはここで会える。
ただし気になったことがあった。
ジェニファーの初めての出勤日、王城に入った瞬間にオープニングの曲が流れたのだ。
もちろん背景には花も舞った。
「え? どういうこと?」
実はリコリスの急逝を知る直前、ジェニファーはエンディングの曲が流れたのを聞いた。
そしてリコリスが乙女ゲームの世界から退場したことで、エンディングを迎えたのだと分かった。
それなのにまた始まるというの?
ジェニファーにはすでに意識があるし、あの日のようなこの世界の知識の流入もない。
しばらくは警戒していたが、とくに何も起こらなかったのでジェニファーは忘れることにした。
しかしそれから数か月後、すっかり仲良くなったアラスターの婚約者イヴリンから驚きの事実を聞くことになる。
ジェニファーは、イヴリンと休日にお茶をする仲になっていた。
学園時代のアラスターの話を、イヴリンが聞きたがるのだ。
ジェニファーは出会い頭から端折ることなくアラスターとの思い出を長々と話す。
それをイヴリンは嬉しそうに聞く。
今日もいつも通り王太子妃の部屋で、のどかなお茶会になるはずだった。
「ねえ、ジェニファー。あなたにだけ打ち明けるのだけど、私のおかしな体験を聞いてくれる?」
しかし、珍しくイヴリンから話をふってきた。
とくに思いつめたような感じでもないので、ジェニファーは気軽に引き受けた。
「実はね、私は前世の記憶があるのよ」
そんな突拍子もない前置きにジェニファーが動転しなかったのは、ジェニファーにもその認識があったからだ。
「ここは乙女ゲームと呼ばれる世界の中なの。そして私は悪役令嬢なのよ」
「待って! 悪役令嬢は私ですわ。イヴリンではありません」
ジェニファーは思わず口を出した。
「え? ジェニファーも転生者なの?」
イヴリンがぽかんとこちらを見つめる。
私たちには情報のすり合わせが必要なようだ。
お互いの知っていることを話し、それらを組み合わせるとこうなった。
イヴリンは、ジェニファーが悪役令嬢を務める乙女ゲームの続編の悪役令嬢らしい。
前作をノーマルエンドで終えた主人公リコリスが、政務官として王城に勤め始める日がオープニングシーンなのだそうだ。
メインの攻略対象者は第一王子バートランド。
ほかには魔術師団長だったり王弟だったり、ちょっと年齢が上がったリコリスにふさわしい、アダルトな雰囲気が売りだったのだとか。
「だけど、リコリス嬢はまだ学生のうちからバートランドと付き合いだしたでしょう? おかしいと思っていたのよ」
数か月前に、イヴリンもオープニング曲が流れるのを聞いたという。
「やっぱり正式なオープニングは今よねって、そのときは確信したわ。だけど、もうリコリス嬢は亡くなっているし、バートランドも北の砦に行ってしまって恋の舞台となる王城にはいない。私は王太子の婚約者という役目のままだけど、相手がアラスターに変わっている。何が起きてるのって思ったの」
イヴリンは戸惑った顔をする。
ジェニファーにも覚えがある。
しかしこれで謎がひとつ解けた。
「実はそのオープニングの曲が流れた日、私の初出勤日でしたの。王城に足を踏み入れた途端、曲が始まりましたのよ。つまり私が主人公の代わりってことかしら?」
「まあ、そうなの? では私はこれからジェニファーと争うの?」
おかしそうにイヴリンが言う。
そうならないことを知っているから言うのだ。
「そんなはずありませんわ。だって私たちにはすでに、心に決めた相手がいるんですもの」
そうなのだ。
イヴリンは今、王太子となったアラスターと恋を育んでいる。
学生時代は無自覚だったアラスターが、ようやく自分の思いに気がついて、イヴリンに告白したのだ。
形だけの婚約者ではなく、心からつながりたいと。
イヴリンは最初こそためらっていた。
なにしろそれまでは、アラスターの兄バートランドの婚約者だったのだ。
年齢だってアラスターより2つ上だ。
しかしアラスターはイヴリンの不安ごとイヴリンを愛した。
その思いに、イヴリンは応えようとしている。
「そうね、ジェニファーにもジェニファーだけの王子さまがいるものね」
ジェニファーは、学園を卒業してからマイルズと婚約した。
お互いが仕事に慣れたら、結婚しようと約束している。
だからジェニファーもマイルズも、今は熱心に職務に励んでいるのだ。
早く結婚したくて――。
ジェニファーはしっかり頬を赤らめた。
そんな可愛いジェニファーを、イヴリンは嬉しそうに眺める。
「せっかくオープニングの曲が流れたけれど、この乙女ゲームは始まりそうにないわね」
それからイヴリンは、ジェニファーが悪役令嬢となるはずだったゲームのストーリーも教えてくれた。
主人公が、生徒会役員のメンバーや顧問の先生、護衛騎士と密室になった生徒会室で恋の駆け引きをするという。
でも学園バージョンは全年齢対象のため、アダルトな雰囲気はなし。
せいぜいが接触止まりなのだとか。
当初ジェニファーが怪訝に思った通り、本来の主人公の役職は学年三位の会計だった。
「もうその時点で、乙女ゲームのストーリーから外れていたのですね」
悪役令嬢の陰湿ないじめや恋の妨害にめげず、生徒会活動と学業に励む健気な主人公の姿は、プレイヤーから好評で続編の発売が決まった。
だが思い返してみても、リコリスが生徒会活動に取り組んだり勉強を頑張っていた様子はない。
ここは乙女ゲームとはまるで違うストーリーで進んだ世界なのだ。
「私たちが取り組んできたことは無駄ではないわ。ジェニファーの『もったいない革命』だって受け継がれているでしょう? もう私たちは、それぞれがそれぞれの人生の主人公として、ひとり立ちしていいのよ」
イヴリンの言葉には説得力があった。
強制力も働かない乙女ゲームの世界を、怖がる必要はない。
私たちは悪役令嬢でありながら、それぞれの想い人と心を交わしている。
これが現実で真実だ。
「そうですわね。私たち、これからは悪役令嬢ではなく、それぞれの役職をまっとうしましょう!」
ジェニファーが差し出した手をイヴリンが握る。
そこへなぜか流れるエンディングの曲。
「え? 今ですの?」
二人が呆気にとられていると、王太子妃の部屋を訪ねる者がいた。
「やあやあ、僕らのお姫さまたち、王子さまが迎えに来たよ!」
「ジェニファー、ちょうど仕事が終わったんだ。よかったら一緒にランチをどうかな?」
アラスターとマイルズだ。
長いお茶会にしびれを切らしたのか、それぞれのお姫さまを誘いに来たらしい。
「まあ、これで私たち、無事ハッピーエンドですのね?」
「ふふふ、素敵なエンディングになったわね」
ジェニファーとイヴリンは、お互いの王子さまに手を取られ、静かに部屋を出ていくのだった。
10
お気に入りに追加
411
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
不機嫌な悪役令嬢〜王子は最強の悪役令嬢を溺愛する?〜
晴行
恋愛
乙女ゲームの貴族令嬢リリアーナに転生したわたしは、大きな屋敷の小さな部屋の中で窓のそばに腰掛けてため息ばかり。
見目麗しく深窓の令嬢なんて噂されるほどには容姿が優れているらしいけど、わたしは知っている。
これは主人公であるアリシアの物語。
わたしはその当て馬にされるだけの、悪役令嬢リリアーナでしかない。
窓の外を眺めて、次の転生は鳥になりたいと真剣に考えているの。
「つまらないわ」
わたしはいつも不機嫌。
どんなに努力しても運命が変えられないのなら、わたしがこの世界に転生した意味がない。
あーあ、もうやめた。
なにか他のことをしよう。お料理とか、お裁縫とか、魔法がある世界だからそれを勉強してもいいわ。
このお屋敷にはなんでも揃っていますし、わたしには才能がありますもの。
仕方がないので、ゲームのストーリーが始まるまで悪役令嬢らしく不機嫌に日々を過ごしましょう。
__それもカイル王子に裏切られて婚約を破棄され、大きな屋敷も貴族の称号もすべてを失い終わりなのだけど。
頑張ったことが全部無駄になるなんて、ほんとうにつまらないわ。
の、はずだったのだけれど。
アリシアが現れても、王子は彼女に興味がない様子。
ストーリーがなかなか始まらない。
これじゃ二人の仲を引き裂く悪役令嬢になれないわ。
カイル王子、間違ってます。わたしはアリシアではないですよ。いつもツンとしている?
それは当たり前です。貴方こそなぜわたしの家にやってくるのですか?
わたしの料理が食べたい? そんなのアリシアに作らせればいいでしょう?
毎日つくれ? ふざけるな。
……カイル王子、そろそろ帰ってくれません?
優しい天使が、研究ばかりで人付き合いの苦手な僕に嫁いでくれた結果。
下菊みこと
恋愛
奇跡的な掛け算でみんなが幸せになるお話。
最初から最後までほのぼの、誰も不幸にならないお話です。
仲良しな夫婦がたくさんの利益を国全体にもたらす御都合主義なので、大目に見てくだされば幸いです。
小説家になろう様でも投稿しています。
転生したら避けてきた攻略対象にすでにロックオンされていました
みなみ抄花
恋愛
睦見 香桜(むつみ かお)は今年で19歳。
日本で普通に生まれ日本で育った少し田舎の町の娘であったが、都内の大学に無事合格し春からは学生寮で新生活がスタートするはず、だった。
引越しの前日、生まれ育った町を離れることに、少し名残惜しさを感じた香桜は、子どもの頃によく遊んだ川まで一人で歩いていた。
そこで子犬が溺れているのが目に入り、助けるためいきなり川に飛び込んでしまう。
香桜は必死の力で子犬を岸にあげるも、そこで力尽きてしまい……
今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
【完結】転生したら脳筋一家の令嬢でしたが、インテリ公爵令息と結ばれたので万事OKです。
櫻野くるみ
恋愛
ある日前世の記憶が戻ったら、この世界が乙女ゲームの舞台だと思い至った侯爵令嬢のルイーザ。
兄のテオドールが攻略対象になっていたことを思い出すと共に、大変なことに気付いてしまった。
ゲーム内でテオドールは「脳筋枠」キャラであり、家族もまとめて「脳筋一家」だったのである。
私も脳筋ってこと!?
それはイヤ!!
前世でリケジョだったルイーザが、脳筋令嬢からの脱却を目指し奮闘したら、推しの攻略対象のインテリ公爵令息と恋に落ちたお話です。
ゆるく軽いラブコメ目指しています。
最終話が長くなってしまいましたが、完結しました。
小説家になろう様でも投稿を始めました。少し修正したところがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる