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3話 5年目
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「マルガレータは、腹に俺の子を宿している。丁重にもてなすように」
迎えに出た使用人たちが並ぶ玄関ホールで、ジークフリートが若い愛人を慮るようにと命令を下す。
その場にはもちろん、スミレも居た。
好奇の目が、青ざめた顔のスミレと、勝ち誇った顔のマルガレータの間を行き来する。
「見事な金髪だわ。若奥さまとは、外見がまるで似ていないわね」
「カスナー商会で働いていたんですって」
「じゃあ、社内で若旦那さまと……?」
豊満な体を自慢するように、派手なワンピースを着ているマルガレータは、その美しい緑色の瞳で、すぐに黒髪のスミレを見つけ出す。
ジークフリートよりも一歩前に進み、スミレに相対すると、マルガレータはにこりと微笑んだ。
「ジークの赤ちゃんは私が生んであげる。あなたは休んでいていいわよ?」
スミレでさえ、ジークフリートを愛称で呼んだことはない。
それに休むも何も、スミレはジークフリートの妻だ。
しかし、その言葉に従った使用人たちによって、夫婦の部屋からスミレの持ち物が搬出され、遠く離れた客間へと移される。
呆然自失となるスミレを余所に、別邸からはカスナー夫妻が現れ、まだ生まれてもいない孫の誕生を祝った。
「ようやくか、ジークフリート。直系の後継者がいないのは、カスナー商会にとって憂慮すべき事態だった。早々に解決策を見出したのは評価できる」
「これで安心できるわ。ちゃんとした家柄の娘さんを娶らないからこんなことに――」
居たたまれず、その場を辞そうとしたスミレを、ジークフリートの声が引き留めた。
「スミレ、話がある」
カスナー夫妻を始め、使用人たちはみな思っただろう。
スミレはこのまま離縁されると。
しかし、そうではなかった。
「子はマルガレータが生んでくれる。スミレは別の役目を担って欲しい」
「私に、できることがあるのなら……何でもします」
ジークフリートはスミレを見捨てなかった。
自分にも役目があると知ったスミレは、胸を熱くする。
妊娠できなかったせいで、こじれてしまったジークフリートとの関係だったが、もしかしたらやり直せるのかもしれない。
愛人の存在はあるものの、また結婚した当初のように、家族として仲良く過ごせるのなら。
「スミレにしかできない、大事な役目を任せたい」
そう言って微笑むジークフリートに、スミレは希望を見出した。
喜びにスミレが感涙しているのを、ジークフリートは満足げに眺める。
スミレは知らなかった。
ここから本当の地獄が始まるのだと。
◇◆◇
「トルファ男爵、こちらが妻のスミレです」
「素晴らしい黒髪だ。潤んだ瞳も、黒真珠のようで最高にそそられる」
スミレはジークフリートと一緒に、ラグジュアリーなホテルを訪れていた。
ここで重要な商談があるからと、着飾って連れて来られたのだ。
スミレの正面に立っているのは、30代半ばと思われる体格のいい男性だった。
ジークフリートの言葉から貴族であると分かったので、スミレは丁寧に礼をした。
「礼儀作法も躾けられているようだね。私は淑やかな女性が好みなんだ」
「お気に召していただけたでしょうか?」
「よろしい、言い値で契約をしよう。ただし、一晩ではなく二晩だ。たっぷりと彼女を味わいたい」
取り引きにしては、内容が不穏だった。
スミレはトルファ男爵の絡みつく視線が怖くて、身をすくませる。
しかし、ジークフリートはそんなスミレを、トルファ男爵のほうへ押しやった。
「トルファ男爵の仰せつけをよく聞くように。決して逆らってはいけない」
「ジークフリートさま、どういうことですか?」
スミレの疑問に答えたのは、ジークフリートではなかった。
大きな手でスミレの肩を抱きよせたトルファ男爵が、耳元に唇を近づけてねっとりと囁く。
「君は夫に売られたんだよ。カスナー商会に有利な条件で契約を結ぶ代わりに、僕は君の体を自由にできる権利を得た」
「そ、そんな……」
うろたえるスミレの姿を、トルファ男爵は満足そうに眺める。
ジークフリートへ真意を問いただそうとしたが、すでにその姿はなかった。
絶望するスミレを、トルファ男爵はホテルの部屋へ誘う。
「分かっているとは思うが、余計な抵抗はしないことだ。貴族を敵に回して、生き残れはしないよ」
トルファ男爵の言葉は事実だ。
貴族の地位は、確固として国に護られている。
平民がどうあがいても、手が出せないのが貴族なのだ。
「大丈夫、ひどくはしない。君も楽しめるようにしてあげよう」
そうして25歳のスミレは、ジークフリートしか知らなかった体に、他の男の味を覚えさせられた。
ジークフリートよりも女慣れしたトルファ男爵の手練手管によって、さんざん啼かされたスミレは、己の体が恨めしくも汚いものに思えた。
(死にたい――)
抱かれている間、ずっとそう考えていた。
この責め苦が終わったら、本邸に戻り次第、ジークフリートに離縁を申し出よう。
愛人のマルガレータが後継者を生むのだから、妻のスミレはいらないはずだ。
盛大に送り出してくれた実家には恥をかかせてしまうが、こんな理不尽な扱いには耐えられない。
だが、ホテルから帰宅したスミレを玄関で待っていたのは、テオドールだった。
「お義姉さん、お帰りなさい! これを見て!」
満面の笑顔でテオドールが掲げているのは、何らかの証書のようだった。
それを早く見せたくて、朝帰りをしたスミレを、今か今かと待ち構えていたのだろう。
ジークフリートと離縁をしてしまえば、懐いてくれたテオドールとの関係も切れる。
それがスミレには心痛だった。
「名門の男子校への推薦状なんだ。貴族の子息も通う、寄宿舎つきの大きな学校なんだよ。家庭教師の先生が僕の成績なら行けるだろうって、来年の試験を免除して入学させてくれる手続きを――」
怒涛の勢いでしゃべるテオドールを、スミレの背後から現れた人物が止める。
「テオ、スミレは仕事帰りで疲れているんだ。その話はまた後で、ゆっくりしてあげなさい」
「あ、そうか、ごめんなさい。あんまり嬉しかったから、はしゃいでしまって」
またね、と手を振って、テオドールは自室へ戻る。
それを見送ったのは、スミレとジークフリートだ。
スミレは後ろを振り返り、勇気を出す。
「ジークフリートさま、お話が……」
「あの喜びようを見たか? これまでテオが勉強を頑張ってきた成果だが、それだけではない」
話の腰を折るジークフリートに、スミレが言い返そうとした瞬間、ぐっと腰を引き寄せられた。
「貴族との繋がりを強固にしてくれた、スミレのおかげだ。テオの推薦状を快く書いてくれたのは、ニューマン伯爵という高位貴族とも交流の深い方だ。そして――スミレの次のお相手だ」
ひゅっとスミレの喉が鳴った。
ジークフリートはテオドールを人質にしたのだ。
ここでスミレが離縁を申し出れば、あんなに喜んでいたテオドールは、推薦を取り消され学校へ行けなくなるかもしれない。
スミレはがたがたと震えだし、その場へしゃがみこみそうになる。
しかし腰を抱いていたジークフリートが、それを許さない。
「さあ、聞かせてもらおう。トルファ男爵とのやり取りを。そのために今日は、わざわざ仕事を休んだんだ」
ジークフリートはスミレが寝起きをしている客間へ向かう。
マルガレータがいる夫婦の部屋から遠く離れたそこで、スミレはジークフリートに押し倒された。
「どこをどう触られた? 二晩もかけて、じっくり可愛がってもらったんだ。俺にされるよりも感じたか?」
ジークフリートの乱暴な手が、スミレの体をまさぐる。
あちこちに残されたキスマークを見つけては、そこへ噛み跡をつけていくジークフリート。
「痛いっ!」
「トルファ男爵から話を持ち掛けられたときは、どうしようかと迷ったが……清楚で純真なだけじゃない、男を誘ういやらしい体になって……」
ジークフリートがごくりと唾を飲む音がした。
二晩に渡り執拗に擦られたせいで、スミレの胸の頂きや股座の尖りは、赤く腫れあがっている。
「他の男に抱かれた妻というのも、趣向がある。スミレ、俺が上書きしてやるからな」
感謝しろとばかりにジークフリートは言い放つと、スミレの体に覆いかぶさった。
体格のいいトルファ男爵にさんざん嬲られたスミレは、休む暇も与えられずに、続けてジークフリートの慰みものになるのだった。
迎えに出た使用人たちが並ぶ玄関ホールで、ジークフリートが若い愛人を慮るようにと命令を下す。
その場にはもちろん、スミレも居た。
好奇の目が、青ざめた顔のスミレと、勝ち誇った顔のマルガレータの間を行き来する。
「見事な金髪だわ。若奥さまとは、外見がまるで似ていないわね」
「カスナー商会で働いていたんですって」
「じゃあ、社内で若旦那さまと……?」
豊満な体を自慢するように、派手なワンピースを着ているマルガレータは、その美しい緑色の瞳で、すぐに黒髪のスミレを見つけ出す。
ジークフリートよりも一歩前に進み、スミレに相対すると、マルガレータはにこりと微笑んだ。
「ジークの赤ちゃんは私が生んであげる。あなたは休んでいていいわよ?」
スミレでさえ、ジークフリートを愛称で呼んだことはない。
それに休むも何も、スミレはジークフリートの妻だ。
しかし、その言葉に従った使用人たちによって、夫婦の部屋からスミレの持ち物が搬出され、遠く離れた客間へと移される。
呆然自失となるスミレを余所に、別邸からはカスナー夫妻が現れ、まだ生まれてもいない孫の誕生を祝った。
「ようやくか、ジークフリート。直系の後継者がいないのは、カスナー商会にとって憂慮すべき事態だった。早々に解決策を見出したのは評価できる」
「これで安心できるわ。ちゃんとした家柄の娘さんを娶らないからこんなことに――」
居たたまれず、その場を辞そうとしたスミレを、ジークフリートの声が引き留めた。
「スミレ、話がある」
カスナー夫妻を始め、使用人たちはみな思っただろう。
スミレはこのまま離縁されると。
しかし、そうではなかった。
「子はマルガレータが生んでくれる。スミレは別の役目を担って欲しい」
「私に、できることがあるのなら……何でもします」
ジークフリートはスミレを見捨てなかった。
自分にも役目があると知ったスミレは、胸を熱くする。
妊娠できなかったせいで、こじれてしまったジークフリートとの関係だったが、もしかしたらやり直せるのかもしれない。
愛人の存在はあるものの、また結婚した当初のように、家族として仲良く過ごせるのなら。
「スミレにしかできない、大事な役目を任せたい」
そう言って微笑むジークフリートに、スミレは希望を見出した。
喜びにスミレが感涙しているのを、ジークフリートは満足げに眺める。
スミレは知らなかった。
ここから本当の地獄が始まるのだと。
◇◆◇
「トルファ男爵、こちらが妻のスミレです」
「素晴らしい黒髪だ。潤んだ瞳も、黒真珠のようで最高にそそられる」
スミレはジークフリートと一緒に、ラグジュアリーなホテルを訪れていた。
ここで重要な商談があるからと、着飾って連れて来られたのだ。
スミレの正面に立っているのは、30代半ばと思われる体格のいい男性だった。
ジークフリートの言葉から貴族であると分かったので、スミレは丁寧に礼をした。
「礼儀作法も躾けられているようだね。私は淑やかな女性が好みなんだ」
「お気に召していただけたでしょうか?」
「よろしい、言い値で契約をしよう。ただし、一晩ではなく二晩だ。たっぷりと彼女を味わいたい」
取り引きにしては、内容が不穏だった。
スミレはトルファ男爵の絡みつく視線が怖くて、身をすくませる。
しかし、ジークフリートはそんなスミレを、トルファ男爵のほうへ押しやった。
「トルファ男爵の仰せつけをよく聞くように。決して逆らってはいけない」
「ジークフリートさま、どういうことですか?」
スミレの疑問に答えたのは、ジークフリートではなかった。
大きな手でスミレの肩を抱きよせたトルファ男爵が、耳元に唇を近づけてねっとりと囁く。
「君は夫に売られたんだよ。カスナー商会に有利な条件で契約を結ぶ代わりに、僕は君の体を自由にできる権利を得た」
「そ、そんな……」
うろたえるスミレの姿を、トルファ男爵は満足そうに眺める。
ジークフリートへ真意を問いただそうとしたが、すでにその姿はなかった。
絶望するスミレを、トルファ男爵はホテルの部屋へ誘う。
「分かっているとは思うが、余計な抵抗はしないことだ。貴族を敵に回して、生き残れはしないよ」
トルファ男爵の言葉は事実だ。
貴族の地位は、確固として国に護られている。
平民がどうあがいても、手が出せないのが貴族なのだ。
「大丈夫、ひどくはしない。君も楽しめるようにしてあげよう」
そうして25歳のスミレは、ジークフリートしか知らなかった体に、他の男の味を覚えさせられた。
ジークフリートよりも女慣れしたトルファ男爵の手練手管によって、さんざん啼かされたスミレは、己の体が恨めしくも汚いものに思えた。
(死にたい――)
抱かれている間、ずっとそう考えていた。
この責め苦が終わったら、本邸に戻り次第、ジークフリートに離縁を申し出よう。
愛人のマルガレータが後継者を生むのだから、妻のスミレはいらないはずだ。
盛大に送り出してくれた実家には恥をかかせてしまうが、こんな理不尽な扱いには耐えられない。
だが、ホテルから帰宅したスミレを玄関で待っていたのは、テオドールだった。
「お義姉さん、お帰りなさい! これを見て!」
満面の笑顔でテオドールが掲げているのは、何らかの証書のようだった。
それを早く見せたくて、朝帰りをしたスミレを、今か今かと待ち構えていたのだろう。
ジークフリートと離縁をしてしまえば、懐いてくれたテオドールとの関係も切れる。
それがスミレには心痛だった。
「名門の男子校への推薦状なんだ。貴族の子息も通う、寄宿舎つきの大きな学校なんだよ。家庭教師の先生が僕の成績なら行けるだろうって、来年の試験を免除して入学させてくれる手続きを――」
怒涛の勢いでしゃべるテオドールを、スミレの背後から現れた人物が止める。
「テオ、スミレは仕事帰りで疲れているんだ。その話はまた後で、ゆっくりしてあげなさい」
「あ、そうか、ごめんなさい。あんまり嬉しかったから、はしゃいでしまって」
またね、と手を振って、テオドールは自室へ戻る。
それを見送ったのは、スミレとジークフリートだ。
スミレは後ろを振り返り、勇気を出す。
「ジークフリートさま、お話が……」
「あの喜びようを見たか? これまでテオが勉強を頑張ってきた成果だが、それだけではない」
話の腰を折るジークフリートに、スミレが言い返そうとした瞬間、ぐっと腰を引き寄せられた。
「貴族との繋がりを強固にしてくれた、スミレのおかげだ。テオの推薦状を快く書いてくれたのは、ニューマン伯爵という高位貴族とも交流の深い方だ。そして――スミレの次のお相手だ」
ひゅっとスミレの喉が鳴った。
ジークフリートはテオドールを人質にしたのだ。
ここでスミレが離縁を申し出れば、あんなに喜んでいたテオドールは、推薦を取り消され学校へ行けなくなるかもしれない。
スミレはがたがたと震えだし、その場へしゃがみこみそうになる。
しかし腰を抱いていたジークフリートが、それを許さない。
「さあ、聞かせてもらおう。トルファ男爵とのやり取りを。そのために今日は、わざわざ仕事を休んだんだ」
ジークフリートはスミレが寝起きをしている客間へ向かう。
マルガレータがいる夫婦の部屋から遠く離れたそこで、スミレはジークフリートに押し倒された。
「どこをどう触られた? 二晩もかけて、じっくり可愛がってもらったんだ。俺にされるよりも感じたか?」
ジークフリートの乱暴な手が、スミレの体をまさぐる。
あちこちに残されたキスマークを見つけては、そこへ噛み跡をつけていくジークフリート。
「痛いっ!」
「トルファ男爵から話を持ち掛けられたときは、どうしようかと迷ったが……清楚で純真なだけじゃない、男を誘ういやらしい体になって……」
ジークフリートがごくりと唾を飲む音がした。
二晩に渡り執拗に擦られたせいで、スミレの胸の頂きや股座の尖りは、赤く腫れあがっている。
「他の男に抱かれた妻というのも、趣向がある。スミレ、俺が上書きしてやるからな」
感謝しろとばかりにジークフリートは言い放つと、スミレの体に覆いかぶさった。
体格のいいトルファ男爵にさんざん嬲られたスミレは、休む暇も与えられずに、続けてジークフリートの慰みものになるのだった。
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