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三話
1-5
しおりを挟む「待たせて悪いな、クロード」
ベッドの外に触手をポイッと放り捨てて、俺はクロードの筋肉質なふくらはぎを掴み上げた。ぐぐ、と足を押し開き、赤い粘膜を晒してヒクついているエッロい縦割れアナルに亀頭を擦り付ける。
くぷっと先端をキスさせるだけでアナルが吸い付いてくるのが堪らない。少し焦らしてみたい気もしたが、俺の方がもう限界だった。クロードの潤んだ瞳を見下ろしながら、笑って下唇を舐める。
さあ今から食うぞ、という熱の籠もった視線を投げればクロードは歓喜に蕩けた目で俺を見つめ返した。ああ、ちくしょう。
今日も思考が吹っ飛びそうなほどエロくて可愛いなお前はっ!
「ひぁっ……ぁっ、ああぁぁぁ――!」
激しい音を立て、俺の性器がクロードの中を出入りする。捲れた粘膜がチラチラと赤い色を覗かせて、それにまた煽られた。
とろっとろに解れていたアナルは突き入れる度に中から溢れるほど愛液を滴らせるが、これでいて締め付けは最高にイイ。
クロードが名器なのはこういうところだ。突き入れる時は濡れ濡れの内壁で柔らかく包み込んでくるくせに、引くとその肉壁が追い縋ってきて強く締め付ける。
これがうっかりすると三擦り半でぶちまけてしまいそうになるくらい、気持ちいい。引く動作を弱めて奥を突くと、今度は結腸に潜り込んだ亀頭がち
ゅうちゅう吸われて搾り取られそうになる。気を引き締めてないと何度射精しちまうか判らんのが恐い。気を抜いた結果が一晩に種子五個? いや六個? だったわけだしな。
今日こそクロードの負担を考えて一回に……と思うが、まあ無理だろうな。
「ヴィンセントッ……ぁあ、あ、ひんっ……おく、きもち、ぃっ」
「ん。ここか?」
「んっ、そこっ……ぁ、ふあっ、もっと……もっとしてっ」
だいぶ気持ちを口にするようになったクロードが、甘えるように抱きついてくる。抱えていた足をシーツに置いて、引き締まった腰に腕を回した。仰け反るように腰を上げたクロードに、ズン、ズン、と奥までのストロークでぶち込む。『あ、あ、』と小さく喘いだクロードが射精もなく中でイッた。
ぎゅうっとアナルが締まって、搾り取られるようにして俺も射精する。こぷっ、とアナルから精液が溢れてくるが無視だ無視。
まだ俺はイッてないぞ、と言い切る図々しさが必要だ。
「ヴィンセント……」
「うん?」
「こっちは……?」
イッたばかりで息も整ってないくせに、クロードは少し恥ずかしそうにはにかみながら自分の胸に手を置いた。汗のうっすら浮かぶ胸筋は、射精後の脱力で柔らかいのかクロードの指がぷにっと埋まっている。
俺は別に、クロードの胸に毎回顔を埋めたいわけじゃないし、胸にばかり執着しているわけでもない……んだが、この乳の魅力には抗いがたいんだよなあ。男のサガだよな諦めろ。
よし諦めた。本人がいいって言うなら乳を弄ろう。
「触っていいか?」
「……うん。揉んでも、いい」
「吸っても?」
「うん。……ん、ヴィンセントの、すきにして」
っとに可愛いなあお前は!また乳首腫れて痛いって泣いても許してやんねぇからな! 長引いて朝までコースでも文句言うなよ!
――いや今、昼だけど。頭の中で冷静な自分がツッコミ入れたが、俺はクロードの豊満な胸に抗う術もなく……飛び込んだ。
まあ、それで夜までヤりまくって、クロードの乳首は真っ赤でプルプルの勃起乳首になったし、種子は過去最高の個数を記録してアレンにはゲラゲラ笑われた。
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