59 / 76
バリタチゲイのおっさんだけど賭けに負けたのでケツ処女捧げます!
6話
しおりを挟む美味そうに見えたから一度食ってみたかっただけのスオウと、アナルの快感に目覚めてしまった俺。どう考えてもこの先真っ暗という認識しか生まれない。
ひゅ、と小さく息を飲んで青ざめた俺に、スオウは不思議そうな視線を向けてきた。当たり前だろう、さっきまでスオウの手管に翻弄されてとろっとろに蕩けかけてたんだから。
それが我に返ったと思ったのか、スオウは苦笑して俺の中から指を引き抜いた。一瞬、逃してくれるのかと期待したが、そう上手くはいくはずがない。
ぐい、と膝を掴まれて腰を引き寄せられる。限界まで開いた股の間にスオウが腰を進めてきた。いつの間にかゴムをつけたスオウのペニスが潤んだアナルに押しつけられる。ちゅぷ、とキスでもするように亀頭が入口に軽く押しつけられた。
ひ、と息を飲んだ俺は泣きそうな目でスオウを見上げてしまった。
「や、め……スオウッ……」
「悪い。今日は、止めてやれない」
「っ――……ぁ、あ、あぁぁあっ!!」
高い悲鳴を上げて仰け反った俺の腰を、スオウの太い腕が引き戻す。スオウの猛ったペニスがずぷりと押し込まれてきて、目の前が白く弾けた。
一気にはサイズ的に入らなかったらしく、ず、ず、と少しずつ奥へと進んでくる。前立腺もねっとりと押しつぶしながら入ってくるし、俺はびくびく快感に腰を震わせた。
ピンと張ったように身体を仰け反らせ、逃げようともがく俺をスオウは許さない。ガッチリと腰を押さえられペニスをさらに奥まで銜え込まされる。
悲鳴が掠れて、息が出来なくなって、カスカスの息を漏らしていたらスオウが口付けてきた。開いたままの俺の口に舌を差し込んできて、あの気持ちいいキスを与えてくる。でも、俺はそれを楽しんでいる余裕はなかった。
――熱い。気持ちいい。もっと、もっと欲しい!
身体の中を駆け巡るのは気の遠くなるような快感だった。初めてでこんなにケツって感じるものだろうか?いや、そんなはずない。いくら前戯が丁寧だったからって、初めて突っ込まれた時はそれなりに苦しいはずだ。
こんなはずない。何かの間違いだ。気持ち良すぎて甘イキを勝手にくり返して、ナカがヒクついている。それはスオウにも気付かれていると思う。
バリタチの俺の矜持なんてもう粉々だった。
だってこんなに気持ちいい。ケツでイッて、イキながら戻って来れなくて、もっともっとと腰を振ってる状態だ。滑稽すぎて笑えない。
「ひ、ぅ……ん、ぁ、……あ、あっ、ぁ、ひっ……」
びくん、とまた身体が震えて中イキした。射精せずとろとろと液体を零すだけになった俺のペニスは、ふらふらと腹の上で揺れているだけだ。
スオウは俺の口を吸ったまま、腰を掴んでいた手を移動して尻を揉んできた。アナルの縁が引き延ばされたり縁を指で辿られたりして、そこがヒクヒクと動くのが判る。
「スオ、……スオウ、それ、ヤメ……」
「ん。じゃあ、こっちにする」
「んっ、や、……ぁあっ!!」
尻から移動した大きな手が俺の胸を掴んで揉み上げた。
力の入らない俺の筋肉を両手で揉み上げ、指先でくりくりと乳首を捻り上げる。きゅうっと摘ままれる度にナカを締め付けてスオウのペニスを食い締めてしまう。
そうするとより内壁の心地良さが増して、悪循環だった。
ひぃひぃと嬌声を上げて身悶える俺を見て、スオウはぐんとペニスを大きくした。こいつまだデカくなるのかよ。俺の腹はもういっぱいですけど!?
「ぁ、や、……も、デカく……なんなよっ……」
「どうしてそう煽るようなこと言うかな」
「はあ? だっ、て……も、腹、いっぱ……いっ」
ずちゅん!!と最奥まで一気に貫かれた。は、と息を吐く暇もなくずるるっと引き抜かれて、また勢い良く突き上げられる。
ばちゅん、ずちゃ、ずちゅ、ばちゅ、ばちゅばちゅばちゅ!!
「あ、あ、あっ、あひっ……ひ、あ、あ、ああぁぁぁっ!!」
額に汗を浮かべたスオウが苦しげな表情で俺の膝を掴み、長いストロークで何度も奥を突き上げてくる。
43
お気に入りに追加
287
あなたにおすすめの小説


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる