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騎士団のエースに捕縛された盗賊の頭領ですが尋問も拷問もなく囲われて溺愛されています。
三話
しおりを挟むルーファスはとにかく男を抱くのが上手かった。乳首を指で弾かれながら舐めしゃぶられて泣かされ、焦らすように潤滑油たっぷりで弄られまくったアナルがきゅうきゅうと指を締め付けるまで嬲られる。
後ろ穴のイイところなんて、知らなかった。ガキの頃、食えなかった時代は貧民窟の一角でガキ共に混じって身体を売っていたこともあったが、そんな所に来る男はクズばっかりだ。自分の快感だけを追うせいで、痛みしかなかった。
それが、何だ?これは、本当に性交なのか。そう思うくらいに快感が深くて、意識は何度も白く飛んだ。自分の声とは思えないような喘ぎが恥ずかしくて仕方なかったが、止まらない。
「ザザ。……ああ、いくら貪っても足りない」
「ひ、ぁ、あ、ひぅっ、ぁ、あ、あ、あっ」
「夢にまで見た、貴方を抱けるなんて」
ルーファスは正常位で俺の足を胸につくほど折り曲げると、ぐずぐずに蕩けたアナルに猛りきったペニスを押し込んできた。
その熱さと太さは生半可ではなかった。『あ゛、あ゛、あ゛っ』と濁った声を上げながら俺は侵入を拒むようにアナルを締め付ける。
しかしそんな抵抗はものともせずに、ルーファスは一気に奥までガツンと突き上げてきた。ルーファスの逸物は太さだけでなく、長さもあるようで、俺の奥の奥まで暴くように亀頭が入り込んでくる。
ジュプ、ドチュッ、と濡れた肌を打ち付ける粘着質な音が響いていた。俺の目の前では赤い粘膜を捲れ上がらせたアナルが、太いペニスに貫かれている。限界までシワを広げ、アナルの縁からは飲みきれない精液が泡立って零れ出ていた。
ズン、とまた奥まで突き下ろしたルーファスは、腰を回すようにぐりぐりと亀頭を押しつけてくる。『あ゛っあ゛っあ゛っ』と声を上げて俺が身体を捩ると、逃さないとばかりに身体をまたこちらに傾けた。
ズプン、と結腸を貫いた長いペニスが再びぐぽぐぽとそこを出入りする。視界が白く飛ぶような快感が、同時に俺の頭を貫いた。
「お゛、あ゛、あ゛っ!あ゛ーーーーーッ、あ゛ぁ゛っ……!!」
永遠にイキ続けているような快感と、剥き出しの神経を無遠慮にかき混ぜられるような苦痛が、同時にやってきた。
どぷっと俺の性器から押し出されるように精液が滴り、正常位で腰を高く上げられているため白濁がそのまま俺の胸と顔にぶっかけられる。
イッても責めを緩める気のないルーファスは、白濁の散った俺の胸元に手を伸ばして、むにりとそこを両手で掴んだ。精液の滑りをかりたぬるぬるとした手でそこを揉まれると、むず痒いような変な感じがする。
結腸抜きと乳首責めを同時にされると、何が快感で何が苦痛なのか一瞬判らなくなった。
アナルを突かれるのは意識が飛ぶほど気持ちいい。結腸も少し痛い気がするが悲鳴を上げたくなるほどの快感がある。前立腺をガツガツ突き上げられると際限なく性器が勃起して、イキ過ぎてもう身体の熱を逃してくれなくなった。乳首は、舐めて吸われると思わずアナルを締め付けてしまうほど気持ちいい。指で摘まむようにされた時は高い声が漏れた。さらには、乳首にカリッと歯を立てられると一瞬意識が白く飛んで、もっととねだるように胸を押しつけてしまう。
なんだ。どうなってるんだ。俺の身体は、どうしちまった?
「どうしました?反応が薄くなりましたが」
「そ、な、……っこと、ねぇっ……ぁ、あっ、ひっ、う、あっ」
「体位でも変えてみましょうか」
ずろろろっ、と長いペニスを引いたルーファスは、先端が抜ける直前で俺の身体をうつ伏せにひっくり返した。俺の体格や体重を考えたらとんでもない荒技だが、直後に再び突き上げられてそんな事を考えている余裕はなくなった。
目の前に広がる白いシーツをぎゅうっと握り締めて、俺は身体を丸めた。
ばちゅん、ずるるる、ばちゅん。一気に腰を引いては深く挿入する動作がくり返される。引き抜かれていく快感にも、突き上げられる刺激にもアナルがきゅうきゅうと無意識に締まった。ルーファスにはその反応がすぐに判ってしまったようで、背後で微かに笑う気配がする。そしてだんだんと早いストロークで激しく抜き差しされた。
「はっ、あ、あぁっ、ひ、ぃっ、も、やめ、あ゛、あ゛、ア゛ァ――ッ!」
結腸の入口を狙い澄ましたようにぐぽぐぽと突いて出入りし、ルーファスは中に熱い精液をたっぷりと吐き出した。まるでマーキングでもするように何度も腰を揺らし、奥の奥まで精液を塗り込めるような仕草をする。
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